三次創作 とある装蹄師に自覚と反省を促す取材記録 作:zenra
ええと…良いんですかね、ここでインタビューとか…
「えぇ、私が経営してるお店ですし~?」
「週の半分は閉めてるんで何も問題は無いですよ~?」
いやぁ、完全予約制で現在3ヶ月後まで予約が埋まってるという話ですし?
「あ、昨日4ヶ月後まで埋まりましたよ~」
ヒェツ
あー、気を取り直しまして
本日は快く受けていただいて、ありがとうございます
早速ですが色々とお話を聞かせていただいても?
「は~い、ど~んど~ん、聞いてくださいな~」
先ずは、個人的にすごく気になってたんですが
トレセン学園に入学して中等部からシリーズに出走、シニア期まで走って引退、そこから学園を去り
調理師免許取得、更には調理関係の免許や資格を片っ端から取って自分のお店を開いて、と
凄まじい経歴ですよね?
「あ~…頑張ったんで~(笑」
えぇ、その一言で終わります?(苦笑
「ん~、じゃあ順をおって行きましょうか?」
是非
「私はトレセン学園に入学しましたけど~、他の子みたいにレースが一番じゃなかったんですよ~」
「勿論、走るのは好きですし~、レースで勝つととっても嬉しかったんですよ~?」
「でも~、私はレースで勝つよりも~、誰かの笑顔が好きで~」
「レースでたくさんのヒトを笑顔にするよりも~、もっと近い距離で~、目の前のヒトを笑顔にしたかったんです~」
その、近い距離というのがカウンター席しか無い、あのお店ということですか?
「はい~」
「元々~、お母さんの手伝いとかで料理をするのが好きな子供だったんですよ~」
「それで~、忙しいお母さん達にご飯を作って~、食べてもらった時のありがとうと笑顔が大好きだったんです~」
「トレセン学園に入ったのは家から近かったのと~、お母さんがやってみなさいって、背中を押してくれたからなんですよ~」
(近かったからで合格出来るようなレベルじゃなかったはず何ですが…)
なるほど、中等部から全寮制ですが、御実家が近いならお母様に会いに帰るのも比較的楽だったでしょう?
「え? なんで毎週お母さんに会いに帰ってたのしってるんですかぁ~?」
(Oh…)
ハハハ…そこは一応、私も記者なので、下調べも多少はしてありますとも
「凄いんですねぇ~」
「えっと…そうそう、入学してからなんですけど~、私トレーナーさんが付くのは遅いほうだったんですよ~、ついた子達のなかでは多分、最後のほうだったと思いますよ~?」
えっ?
確かにジュニア期は出走せずにデビューもクラシックに入ってからでしたが
(※ここではアプリを参考にデビュー出走登録=ジュニアではなくシリーズ出走登録初年度=ジュニア期としております)
「はい~、二年目に入ったらどうしようかなぁ~って考えてたら~、先生が相談にのってくれたんですよ~」
あ、装蹄師の先生ですか?
「そうなんです~!私ってちょっと小柄で病気がちだったから~、それも含めて相談にのってもらいました~」
ソウナンデスネー(実際は年末のデスマーチ中に手が空いてる教員が偶々彼だけだった、という話でしたが・・・思い出は美しく、ですね)
「それで~、先生がシューズと蹄鉄を調べて~、それからおねえちゃん先生を紹介してくれたんです~」
「それからおねえちゃん先生とお話して~、クラシックの春にデビューしようかって決まったんですよ~」
あの、9バ身差で駆け抜けたデビューは噂になりましたからねぇ
時期が時期ですから判断は結構割れたそうですが
「そうだったんですねぇ~、知りませんでしたぁ~」
「おねえちゃん先生は次勝てたらその次はちょっと長い距離になるから頑張ろうねって言ってましたねぇ~」
(マイルと中距離はちょっとじゃない気がするんですが…)
「それからちょっと長い距離のレースではまけちゃったんですけど~、おねえちゃん先生はこれなら勝てる!って言ってましたねぇ~」
「その次は走りやすい距離のレースで、ちゃんと勝てたんですよ~」
(現役時代、唯一取った5着のレースとクラシック級が僅か4人で、残りは格上のマイルレースを随分軽く言うなぁ…)
「その次は…ええっと、女王杯? だったかなぁ…2着で負けちゃったレースだったんですよねぇ~」
「その次も同じくらいの距離のレースを走って~、後は走りやすい距離だけ走って引退したんですよねぇ~」
G1含むマイルレースで勝利を重ね、その中でも特に、マイラーズCでレコード勝ち、安田記念も勝利、そしてマイルCSで再びのレコード勝ち…そこからの引退は衝撃的でしたね
別段、故障があったという話も無かったので、本当に驚きましたよ
あのナリタブライアンさんの三冠達成の影でマイルの女王として君臨し、高等部に進級することなくでしたから…当時の関係者は慌てたのでは?
