まさかの1日2話投稿しちゃいましたよ。
いつのまにかお気に入りが7になってて驚きました!!
本当に感謝してます!!
これからも頑張るので応援よろしくお願いします!
冒険者登録が終わり、ギルドにあったクエストが貼ってある掲示板の中から、
『ジャイアントトードの討伐』というクエストを受けた俺は、地図を見ながらその巨大なカエルが出るという場所まで歩いて向かっていた。
巨大なカエルなあ。
まあでかくて犬くらいの大きさやと思うけども。
そんなことを思っていると、いつの間にか目的地についたみたいです。
俺はギルドからもらった地図から顔を上げ、周りを見渡す。
……んん?
………んんん?
あれー?なんかカエルの形した象くらいの物体が動いてるんですけどー。
怖すぎてすぐ隠れたんですけどー。
…え、まって?まさかあれがジャイアントトードとか言わんよな?
……うん!そうっぽいです!
え、そんなでかいん?まさかそこまででかいと思わんやん?
もしかして異世界って全部こんな感じなん?
…まじかあ。
ん…けどちょっと待てよ?俺が使う魔法って一発やけど超強力なやつよな?
じゃあちっこくて雑魚そうなやつよりデッカくて強そうな奴に撃った方が気持ちいよな?
………うん。よし。
巨大カエル狩りじゃー!!!!
俺は隠れていた木から飛び出し、手をジャイアントトードの群れに向けた。
あ、これって詠唱とかいるんかな?
いや!無論!!
言った方がかっこいいに決まってるやろ!
俺は手を向けたまま、即興で思いついた詠唱を始める。
「闇に覆われし天空に暴れ狂う風は破壊の源。神に授かりし古代の力は、森羅万象を無へと帰さん。大気をも震わす颶風よ。全てを切り裂く旋風よ。我がもとに下れ!フェオリバラム!」
俺がそう言い放つと、体の力が急に抜けて倒れそうになった。
詠唱によって生まれた積乱雲からカエルの群れの中心に向けて巨大な竜巻が生まれ、数秒後、地面にできた大きなクレーターと引き換えに、竜巻は雲と一緒に消えていった。
見ると十数匹ほどいたカエルの群れはもう片手で数えれるほどしか残っていなかった。
だがやはりクエストになってるくらいなので、他の群れはまだまだいる。
「き……気持ち良いいいいいい!なにこれかっけ!いやかっけ!これよこれ!これ求めてたねん!これでこそ魔法!一撃必殺こそ正義!」
俺は初めての魔法についつい叫んでしまうほど興奮していた。最後にガッツポーズしてしまうくらいだ。
けどほんまに体はしんどいな!これはほんまに一日一発しか撃てなさそう!
「あ、あの!」
そんなことを考えていると、ふと後ろから声がしたので振り向いてみる。
そこには、顔のような模様がついているとんがり帽子をかぶり、長い杖を持った美少女が目をキラキラさせながらこちらを見ていた。
「はい、どうしましたか?」
「い、今の魔法はなんなのでしょうか!?」
とんがり帽子の女の子は興奮した様子でこちらの返答を待っている。
どうやら魔法を撃ったところを見ていたらしい。
へへーん、そうやろそうやろ!気になるやろ!!
「今のは竜巻魔法、と言いまして、人類最強の攻撃魔法なんですよー」
ちょっとくらい調子に乗ってもいいよなっ!
俺がそう言うと、とんがり帽子の女の子は目を見開いて顔を近づけてきた。あ、近いです…。
「竜巻魔法…!すごくかっこよかったです!紅魔族的にビビビっときました!!
む、ですが人類最強の攻撃魔法というのは納得できませんね!」
顔を近づけながら話してた女の子だったが、途中でジトっとした目を向けながら離れて言った。
おおっ!この子もこの魔法のかっこよさに気づいたみたいやな!
んーでも紅魔族、ってなんなんやろ
てゆうか!それは置いといて人類最強じゃ無いって!?
「なるほど、それはつまり今の魔法より強力な魔法がある、ということですか?」
そう聞くと、とんがり帽子の女の子は、待ってました!と言わんばかりの勢いでドヤ顔で話す。
「そうですともそうですとも!我が力に勝る魔法などあらず!爆裂魔法こそ最強なのです!」
爆裂魔法?
「あの、爆裂魔法ってなんですか?」
俺がそう言うと、女の子はショックを受けたような顔でこっちを見てきた。
「ば…爆裂魔法を知らないのですか!?」
あ、はい。さっき来たばっかりなので…えへ
有名な魔法なんかな?
「いいでしょう!ではこの我が爆裂魔法を見せてあげますよ!」
そう言って女の子は持っていた杖をまた別のカエルの群れに向けると、俺と同じように詠唱を始めた。
「黒より黒く闇より暗き漆黒に我が深紅の混淆を望みたもう。覚醒のとき来たれり。無謬の境界に落ちし理。無行の歪みとなりて現出せよ!
踊れ踊れ踊れ、我が力の奔流に望むは崩壊なり。並ぶ者なき崩壊なり。万象等しく灰塵に帰し、深淵より来たれ!
これが人類最大の威力の攻撃手段、これこそが究極の攻撃魔法、エクスプロージョン!」
女の子がそう言い放つと、空気をビリビリと振動させ、轟音と共にカエルの群れがあったであろう地面に先程よりも巨大なクレーターを作り上げた。
「え…」
声が出なかった。それほどまでにその魔法はすごかった。
これが爆裂魔法かあ…
………かっっっこ良いいいいいいい!!
何今の!?でっかい炎がボーンって!んでクレーターがボコーンって!!
ええ!?これは確かに人類最強やわ。
……今、の話な!!いつか絶対これよりもっと強くなったんねん!!
「すごいじゃないですか!!今のが…ってえ?え!?大丈夫ですか!?」
俺が褒めようと女の子の方を見ると、地面に突っ伏していた。
「フ…我が爆裂魔法はその威力ゆえ消費魔力もまた絶大…つまり魔力切れでしばらく動けません。」
…あ、これ絶対竜巻魔法と同じくネタ魔法扱いされるタイプの魔法やわ。
「ええー…」
その時。ボコッ、と言う音が聞こえた。
周りを見ると、何匹ものカエルが地面から出てきていた。
「え、ええー…」
「え……周りからカエルが湧くとか予想外です。このままじゃ食われます。あ…助けてください」
カエルはもう女の子のすぐそばまで来ており、口を開くと女の子に向けて長い舌を出した。
「そぉいっ!!」
俺は間一髪のところで食べられそうになってる女の子を抱きかかえ、一目散に街へ向かってその場から逃げ出した。
詠唱考えるのほんまに時間かかりましたあ…
あ、ちなみにもう恥とかないんで!詠唱カッコいい!素敵!!
そして謎の女の子…?誰なんでしょーかあ
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