同席ハンターはいますけど、メインはヤクモです
時系列はバラバラですが、ヤクモがレマ、アカシの2人と別れてから教官就任まで、時間にして約1ヶ月の間に起きた出来事です
しかも1話でまとめようと思ったらやっぱり前後編に分割されるという…………
2.前編
本日は快晴。
どこまでも青く雲ひとつない空に輝く太陽のおかげで気温もいつもに比べると若干高いことだろう。
ヤクモはアプトノスの引く荷車上で、《依巫・祈》装備の花袖でまだ動いていないのにも関わらず吹き出してくる額の汗を軽く拭った。
狩場の天気がいいとこちらまで清々しい気分になれるので個人的には好きではあるのだが、暑すぎるとその分体力の消耗も激しくなってしまうため狩りが長引きやすくなってしまう傾向にありますので注意が必須だ。
そんなことを少しばかり語っては来たものの実は今回の狩場は『いい天気』とは全くと言っていいほど無縁な狩場であった。
今日の依頼はドンドルマ近郊の狩場、
なんでもココット村からドンドルマへ向かう途中の商隊が街近郊のジォ・テラード湿地帯でリオレウス亜種の襲撃により身動きが取れなくなったとの事。
現在は彼の目を掻い潜りながら逃げ続け、護衛のハンターが交戦していたのだがそのハンターも負傷してしまい動くに動けない状況となってしまっているらしい。
ドンドルマは周囲を険しい山山に囲まれており南側の平地部分を除けば完全に『盆地』のような地形に栄える街で同大陸上では最大規模の大きさを有している。
また場所が場所なだけに古龍の通り道や襲撃にあってしまうこともほかの街よりも多いため、ここには『古龍観測所』のような大規模なモンスターの研究施設の本局が設置されており、それらに対抗するための迎撃装備も万全が期されていた。
そんなドンドルマの西方に位置し、最も近い狩場となっている旧沼地エリアことジォ・テラード湿地帯とは年間を通して降水量が多く、更に湿地帯全体を深い霧が覆い尽くしているため乱立する高背の木々と相まって太陽の光がほとんど届かずに常に薄暗い状態が続いている狩場であった。
位置的には最も近いが、辿り着くためには山をひとつ越える必要があるため、ドンドルマからであれば最短でも2日はかかってしまう狩場だった。
依頼を受けてドンドルマの街を発ってから2日。
数匹のランポスとの交戦があったとはいえ概ね順調に進んでいるので、周囲の景色から見積もるとあと数時間程度で目的地に到着するはずだ。
今回は偶然近くを通り掛かったという2人のハンターとの共闘の予定であり、その2人はすでに目的地に到着して先にベースキャンプを設置してくれているらしいので自分も出来るだけ早く合流したい。
再度ポーチの中身を見て、必要な道具が十分準備されていることを確認しておく。
回復薬グレート、生命の大粉塵、鬼人薬に硬化薬、閃光玉とシビレ罠。落とし穴は地盤がしっかりしていない場所が多い
そして忘れてはならない2匹の翔蟲。
窮屈だろうと思って籠から出していた2匹はお腹を青緑色に輝かせながら私の周りをブンブンと元気に飛び回っていた。
この2匹のコンディションも上々のようだ。
「ふぅ。事前準備は抜かりなし、と」
あとは目的地に到着するのみ。
ヤクモはゴトゴトと揺れるリズムに身を委ねながら仮眠を取るためにゆっくりと目を閉じた。
閑話【八雲立つ】 前編
ガタン!
