モンスターハンター〜伝説の邂逅〜   作:奇稲田姫

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思いついたネタを筆が乗ったタイミングで書く。

結果時系列がめちゃくちゃになる←

ついでに更新速度も落ちる落ちる。

分かってはいるんだけどなかなか筆が進まんのよ…………

ちなみに今回の話はちょっと短めで前話から数年の時間が経過しています。


霊峰に刻む円卓の絆
4.霊峰VS円卓(予告編?)


「全員傾聴っ!!!!!!!」

 

ゆっくりと迫り来る老山龍の巨体を前にギルド装備に身を包んだ10人のハンターが各々の武器を構えながら横一線に綺麗に並ぶ。

ギルド装備。

それはギルド直属のハンターを意味すると同時に相応の実力とギルドからの勧誘が無ければ身に纏う事を許されない装備であり、概ね『装備』と言うよりかは『衣装』と表現する方が適切であった。

それ故にこの装備を身にまとっている時点で彼女らの実力は確かなものであると裏付けするには十分すぎる。

羽飾りのワンポイントが特徴的なツバの広いテンガロンハット風の帽子と丈が長めのベストとブーツ、派手な見た目に加えて威厳も備えていた。

大剣、軽弩(ライトボウガン)、双剣、重弩(ヘヴィボウガン)、弓、ガンランス、操虫棍、剣斧(スラッシュアックス)、ランス、そして太刀。

十の武器の矛先が老山龍の一点に注がれる。

 

その中心でランスを掲げながら1歩前に進み出た少女の声が砦一帯に響き渡った。

 

「我ら10名!ドンドルマを守護する円卓の騎士!!志半ばで離脱した同士全ての意思をその身に背負い、彼の者を打ち倒さん!!我等が命と誇りにかけて!これ以上1歩たりとも先へ進めるな!!わかったな!!」

 

『『了解!!!』』

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()!それを忘れるな!…………きっと教官ならこう言ってくださるだろう。今は亡き彼女の愛した(残した)この地を土足で踏み入るなど笑止千万!その身の滅びをもって贖罪としてもらう!」

 

『山』と形容されるほどの巨体を持つ古龍、老山龍の和名を持つラオシャンロンが10人の目の前へ到着するのと同時にその巨大な体をゆっくりと起き上がらせて天に向かって吠えた。

それよって空気が震え、地面が揺れる。

 

本来であれば思わず両耳を抑えてしまうような空震もものともせずに大剣を握り直した赤髪の少年(エドワード)が吐き捨てるように言葉を漏らした。

 

「へっ、聴覚もイカレてきてらぁ。これじゃあ耳栓も要らねぇな」

 

「えぇ、それには同感ですわ。(わたくし)も耳の感覚ありませんわね。はぁ、全くこの私達をここまで追い詰めるとは………………やってくれますわね、褒めて差し上げますわ、老山龍」

 

彼に便乗した高飛車な少女(ルシア)はガンランスの銃身が冷えきったことを確認して龍抗砲と砲弾をリロード。

ガシャンと砲身から空の薬莢が飛び出す。

おかげでルシアの隣にいた眠そうな目の少女(ヘラ)が自分の弓に強撃ビンを装着しながら眉を顰めた。

 

「ルシア、薬莢がこっちまで飛んできてる…………」

 

「あら、それは申し訳ありませんわ」

 

「君達は緊張感がないね、全く」

 

「いいじゃんいいじゃん、私達らしくてさ」

 

2人の会話にクールな少年(ルイ)快活そうな少女(リディ)がそれぞれの武器を担ぎながら微笑む。

 

「緊張が解れたのはいいですが気は緩めないでくださいね。無茶する前線の援護は大変なんですから」

 

「…………………………」

 

スナイピング用に弾道強化パーツを付けた重弩のスコープを覗きながらメガネの少年(エミール)が溜息と同時にボヤキ、その隣で無口な少年(シオン)が両手の剣を握る手に力を込めた。

 

