なんやかんやでもう30話か...
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どっかの倉庫
「ったく!面倒なこと起こしやがって!
フッ!まぁいい。こっちには人質が居んだ。
コイツを盾にすりゃ、サツもヒーローも
迂闊には手を出せまい!」
そう言っているのは連続強盗犯の敵。
個性『棘』を使って、様々な悪事を働いてきた。
今回はアジトに帰る途中、一人の警官と
バッタリと会ってしまい、仕方なく人質にし、
現在に至る。
「ヒィっ!?」
「ケケケッ!あんま動かない方が身のためだぜ?
じゃねぇと何するか分かんねぇからな!」
(そうだよ!簡単な話だ!コイツを囮に
一緒に逃げりゃ、身代金だってイける!ケケッ!
意外と使い道があんな!そうすりゃ大金だって...)
法「うっわ〜。the小悪党って感じの敵だ〜。」
「っ!?な、何だテメェ!一体何時からそこに!?」
法「面倒なこと起こしやがってって所から。」
「最初からじゃねーか!!」
天之助は敵が喋りだしてから
ずっと真正面に居たはずなのだが、
前世で影が薄かったせいか、
此方の世界でも健在だったらしい。
けど彼はもう影の薄さには慣れていた。
「新手のヒーローか!」
法「うーん...近いっちゃ近いかな。」
「ケッ!誰だろうと関係ねぇ!こっちには
人質が居るんだ!大人しくしねぇとコイツが...」
法「それってあの人の事?」
「は?」
天之助が指をさした先に...
「えーーー!?」
人質にした筈の警官が扉前に横たわっていた。
「な!?え!?どういう事だ!?
さっきまで俺の後ろに居たはずだぞ!?」
法「アンタが何か妄想してる際にシュッと。」
「はぁーー!?」
敵がよからぬ妄想をしている最中、天之助が
気づかれない内に霹靂で移動して、
そのまま担いで助けていた。
法「もうちょい周りに気ぃ配りなさいよ。」
「クソ野郎が...俺をコケにしやがって...」
法「いや自業自得だろそれは。」
「うるせえ!!もう許さねーぞ!!」
敵が怒った瞬間、体中から鋭利な棘が無数に生えてきた。
法「短気にも程あんでしょーよ。」
「へへ...こうなった俺は誰にも止められねぇ...。
近づきゃお前の体をぶっ貫いて、向こう側が
見えるように風穴空けてやんよ。」
この敵はこれまでもこの個性で
大勢の怪我人を続出させていた記録を持つ。
大層余裕ぶっている。しかしそれは
同時に彼の敗因でもあった。相手が
新人ヒーローと侮ったばかりに...
法「フフフ...確かに恐ろしい個性だ。迂闊に
近づいてしまえば、大怪我ものだ。その言葉も
中々に良い台詞だ。感動的だな。
だが無意味だ。」( ^ U ^ )
「あぁ!?ソイツはどういう...」
法「雷公鞭」
バシィ!!
「な!?何だこりゃ!?」
法「ほいっ!」
バリバリバリ!!
「ぎゃああああ!?」
天之助の雷公鞭からの電撃流し。
マトモにくらえば麻痺不可避。
法「威力で言えば、スタンガンの3倍かな?
死にゃせんから安心しー。」
完全に気絶してしまった敵になんて事ない
言葉を掛ける。
法「おーい、そこの警官の方〜。大事無いですか〜。」
「あ、あぁ...。君は一体...」
法「なぁに、タダの体験学習生ですよ。」
ガラガラ...
扉が開いたと同時に警官達が警戒態勢に入る。
が、その心配は必要なかった。
法「お疲れサマンサーで〜す。」
それは敵を引きずりながら歩いてきた
天之助の姿がそこにあった。
すると一人の警官が近寄り、
「君!大丈夫か!?怪我はないか!?」
法「なんら問題はなかったですよ。それより彼を。
人質とはいえ、痛めつけられてたみたいで。」
「す...すみませんでした。」
「気にするな。生きていてくれてたのなら
それで良い。ちゃんと傷を治して、
また我々と頑張っていこう。」
「.....はい!」
ホ「いや〜、良かった良かった。やっぱ
俺の目に狂いはなかったね。」
法「外れてたらどうしてたんですか?」
ホ「知らんぷり」
法「...................。」
ホ「なーんてね。冗談だよ。もしホントに
そうなってとしても俺がシゴいてたもん。」
法「ですよね〜。」
.......................................
法・ホ「ンへへへへへへへ」
ホ「あ。飴いる?」
法「貰いマース。」
ホ「納豆餃子味」
法「遠慮しときマース。」
後は何事もなく
初日の職場体験は終了したのであった。
( OwO)<ウェーーーーーイ!!
(これに特に意味はありません。)