あああああウインディちゃんが可愛いんじゃああああ 作:ガラクタ山のヌシ
さて、今日も今日とてウチの可愛いウインディのためのお仕事を…と思ってトレーナー寮を出たんだが…。
「ウズウズ…」
あれぇ〜?
どっかで見た最かわウマ娘が木の影に隠れてチラチラこっちを見て来てるぞう〜〜!?
「ウズウズ…ウズウズ〜のだぁ〜…」
はい可愛い!!(確信)
まぁ、放置するわけにもいかないし、話しかけてみるかね。
「ウインディ〜?何やってんだ〜?」
「のだっ♪……ハッ、う、ウインディちゃん?ダレナノダ〜ソノサイキョーのウマ娘ハ〜?」
すっとぼけるウインディ。可愛い。
「そっかぁ〜、気のせいかぁ〜」
「そ、そーなのだーきのせいなのだぁ〜」
「それじゃあ、新しく出来たたい焼き屋にはオレひとりで…」
「のだっ!?それはズルっこなのだぁ〜!!」
ガサガサと茂みから出てくるウインディ。可愛い。
「そっかぁ〜。それじゃあ訳を話してくれれば、すぐにでも出かけようなぁ〜」
「のだっ♪わかったのだぁ〜♪」
□
「毎度思ってたんだけどさ〜」
「なになに?」
「ど、どうしたの?改まって?」
「のだぁ?」
「いや、ウインディちゃんってウチらと同学年だけど、なぁんか子どもっぽいよねぇってさ…」
「のだ!?」
「あぁ〜…」
「ま、まぁ…それは別に悪いことじゃあ…」
「まぁ、そうなんだけどねぇ…」
「それでさ〜……」
□
「ってことがあったのだ〜…」
しょんぼりと落ち込んだ様子でそう言うウインディ。
なるほどなるほど〜…。
つまりウインディは、子ども扱いに不満がある…と。
なんやかんや、そう言うのはあんまり気にしないタチみたいに見えてたから少し意外だなぁ。
それに子どもっぽいってのは、なにも悪い意味ばかりじゃないとは思う。
立ち直りの早さだったり、ポジティブさとか、メリットと言える点も少なからずあるんだけども…。
「ウインディはそう思われるのは嫌なのか?」
「のだぁ〜…べつに、そこまできにはならないけど…ちょっとだけモヤモヤするのだぁ〜…」
う〜む…。
やっぱりウインディも難しい年頃なんだなぁ。
まぁ、中高生なんて正しく大人と子どもの中間みたいなモンだし。
…今はともかく、ウインディを元気付けるのが優先かなぁ。
「トレーナー…」
「よ〜しよしよしよしよしよしよし…」
いつものような勢いのある感じではなく、できる限り優しく優しくウインディの頭をナデナデする。
「のだぁ〜…」
目を細めて大人しく頭を撫でられるがままのウインディ。可愛い。
いやぁ〜…最初の方からは想像もつかない反応だなぁ〜。
「ウインディ」
「のだ?」
「大人っぽくても、子どもっぽくても、どんなウインディでも、オレは大好きだぞ〜」
「エヘー♪ウインディちゃんもなのだ〜♪」
いやぁ〜、やっぱりどんな時も味方で居てくれる大人って欲しくなるもんなぁ〜。
その点オレはほら、自分で言うのもアレだけど適任だと思うんだよね。
「トレーナー♪」
「うん?どした〜、ウインディ?」
オレがそう言うなり、にぱっと笑うウインディ。可愛い。
「ウインディちゃん、お腹すいたのだぁ〜♪」
「そっかそっかぁ〜、それじゃあたい焼き、いっしょに食べに行くか?」
「わ〜いなのだ〜♪」
うん?視界の端で倒れてるあのウマ娘は確か…。
◇
ムグムグ…。
たい焼き美味しいのだぁ〜♪
トレーナー、ひとくちどうなのだ〜?
いやぁ〜なかよしだなぁ〜。