「俺達もここまで来れたんだな………………教官。見ててくれよな!このドンドルマには俺達が指一本触れさせねぇ!」

 

そう言いながら操虫棍を構え直したフレンドリーな少年(クレイン)に続いて最後の一人がゆっくりと背中の太刀『たまのをの絶刀の斬振』を引き抜いてミコの隣に並び、にこやかな笑みを老山龍に向ける。

 

「あらあら、あの場所は通行禁止でしたのに、来てしまったのですね〜。全く……………………手が焼けるお客様ですね」

 

ふわふわとした口調と共に天然そうな少女(フィレット)が武器を構えて隣のミコにアイコンタクトを送る。

 

それを受け取ってひとつ頷いたミコが咆哮直後で体を起こした老山龍(ラオシャンロン)へ向けて、そしてこの場にいる自分を含めた10人のハンターへ向けて最後の口上を述べる。

 

 

 

 

ミコ)「ここで終わりにするぞ!我等は守護騎士!!!」

 

エミール)「ドンドルマを護る堅牢たる城壁なり!!」

エド)「ドンドルマを護る堅牢たる城壁なり!!」

クレイン)「ドンドルマを護る堅牢たる城壁なり!!」

 

シオン)「我が身を盾に……」

 

ヘラ)「降りしきる災禍を払う鉄壁の城郭」

 

ルイ)「罪人(つみびと)には神罰を!」

リディ)「罪人には神罰を!」

ルシア)「罪人には神罰を!そして我らに………………」

 

フィレット)「天命の導きを」

 

 

 

ミコ「いざ!!尋常に!!!」

 

 

ミコの言葉と同時に10人が一斉に散開し、防衛作戦最終にして最後砦。

長きに渡る決戦の火蓋が今ここに切って落とされた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

To be continue…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドンドルマ迎撃砦、高台。

 

 

 

 

「おうおう、あれが噂の『円卓の守護騎士』か。威勢がいいこった」

 

「そうっぽいッスね。噂はよーく耳にしてるッス」

 

 

咆哮を放つ老山龍の背中を見るような位置の高台に2人の男女の声が降りる。

 

 

()()()も無事に想いを継承したんだな」

 

「あたしたちの訃報は聞きたくないって言ってた張本人の訃報を先に聞くことになるとは夢にも思ってなかったッスけど」

 

「ははは、違いねぇ」

 

1人は全体的に騎士のようなデザインをした一見するとベリオ・Xのようにも見えるが、その細部をよく観察していくと通常のベリオ・X装備よりも気持ちベリオロスの白い毛皮の量が多くなっているのが分かる。

 

『EXオルムングα』装備。

 

そう呼称される装備の素材は寒冷地に君臨すると言われる真っ白な体毛と口元からむき出しになっている巨大な牙が特徴の飛龍【氷牙竜】ベリオロス、そしてその中でも特段厳しい環境を生き長らえてきたと言われている特殊個体である【氷刃佩く(ひょうじんはく)】ベリオロスの素材から製作することの出来る装備だ。

通常個体よりも豊富に生えた体毛に長期にわたる厳しい環境での生活による凍結しきった牙。さらに身体中に微細な氷を纏うことで通常個体よりも寒色よりに彩られていることもあり、その姿はたとえ一流のハンターが見たとしても一瞬のうちに背筋が凍りついてその場で身動きが取れなくなってしまうと言われているモンスターである。

そんなモンスターの装備一式を身に纏うのは2人のうち男性の方で、以前よりも僅かに声色は低くなっているが、その性格はにはほとんど変化が見られない青年だった。

 

青年は背中に背負っていた武器『アデュラルエッジ』に手をかけながら、呆れたように息を吐く女性の言葉に笑みを浮かべた。

 

「笑いごとじゃないっスよ。地獄でいの一番に文句言ってやるッスから」

 

以前のように無邪気な笑みを見せる青年に溜息をつきながら返し、女性は続けて腕を組むとふんと軽く鼻を鳴らした。

 

