ジパングフリート(改)   作:キョン提督

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誰のセリフか分かりやすいように、セリフ前に「」の前に発言したキャラの名前を入れてみます。
アンケートにこれが必要か必要でないかを設定しておきますので、ご協力お願いします。


航跡3 ミッドウェー

慧「対空目標確認!10度、時速100、高度200から降下中!」

 慧の報告が艦橋に緊張を走らせる。

鈴「噴進魚雷!?」

ましろ「噴進魚雷にしては速度が遅い……一体何が……?」

明乃「飛んでくるものが脅威なのかそうでないのか……対空監視を厳に!」

 明乃はそう言うとまゆみの隣で双眼鏡を覗く。

まゆみ「ひ、火を吹きながら降下してます!」

明乃「あの形の飛行艇なんて見たことが無い……一体……」

 明乃が双眼鏡を目から話すと降下してきた物体が爆発する。

明乃「きゃっ!」

マチコ「アンノウン着水!190度!距離38!!」

明乃「洋上に何か浮いてない!?」

マチコ「ダメです!あっという間に海の底です!」

ましろ「人が……人が乗っていたように見えたのだが……」

 ましろが顔を青くして手を震わせ呟く。

幸子「まさか……あのような形の飛行艇は見たこともありませんし、人が乗ることができる飛行艇も存在しませんよ!」

ましろ「そ、そうだな……」

ましろ(ならばあの飛行艇は何なのだ?まさか……戦闘用か?……)

 ましろが頭の中でいろいろと考えを巡らせ始めたころ、一斉に各所から報告が飛んでくる。

マチコ「水平線上に黒煙多数!対空砲火によるものと思われます!」

鶫「通信傍受!解析内容は暗号文と思われ、解析不能!交戦中と思われます!」

慧「対空電探にも感!画面が見えなくなるほどビッシリ埋まってます!」

ましろは頭が混乱した。

ましろ(空から降ってきた謎の飛行艇。謎の無線交信に戦闘の可能性。ここも安全ではない……のか?)

幸子「艦長……どうしますか?」

 幸子が不安げな表情で尋ねてくる。

明乃「もし……本当に戦闘中なら……私たちは今、戦争に巻き込まれてるかもしれないんだよね……」

鈴「そんなぁ……」

芽衣「でも待ってよ!太平洋で戦争なんて出港前は無かったし、そんな気配もなかったじゃん!」

幸子「確かにそうですけど……事実は事実として受け入れるしかないですよ」

芽衣「なら、戦闘に飛び込むって言うの?」

幸子「それはさすがに無謀でしょうね……。でも、このままここに居ても危険だと思います」

明乃「……」

ましろ「艦長……」

 明乃はしばらく黙っていたが、意を決したように顔を上げた。そして伝声管のフタを開けて言った。

明乃「みんな聞いて……。晴風は現在パールハーバーに向けて航行中だけど、昨日からの不可解な事象を客観的に解析した結果……やっぱりここはもう私たちの知ってる世界じゃないと思う。だからこれからの方針を決めるために、一度横須賀に戻ろうと思ってるんだけどどうかな?」

「異議なし」「賛成」「私もそれが良いと思います」と艦橋要員たちは口々に賛成する。

明乃「それじゃあ、取舵一杯!針路180度、学校に戻るよ!」

 

 

 

 

 

 

 

同時刻、同ミッドウェー海域 戦艦榛名

「ダメです。大和と通信ができません」

草加(通信士官の報告はさっきと変わっていない……。いっそのこと本隊まで飛んで報告するか?いや、私が飛んでいては艦の通信の責任者がいなくなる……)

草加(……彼女なら……彼女ならば報告ついでに山本長官に有効な意見具申ができるだろう)

 草加は???に命令し、大和まで戦闘詳報を届けるよう命令を下した。

???「草加少佐は私と同じ考えを持っていると思っています。しかし、それではダメなのです。私がやらねば……」

 彼女はそう言い残すと零式水偵に乗り込んだ。

 

 

航跡3 ミッドウェー 完

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