2042年大海戦から3年がすぎた。
未だに俺は超戦艦2隻と一緒に行動している。
変わったことといえば霧の艦隊の船達がメンタルモデルを持ち始めたことだろう。
主にナガト、ムツ、ハルナ、キリシマ、イセなどの大戦艦級そしてアカギ、カガ、ショウカク、ズイカクと言った海域強襲制圧艦級(空母)であった。
その他にもタカオやアタゴといった重巡洋艦級の船達もメンタルモデルを持ち始めたが今回は割愛する。
まぁ他にもユキカゼがヤマトから演算能力の2パーセントを分け与えられてメンタルモデルを形成したりとなんだかんだ3年で霧の艦隊もだいぶ賑やかになった。
「だから〜聞いてよトサ〜!」
「うるさい、どっか行け超重力砲打つぞ」
俺は今非常にめんどくさいやつ(メンタルモデル)を相手していた。
その名も大戦艦イセ、妹大好きなヤンデレ野郎(女)だ何故こんなにもめんどくさいやつが大戦艦なのか聞きたいがほかも大概だからもう何も言うまい。
「えぇ-なんでイセにだけ当たりが強いの!?」
「妹狂のヤンデレだからだ」
「違うよ!ヒュウガちゃんを愛してるだけだよ!」
「はぁ、でなんだ?」
「やっとわかってくれたか!実はヒュウガちゃんがお姉ちゃんの愛をわかってくれ「帰れ」ないってちゃんと最後まで聞いてよ!」
「聞くに絶えない」
「ひどっ!」
「うるさいなわざわざ来てそれか、他にないのか?」
「ない!」
「……」
-カチャッ-
「ちょっと待ってその刀しまって!!」
「霧の艦隊の恥だ今すぐ切り捨てなければ…」
「あなたも大概でしょ!アドミラリティーコードを無視してばっかりじゃない!」
「人類を海から駆逐してるからいいだろう。それにアドミラリティーコードと言ってもヤマトがいつもお姉ちゃん呼びを強制してくるだけだ」
「それでも総旗艦が言ってるなら立派なアドミラリティーコードでしょ!」
「……」
-カチャッ-
「誠に申し訳ありませんでした」
「よろしい、で結局なんだ?」
「ん?これだけだけど?」
「……失せろ」
「わかったわよ〜また来るからね-!」
「はぁ、もう来なくていいぞ」
「やっぱり酷いな!」
こっちをいじるだけいじってイセは去っていった。
俺はただただ疲労感だけが残った。
「トサ?大丈夫?」
「大丈夫だ…」
「大丈夫には見えませんが?」
「大丈夫だ2人とも」
「そう、」
「分かったわ、では私のことをお姉ちゃんと「断る」だからなんで〜!」
「言う前からわかってるだろ」
「うぅぅぅ!ちょとくらいいいじゃん!ちょっとくらい!」
「なんだその先っちょだけみたいな言い方は……」
「先っちょだけ?どうゆう事?」
「ムサシは知らなくていいことだぞ」
「ふーん」
「おーーい!!」
「ん?」
そんな話をしているとまた新しいメンタルモデルがやってきた。
「キリシマか…」
「おぉ!久しぶりだなトサ!」
「あぁ、久しぶりだなキリシマ、ハルナ」
「……」コクコク
「ハルナは相変わらず無口ね?」
「まぁ仕方なだろ」
「トサ!それよりも勝負だ!」
「またか?今度はなんだ?」
「今回はオセロだ!」
「ハイハイ、じゃあみんなでやるか。ハルナもやるか?」
「……」コクコク
「じゃあ、ヤマトのところでやるか」
「「「おおー!」」」
「ちょっと待ってトサ!私のところなの?!」
「大丈夫ださすがに負けたからと言っても総旗艦には砲撃しないだろう……多分」
「その間はなんですか!?」
「諦めてお姉ちゃん」
「ムサシ、嬉しいけど今言われても魂胆が丸見えよ?怒らないから誰に教えて貰ったの?」
「トサ」
「ふーん?」
「お姉ちゃん?許して?」
「ダメです!今日一日は私の抱き枕になりなさい」
「……」すー 三┏( ^o^)┛ニゲル~w
「あっ!待ちなさい!」
「なんだ?!鬼ごっこか!」
「そうよキリシマ、みんなでトサを捕まえるのよ」
