訓練終わって帰って来たら、どちゃくそ質問責めされた。なんとなくは予想してたが。そりゃそうか。吹雪降らせるわ、いきなり晴らすわ挙句には雷になるわ。聞きたい事は山ほどあっただろうね。あらかた説明したら、納得してくれた。
所変わって翌日。校門前にやたら人集りができている。マスコミだ。オールマイトが教師になったから、その取材だろう。その中にデックンとお茶子ちゃんらしき人影が見える。巻き込まれたのか。どうしよう、昨日あんだけ質問責めされたのに、今日も質問責めとか勘弁願いたい。
「あっ!雄英の生徒だ!すいませーん!」
あ、やべ、ロックオンされた。コッチ来んなよ。ヤダよ。捕まりたくねぇよ。...こうなったら!
「すいません!ちょっといi(ビュンッ!)...え?」
ステップ!≡ \( ˙-˙ )/ステップ!≡((((((((っ・ω・)っスススのステップ!三┏( ^o^)┛
自前の身体能力の身のこなしでマスコミの集団を瞬く間に掻い潜り、
緑「うわっ!」
麗「わわっ!」
デックンとお茶子ちゃんの手を引き、何とか抜けられた。
法「ふい〜。2人共大丈夫?」
緑「う、うん。何とか...」
麗「ありがとう。助かったよ〜。」
法「どいたま」
またマスコミに捕まらない内にさっさと教室に向かった。
相「昨日の戦闘訓練お疲れ様。Vと成績を見させてもらった。爆豪。お前はもうガキみてぇなマネすんな、能力あるんだから。」
爆「...わぁッてる。」
相「で、緑谷はまた腕ブッ壊して一件落着か個性の制御。いつまでも『出来ないから仕方ない』じゃ通させないぞ。俺は同じことを言うのが嫌いだ、それさえクリアすればやれることは多い。焦れよ緑谷」
緑「っはい!!」
相「それと法雨。制御できるからとはいえ、アレは流石にやりすぎだ。それで慢心してるなら改めろ。慢心してる奴は大抵碌なモンじゃない。」
法「分かってます。」
相「さて、HRの本題だ。急で悪いが今日は君らに...」
((((((また臨時テスト!?))))))
相「学級委員長を決めてもらう。」
「「「「「「学校っぽいのキターー」」」」」」
「委員長!!やりたいですソレ俺!!」
「リーダー!!やるやるー!!」
「ボクの為にあるヤツ☆」
「私やりたーい!」
「俺がやる!俺が!!」
みんなスゲーな。自分から率先してなりにいくんだから。俺にはそんなリーダー気質がある訳でもないからしないけど。戦う自信はあっても、統率する自信はないです。
飯「静粛にしたまえ!!」
飯田君の一言で一同が静まり返る。
飯「他をけん引する責任重大な役職だぞ!「やりたい者」がやれるモノではないだろう!周囲からの信頼あってこそ務まる聖務!民主主義に則り真のリーダーを皆で決めるというのならこれは投票で決めるべき議案!」
と中々説得力のある言葉だ。が.....
((((((腕そびえ立ってんじゃねーか!))))))
法(その腕が無ければもっとあったよ。説得力...)
上「なんで発言した!?」
蛙「日も浅いのに信頼もクソもないわ、飯田ちゃん。」
切「そんなん皆自分に入れらぁ」
飯「だからこそここで複数票を獲った者こそが真に相応しい人間という事にならないか?どうでしょうか!先生!」
相「時間内に決めりゃ、なんでもいいよ。」
そう言って相澤先生は寝袋に入って寝た。
そして投票結果はと言うと...
俺が委員長になった。なして?どうやら俺に3票入ってたようだ。おい、誰だ入れたヤツ。
相「つーわけで、委員長が法雨、副委員長が八百万に決まりだ。」
八「悔しいですわ...」
俺なんか悔しくもなんともないよ。ねぇ誰か変わってくんなせぇよ〜。
昼時。食堂に来ております。
麗「にしても人が多いね」
飯「ここはヒーロー科のほかにサポート科や経営科の生徒もここで食べるからな。」
法「にしても何で俺ぇ?務まる感じしないよ〜。」
緑「法雨君ならきっと上手くやれるよ!」
飯「緑谷君の言う通りだ!委員長に任命された以上、務めを果たさねば名折れになってしまう!自分の出来る事をしっかり全うするんだ!俺は応援してるぞ!」
法「あー、うん。ありがとう...でも、それを言うなら飯田君は委員長になりたかったんだよね?」
飯「そ、それは...やりたいか否かの判断は別として僕は僕の正しい判断に従ったまでだ。」
緑・麗「僕!?」
飯「あっ...」
法「僕?俺じゃなくて?」
麗「前々から思ってたけど、飯田君ってもしかして...坊ちゃん?」
飯「 ぼっ!?...そう言われるのが嫌で一人称を変えていたのだが...」
更に話を聞くと、飯田家は代々ヒーロー一家で、彼の兄こと「インゲニウム」に憧れ、この雄英に来たと言う。しかし、自分には人を導くのは早いと、デックンに入れたらしい。
緑「アレ飯田君だったの!?」
法「んー?じゃあ俺に入れたのは一体?」
麗「私は入れてないよ。」
緑「あ、その、えと.....君に一票に入れたの...僕なんだ...」
法「ふーん...そっかーデックンかー...」
緑「み、法雨君?」
法「いや、今はもうめんどいから辞めたけど、もし俺に入れた奴見つけたらヌッ殺すつもりだったからな。(ꐦ ´͈ ᗨ `͈ )」
緑・麗・飯(笑顔で凄く怒ってる!!!そんなに嫌だったの(か)!?)