「んきゃっ!!?」
アプトノスが引く荷車の車輪が小石を踏んだらしい。
ガタンと大きく揺れたその拍子に軽く飛び跳ねてしまったヤクモはそのまま荷車の縁に頭をぶつけたことで目を覚ました。
「〜〜っ!!」
咄嗟に頭を抑えながら痛みに悶えていると手綱を握っていた年配の男性からおーいと声がかかる。
「おーいハンターのお嬢ちゃんもうすぐジォ・テラード湿地帯……………………おやおや、すまないねぇ極力揺れないようにはしていたんだが、起こしてしまったようだね」
「い、いえ、お気になさらず…………」
「怪我はしていないかい?」
「はい、どうにか……」
「ふぅ、それは良かった。まさかハンターを荷車の中で怪我させてしまったとなっちゃわしもタダでは済みそうにないよ。ほっほっほ」
「あ、ははは………………」
「冗談さ。それより、すまんねぇ乗り心地悪くて」
「そ、そんなことありません。全然平気ですよ。それにこちらこそ乗せていただいて本当に感謝しています。なにせ急を要するものでしたので、無理を押して頂いてありがとうございます」
「いい、いい、こんな老いぼれが役に立つなら喜んで力になるさね、お若いハンター殿」
「ありがとうございます」
「そら、もう目的地は目の前だ。この先にはわしは進めんからここでお別れになってしまうのぅ。忘れ物は無いようにな」
「はい。本当にありがとうございました。おじいさんもお気をつけて」
ゴトゴトとゆったりとしたスピードで進んでいた荷車が停止する。
それと同時にストンと荷車から降りるとそのまま前方へ行き、ここまで送ってきてくれたおじいさんにぺこりと頭を下げた。
最後に荷車を引くアプトノスの首を撫でて感謝の気持ちを伝えると、もう一度おじいさんへ頭を下げて、下ろしていた髪を後ろで一つにまとめあげる。
それからよし!と気合いを入れ直して湿地帯の方へ駆け出した。
♢
ジォ・テラード湿地帯ベースキャンプ。
「すみません。少々遅れてしまいました。申し訳………………ありません?」
ヤクモがベースキャンプに着くとテントの中から先に到着していたハンターが顔をのぞかせた、のだが…………
「"お、ようやく到着ですな!伝説世代と名高いヤクモ殿!"」
………………電子音声と共にテントの中からブルファンゴが出てきた。
条件反射で背中の太刀に手が伸びてしまう。
「ブルファンゴ!」
「"ま、待った待った!オイラはブルファンゴじゃないです!ハンターです!"」
「…………え?」
ヤクモの動作に慌てたブルファンゴがバッとテントの中から飛び出してきて両手をブンブンと振って『No』のサインをした。
確かに頭に被ったブルファンゴの…………これはヘルムで間違いないのだろうか?という感じの装備以外(首から下)はしっかりと人間のそれだった。
見た目の奇抜さに驚きはしたものの、それ以上に意外だったのはそいつが『女性』であったことか。
防具のフォルムを見る感じだと……………………おそらく、ウツシの出身であるカムラの里の近郊で目撃情報の多いイズチというモンスターの装備のようだ。
別名【
イズチで言うとオサイズチがそれに該当する。
ヤクモも実際に見たのはウツシに呼ばれてカムラの里の百竜夜行にいた親玉のオサイズチ位だった。
あまりドンドルマ近郊や良く行く密林ことテロス密林、森丘ことアルコリス地方には出現報告が無いのでその装備を見る機会もほぼほぼ無かった。
《イズチ・S》装備と呼ばれるそれは先に挙げた【鎌鼬竜】オサイズチのオレンジ色の体毛を散りばめて蛮族風に纏めあげた装備で、鎌を振るう
全体的に苦手とする武器が少なく、製作のしやすさも相まってまだ経験の浅めのハンターによく見られる装備だった。
ということはつまり…………。
そういうことである。
彼女の背負う武器は
見たところ結構珍しい武器を持っているようで、メラルーとアイルーが落とすと言うかくれる『肉球のスタンプ』という素材を加工屋に渡すと製作してくれる麻痺属性の
あまりメラルーアイルーを追い回していることを想像したくはないが、実際どうやって集めたのだろうか。