女性の方の装備は全体的に銀色で纏められており、装備しているヘルムの形状も相まって騎士に近い見た目をした装備に身を包んでいる。コイルのスカート部分は左足の太もも辺りまで伸びており首周りとレッグパーツに毛皮を合わせ、胴部の鎧は両腰の辺りがバッサリとカットされているのと首下の鎖骨から胸の谷間が大胆に露出している装備だった。

 

『EXジャナールα』装備。

 

【雷顎竜】の名称で認知されているアンジャナフの亜種個体から取れる素材を用いて製作出来るその装備は通常種が炎を得意とするのに対し、雷の属性を得意としている個体であった。

それ故にこの装備も装備しているだけで雷を使用した属性攻撃を強めてくれる補助効果も備わっている装備だ。

しかし、その希少性と危険性も相まって1部のハンターの間では万が一接触してしまった時は交戦しようなどとは考えずすぐに戦線から離脱した方が身のためだ、とまで言われているほどの危険性を持つモンスターであることには変わりなかった。

そのレベルのモンスターの防具を一式。

彼女の技量を示すには十分すぎる情報だろう。

 

青年が武器に手をかけるに合わせて、女性の方も背中に携えてきたハンマー『ドンナ=ジャナール』を片腕1本で持ち上げ、自身の横にズシン!と槌部分を下に向けて立てかけた。

 

ピシッ。

 

その衝撃のせいでただでさえ所々劣化していてもろくなっていた足場にヒビが入る。

 

「………………おい、なんか今嫌な音が聞こえなかったか?」

 

「ふぃ〜……ん?どうかしたッスか?アカシさん?」

 

「いや!今足場から嫌な音がk……っ!」

 

「ん?………………っと!わっ……わわっ!?」

 

 

 

 

ピシッ…………ピキピキ、ビキッ!!

 

 

 

 

バギン!!ガラガラガラガラ!!!!

 

 

 

 

 

 

「くっ!崩れたッス〜!!!!」

 

「ばっかやろぉっ!!!!!」

 

 

 

 

 

 

青年の叫びも虚しく2人はちょうど老山龍の尻尾が通り過ぎた道の方へ雪崩込むように落ちていった。




今回は短いです。


この話もそのうちちゃんとかけたらいいなぁ〜なんて←☪︎

気分屋故に筆の乗りがいい時と悪い時の差が激しすぎるのは考えものですね…………はぁ。

気長に待っていてもらえると私としては嬉しい限りです。
使用武器もまだ確定では無いのでそのうち追記するかもしれないです。
ま、予告編みたいな感じで見てくれると幸いですわ←



最後に簡単なキャラ紹介をして今回は終わりましょう。


・ミコ《つり目の少女》
→使用武器種はランス『宮廷麗槍【賢星】』。ドンドルマにおける『円卓の守護騎士』の名前で有名な10人のハンターのうちの1人でリーダー的な立ち位置の少女。選ばれた者のみが装備することを許される赤いギルドナイト装備に身を包む凛とした立ち居振る舞いが特徴的。以前のように自分以外の者を卑下することもなくなり、同じ班であったシオンのおかげで「友」の存在を強く意識するようになった。

・フィレット《天然そうな少女》
→使用武器種は太刀『たまのをの絶刀の斬振』。ドンドルマにおける『円卓の守護騎士』の名前で有名な10人のハンターのうちの1人で軍師的な立ち位置の少女。選ばれた者のみが装備することを許される赤いギルドナイト装備に身を包みホンワカとした雰囲気とは対称的に広い視野と高い支援能力はメンバーの中でも頭1つ分突出している。素早い状況判断能力と視野の広さによって戦況を客観視しながら動くことができる。同じパーティーで狩りをしたことがある者曰く彼女の狩りは「まるで自分たちというコマを彼女が操作してモンスターと戦っているようだった」とのこと。武器に対する思い入れも強く、十人の中では唯一宮廷装備ではないが、その実力は折り紙付き。


