あああああウインディちゃんが可愛いんじゃああああ   作:ガラクタ山のヌシ

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なお、投稿ペース…。


エタらねぇよ?

「のだっ♪のだ〜♪」

「ウインディ〜、転ばないようにな〜」

 

オレとウインディは今、商店街を歩いている。

しかし、目的はいつもの買い出しではない。

 

「もくてきちはもーちょっとなのだ〜?」

「まぁ、そうだね〜」

 

ルンルンのウインディ。しかしそれも無理も無い。

 

それは、先日の電話に関係している。

 

 

「はい…はい…そうですか…」

「のだぁ〜?」

 

ソファでゴロゴロしていたウインディが何だろうとこっちを見ながら小首を傾げている。可愛い。

 

「では、後日確認に伺います。はい…はい…失礼します」

 

通話を切るなり、ウインディは気になる様子で立ち上がると近寄って来て

 

「何かあったのだ〜?」

 

と聞いてくる。可愛い。

 

「おお、もうすぐウインディの勝負服の試作品ができるみたいだぞ〜?」

「のだっ…」

 

ウインディがピクリと反応する。

ウマ娘側のイメージとのすり合わせやら、色合いの調整など、細かい部分を詰めるためにある程度以上複雑な作りだったり、こだわりが感じられるような勝負服は試作を挟むこともある。

特に、今回のウインディの場合は獅子舞と言う未知を取り入れる特殊な衣装なだけにまぁ、そりゃそうだ。と納得もいく。

 

「のだぁ〜♪それ、ウインディちゃんもついてっていいのだ〜?」

「まぁ、他でもないウインディの勝負服だしな。その場で意見がもらえるんなら店側も助かるだろうし、都合がつくんならこっちからお願いしたいくらいだ」

「のだぁ〜♪それじゃ、たのしみにしてるのだ〜♪」

 

ウインディはそう言うなり、嬉しそうにぴょんぴょん飛び跳ねてる。可愛い。

 

「それじゃあその日、予定空けといてなぁ〜」

「りょーかいなのだ〜♪」

 

 

で、今日美浦寮前まで迎えに行くとウインディは…。

 

「のだぁ〜♪おっでかっけなっのだぁ〜♪」

 

ご機嫌だなぁ〜。

暖かい時期だからか、Tシャツにジーパンと服装もけっこうラフながら小洒落た感じだ。

クラスメイトちゃんが見繕ってくれたのかな?可愛い。

 

「比較的学園の近くの店だからそれほど遠出するわけじゃないけどな」

「エヘー♪べつにどこだっていいのだ〜♪」

 

門から出て、そのまま商店街の方へ歩く。

店に向かう最中もウインディは「ふんふ〜ん♪」と鼻歌まじりだ。可愛い。

徒歩で向かうこと十分足らず、落ち着きと風情ある建物の中に入ると、店主が現れる。

 

「お電話頂きました、トレセン学園の…」

 

自己紹介をしようとするとひと目で分かったのか、店主はぺこりと一礼する。

 

「お待ちしておりました。ささ、どうぞ奥まで…」

 

ニコニコしながら招かれる。

 

「こちらです」

 

取り出されたのは仮の勝負服。

飾り付けも簡素で、機能性や丈夫さの部分に重きを置いた正に試作品といった趣だ。

とは言え、ウインディの元々の希望がブレザー風の勝負服だったからか、よその制服と言われてもすでに違和感のない出来栄えだが。

 

「シンコウウインディさんですね?是非袖を通して、ご感想を頂きたいのですが…」

「のだっ、それじゃ着てくるのだ〜♪」

 

ウインディはそれを受け取るや、奥の更衣室へと向かう。

 

「思ったことがあれば、ドンドン言ってくださいね〜」

 

そして、実際に着てみてもらうとまぁ要望も出てくるもので…。

まあ、勝負服はそのひとつひとつがオーダーメイドだから当然と言えば当然の話なのだが。

 

「この獅子舞のアゴのかどーいきをもっとふやしてほしいのだ〜♪」

 

とウインディが希望すれば

 

「そうすればパーツが脆くなってしまいます。かと言って丈夫さを取り入れようとすれば必然的にその獅子舞部分が重くなってしまいます」

 

と、返される。

 

なるほど。確かに走る際のウエイトバランスは大事だし、万が一にでもパーツがターフに転がりでもしたら取り返しのつかない事故に繋がりかねない。

 

「このあたりの生地、もーちょっと肌ざわりいいのにできないのだ〜?」

 

という問いかけには

 

「でしたら、こちらの9番の生地と24番の生地など…」

 

と、複数のアンサーを用意してくれていたり道は違えどプロの仕事ぶりに感嘆しきりだった。

 

オレからの素朴な質問にも丁寧に答えてくれたし、なかなか勉強させてもらえた。

ウインディも言いたい事はひとしきり言えたのか、満足げな表情をしている。

昼過ぎに学園を出て、気がつけば日が落ちかけた頃にオレとウインディは商店街を歩く。

 

「ところで、なんで勝負服の色を黒基調にしたんだ?」

 

なんとなしに気になったことを聞くと、ウインディは笑みを深め

 

「ふふ〜ん♪いいことを聞いたのだなぁトレーナー」

 

もったいぶるように、しかし嬉しそうに腕組みしつつしっぽフリフリしているウインディ。可愛い。

 

「しりたいのだぁ〜?おしえてほしーのだ〜?」

 

夕焼けの街をバックにイタズラっぽい笑みを浮かべているウインディ。可愛い。

 

「知りたいなぁ〜、教えてくれるととっても助かるなぁ〜」

「それじゃーおしえるのだ〜」

 

とくべつなのだ〜♪とウインディはそう言うなりビシッとポーズを決めて

 

「黒はなにものにもそまらない…いわば、さいきょーの色だからなのだ〜!!」

「ほうほう。なるほど」

 

我が道を征く、正にウインディに相応しい色と言えるわけだ。可愛い。

 

「そっかぁ〜、それじゃあオレもますます頑張らなきゃなぁ〜」

「エヘー♪トレーナーにまかせればダイジョブなのだ〜♪」

 

そんな信頼の言葉をかけてくるウインディが、とても可愛らしい一日だった。

 

 

ふふ〜ん♪

ウインディちゃんはなにものにもそまらないのだ〜♪

のだ?なんできゅーにウエディングドレスのはなしになるのだ〜?




マチカネタンホイザ以降音沙汰ないし、ウマ娘はもうちょい新キャラを星2以下で出しても良いと思うの(願望)。
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