マタタビでも渡して物々交換でもしたのだろうか。
少なくともそうであって欲しいと願うばかりである。
「お、着いてそうそうやんちゃはやめておくれよ同士達。今回は我々3人がパーティなのだからな。はっはっは♪」
そんなことをしていると2人目の助っ人ハンターがゆっくりとテントから顔を出しながら大袈裟に笑い声を上げて見せた。
そのハンターに対するヤクモの第一印象は………………魔女だった。
鮮やかな金髪を腰の上あたりまで伸ばしている彼女は、全身が特徴とても言わんばかりの紫色の装備に頭にツバが広めのとんがり帽子と長めのスカート状に加工したコイル、霞を纏い毒を司る古龍の素材をふんだんに使用したメイルやアームガード。
古龍種に分類される【霞龍】オオナズチを模した防具《ミヅハ》に身を包んだ声色からして女性ハンターは自分と同じ太刀の武器種を使用しているようで、テントの中に立てかけてある武器は同じくオオナズチの武器である【ファントムミラージュ】と見て取れた。
霞がごとく消え鍵のように先端がカーブした刀身に、抜刀と同時に刃に巻きついて鞘の役割を果たしていた触手が縮んで鍔になる様はオオナズチの神出鬼没さと変幻自在さを象徴していた。
それに『古龍の装備を揃えている』と言う事実だけでこちらの女性の方の実力は確かであるという裏付けになる。
現状況ヤクモよりも実力は上である可能性が大いにある女性だった。
この2人が今回同席してくれる助っ人のハンターだ。
バラバラな武器種では無いにしろ3人とも前線で戦うことを主として作られた武器を背負っている以上遠距離からの援護が無いのは少し心許ない所ではある。
とは言え、即興では良くあること故あまり気にはしていない。
そもそも、こういう時にこそヤクモは真価を発揮すると言っても過言では無いからだ。
回復と支援に特化した《依巫・祈》装備とヤクモが今まで培ってきた技術と経験が生きる時である。
「ふぅ。御二方が今回同席していただくハンターの方々ですね。先程は取り乱してしまい申し訳ありません。私はドンドルマ拠点のハンター、ヤクモ・ミナシノと言います。本日はよろしくお願い致します」
「"オイラはカムラの里出のイノシマ。よろしく頼みます。まだカムラ近辺以外の狩場はほとんど経験無いのですが、2人の足を引っ張らないように善処します!"」
イノシマと名乗ったブルファンゴフェイクを装備した女性がグッと親指を立てながら自己紹介をしてくれる。
相変わらず電子音声で流れてくるので素の声がどのようなものなのかまでは定かではないが、見た目通りの変人では無いことを祈りたい。
「はっはっは、そんな畏まることは無いよ二人とも。楽にしたまえ。肩肘張っていると動きずらいだろう?っと、そうだ私の自己紹介がまだだったな。私はイズモ・ユウキと言う者だ。イズモで良い。ドンドルマ出身のハンターだ。訳あって遠出していたのだが、その帰路で救援要請を受けてね。加勢することになった身だ。よろしく頼むよ。伝説世代と言われる貴君の実力見せてもらおう」
「はい。改めてよろしくお願い致します。…………そう言えばイノシマさんはカムラの里出と言っていましたが、カムラ出身ということでいいのでしょうか?」
「"いや、出身は別です。カムラでハンターとしての資格を取得したという感じ"」
何となく口調が定まらないイノシマであるが、そうなるとつまりは…………
「ウツシさんの弟子、という訳ですね」
「"教官殿を知っておられるのですか!?"」
「まぁ、同期ですし。ということはあなたは
そう言ってポーチを開けて翔蟲を1匹出して見せた。
「"翔蟲!はい、バッチリであります!"」
「ほう、それが噂に聞く《翔蟲》というものか。実物を見るのは初めてだな」
イズモが珍しそうに手を顎に当てながら翔蟲に顔を近づける。
「確かにカムラ以外では見かける機会はないですよね」
「ふむ、では
「いえ、違います。厳密に言うならばまだ物心着く前にカムラから西シュレイド地方のミナガルデという都市に引っ越しまして。そこの訓練所の出です。とは言えカムラには色々と縁がありますので武器と防具はそこで製作致しました」