「総旗艦命令です!皆トサを捕まえて私の前に連れてきなさい!」
「「はーい」」
「クソっ!こんなことで総旗艦命令を使うなぁぁああ!!」
「行きなさい!霧の艦隊よ!」
「……」(カオスだな)
「ハルナさんも行きますよ!」
「さぁ!ハルナ!ユキカゼ!早くトサを捕まえて来なさい!」
「はいです!」
「……」コクコク
「来るなあぁぁあ!!!」
「諦めてトサ!」
「ちょこまかするな!!」
「そこっ!」
-ドーン-
「誰だ打ってきたの!!」
俺が打ってきた方向を見ると駆逐艦ユキカゼの姿があった。
「その調子よユキカゼ!」
「はい!どんどん行きますよ!」
「人の戦艦に向かって打つなぁあ!」
「トサ!諦めなさい!あなたは包囲されてるわ!」
「警察か!?」
走り続けてるとさらに上空から零戦と99艦爆が突入してきた。
「クソっ!もう来たのか!」
「トサ!直ちに逃走をやめなさい!」
「やめるか!!首席艦風情が!!」
-ドドドドドド-
「対空戦闘てーえぇぇ!」
-ドガーン-
「はぁーさすがはトサかぁ、あっという間に落とされちゃった」
間の抜けた声を出しながら極東打撃群首席艦である海域強襲制圧艦アカギが登場した。
トサに向けては主に航空機による牽制と位置報告をヤマトに送っている。
「ちっこれじゃあもう逃げられない!」
「諦めて私の抱き枕になりなさい!」
「断る!断固として拒否する!」
「くぅー!何がなんでもトサを捕まえなさい!」
「トサあなたの犠牲は決して忘れないわ」
「ムサシ!後で覚えてろ!」
「はぁはぁ、酷い目にあった」
結局、俺はその後すぐに包囲されてヤマトの抱き枕にされた。
ヤマトのやつ人の胸に頭を埋めて寝やがって…。
「はぁーそれにしてもだいぶ考え方がこの3年で霧寄りになったな」
なんだかんだ言ってアドミラリティーコードにしたがって動いてるし場合によっては人を普通に殺している。
慣れたと言うにはなんとも不自然で明らかに自分の考え方や価値観が変化していると言った方が納得出来る。
「まぁ、別に構わんが」
結局、俺は俺だし元々その覚悟の上で霧の大戦艦になったからな。
まぁ、意識が女によってきてるのは未だになれないが……。
「原作の本格的なスタートは確か7年後だからあと4年か、まだ時間がかかるな……まぁイ401については原作通りになってるからさほど原作からは変わらないだろうが油断は禁物だな」
俺や前世のクラスメイト達がいるからにはストーリーももはや別物と言っていいだろう。
「どちらにしても困ったら超重力砲を打ち込めばいいだろう」
物騒に思うかもしれないが霧の船たちに思考が似通ってきた俺からすれば当たり前のように感じるようになった。
要するに人が云々よりも自分≧霧の艦隊(アドミラリティーコード)≧人間といった上下関係が出来上がっていた。
「トサ?」
「ん?どうしたムサシ?」
「いや、どうしたのか気になって」
「少し考え事をしていただけだ」
「そう、もし迷ったなら私達に相談してくれていいからね」
「…考えておく」
「えぇ、それでいいわ おやすみトサ」
「おやすみムサシ」
ただ言えることは、何がなんでも敵となるなら殲滅するだけだ。
俺は心からそう思いながら海を眺めた。
原作の本格開始4年前のことだった。
次登場するメンタルモデル
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コンゴウ
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カガ
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フソウ
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ヤマシロ