あああああウインディちゃんが可愛いんじゃああああ   作:ガラクタ山のヌシ

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いやぁ、ありがとうございます。


なんやかんや十話続いたね。

 

 

ストレッチ、準備運動、そして整理運動。

それらは地味だが必要なことだ。

怠れば怪我のリスクは増すし、一度サボればクセになる。

だからオレはウインディに、必ず目の前でそれらをしてもらっている。

沖野先輩もそう言ったことにはかなり敏感で、必ずさせているという。

なんなら、先輩のメニューを参考にさせて貰っている部分もある。

無論、きちんとしていても理不尽に故障することもあるが。

それこそ、あのトウカイテイオーのように。

しかし、過ぎてしまったなら、たらればの妄想は無関係の観客に赦されこそすれ、当事者が何を言っても言い訳にしかならない。

勝負の世界であるから、それは仕方ないことだ。

だからこそ真っ当なトレーナーならば、誰もが重要視するのだ。

そして、それと同じく必要なのが食事である。

人間もウマ娘も、好物は飽きない程度にたくさん食べたいし、嫌いなものは見たくもないというのは珍しく無く、普通のことだ。

しかし、アスリートはそうであってはならない。

カロリーバランス、栄養バランスを日々計算し、足りない分は補い、取り過ぎた分は削ぎ落とす必要がある。

無論、極端にやり過ぎれば却って体を壊してしまうから、ウマ娘もひとりひとりにあったメニューを考えるのもトレーナーの仕事のうちだ。

しかし、しかしだ諸君。

ウチのウインディがそんな素直に従ってくれるだろうか?

とうもろこしを我慢し、もっと他の野菜なり栄養を摂取しろと言って聞くだろうか?

答えは…………

 

「いーやーなーのーだー!!」

NOだね。可愛い。

「でもね、ウインディ。トレーニング前のとうもろこしを一本減らすというのはオレとしても最大の譲歩なんだよ?」

とうもろこしは、ごはんやパンに比べカロリーも糖質も低い。

いわゆる低GI食品としても知られ、炭水化物や食物繊維、ビタミン、ミネラルを豊富に含み人間女性にとってはダイエット食ともなり得る。

しかし、野菜の中では糖質が高い方なので食べ過ぎは注意する必要がある。

無論、同年代の人間とウマ娘とでは一日の平均運動量や、摂取・消費カロリーなども違うので一概に比較できるものではないが。

まあ、それを差し引いても些か食べ過ぎの傾向があったため、まず一本減らして様子を見ようと思ったのだが。

「うぅ〜、トレーナーなんでいじわる言うのだ〜。」(ウルウル)

うん!やめよう!(テノヒラクルー)

可愛いウインディを泣かせるくらいならオレがもっとしっかりすればいいよね!(激甘)

「よ〜しよしよしよしよしよしよし。」

「いや、それはダメだろアンタ。」

あ、ヒシアマゾン。

どうやら話の一部始終を聞かれていたらしい。

それで、ウインディにあったレシピを一緒に考えてくれると言う。彼女もまたあのナリタブライアンと競うようにトリプルティアラを達成した偉大なるウマ娘である。

ならば、少しでも参考になるかもしれない。

オレはウインディのため、ヒシアマゾンにレシピを聞くと言う、側から見るとなかなかに情けない姿を晒すことになってしまった。

え、元から?まっさかー。

なお、彼女のトレーナーには二つ返事で了承してもらえた。

なんだかカカァの尻に敷かれてる旦那に見えなくもなかった。

 

え、卒業したらホントに籍入れんの?

マジかぁ………。

 

 

う〜、せっかくとうもろこしを減らされずに済むと思ったのに〜。

 

むねんなのだ〜。




ヒトヅアマゾンという可能性。
あると思います!(キリッ)
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