「読めたよ。そうなると翔蟲は親もしくは関係者から受け継いだと見た」
「はい。父親からの相続です」
「"『相続』、ですか"」
「そうですね。カムラ出身だった父は私が物心着く前に狩りに出かけたきり戻ってこなかったらしいです」
「おっと済まない、嫌なことを思い出させてしまったようだね」
「いえ、お気になさらず。即席のパーティではわりと毎回この話はしているので。なのでコレは父の形見。それだけ覚えてもらえれば私としては十分ですよ」
「"オイラもあまり深くは詮索しないでおきます"」
イノシマが両手でブルファンゴフェイクの口を塞ぐ仕草をしたことでこの話は一段落となった。
「はい。そうしていただけるとありがたいです。さて、そろそろそろそろ時間になりますが、御二方の準備は整っていますか?」
ポーチの中から2匹目の翔蟲を出してすぐ手の届く位置へ収めると、イノシマも同じように翔蟲を準備し始める。
イズモもテントから立てかけてあった【ファントムミラージュ】を背中に背負い直しながらヤクモの言葉を聞いていた。
「"バッチリです!"」
「私もいつでも行ける」
2人の反応に力強く頷いて、支給品の中から地図を取り出してベースキャンプに備え付けのテーブルの上に広げる。
それと同時にヤクモは自身の中にあるとあるスイッチをカチンと切り替えた。
「了解しました。では作戦の内容を確認致します。目標はリオレウス亜種から商隊を無事に生還させること。それが達成され次第即撤退します。異論はありますか?」
「"倒さないのでありますか?"」
「はい。私達の目的はあくまで『商隊の人を無事生還させること』です。確かに、先に倒せればそれに越したことはありませんが。情報の数が少ないこの個体を相手に商隊を護衛しながら討伐するのは至難の業であると判断しました。イズモさんはどう思いますか?」
「うむ、妥当な考えだろうな。リオレウスの亜種ともなれば極端に目撃情報の少ない種だ。深追いをして予想外の一撃を貰うリスクを考えれば時間稼ぎに徹する方が論理的だろう。流石だ。
「ありがとうございます。大筋は今お話した内容の通りです。ここからは細かい作戦を詰めていこうと思います。まず、今商隊が身を隠しているエリアがこの辺り。それから襲撃報告があった場所がこの辺り」
ヤクモが喋りながら地図に丸をつけていく。
「ふむ、遠いな。この湿地帯からドンドルマ方面へ抜けるためにはこのベースキャンプを通過するのが最も安全だと言える。が、その目の前のエリアを例の亜種が徘徊しているので洞窟内から迂闊に出ることも出来ないでいる、という事だな。となるとあまり時間はかけられないな」
「"どうしてですか?"」
イズモの言葉に対してイノシマが疑問を投げかけた。
それをヤクモが拾って代弁する。
「それはですね。この場所の洞窟は外界の温度に比べて極端に温度が下がるんです。それ故に本来はホットドリンクが必要なのですが、私達が到着するまでに2日の時間を要しました。恐らく商隊の方もホットドリンクは予備を含めて持ってきているはずですが。2日分プラス予備。つまりそろそろ底を尽きてしまっている可能性があるということです」
「"?"」
「あの洞窟はホットドリンク無しではかなり厳しい環境である、そういうことだ。時間をかけてしまっては商隊の人々が衰弱していってしまう」
「おっしゃる通りです」
「"でも、2日分プラス予備があるんですよね?であれば"」
「この【2日分】と言うのは、ジォ・テラード湿地帯からドンドルマまでの最短時間分とイコールです。つまり、必要最低限の量ということになります。私達は救援を受けてからすぐに集合致しましたが、私がギリギリとなってしまいました。なのでこれ以上長く洞窟に留まれば……」
「最悪の場合が考えられる」
「はい」
「"なるほど。優先すべきことの理解は出来ました"」
