三次創作 とある装蹄師に自覚と反省を促す取材記録 作:zenra
後、テイオーは骨折したかもしれない、しなかったかもしれない
今は気にするな!
あー、お嬢さんがた、落ち着いたかね?
(まさかのギャン泣き迷子に遭遇とか想定外過ぎる)
何? 中央トレセンの見学?(オープンキャンパスじゃなかった筈だが)
あぁ、よそ見をして逸れたわけね…
誰か知り合いとか居る?
連絡取ってあげるよ…ここまで来たら最後まで付き合うさ
え? 在学生に知り合いいるの?
ネーちゃんがいる?お姉さんがいるの?
違う?ネーちゃん???(何言ってるのかわからんが…知り合いがいるらしいから連絡取るか)
あ、モシモシ
はい、先日はお世話になりました
あぁ、いえいえ、今回は少しばかり毛色が違う電話なんですよ
あ、お嬢さんがたお名前は?
セントミサイルにメテオシャワーね…
あ、すいません
セントミサイルにメテオシャワーの二名が迷子になっていましてね?
なんでも、そちらの見学にお邪魔する筈だった、と聞きまして
はい、そうです
少々お待ちを
二人はどこから来たんだい?
小倉…(えっ、この二人を商店街外れの喫茶店まで連れてくだけでも大変だったんだぞ…どうやって引率してきたんだ…)
お待たせしました
小倉から来たそうです
はい、あとお姉さんではないネーちゃん?がそちらに在籍してるらしいです
あ、私がそちらまで連れていきたいのはヤマヤマなんですが…
無理です、この子たちのバイタリティについていけません
間違いなくどこかで振り切られます
はい、はい
すいませんが生徒さんの照会をしていただいて、確認が取れたら迎えに来ていただいて良いですか?
それまでは喫茶店で何か食べさせておきますから(この子たち連れて商店街抜けるとか無理です)
はい、わかりました
では、すいませんがお願いします
はい、と云う訳でお迎えをお願いしました
暫くかかると思うんで、何か好きなものを頼みなさい
奢りますよ…
え?
知らない人に食べ物もらったらだめ?
それだと付いてきたのも…ああいや、そうだね
じゃあ、こうしよう(名刺取り出し)
私は記者なんだ、フリーだけどね
だから、今から君たちにインタビューをするから、そのギャラとして何か頼む、というのはどうかね?
うん、そうか
あ、すいません
メロンクリームソーダとにんじんジュース、ウマ盛りキャロットパフェ二つとコーヒーを一杯、ブレンドで
さて、それじゃあインタビューといこうか(メモ帳とレコーダー取り出し)
じゃあ、まずは改めて名前を
「みちゃはセントミシャ…ミチャ…セントミチャイル!」
「めてはメテオシャワー!」
はい、大変元気で結構
小倉から来たそうだけど、誰か保護者と一緒に来たのかな?
「「お小遣いとお年玉で来た!」」
いや、そうじゃなくて…
「ロードエスパーおねーちゃん」
「一緒に来たのに迷子になっちゃったんだよ!」
そうか、それは大変だったね(迷子は君たちだ)
それで、何故見学に行こうと思ったのかな?
「「ネーちゃんがカッコよく走ってたから会いたくなった!」」
お、おう
実にシンプルな理由だね
というか、そのネーちゃんはレースに出てるんだね
「きっかしょーでカッコよく走ってた!」
「一番じゃなかったけどかっこよかった!」
ほほう、きっかしょーで…
えっ?
菊花賞で、ネーちゃんで、小倉…まさか…
あっ、今窓の外を駆け抜けてブレーキしながら砂煙上げて戻ってきたのって…
「すいません!連絡を受けて迎えに来ました!」
あっ、やっぱりn
「「ネーちゃん!!」」
ナイスネイチャさん、ですよねぇ(震え声
アッ、すごい
あのお子様二人がロケットみたいに抱き着いたのを受け止めてこらえた…
しかも少しプルプルしてるけど笑顔で…
あ、くしゃって表情が崩れたと思ったら二人を抱きしめて泣いてる…これは、見ない方がいいかな
「あんたたち…心配したでしょうがぁ…」
「ごめんなさい…」「ネーちゃん、ごめんね…」
「アタシはいいから、後でロード姉さんに謝っておきなさいよ? すっごく心配してたんだから…」
「怪我は無い? 痛いところは? 変な人についていかなかった?」
「大丈夫ー」「僕らは怪我なんてしないよー」
「それならいいけど…あの、この子たちを保護してくださった記者さん、ですよね?」
えぇ? あ、はい。 まぁ、成り行きで
「この子たちと無事に会えたのはあなたのおかげです、本当にありがとうございました」
いえいえ、良いんですよ
道端に座り込んでギャン泣きしてる子供を見過ごすのは大人としてどうかと思いますし
「」
「し~っ!」「それはナイショ!」
えっ?
