愛され過ぎて夜も眠れない炭治郎   作:紫煙隊

1 / 14

某作者がまたやらかしました。

H☆ERO読者の方はそのままお読みください。
未読の方は早まらないでください。
ハーメルンには素晴らしい二次創作が沢山あります。

“鬼滅の刃”が好きな人は諦めてください。
原作キャラが好きか人も諦めてください。

評価、感想は作者の心の支えとなります。
低評価、クレームを受けるといい歳をした作者が
泣きます。…部屋の端で体育座りをして泣きます。


治療され過ぎて夜も眠れない平安貴族

 

━━時は平安時代

 

とある名家にひどく病弱な子が産まれた

その子供は肌は青白く今にも死にそうな…

いわゆる死相が見えているような子供だった

 

いや、呼吸すらしておらず死産かと思われたのだが

荼毘に付される寸前で息を吹き返し

この世に生をかろうじて得たのだ

 

しかし、いつの世も親というものは

子を案じるものである

時代やあるいは各個人によって考え方は変わるであろう

その過程環境によってもまた変わるだろう

 

望まれぬ子供もいるだろう

虐待を受ける子供もいるだろう

ソレは唾棄すべき事柄であるが

その子供は望まれて産まれてきたのだ

 

とある平安貴族の名家

その家はなかなか子宝に恵まれなかった

そしてやっと産まれてきたのが

かのパワハラ女装上司こと鬼無辻 無惨である

 

やっとのことできた子供であり

家を継ぐ大切な跡取りである

両親の可愛がりっぷりは異常なほどであった

 

 

それは悲劇の始まりである

 

 

望まれ期待された子供は病弱であった

時代背景を考えれば

幼くして亡くなるのは日常茶飯事であるが

死して終われるほどに

その子供は恵まれていなかった

 

 

貴族の跡取り息子

ならば、家を継ぎ、優れた子孫を残すこと使命である

そこに選択の自由はない

貴族として産まれたならば

家を継ぐのが常識の時代である

 

無い物ねだっても仕方がないが

次男や三男がいれば違ったのだろう

無惨が20歳まで生きられないと医者に言われた時、

彼の両親は決断した

如何なる手段をとってでも生かさなければ

そして……

 

 

 

 

 

「ゲホッ…ゴホッ…おのれヤブ医者共め…

 祈祷も護摩焚きも効かぬではないか…」

 

 

布団に横たわり咳き込む無惨

祈祷、護摩、呪い(まじない)、薬草…

なんでもやった

あらゆる医者を呼びあらゆる手段を尽くした

しかし、身体は重く動かず痛み続ける

まるで生きたまま腐り落ちるような苦しみである

 

私は死にたくない

私は死んではならない

私は…生き続けなければないないのだ

 

手を宙に伸ばす

掴める物も掴み返す者もないが

ただ、手を伸ばす

そこに生き延びるキッカケがあるかのように

 

 

 

 

ムニッ

 

 

 

「…!?…なんだこの感触は…?

 柔らかく温かい…ずっと触っていたいような…」

 

「それは私の(しゃく)だ」

 

 

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

 

 

無惨の両親は本当に手段を選らばなかった

あらゆる意味で究極の医者に頼んでしまった

 

それにより千年続く哀しみの連鎖は絶ち消えた

代わりに別の意味で千年続く哀しみの連鎖が生まれた

 

 

 

━━━あらゆる意味で究極の治療法1━━━

 

 

色丞に連れられ無惨は湯治場にいた

湯治、すなわち温泉にて病を治し健康を保とういう考えは

日本では飛鳥時代にはすでにあったとされている

平安時代においても枕草子にて紹介されているのだ

日本人の風呂好きは聖徳太子の時代からなのだ

 

 

「よいか?病は気からと言うが

 “気”とは精神的なモノと気血の巡りとあるのだ

 精神が弱れば肉体も弱っていくだろう

 気血の巡りが悪ければ肉体が弱り精神も弱る」

 

「なるほど、それで態々湯治をしにきたわけか」

 

しかし温泉には浸からず

近くの草藪へと2人は身を隠した

 

「貴様、これはどういうことだ!?

 なぜ高貴な家の出の私が草藪なんぞに…!?」

 

「しーっ!見つかってしまうだろう…来たぞ」

 

「何を言って……ほほう、なるほど」

 

 

何が来たとは言わないし言えないが

2人は目をキラキラさせて覗き…もとい観賞を続ける

 

 

「なんだこの感覚は…下半身から熱が湧き上がるような」

 

「ソレが気血の巡りがよくなったということだ」

 

天網恢恢(てんもうかいかい)()にして漏らさず

と、言う言葉があるように因果応報

必ず報いというモノがある

 

「楽しそうですねぇ?何をしているのですか?」

 

「母上!?こ、これは違うのです」

 

「黙れ 何も違わない 母は間違えない」ゴゴゴゴゴ

 

「では、これにて御免!!」ダッ

 

「待て!逃げるな卑怯者!!逃げるなァ!!」

 

 

━━━あらゆる意味で究極の治療法2━━━

 

 

「貴様のせいで酷い目にあったどうしてくれる!」

 

「だが、アレは良いモノだろう?」

 

「確かに一理ある…で、今回も湯治場か?」

 

「いや、今回は身体を動かそう

 気血の巡りもだが筋肉を鍛え骨を丈夫するのだ

 という訳で蹴鞠をしようではないか」

 

 

蹴鞠は平安時代に流行し

四隅に桜、柳、楓、松を植えて行う(みやび)な球技だ

当時においては今でいうプロ、

蹴鞠を家業とする家もあったほどである

 

「蹴鞠か…そういえばしたことがなかったな」

 

「折角の蹴鞠だからな!!