・ルイ《クールな少年》
→使用武器種は軽弩(ライトボウガン)『宮廷軽弩【狙星】』。ドンドルマにおける『円卓の守護騎士』の名前で有名な10人のハンターの一角を担う少年。選ばれた者のみが装備することを許される青いギルドナイト装備に身を包むいつも冷静で的確な判断力と、弾丸の射出とアイテムの使用を同時並行で行うことができる器用な一面も持っている。

・リディ《快活な少女》
→使用武器種は剣斧(スラッシュアックス)『宮廷衛剣斧【巨星】』。ドンドルマにおける『円卓の守護騎士』の名前で有名な10人のハンターの一角を担う少女。選ばれた者のみが装備することを許される赤いギルドナイト装備に身を包み、明るくポジティブで皆を励まし支えることが得意なメンバーの精神的支柱で、遊撃としての腕は天下一品。

・エドワード《赤髪の少年》
→使用武器種は大剣『宮廷王剣【金星】』。ドンドルマにおける『円卓の守護騎士』の名前で有名な10人のハンターの一角を担う少年。選ばれた者のみが装備することを許される青いギルドナイト装備を身に纏う突出したパワーによって豪快な一撃を放つことが出来るのが長所。噂ではディアブロスの突進に真正面から挑みかかり、大剣と角で鍔迫り合いをしたことがあるとか。

・エミール《メガネの少年》
→使用武器種は重弩(ヘヴィボウガン)『宮廷儀仗【輝星】』。ドンドルマにおける『円卓の守護騎士』の名前で有名な10人のハンターの一角を担う少年。選ばれた者のみが装備することを許される青いギルドナイト装備に身を包み、相手の死角からの狙撃や超長距離狙撃を得意としている。超長距離からの徹甲榴弾や貫通弾、拡散弾や属性弾等を巧みに使い分けて戦況を一瞬で掌握する。

・ルシア《高飛車な少女》
→使用武器種はガンランス『宮廷銃槍【護星】』。ドンドルマにおける『円卓の守護騎士』の名前で有名な10人のハンターの一角を担う少女。選ばれた者のみが装備することを許される赤いギルドナイト装備に身を包み、盾を用いた防御と竜撃砲による瞬間火力の高さが特徴的。その高い防御性能はメンバーの中でも群を抜いている。

・ヘラ《眠そうな目の少女》
→使用武器種は弓『宮廷翼弓【極星】』。ドンドルマにおける『円卓の守護騎士』の名前で有名な10人のハンターの一角を担う少女。選ばれた者のみが装備することを許される赤いギルドナイト装備に身を包み、チャージステップによる高い機動力と回避性能を存分に活かして弱点部位に正確無比の攻撃を連続でたたき込める。依頼内容に応じて武器を変更しそれに応じて立ち回りも細かく変えられる器用さと攻守切り替えの判断能力は時に戦況をガラリと変えるらしい。

・シオン《無口な少年》
→使用武器種は双剣『宮廷双騎【救星】』。ドンドルマにおける『円卓の守護騎士』の名前で有名な10人のハンターの一角を担う少年。選ばれた者のみが装備することを許される青いギルドナイト装備に身を包む普段は無口で、鬼神化と同時に性格も荒々しく変化する事が特徴で、体力の回復や陽動というよりかは攻撃力重視のサポートに向いている。

・クレイン《フレンドリーな少年》
→使用武器種は操虫棍『宮廷旗杖【巡星】』。ドンドルマにおける『円卓の守護騎士』の名前で有名な10人のハンターの一角を担う少年。選ばれた者のみが装備することを許される青いギルドナイト装備に身を包み、フィールドを立体的に飛び回りながら縦横無尽に攻撃を仕掛けられることが特徴的。即席のパーティであったとしてもすぐにメンバーと打ち解けられる程人当たりが良い性格で10人の中で最も他ハンターとの交流が多く複数人の狩りにおける知識はかなり豊富。




1人だけギルドパレス武器ではないですがそれには意味があります。
それから、前提として装備の性能はゲームとイコールでは無いですのでそれはご了承ください。
基本的に武器・防具の性能は使用者の実力に依存しています。
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