あ、さっき注文した品物が来たみたいだね、取り敢えず座って
せっかくだからちゃんと食べてから行きなさい
「「パフェ!」」
「あんた達!ちゃんとお礼と頂きますしなさい!」
ま、まぁまぁ、小さい子なんですし
「躾って、大事なんですよ(遠い眼」
アッ、ハイ
「記者の人ありがとー!」「いっただっきまーす!」
あ、ナイスネイチャさんも飲み物でもどうです?
「あー…じゃあ、ホットココアを…すみません、アタシまで…」
ハハハ…気になるなら、そうですね…
ナイスネイチャさんとこの子たちの馴れ初めでも取材させてください
あの子達は食べるのに一生懸命みたいなんで(笑
「ホントにあの子達は…はぁ、良いですよ、と言っても珍しい話じゃないですよ?」
良いんですよ、今年のクラシック戦線を盛り上げてくれている一人ですからね
寧ろこんな話が聞けるなんて、私は得してるのかもしれませんね
「いや、納得してるならいいんですけど…やりにくいなぁ」
「アタシの地元、実家の近所の子なんですよ」
「で、あの子達の御両親は忙しく飛び回ってて、余り家に居なかったんですよね」
「今は在宅中心の仕事してるそうですけど…」
「で、まぁ、母がですね…知り合いだったんですよ、あの子達の御両親と」
「それで、一人も三人も変わらないからって、ウチで預かったりしたんです」
「それが一番最初ですねー」
ほほう、しかし、御実家はお店をやっていたのでは?
中々に忙しかったのでは、と思うのですが
「えぇ、忙しかったのを見ていた私が、面倒を見る!って名乗りをあげちゃいましてねー」
「まー、最初は凄かったですよ? 人見知りと癇癪で、蹴るは叩くは噛みつくは…」
えぇ!? 噛みつくって、それ大丈夫だったんですか?
「大げさですなぁ~、子供が噛みつくくらいならそこまでじゃないですよ」
「それに、ニコニコ笑いながら世話を続けてたら、すっごい懐かれまして」
「当時は私が学校に行くのにもついて来ようとしてましたからねぇ」
本気でベッタリじゃないですか…
(まだ中等部なのにカーチャン感が半端ないなぁ)
「まぁ、可愛いものでしたよ? 出かけるたびにアタシの服の裾掴んで」
「商店街ですっころんでアタシのスカートズリおろしたのは許してませんが(真顔」
「でもま、カワイイ妹分なんですよ、あの子達」
成程、家族なんですね…
「そうですね~、まだまだ手が掛かるヤンチャなんで…今回みたいなのは勘弁してほしいですけどね」
「えぇ、ホント…幼稚園の柵超えてアタシの学校まで来るとか、そういうのは…(遠い眼」
行動力抜群ですね(震え声
と、外に車…?
「あぁ、すいません。この子達を自由に歩き回らせないために迎えをお願いしてたんですよ」
成程、それではここまで、と言う事で
貴重なお話、ありがとうございました
「はい、この子達の事、本当にありがとうございました」
あ、お迎えご苦労様です…!?(まさかのニアミスですか)
おおう、彼の車を見た子供たちが目を輝かせながらカワイイって叫んでますねぇ
確かに最近見ないモデルですし、可愛いと言えばカワイイ車ではあるのかなぁ…
運転手がガタイのいい強面で、助手席に中学生、後部座席に子供たち…事案かな?
トレセン学園までの帰路でナイスネイチャさんの男性観が破壊されないことを祈りますか
勝ち切れない、善戦はする、また三着
それでも君は走り続けた、ひたむきに
名わき役では終われない、終わらない
ナイスネイチャ
高松宮記念、制覇
その時、君は確かに輝いていた
これ、何時の話なんやろな(真顔
次のインタビュー相手は
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90年代後半がモデル
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90年代前半がモデル
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80年代後半がモデル
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80年代前半がモデル
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むしろ2000年以降がモデル
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私にいい考えがある(推薦したいウッマが