いかにして雷になれるか思考している最中、突然傘が墜落したかの如く落ちてきた。
法「...................傘?」
父「.....傘だな。」
母「.....傘ね。」
なんで?なんで唐突に傘が降ってくんの?怖((( ´ºωº `)))。確実になんかあんでしょ、これ。このままほっとく訳にもいかんし、抜いてみるっきゃねえよなー。渋々の渋沢栄一で
父「さ、触るのか?」
母「大丈夫なの?触ったら死んじゃったりしない?脳みそ出たりしない?血管破裂ちゃったりしない?心臓潰れちゃわない?」
怖ーこと言ーなよー!余計触りづらいじゃねーか!父が何とか母を落ち着かせてくれているが、マジでなんなんだろうな、この傘...えぇーいままよー!勢いよく傘の持ち手を掴んだ瞬間、俺の視界は白い光を放ち、何の音も聞こえなくなり·····
法「あれ?父さん?母さん?」
そこに父と母の姿は無く、気付けば一人、立ちすくしており、
遅れて気付いたが、転生前の、元の俺に戻っていた。一体なにがなんなのかよく分かんなくなっきた矢先、
ザァーー
目の前にテレビの砂嵐のようなものが現れ、7秒くらいするとそこにある人物が居た。その人物とは
神「あ〜、映っとるかの〜。」
法「神様!?」
神「やぁ、久しぶりだのう。これを見ているということは、無事傘も届いたようじゃな。」
法「これ神様が送ったの!?」
と言うのも、もしかしたら神様が送ったのでは?と考えていたが、予想は当たっていたようだ。
神「先に言っておくが、これは録画映像でな、返答などはできんぞー。」
法「あ、そうなんだ。」
神「君のことはちゃんと上から見届けさせてもらってるよ。個性の練習も真摯に頑張っておるようじゃから、ちょっとした褒美を用意した。それが君が今持っているその傘じゃ。」
そう言われ、傘の方に目を向ける。改めてよく見ると、鮮やかな虹色をしており、角度を変えていくと、オーロラのようにとても綺麗だ。言葉に出来ない美しさとはこの事なのだろうか。
神「その傘はな、儂が上に直々に頼んで作ってもらったものじゃ。君の個性、“雨冠”のイメージを大幅に底上げしてくれるバフ効果がある。基本君にしか使えんようにはしとるから、他に使われても意味は無い。さらに耐久性も抜群に優れておる。どれくらいかというと、核爆弾を投下されても無傷で済むレベルじゃ。」
核爆弾でも!?スゲーな神様!?でもそれがあっちじゃ普通なのか?
神「普段そういう想像物の名付けは此方側で決めるが、その権利を君にあげよう。自分で好きな名を付けると良い。」
へー。名付けかー。
神「おっと、そろそろ時間じゃ。もうすぐ会議に出なけりゃならんからのぅ。ではな、法雨天之助君。引き続き、第二の人生を励めよ。」
法「.....はい!」
気が付けば俺は庭に戻っていた。
法「戻ったか...」
父「! 天之助!」
母「良かった!急に反応がなくなって心配したのよ!」
あー、そんままボッーと突っ立っててたんか。また心配させちゃったな。
法「ごめん、でも大丈夫だよ。」
父「そっか。なら良いけど...ところでその傘は...」
法「まぁ、俺の新しい力みたいなもんかな。」
母「よく見ると綺麗な色ね。思わず見入っちゃうくらい。」
分かるよ。目の付け所がいいな流石我が母よ。そういや傘自体の能力とかどうだろう?耐久性は分かったけんど威力とか。
ふと俺は空に向かって傘を横に振ると
スパーン
えー?空を切っただけで木の葉の一部分が斬れたんですけど。エグッ。運良く父と母は話していてこちらの状況は見ていなかった。良かった良かった。
法「そういや、この傘に名前付けようと思ってて、何かいい名前ないかな?」
父「んー名前かぁ...うーん.....。あ!虹色の傘だから「虹傘(こうさん)」なんてどうだ?」
法「あ、却下で」
母「私もちょっとそれは...」
父「あり?ダメだった?」
母「それは天くんの物なんだから自分で決めたらいいじゃない。」
うーん、そーだなー、前世で好きだったアニメや特撮のオマージュ的な名前ぇ.............あ、いいのあったかも。
法「よし、決めた。」
母「なんて名前?」
法「この傘の名前は
あまがさけんそらふり
雨傘剣天雨」
父「雨傘剣...」
母「天雨?」
法「うん、まず読んで字のごとく雨傘。んで、つるぎの方の剣。そして俺の天之助の天にふると書いて雨ってな感じ。」
母「へぇー、いいんじゃない?私はそのネーミング好きよ?」
父「うんうん、父さんのよりもだいぶ良いな!いやー、自分で言っといて恥ずかしくなってきた。」
法「ハハッ、かもね。」
父(え、否定してくれないの...。)
母「あら、もう22時過ぎちゃったわね。そろそろ中に入りましょ。」
もうそんな経ってたんか。じゃあ練習はまた別の日か。
その日はもう眠りについた。
雨という漢字、ふる ってやると出てくる。傘の名前は仮面ライダーセイバーの聖剣っぽく名付けてみました。