鬼の首魁である
家族を(平和的に)奪われ家を出て
鬼と化してしまった妹 禰豆子を背負い
深夜の山中を移動する炭治郎
禰豆子は鬼となってしまったからか意識がない
さりとて苦しんでいる様子は無く
まるで寝ているようであった
炭治郎が背負ってから炭治郎の首の辺りで
くんかくんかと何か嗅いでいるような音がしたり
妙に禰豆子の鼻息が荒くなっているような気もするが
きっと鬼化の影響のせいだ
頑張れ炭治郎
気にしたら負けだ
頑張れ炭治郎
現実を直視してはいけない
負けるな炭治郎
背負った妹が薄目を開けていたとしても!!
気付かなければソレはないことになる!!
山中を歩いてしばらく
炭治郎は人の匂いを感じた
こんな夜中、それも山の中で?
炭治郎は不審に思った
もしかしたら遭難している人がいるのかもしれない
怪我をして動けなくなっているのかもしれないと
匂いの元を辿って行く
そして見つけたものは…
尻を丸出しにして雪の上に倒れている
(なんなんだこの人は!?お尻は丸出しだし
褌も着けていない…血の匂い!?お尻から血が!?)
某アニメの主題歌では
“お尻を出した子一等賞”なる歌詞があるが
子供だから許されるのであって
大人がやれば公然猥褻罪
六ヵ月以下の懲役、もしくは三十万円以下の罰金である
(それに…この匂いは
炭治郎の脳裏に浮かんだのは一人のジジイ
残念ながら炭治郎の予想とは違う
実際は犬に噛まれ褌を奪われ小便を掛けられた
そんな憐れな男だ
三郎じいさんは今回は関係ないのだ
三郎じいさんはもうとっくに家に帰って
夢の中で炭治郎とキャッキャウフフしているのだ
(なんてことだ…俺が…俺が逃げたばっかりに…)
雪の上に倒れている青年の
きっと悔しかっただろう
つらかっただろう
確かに悔しくつらかっただろうが
炭治郎が想像しているようなことは起きてないのだ
少々、いや大分不様をさらしただけの話だ
(凪凪凪凪凪凪凪凪凪凪凪凪凪凪凪凪凪凪凪凪凪凪凪)
(…少し楽になってきたか…?…駄目だ凪凪凪凪凪凪)
いや冨岡は現代進行形で不様をさらしていた
腹痛に襲われ犬に褌を奪われ下半身丸出しの状態で
見知らぬ子供と出会った場合に
どのように対応をすればいいのかわからず
とりあえず死んだふりをしていた
本当にみっともない
しかし、自分がもし同じ状況におかれたならば
死体のふりをするだろう
むしろそのまま本物の死体になろうとするだろう
「ほよよ」ツンツン(´・ω・)っ━
いつの間にか禰豆子が落ちていた枝で
倒れている青年を突き始めた
具体的には下腹を中心に連打していた
(ぐぅ!?は、腹をつつくな!?糞が!凪!凪ィィ!!)
攻撃ですらない軽い動作で
柱を苦悶させるとは流石の禰豆子である
いずれ太陽を克服する鬼は伊達ではないのだ
「こら!禰豆子!!ばっちいから辞めなさい!!」
この妹にしてこの兄…
いや、この兄にしてこの妹なのか
炭治郎も大概失礼であった
「どうか、あの世では安らかに…」
懐から干し芋を取り出し遺体の前に供え
せめて目を綴じさせてあげようと炭治郎は遺体に近づく
「俺は
時代は違えども
生きているのにも関わらず、死体と勘違いするのは
大変に失礼なことである
そして、死体だと思っていた物が
急に動き出しましてや喋ったら驚く
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
腕を掴んだ相手が急に動いたらどうなるか
引っ張られて一緒に動いてしまうだろう
凶悪な便意に襲われているとき不意に動かされたら…
鬼殺隊 水柱 冨岡 義理━━━墜つ
…乙ではない
乙でもあるけれども
※竈門 炭治郎の設定
ジジイの被害者(勘違い)を発見した
見ず知らずの人だが、そのままでは憐れだったので
供養しようとしたら腕を捕まれた
思わず飛び退こうとしたらとんでもないことになった
※竈門 禰豆子の設定
実は最初から起きていた確信犯
炭治郎の香りを満喫していた
残念なイケメンが転がっていたのでつついた
三⊂( ・ω・)⊃キーン (´・ω・)っ━ツンツン
※下半身丸出しの青年の設定
色々と残念な正体不明のイケメン
目が死んでる…そして心も死んだ
竈門兄妹に完全に(社会的な)生殺与奪の権を握られた
我慢は身体に良くない