あああああウインディちゃんが可愛いんじゃああああ 作:ガラクタ山のヌシ
「よ〜しよしよし、ウインディ、そっち持ってなぁ〜」
「まっかせるのだぁ〜♪」
ここはいつものトレーナー室。
今は今日分のトレーニングも終わり、ここに設置してあるコタツを片付けているところだ。
最近はそろそろ暖かくなってきたし、何か機会がないとずっと置いてそうなのがなあ。
コタツの魔性というか、不思議な力というか…。
そんなモノがあるような無いような気がしてならない。
かと言って後々までダラダラと置いておくのも良くなかろうと思ってのことだが、ウインディ自身が乗り気で良かった良かった。
「せ〜ので持ち上げるぞ〜?せ〜のっ!!」
「のだぁ〜っ!!」
オレとウインディは二人で天板を持ち上げる。
別にそれほど重いもんじゃないが、面積的にぶつけると危ないしな。
「よ〜し、そのまま横に移動するぞ〜?落とさないようになぁ〜?」
「りょーかいなのだ〜♪」
少しずつ少しずつ、横に移動し、いったん来客用の机の上に置く。
どうせこの時間にアポは無いし、ちょうどいい。
「ふぅ。次にコタツ布団をたたむぞ〜!!」
「それじゃ〜、ウインディちゃんこっちおさえとくのだ〜♪」
そう言って、両端を床に押さえつけてくれるウインディ。やさしい。
「おぉ〜、助かるよ〜」
「エヘー♪もっとほめてもいいのだ〜♪」
そんな掛け合いをしつつ、二人がかりで正方形の布団を四つ折りにして、袋にしまう。
後でちゃんと洗いに出さないとなぁ。
流石に汚れたり湿気ったこたつ布団にウインディを入れるわけにはいかないしなぁ。
「よし。あとは抜いたコンセントをグルグルっと束ねて…」
「物置にしまうだけなのだなぁ〜」
「そうそう。よく覚えてたなぁ〜。エラいぞ〜」
後でナデナデしてあげなきゃ(使命感)。
「エヘー♪それじゃ、ウインディちゃん持ってくのだ〜♪」
そう言ってコタツの本体を抱えるウインディ。可愛い。
「いや、一緒に持ってこう」
何かの拍子に怪我でもしたら目も当てられない。
「のだ?ウインディちゃんならダイジョブなのだ〜?」
「いや、足元が見えないと困るだろ?」
そのまま廊下ですってんころりんなんてしてみろ。泣くぞ。オレが。
「のだっ!?しんぱいしてくれてるのだ〜?」
目をキラキラさせてこちらを見て来るウインディ。可愛い。
「そりゃあな。すぐ近くとは言え、途中で段差なんかもあるし」
コタツはまた買えばいいが、ウチの可愛いウインディはそうもいかない。
「それじゃ、きょーどーさぎょーなのだなぁ〜♪」
うん?共同作業って…。
その言葉に、オレの思考は一瞬フリーズする。
「ちょっとウインディちゃん?その言葉どこで習ったの?」
声が震えていないだろうか。慎重にそう問いかけるオレ。
だが、少なくとも日常生活で使う言葉でないのは確かだ。
「のだ?ゴルシがきょーどーさぎょーはなかよしのコツっていってたのだ〜?」
コテンと小首をかしげるウインディ。可愛い。
間違っては無いが、その響きは何と言うか、その…色々と誤解を招かないか?
とは言えず。
「……………まぁいいか。それじゃ、隣の物置まで一緒に運ぶぞ〜」
「りょーかいなのだ〜♪」
後であのフリーダムウマ娘…もといゴールドシップには問いたださないとなぁ。
「よいっしょ…ここなのだ〜?」
物置の扉を開けて、中に踏み込んでしばらく。
コタツをしまうためにと、ちょうど開けておいた場所に辿り着いた。
「そうそう。ここに置こうなぁ〜」
ゆっくりゆっくり…床やコタツを傷めないように慎重に置く。
掃除なんかは欠かさずしてもらっているため、ホコリが立ったりなんかはしないだろうが…。
ふぅ。取り敢えずこれでコタツは何とか片付いた。
空いたスペースには何か置こうかな。
「それじゃ、トレーナー」
「ああ、お疲れさん。お茶でも飲むか?」
「それより、ウインディちゃんと遊ぶのだぁ〜!!」
そう言って背中に飛びついて来るウインディ。可愛い。
……まぁ、ゴールドシップの件は後でもいいか。
そんなことより……。
「よ〜しよしよし、それじゃなにして遊ぶ〜!?」
「エヘー♪こないだのゲームがいいのだ〜♪」
こないだの?あぁ、あれかぁ〜。
あの積み木ゲームかぁ…。
「そっかそっか〜!!」
「のだ〜♪」
ウインディ、いつもトレーニング頑張ってるし、たまにはご褒美は必要だよなぁ〜。
え?全然たまじゃないって?
ま、結果出てはいるし多少はね?
「よ〜し、それじゃあ三十分後にトレーナー寮の前に集合だなぁ〜!!」
「わ〜い!!たのしみなのだ〜♪」
◇
うわはは〜!!
ここなら崩れないのだ〜!!
トレーナー、つぎそこいくのだ〜?
また崩れたのだぁ〜♪
大体やりたいことやる前に負ける印象。