三次創作 とある装蹄師に自覚と反省を促す取材記録 作:zenra
どうも、今回はありがとうございます
「いやいや、姐さんのインタビューもしたんでしょ?」
「だったら問題ないっしょ。姐さんの人を見る目は信用してますし」
ハハハ…
有難い評価ですね
「いや、アンタへの評価じゃなくて姐さんへの信頼だから」
直球で来ますねぇ
ですがそれでこそ、ですね
「お? アタシの事も調べてきてるってワケかい?」
そりゃまぁ、多少なりとも下調べはしますよ
「フーン…ま、いいか」
「んで、何が聞きたいんだい?」
話が早くて何よりですね
では、遠慮なく
現役時代の事と、装蹄師の彼とのエピソード等ありましたら…
「OKOK、そんなんでいいなら話ましょ」
(現役時代から変わらず、見た目と中身のギャップ凄いなぁ)
「アタシはデビューは芝だったんですけどねー、それなりに走れちゃったもんで、ダート転向が遅くなったんですよね」
「元々、デビューそのものも遅かったのもあって、結構慌ただしい感じでやってましたね」
OP競争への出走が続いた時期ですね
「クラシックでも目立った勝ち方が出来なくてねぇ」
「後半にはダート転向もあって、まぁまぁ勝てるようになってきた感じだったけど」
「シニアに上がってから初重賞への挑戦、トレーナーとも相談しながらあーでもないこーでもないってやってたっけ」
実力をつけてきた、と評されてのマーチS
一番人気のレースでしたね
「そそ、結果は期待に応えられなかったけどねー」
「次走のプロキオンSは勝ててよかったけどさ」
「そこからはもう、結果は出なくてね…」
あぁ…確かに勝ち星はないですからね
「まー、終わってみれば無事これ名バってね」
「…トレーナーの分析では、海外のダートや芝の方が向いていたかもしれない、ってさ」
「ダート6勝のうち4勝は、1秒以上の差をつけての勝利、しかも稍重から重のバ場」
「プロキオンSに至っては稍重でレコード…」
成程…根本的に日本のバ場とマッチしていなかった…と
「可能性の話だけどね?」
いえ、貴女の走りその物を考えると、それは十分にありえるのでは?
「確かめるチャンスも無かったし、今は仕事が愉しいから別にいいかなぁ」
「最後までトレーナーに謝られたのは、辛かったけどね」
謝られた、ですか?
「そ、アタシに気持ちよく走れるレースを用意できなかった、って」
「最後まで、こんなアタシにさ」
それが、トレーナーとしての矜持、誇り、使命感、義務感…
どんな言葉でもいいですが、貴女のトレーナーが心から貴女を輝かせたかった証なのでしょう
だからこそ、最後まで拘ったのでしょうね
「ま、頑固爺だったし…良いトレーナーだったけどね」
良い笑顔ですね
「ありゃ、そうですか? ま、なんだかんだ、今となっては良い思い出ですし」
卒業と同時にお姉さんのお手伝い
並行して色々な資格を取っていたそうですが?
「調理師免許、心理系、マッサージ系、簿記に会計、食育とついでにスポーツフードマイスターとアスリート栄養食インストラクター、重機に運転免許、フグ調理師免許まで取得できたねー」
いや、何処を目指したラインナップなんですかね…?
「いや、ウチの仕事手伝うなら色々出来た方がいいかなーって」
「最近はトレセン学園の生徒も来るようになったでしょ?」
「だからカウンセリングの手伝いや、マッサージのサービス、食事も栄養管理の面からサポートを考えて、練習場の整備に重機」
「ね? 全部いるでしょ?」
いや、普通はそれ一人に集中させちゃダメな奴なのでは…?
「そりゃそうでしょ、けど、居ないよりはいいからね」
「本格的に事業拡大する時に、その辺も雇用する予定だけど、来るとは限らないからねぇ」
成程…?
「ま、世話になった人を御持て成ししたいって事」
「トレーナーの爺も、学園のみんなも、一緒に走った奴らも」
「あぁ、でも、タイキシャトル辺りは忙しくて来れないかな?」
あ、一度レースで争いましたね、そういえば
「そそ、一回だけだったけど、まーレース終わったら片っ端からハグしてくるから印象深くてね」
あぁ…確かに…
「反射的にリバー入れちゃったからさぁ…」
ふぁっ!?
あっ、だからウィニングライブで妙に汗かいてたんですね…脂汗を…
「いやぁ、良いのが入っちゃって…崩れ落ちそうになったから思わずハグするみたいな感じで抱えてはけたんだけどね」
「ナイスパンチデースって言いながら青い顔してたなぁ」
知りたくなかった舞台裏だなぁ…
「あ、でも」
「偶に軽めのスパーリングはちょいちょいしてたよ?」
「アタシのは空手と拳法がごっちゃになったなんちゃってボクシングだったけど」
本気で知りたくなかったんですけど!?
「まーまー、ガチってるのはトレセン学園には今は居ない筈ですから」
お願いしますからその手の情報は止めてもらっていいですか(土下座
「おぉう…そこまでするかぁ…わかりましたよ、もう言いませんから…」
はい…あぁ、なんかもう、終わっていいですかね?
ちょっと、こう、精神的に…
「あ、うん…なんかごめん」
いえ、お気になさらず…
では、今回はありがとうございました、テンパイさん
「じゃ、次は宿泊に来なさいな」
よ…予約が取れたら(震え声
姉のナルシスノワール同様に美しい黒鹿毛をなびかせ、芝・ダートを走り抜けたテンパイさん
髪型・服装・礼儀作法に所作…口さえ開かなければ何処かの御令嬢のようにしか見えない彼女は、余りにもアグレッシブだった…
レースでは目立った結果を残せなかった彼女は、現在姉の補佐をしつつ手の足りない場所の手伝いをしながら更なる資格獲得に余念がないとか…
尚、追加のタレコミがあったので補足しておく
彼女がマッサージの資格を取った背景には、ある人物が関わっていた
そう、あの装蹄師である
彼女の担当であった老トレーナーからの依頼もあって、蹄鉄とシューズの模索を続けていた関係で、割と顔を合わせていた、との事
そんな中で、本質的に世話好きで面倒見が良い彼女が、何の気なしに肩を揉んであげた事があったそうです
その時、相当肩が凝っていたのか、大いに褒め、礼を言いながら可愛がっていたとか
それからは顔を出す度に肩を揉んでいたそうです
いやぁ、かわいらしいとk
えっ?
あの、ちょっ
なんでばれ
ウマ娘のパワーで人が殴られたら無事じゃ済まn
ほほう…タレコミですか
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膝の上が指定席だった…?
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添い寝までした…?
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襲い掛かって正座させられて叱られた…?
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一緒に御風呂…?(戦慄
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全部乗せ…?あっ(察し
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ほほう、あーんと食べさせた…ねぇ
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弟子入り懇願して却下された…?
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父親になって欲しいと土下座していた…?