 友達が出来るようにと人を招いているぞ」

 

「貴様!!また勝手を!私がなぜ下々の輩と…」

 

「大陰陽師の麻倉さんと呪詛師の宿儺さんだ」

 

「!?」

 

「蹴鞠は友達!こわくないよ!!」

 

「おい、待て…」

 

「超・占事略決 降魔調伏 前鬼後鬼」ゴゴゴゴゴ

 

「領域展開 伏魔御廚子」ゴゴゴゴゴ

 

「ドライブシュートだ!!」

 

「待てと言っているだろうがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

━━━あらゆる意味で究極の治療3━━━

 

 

「おい、死んだぞ」

 

「死ぬことによってシャーマンは巫力を…」

 

「死にそうではなく1度ならず何度も死んだのだぞ!?」

 

「まぁまぁ、生き返ったのだからよいではないか」

 

超次元蹴鞠((後の超次元サッカー))は健康法として最適です

毬を増やしたり、ナニカを召還したりできます

ただし何らかの蘇生術が使える者を用意しましょう

 

「という訳で今回は…」

 

「待てやらんぞ!命が幾つあっても足らんわ!!」

 

「安心したまえ!今回は安全だからな!」

 

「…内容を言って見ろ」

 

「今までは気を活性化させ身体を鍛えることで

 病に負けぬ身体にしていくという目的があった」

 

「ふむ」

 

「そして今回は身体の中にある“穢れ”を出し

 病そのものを軽減させていくのだ」

 

 

いわばデトックスである

筋トレに例えるならば

今までは筋肉を増やすことだけを目的であり

これからは脂肪を減らすことを目的にするという訳である

 

「…で?」

 

「鬼舞辻よ、人の身体でもっとも汚ないはどこだ?」

 

「…尻か?」

 

「その通り!ではなぜ不浄であるか?」

 

「それはもちろん糞をするからだろう」

 

「うむ!それに加えて尻の穴は基本的に

 風に晒されず日にも当たらない場所だ!

 考えてみよ日も当たらず風も通らぬような場所を

 ジメジメとして心地悪いだろう?」

 

「ようは閉めきられた倉のようなものか

 確かにそんな場所では物も傷むな」

 

「そこでだ!日の光でも良いが今回は

 その数倍の力があるという月の光を尻の穴に…」

 

「やらぬわ!!」

 

 

……その日の夜、鬼舞辻屋敷の庭にて

 

「月よ!!私の病を治せぇぇぇぇ!」

 

「若様ご乱心!若様ご乱心!!」

 

「ま、待て!!これは病を治す為で!!」

 

「奥様ァー!!若様が、若様が!!」

 

「ええい、待てと言ってい……母上、ご機嫌麗しゅう」

 

「なんの騒ぎですか無惨」

 

「母上、私はただ夜の庭を散策していただけで…」

 

「ほう夜の庭をのう」

 

「そこな下女がそれを騒ぎ立てまして…」

 

「奥様、正確には若様は月に向かって

 尻を拡げて叫んでおりました」

 

「ほう…下がってよい

 無惨、少し母上とお話をしましょうか」ゴゴゴゴゴ

 

「下女!!貴様ァ!!母上考え直しを!!母上ェー!!」

 

 





※色丞 狂理の設定

世界を股で駆けた変態
エキセントリックな治療方で無惨を治療したった
今後、出てくるかはわからない
H☆EROもよろしくお願いします

※鬼舞辻 無惨の設定

献身的な治療(意味深)と周囲の温かい声(意訳)で
ハイスペックボディ(鬼化)を手にいれた
なお、精神的には別方向に歪んだ模様

※鬼舞辻マッマの設定

パワハラマッマ
普段から怖い、怒るともっと怖い
息子の治療の為にスペシャルな医者をよんだ
この親にしてこの子供あり

※鬼舞辻家の下女

わりと図々しい性格をしている下女
無惨が昼寝をしていると
顔に白い布を被せて枕元でお経を唱えたりする
本当に死んだかと思って無惨が飛び起きた

※超次元蹴鞠の設定

空を飛んだり爆発が起きたりするのがデフォ
身体がバラバラになったり死者蘇生したりもする
参加すらと頭身バランスがおかしくなったりもする
逸般人向けのスポーツである

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。