やって参りました。試験場。ん?10年の間何してたって?ひたすら修行と学習。前にも言ったけど、それくらいしかやることないもん。コッチのゲームとかアニメは何個か同じのはあったけど興味湧かなかったからかな。でもそのおかげで義務教育に専念できたからいっか。んじゃ、時間も時間だし、行ってきましょっか。受けに。
まずは筆記試験。フムフム 分かる...分かるぞ...!書いてある事が分かる!必死こいて復習しとくもんだな( *˙ω˙*)و グッ!前世ならこうはいかなかったよ。だって誘惑が多すぎるもん。兎にも角にも筆記の方は余裕のよっちゃんで終えられた。次はいよいよ実技か...
『今日はオレのライブにようこそーー!!エビバディセイヘイ!!』
シィーーーン...
『こいつぁシヴィ―!受験生のリスナー!実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ!!アーユーレディ!?』
とやけにノリノリで進行してるこの人は「プレゼント・マイク」プロヒーローの一人である。にしても生で聞くとこんなうるさいんだ。黙っちゃうのも分かった気がする。
プ「入試要項通り!リスナーにはこの後!10分間の『模擬市街地演習』を行ってもらうぜ!!持ち込みは自由!プレゼン後は各自指定の演習場へ向かってくれよな!!OK〜!?」
法(肺活量どーなってんだろ)
プ「演習場には“仮想敵を三種多数配置してあり、それぞれの『攻略難易度』に応じてポイントを設けてある!!各々なりの“個性”で仮想敵を行動不能にし、ポイントを稼ぐのが君達リスナーの目的だ!!武器の持ち込みは自由!それともちろん他人への攻撃などアンチヒーローな行為はご法度だぜ!?」
と色々説明していると、
「すみません!質問をよろしいでしょうか!」
真面目なメガネ、略すりゃマジメガネな飯田くんだ。
プ「ヘイ!そこのリスナー!何だー!言ってみろ!」
飯「プリントには四種のヴィランが記載されております!誤載であれば日本最高峰たる雄英において恥ずべき痴態!!我々受験者は規範となるヒーローのご指導を求めてこの場に座しているのです!!ついでにそこの縮れ毛の君!先程からブツブツと気が散る!物見遊山のつもりなら即刻ここから去りたまえ!!」
「す、すみません...」
法(ありゃりゃ、怒られちゃいましたな出久くん。)
プ「オーケーオーケー、受験番号7111君!ナイスなお便りサンキューな!四種目のヴィランは0P!そいつはいわばお邪魔虫!スーパーマリオブラザーズやったことあるか!?レトローゲーの!それのドッスンみたいなもんさ!各会場に一体!所狭しと大暴れしている『ギミック』だ!」
飯「有り難う御座います!失礼致しました!!」
プ「俺からは以上だ!最後にリスナーへ我が校“校訓”をプレゼントしよう!かの英雄ナポレオン=ボナパルトは言った!『真の英雄とは人生の不幸を乗り越えていく者』と!Puls ultra!それでは皆!良い受難を!!」
こうして始まった実技試験。会場は普通の市街地と見間違うほどに広い演習場所だ。
法(雄英って東京ドーム何個分だろ?まぁ、今は試験に集中しよう。)
指定されたエリアに立ち、いつでも出れるように準備した。
[はい、スタート。]
そう言って合図と同時に俺だけが駆け出していた。
「「「「「.......................え?」」」」」
[どぉーしたぁ?実戦にカウントダウンなんざねぇんだよ!始まりは何時も突然にぃー!賽は投げられてんぞー!]
しまったと慌てて他の受験者も飛び出てきた。知ってて良かった〇UMON式。と、早速お出ましか。
【標的発見。ブッコr...!】
シュンッ
【!?】
法「おー、怖や怖や。だがな...」
仮想敵が突撃してきたが、それを雷移動で瞬時に後ろへ回り込み、そして
バゴォーン
雨傘剣天雨で横殴って、仮想敵その1はそのまま吹っ飛び、行動不能になった。
法「かぁー、たった一発であんなになるかえ?殴った部分おもっくそ凹んどるし。流石核爆弾にも耐えられる万能傘。おし、次次!」
こうして俺は目に付いた仮想敵を雷移動と天雨で片っ端からぶっ壊していった。万事順調です。
それを見ていた他受験生
「何もんだ、アイツ?」
「...なんだろう、勝てる気がしない。」
「もうアイツ一人でいいんじゃないかな?」
さーてさてさてサテライト〜。だいぶやったかな。怪我人も
すると突如、会場が揺れた。
ズシーン...ズシーン...