そんな事を言ってると、お茶子ちゃんが話を変えるべく、俺に質問してきた。
麗「そ、そういえば!法雨くんの個性についてもっと詳しく聞きたいな〜!」
緑「(ナイス麗日さん!)そ、そうだね!法雨君の個性“雨冠”、僕も凄く興味あるよ!」
法(無理矢理変えた感あるけど、まいっか。)
法「良いよ。これから長い付き合いになるんだから話しておいても良いかな。んじゃ、俺の個性“雨冠”についてもう少し言及してみようか。では質問どぞ。」
飯「まず、b..俺からいいか?訓練が始まった直前、吹雪を発生させていただろう?雪を降らせるのにも雲がいる。しかしあれだけの範囲の雲ともなると、最低でも数秒は掛かる筈だ。どうやって出したんだ?」
法「あーそれね。それはねぇ...雲は
緑「イイン?」
麗「エイホー?」
法「そう。霨霠の霨は【雲がもくもくと起こるさま】霠は【曇る・陰る・雲が太陽を覆う】とかの意味を持ってる。それらを合わせることによって、あれだけ早く広げられたってわけ。」
飯「なるほど...」
法「で、霙雱の霙は(みぞれ)の事で、雱は【雪がさかんに降るさま】って意味。最終的には猛吹雪になったけど。」
麗「そーなんだ〜。」
飯「では次に、あの猛吹雪を一瞬にして晴れにしていたが、あれは?」
法「それは
緑「じ、じゃああの雷神みたいなのは!?かっちゃんや轟君を一瞬で倒す程に強かったけど!」
法「.....それはね、
緑「う、うん...」
麗「名前からして、何か強そう!」
法「そもそも『靊霳』ってのが雷神を意味してて、龗は(おかみ)とも読めて、【水、雨、雪を司る水の神、龍蛇の神】と呼ばれてたらしいよ。」
飯「なんと!そんな雨冠の漢字もあったのか!それは俺も知らなかった。」
法「まぁその辺は中国とかそんな所からだから。そんでもって、龗・靊霳の一番の特徴が『雷そのものに成れる』こと。」
麗「えー!?」
飯「雷そのものに!?それであの時、攻撃が効いていないように思えたのか。」
法「そだね。あの状態なら大抵の物理攻撃とかは効かないし。」
麗「マジか.....!」
龗・靊霳のあまりの強さに3人は少し引いた。
緑「ホントに凄いね...法雨君は。神様級の力も持ってて」
法「あんがと、デックン。でもアレはまだ未完成だから調整中だぞ。」
緑「あれで未完成!?」
飯「今でも十分に強いと思うのだが...」
法「何を言ってんだい。俺だってまだ学生よ?成長の真っ最中なんだから、今以上に強くならんと。」
緑(君の場合、もう色んなプロに通じるほど強いんだけどなぁ。)
様々な説明をしていると...
ブーー!ブーー!
『緊急警報発令!!セキュリティ3が突破されました!!生徒の皆さんは屋外へと避難してください!!これは訓練ではありません。繰り返します...』
緑「な、何だ!?」
飯「どうやら侵入者がいるようだ!皆を落ち着かせねば!」
そう言って大声で
『大丈夫!!!ただのマスコミです!!何もパニックになることはありません!大丈夫!!ここは雄英!!最高峰の人間に相応しい行動をとりましょう!!』
しかし、まだパニックを起こしている生徒が大半いる。...俺も一言だけでも言うか...
法「スゥーーーー...」
『皆さーん!一旦落ち着きなはれーい!!』
「「「「「「「「!?!?」」」」」」」」
するとたちまち騒がなくなった。
法「はい飯田君。もう一度。」
飯「あ、あぁ!分かった!」
飯田君が再度呼びかけた事でパニックも無事収まった。やっぱこの人委員長に向いてるよ。
因みにさっき俺は個性を使った。それがこちらの雨冠( ^o^)☞霅 読み(コウ、ショウ、ソウ、トウ)と読む。雨関係もあるが、【やかましい】という意味もあるそう。
どうやらマスコミが大勢侵入したようで、警察が来た途端、足早に去って行った。雄英の防衛システム、雄英バリアー。(ナマエダサッ)防衛性能が働かなかったのか、それとも誰かの仕業なのか。用心するに越したことはない。
USJどう書こう...