あああああウインディちゃんが可愛いんじゃああああ   作:ガラクタ山のヌシ

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レース描写って難しい…orz


いやぁ〜、遅くなって申し訳ないです。

「さぁ、開幕です。初夏の太陽がダートウマ娘達の行く末を占うG3ユニコーンステークス」

「今年初のダート重賞レースですからねぇ。期待したいところです」

 

オレはアナウンスを聞きつつ、客席でいつもの如くカメラの準備を済ませる。

今後の資料として、そしてウインディの初重賞の記録として。

そして、パドックでウインディが紹介される。

ユニコーンステークス…十四人立てのレースで、ウチのウインディは…

 

「一枠一番、シンコウウインディ」

「やってやるのだ〜!!」

 

ウインディは最内…しかし、ウインディはそんなこと関係なさそうにフフンと余裕ある表情を浮かべている。

 

「やる気十分、と言ったところです」

「掛かり気味にならなければいいですが…」

 

そして、他のウマ娘の紹介も終わり、いざ出走の時。

 

オレはいつものように客席でカメラを構えつつ、固唾を飲んでウインディの入った一番ゲートを見据える。

そして…ウインディはこのレースで、オレの予想を上回る走りを見せてくれた。

 

「シンコウウインディ!!枠の不利など知ったことかと言わんばかりの走り!!砂塵を巻き上げ、十八番の先行抜け出し戦法で今、最終コーナーに入ると同時に…先頭を!!今!!抜き去りました!!」

「体幹もしっかりしていて、表情にも余裕が伺えますねぇ!!」

 

まるで重賞でも走れることを見せつけるような走り。

何より走ってるウインディ自身がとてもイキイキと、楽しそうにしている。

これが、オレを安心させるためのものと思うのは自惚れだろうか。

 

それに幸いと言うべきか、ウインディは今回無茶な走りはしていない。

ペースの配分、そしてコース取りもおおよそ当初の作戦の理想通りだ。

 

「シンコウウインディ!!二位に四バ身の差をつけて、今一着でゴールイン!!」

「いやぁ〜!!彼女といい、他の子達といい、これからのダート重賞が楽しみですねぇ〜!!」

 

「ウインディ〜!!」

「エヘー♪トレーナー、勝ったのだ〜♪」

「よ〜よしよしよし。すぐにシャワーで汗流そうなぁ〜?」

「のだぁ〜♪」

 

…ありがとうなぁウインディ。

オレは、少し心配し過ぎていたのかも知れない。

もっとウインディと、ウインディが信じてくれてるオレ自身を信じなくっちゃなぁ…。

 

「のだ〜」ヨジヨジ

「うん?ウインディ?」

「エヘー♪ガブ〜〜ッッッ!!」

「おおう!!さっき振りだなぁ〜!!」

 

いやまぁ、ある程度加減はしてくれてるんだろうけども。

周囲の観客も

 

「あらあら、いつものねぇ〜」

「もう味しないんじゃないか〜?」

 

なんて、ほのぼのと見慣れたものを見る目をしてるもんなぁ〜。

 

一緒に控え室に戻ったオレは、ウインディにお礼を言う。

 

「ありがとうな。ウインディ」

「のだ〜?ウインディちゃん、べつにトクベツなことはしてないのだ〜」

 

本心なんだろう。コテン、と小首をかしげるウインディ。可愛い。

 

「いや、オレが言いたかったんだ」

「エヘー♪それじゃーどーいたしましてなのだ〜♪」

 

 

「それじゃあ、ウインディ〜?シャワー浴びて着替えたら夕飯食べに行こうなぁ〜?」

「のだっ?いいのだ!?」

「おう。好きなの頼んでいいぞ〜?」

「わ〜いなのだ〜♪」

 

目をキラキラさせてこちらを見て来るウインディ。可愛い。

 

…よし!!

 

「オレも頑張ろう」

「のだ?どーしたのだトレーナー?」

「なんでもないぞ〜?よ〜しよしよしよし…」

 

やっぱり、ウチのウインディは可愛いなぁ〜。

 

 

ふふ〜ん♪

 

ウインディちゃんはまけないのだ〜♪

 

ふんすぅ〜!!




なお、次回は夏合宿の予定です〜。
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