あああああウインディちゃんが可愛いんじゃああああ   作:ガラクタ山のヌシ

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かわいいいいい!!(尊死)


ウマ娘ウエハース…。ウインディちゃんのやつ無事ゲット出来ました。

「さあ、はじまりました!!ジャパンダートダービー十六人立て。今年のクラシック初G1というだけあり、参加するウマ娘達もやる気に満ち満ちた表情をしております!!」

「夏の青空の下ここから見てもわかるほど各ウマ娘の全員目の輝きが違いますねぇ!!」

「やはり、初の勝負服を纏ってのレースですからねぇ、気合の入り方も違って来るのでしょう!!」

 

オレはそんなアナウンスを聞きつつウインディを見守るべくカメラを持って関係者席に座る。

 

「ウインディ〜…あんまり気負いすぎるなよ〜…」

 

初のG1でよくあるのが、やはりウマ娘側のリラックス不足…まぁ要するに緊張で動きが固くなってしまうことだ。

このジャパンダートダービー、2000メートル右回り、そしてコースも比較的平坦…つまりはある意味で一番ウマ娘の地力が試されるレース内容とも言える。

 

「何より、ウインディが今まで走ってきた中で最も長いのが懸念点だが…」

 

ウインディが勝利したG3ユニコーンステークスは1600メートルのマイル、そこから400メートルも伸びて中距離になっている。

もちろん、ウインディにはスタミナも付けさせているし、普段通りできていれば問題はない。

控え室に行った時も、特に普段と変わったところはなかった。

強がりや嘘をついていればウインディは分かりやすいから、そこに偽りはないだろうし…。

 

「やっぱり、アナウンスの通りみんな気合の入りが違うなぁ…」

 

オレはカメラを構えつつ、他の観客達と同じようにパドックからゲートに入るウマ娘達を見守る。

そんな時、一般席の方から会話が聞こえて来る。

 

「なあなあ、今回誰が勝つと思う?」

「やっぱシンコウウインディじゃないの?」

「いやいや、ミニロータスだって先月スレイプニルステークス勝ってたろ!!」

「いやでも、直接対決がなぁ…」

「い〜や、2100メートルで勝ったんだ!!2000メートルで勝てないわけないだろ!!」

 

ふっふん!!ウチのウインディが話題に上っている!!

これほど嬉しいこともない!!

しかしミニロータス…やっぱりウインディのライバルのひとりだけあって油断ならないなぁ…。

 

「でも、ウチのウインディだって頑張ってきたんだ」

 

オレは気持ちを切り替え、ターフの方を見る。

ちょうどゲートインを終えたところだ。

 

「三番人気は二番アストレアノーチェ。この評価は少し不満か、二番人気は十一番ミニロータス。そして…」

 

少し間を開け、発表された一番人気はもちろん…。

 

「一番人気はこの娘、九番シンコウウインディ!!」

「余裕のある表情。そしてこの落ち着き…風格を感じさせますねぇ〜」

 

おぉ!!やっぱりウインディ〜!!

みんなわかってるなぁ〜。

 

さぁ…緊張感あふれる空気。

ざわめきは静まり、オレ含め客席の面々は固唾を呑んでその時を今か今か待ちわびる。

 

そして…沈黙が会場を支配したその時。

 

運命のゲートが今…ガコンッ…と開いた。

 

 

よし…よし…。

イケる…勝てる…出し抜ける…。

先頭はとれた!!

足元は良バ場、大丈夫、しっかり踏み抜ける!!

 

「さぁ〜!!まず先頭に躍り出たのは二番リボンバラード!!勢いそのままグングン逃げ続けております!!」

「コーナーに入り少し減速しましたが、それでもそのまま逃げていますねぇ…緩めなくて大丈夫でしょうか?」

 

大丈夫!!大丈夫!!スタミナもつけたし、ペースは配分は何度も何度も練習した!!

勝つんだ!!G1で!!この舞台で!!

みんな初G1で、だから様子見だった!!

この奇策は一度晒せば二度と使えない!!

ここを逃しても次がある…?

そんなバカなことはない!!私みたいな無名なウマ娘には、一戦一戦が全力なんだ。

 

なのに…。

 

そうだと言うのに…。

 

何故、お前達は着いて来る!!

 

 

「さぁぁぁぁ!!本領発揮だ!!九番シンコウウインディ!!」

「前目前目につけて、いつでも抜け出し可能な距離感を保っています!!」

「虎視眈々と後ろから様子を伺う十一番、ミニロータスの末脚も注目ですよ!!」

 

ウマ娘達は現在第二コーナーを越え、直ぐに最終コーナーに差し掛かるところ、所謂ダンゴ状態になっている。

観客達の興奮のボルテージも高まっており、立ち上がる土煙に塗れるウマ娘達は、なんとも泥臭く、しかし美しい。

なお、ウチのウインディは四番手に着けている。

 

「最終コーナーを越え、ウマ娘達が勝負を仕掛ける!!」

 

ウチのウインディも、先頭争いに加わる。

それまで先頭を維持していたリボンバラードは苦しそうに前だけを見据える。

 

「ひりつく競り合い!!ミニロータスもここで溜めていた末脚を繰り出したァァァ!!」

「残り300!!リボンバラード、頑張りましたがここまで!!入れ替わりにシンコウウインディが先頭に立ちます!!」

「しかし、ミニロータスの勢いも止まらない!!バ身を徐々に徐々に詰めていく!!」

「差し切るか!!譲らないか!!ジュニア級からのライバル対決!!どちらが勝ってもおかしくない!!」

 

勝負の…行く末は…。




さて…ウインディちゃんは…。
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