あああああウインディちゃんが可愛いんじゃああああ 作:ガラクタ山のヌシ
バター醤油も好きです。
さて、ユニコーンステークスも近づき、トレーニングもあと一押しというところまで来ている訳だが、かと言って根を詰めすぎるのも良くない。
そのため、オレはウインディと息抜きにとある場所まで向かう事としたわけだが…。
「たのしみなのだ〜♪」
私服姿で電車に揺られながら、鼻歌混じりにそう言うウインディ。可愛い。
「そっかそっかぁ〜、そんなに喜んでもらえるなら何よりだ」
ふふふのふ…。
六月といえば夏のはじめ。
そして夏といえばそう!!
ウインディの大好物、とうもろこしが旬を迎える時期だ。
今日はウインディの士気向上のため、オレは知人のとうもろこし農家に話を通し、ありがたいことに収穫を手伝うことの見返りに幾らかいただける事となったのだ。
「張り切ってお手伝いしようなぁ〜?」ナデナデ
「のだぁ〜♪ウインディちゃん、がんばるのだぁ〜♪」
府中の都会の景色からしばらくすると、大きな畑がいくつも広がる風景が飛び込んでくる。
着いたのは千葉県某駅。
北海道には届かずとも、国内相場二位を誇るとうもろこしの一大産地だ。
「着いたぞ〜ウインディ〜」
目的の駅に着いたので、涎を垂らしながら肩に頭を乗せて寝るウインディを起こす。
まぁ、収穫の時間に合わせてまだ暗い時間から電車に乗ってるんだもんなぁ〜。
無理もないかぁ。
「のらぁ〜…」
むにゃむにゃと目をこすりながら起きるウインディ。可愛い。
「トレーナー…おんぶ…なのだぁ〜」
「はいはい。タクシー呼ぶからなぁ〜」
甘えてくるウインディ。可愛い。
ウインディにタクシーに座ってもらい、オレもその隣に座って、やがて目的地に辿り着く。
「のだぁ〜♪一面のとうもろこし畑なのだぁ〜♪」
ウインディが喜んでいる間、出迎えてくれた農家のおばさんに挨拶を済ませる。
「今日はお忙しい中ありがとうございます」
「ふふ〜ん!!しゅーかくはウインディちゃんにまっかせるのだ〜!!」
「あれま、こりゃあ元気いっぱいでねぇ〜。うらやましいよぉ〜」
「まかせるのだ〜♪」
「それじゃ、葉っぱで手を切らないために軍手と…あと日差しが強いから、はい」
「のだ?」
「あらぁ〜麦わら帽子似合うわねえ〜」
ピョコン、と耳出し穴を用意されたウマ娘用の麦わら帽子を渡されるウインディ。可愛い。
「トレーナー、似合ってるのだ〜?」
「おぉ、似合うぞ〜かっこいいぞ〜」
「エヘー♪」
いやまぁ、ホントに似合うなぁ〜。可愛い。
そうして、はじまったとうもろこしの収穫。
「このくらいの大きさで、おヒゲが茶色くなってたら、付け根をねじってカゴに入れてねぇ」
まずは最初に、おばさんが実物のとうもろこしをとるのを見本に見せてもらう。
葉っぱを剥くと、中にはぎっしりと黄色いつぶつぶが。
「美味しそーなのだ〜♪」
「ちゃんとお手伝いしたら、ご褒美にいただけるからなぁ〜」ナデナデ
オレも手伝いつつ、ウインディの様子をチラリと確認する。
最初は四苦八苦していた様子だが、ウインディはコツを掴んだのか、途中からひょいひょいと収穫を進めていく。
途中で昼休憩を挟み、作業を再開。
やがて仕事を終え、おばさんの許可も得て広い畑を駆け回るウインディ。
その姿はとても生き生きとしていて、青空の下麦わら帽子に手を添え、笑顔を浮かべるウインディはなんとも言えないくらいに眩しい。
「だから、いっしょに勝ちたいんだよなぁ…」
「んだば、頑張るしかねぇよー?」
うおぅ!?
「き、聞かれてましたか…?」
いやまぁ、別に聞かれて困る事じゃないけども。
「ま、あたしゃ専門の知識があるわけじゃないけどねぇ。今日一日あの子見てみたけど、ありゃあいい子さ。応援くらいはさせておくれな」
「あっ、ありがとうございます!!」
「それと…はい」
見てみると、どっさりとカゴいっぱいのとうもろこし。
っていうか、体力勝負の仕事してるだけあって農家のおばさんパワフルだなぁ。
「えっ!?いいんですか?こんなに?」
「いいのいいの。いっぱい食べさせてあげて」
いい人だなぁ。
まぁ、今回はお言葉に甘えることにしようか。
そのまま、元気に駆け回るウインディが戻ってくるのを待って、農家のおばさんに軽トラで駅まで送ってもらい、帰りの電車で学園に帰還。
慣れない作業にクタクタだったウインディも、さっそくいただいたとうもろこしを塩茹でにしている時に匂いで目を覚ましたのだった。可愛い。
◇
ん〜〜♪
とれたてはサイコーなのだぁ〜♪
がんばってよかったのだ〜♪
トレーニングもがんばるのだぁ〜♪
麦わら帽子のウインディちゃん…絶対可愛い(確信)。