「そこで提案です。リオレウス亜種の囮役に私とイノシマさんで、極力ベースキャンプ付近から引き離しますのでその隙にイズモさんは商隊の避難と誘導をお願いしたいと思います」
「私をそちらに回すか。その根拠を聞いてみようか」
理由などとうに分かってはいるがあえて試すような視線をヤクモに投げかけ、イズモが腕を組む。
「第1の理由としてこのジォ・テラード湿地帯の地理情報を最も把握している人物であること。私が地図を広げて説明を始めた際、商隊の場所とそこまでの距離、そして安全航路のベースキャンプまで距離が離れていることや洞窟内の環境についてをご存知でしたので。第2の理由として単騎での実力。恐らく
「なるほど。よく見ているな。であれば異論はない」
「"リオレウスの亜種個体なんて、オイラに囮役が務まるのでしょうか"」
「『務まるのか』ではありません。『務める』のです。それが私達【ハンター】という職に就いた者に課せられた責務です。今この瞬間より商隊全員の命が私達3人の肩に掛かっているのをお忘れなきよう」
私の言葉にイノシマがピッと背筋を伸ばした。
「手厳しいと言うか、融通が利かないと言うか…………
「どうしてそれを?」
「それはまさに一目瞭然」
「なるほど。まぁ私の性格は私がよく理解しています。ともあれこれが私の最善策です。
「"合点承知!"」
「私も異論は無いよ。商隊を安全な場所まで誘導し終わったらベースキャンプで発煙筒を炊く。それが撤退の合図としよう。いいな?ヤクモ」
「構いません。では、行きましょう」
その言葉と共に3人はヤクモ、イノシマのペアとイズモに別れ、ベースキャンプから狩場へ足を踏み入れるのだった。
※現在の状況※
商隊:湿地帯最奥部洞窟内
リオレウス亜種:BC付近エリアを徘徊(交戦意思有り)
イズモ:BC
ヤクモ・イノシマ:BCに隣接するエリアにフィールドイン。
前編終わり。
次回はどうにかクエスト終了までこぎつけたいですね←
今回登場した助っ人ハンター
1人目
名前:???
【登録名:イノシマ】
年齢:22歳
性別:女
得意武器系統:チャージアックス
武器:シュラフカッツェ
防具
頭→ファンゴフェイク
胴→イズチ・Sメイル
腕→イズチ・Sアームズ
腰→イズチ・Sコイル
足→イズチ・Sグリーヴ
設定:一見するとただの変質者。
纏う防具はカムラ近郊でよく見かける【鎌鼬竜】オサイズチの素材から作られる《イズチ・S》装備であるが、何故か頭はブルファンゴフェイクを被っている上位ハンターランクの少女。
フェイクの中でボイスチェンジをしているらしく話し声は全て電子音声となって発せられている。
その生い立ちは謎が多く。
基本的に人前ではブルファンゴフェイクを被っているため素顔を見た人は誰も居ないらしい。
盾による通常ガードとガードポイントを巧みに使い分け、鉄蟲糸技を絡めながら手数よりも一撃の威力を優先した立ち回りを得意とし、まさに『一撃必倒』が彼女のスタイル。
ただ、麻痺にはならずとも相手を気絶させる確率は比較的高い。
2人目
名前:イズモ・ユウキ
年齢:30歳
性別:女
装備:ミズハシリーズ1式
武器ファントムミラージュ
設定:金髪碧眼で一見すると魔女のような見た目をした古龍観測所所属の若き熟練ハンター。
ミヅハ装備1式に身を包み、背中には『刀身が消える』太刀として有名な《ファントムミラージュ》を背負っている。
大袈裟な言い回しとリアクション、その上わりとおしゃべりな面もあるので面倒な立ち位置として観測所では確立しており、良くいえば誰とでも接することが出来るフレンドリーさ、悪く言えば喧しいとはよく言われる。
ヤクモ同様見切り斬りによるカウンター主体のスタイルを取り、翔蟲は使用出来ないが持ち味である動体視力の良さと広い視野で攻守を巧みに切り替えながら立ち回る。
まさに霞隠れのごとくモンスターの視界から消失し、意図しないところから気刃の斬撃が対象を切り刻む。
その姿と彼女がフィールドに出ることでモンスターが神隠しに会ったかのように消えていなくなることから、いつしか彼女のスタイルは『魔女の神隠し』と呼ばれるようになったという