ビルをゆうに超えるほどの0P仮想敵、お邪魔虫ギミックが姿を現した。それを見た受験者達は逃げ惑っている。あれは無視していいとは言われた。あくまでギミック。あんなデカブツに挑もうとする奴は居ない。ただ一人を除いて。
法「へー、あれがそうかー、俺個人としては実際にどれくらいのもんなのか好奇心モリモリだーから、行ってみよーっかな〜。フフッ沸いてきたぜ!」
ドゥーーン!
「おい、アイツ0Pに突っ込んで行ったぞ!?」
「正気!?」
「無茶過ぎるだろ!?」
ゴロゴロ
「おいちょっと待て!0Pの頭上に、なんだ?黒い雲?」
法「鬼さ〜んこ〜ちら♪手の鳴る方へ〜♪」
0Pは俺を探しているようだが、動きが速すぎて追いつけてないようだ。ノロイノロイ!そんでコイツをよじ登って、そんで空に向かってジャーンプ!0Pはようやく気づいたみたい。
法「ふん、やっと俺を見つけたか。だが時既に遅しおすし。もうお前は再起不能だよ。」
ゴロゴロゴロ...
天雨を両手に下に突き刺すように構えた瞬間
バリィ!
天雨に雷を纏わせた。別にこれといった技名は無いけど、あれでいっか。
法「喰らえー!雷落槍!!」
ピシャーン
ドゥォゴーーーーーン!!!!
出「な、何だ!?地震!?爆発!?」
飯「いいやアレは、落雷!?」
教師側
「!?今のはっ!?」
「まさか暴走!?」
「早く!映像確認を!」
地震なのか爆発なのかと聞き間違えるほどの大爆音が鳴り響いた。教師達が急いで映像を見ようとしたが先程の影響でカメラにノイズがかかってしまっている。数秒して正常に戻ったため確認すると、そこには信じ難い物が映っていた。
何と酷くボロボロになった0Pの仮想敵が無惨に倒れている横に、受験者がポツンと一人佇んでいるではないか。
「ウソでしょ!?アレを破壊したの!?」
「アレは他のより壊れにくくはしてるが、まさかあんな簡単に...」
そう。そもそも破壊される事が目的ではない0P仮想敵。万が一の事もある為、容易く破壊されないよう他の仮想敵よりもだいぶ頑丈に作ってある筈なのだが、こうもあっさりと壊されてしまってはただ唖然と見ることしかできなかった。
「...彼の名は?」
「ちょっと待ってください。えーっと...彼の名は法雨天之助。個性は『雨冠』との事らしいです。」
「...そうか。」
「そういえば彼、怪我した受験者に治療してなかった?」
「あぁ、救助Pも採点の一つだからな。そこもしっかりやっている。しかしそれで気になる点が一箇所あってな。」
「ん?何だ?」
「実は彼が治療した人の殆どの傷が癒えていた。と言うより、完治に近い。」
「えっ...それって」
「...あぁ、あれでは、
「…………………。」
「複数持ちか?」
「それはまだ分からん。だがこれから知っていけばいいさ。」
教師達が天之助の個性にどよめくそんな中
(なんてこった!こんな強い子がいるとはっ!やっぱ世の中広いもんだなぁー!緑谷少年もそうだが、法雨少年もまた、素晴らしい成長を見せてくれるかもしれないっ!)
感銘を受けていた人物がここに一人居た。その名はオールマイト。「平和の象徴」とされているNo.1ヒーロー。出久に『ワン・フォー・オール』を継承させた人物でもある。オールマイトは天之助にも将来性を感じたようで、震えている。
「どうしました?トイレならさっさと行ってきていいですよ。」
とマスコミ嫌いの抹消ヒーロー、「イレイザー・ヘッド」こと相澤消太はトイレに行きたいのかと勘違いした。
オ「あ、いや。そうじゃないよ。ただ...」
相「ただ?何です?」
オ「ただ今年は...上手く言葉に出来ないけれど、凄い事になりそうな気がしてね。」
相「まぁ確かに、あんなのを見せられてはね。」
こうして無事に入学試験は終わった。が...
法「.....絶対目ぇ付けられたな、俺。」
盛大にやらかした事に憂いながら帰宅する天之助であった。
3000行った。|д゚)
あと体調は良くなった。