「え~っと、お料理の勉強したいって先生とおねえちゃん先生に相談したら、やりたいことがあるならしょうがないな、って」
「フーちゃんが進みたい未来へ飛んで行けるよう手助けするのが私の役目だから目一杯応援するわね!って言ってくれましたよ~?」
随分と思い切りの良い…(特にトレーナーは相当周りから叩かれたのでは…)
「えっとね、何度か一緒のレースに出た子が言ってたの、目標に向かってバクシンあるのみですよ!って~」
あっ(察し
「それから料理の学校に移って~、頑張って勉強して~、頑張ってお店開いたんですよ~」
「お店が出来た時は~、お姉ちゃん先生も先生も来てくれて~、お土産までくれたんですよ~」
「お姉ちゃん先生は~、なんかスッゴイ包丁をセットをくれたんですよ~、えっと、堺さんの包丁~」
(えっ、それ一本で30万とかしちゃうようなヤツだったような…しかもセットって、用途別で揃えてるってことは7桁万円以上!?)
「先生は~、魔除けにって私が使ってた蹄鉄と~、ピカピカのコックコートを用意してくれたんですよ~」
「それに~、二人共私がトレセン学園の厨房に入ったときには顔を出してくれるんですよ~」
学園の厨房、ですか?
「そうですよ~? お店を開いた後~、最初はお客さんがいっぱい来すぎちゃって~」
「その時予約券を配ったのが~、今の完全予約制のはじまりですねぇ~」
「それでぇ~、先生とお姉ちゃん先生が~、程々に休みながらでいいからねって言ってくれて~」
「その時一緒にいたゆーあーるえーの偉い人が~」
「もし、可能であるならば、学園の厨房に週に一度でも良いので入ってもらえませんかって言われて~」
(あれ、何か知ってる人のような…いやいや、まさか、ねぇ?)
「それから~、週に一回だけ~一品だけやらせてもらうようにしたんですよ~」
成程、そんな事があったんですか
ああ、話の腰をおってしまいましたね、続き、お願いしても?
「お姉ちゃん先生は~、いっつも厨房に入る日に迎えにきてくれて~」
「貴女は隙が多いから気を付けないと駄目よって心配してくれるんですよ~」
「それに~、先生もお買い物とかにお姉ちゃん先生がむしよけ?に連れてきてくれたりして~」
「いっぱい荷物も持ってくれたりして優しいんですよ~」
「特に先生は~、食材の仕入れにも付き合ってくれたりして~、とっても優しいんですよ~」
(おっと、流れ変わった…何時ものだ)
装蹄師の先生とは良く出かけられるので?
「たま~に、かなぁ~。 月に一回あるかないかくらいですねぇ~」
「あっ、でも~」
でも??
「先生の背中みてたらつい抱きついちゃうんですけど~、いっつもしょうがないなぁって言って撫でてくれるのは嬉しいから~よくやりますねぇ~」
Oh…(違う意味でこれ以上は危険かもしれない)
えー、ではそろそろインタビューを終わりにしましょうか!
本日はありがとうございました、ノースフライトさん
「いえいえ~、今度はお店のお客さんとして来てくださいねぇ~」
よ、予約が取れれば是非(震え声
小柄な体躯に腰まである長い鹿毛、健康面で難を抱えていながらマイルの女王として君臨し、颯爽と駆け抜けたノースフライトさん
総合戦績11戦8勝、最も着順を落とした時ですら5着、好位追走の王道を行く先行や鋭い差し脚を見せ、鮮烈なレースを見せてくれました
特に安田記念では海外の強豪G1バが犇めく中、二着に2バ身半差をつけての快勝
当時の関係者には、ジャパンカップにも見劣りしないメンバー相手にこれほどのレースをするとは、と驚きと興奮を齎したそうです
中等部卒業と同時に調理師学校へ進学、卒業後はカウンター席だけ、という一風変わったお店を開き、和洋中どころか注文があれば可能な限り作るというスタンスで人気を獲得したようです
勿論、味の方も抜群だそうで、噂では秋川理事長も度々訪れるとか
そんな彼女は、週に一度、トレセン学園の厨房で腕を振るうそうです
お世話になったお姉ちゃん先生こと元担当トレーナーや、学園への恩返しの一環、との事ですが、それだけが理由かは…
因みにお姉ちゃん先生、必死の教育で独身男性の部屋に上がり込んだり、お弁当を差し入れるのは簡単にやってはいけない事だと学習したそうです(やってはいないとは限らない
さて、次のインタビューは…
次のインタビュー相手は
-
90年代後半がモデル
-
90年代前半がモデル
-
80年代後半がモデル
-
80年代前半がモデル
-
むしろ2000年以降がモデル
-
私にいい考えがある(推薦したいウッマが