あああああウインディちゃんが可愛いんじゃああああ 作:ガラクタ山のヌシ
最近は時期とかあんまり関係ないし、古参ウマ娘だし、ワンチャンっ……。
『UNLIMITED IMPACT』
その曲は正に『不屈』の象徴とも言えるものだった。
どんな逆境の最中でも、それを乗り越え進化する。
新芽のような力強さと、その成長を歌い上げるような…素晴らしい曲だった。
それを、レース場をひとつ使って自分の担当ウマ娘がセンターで堂々と歌っているのだ。
正直言って涙を堪えることなどオレには出来ようはずもなかった。
長く、そして短い時の中で、オレは確かにウインディの成長と、そしてその通過点を見た。
そして改めてウマ娘を育てることの難しさやそんな自身が責任重大とも思い知ったし、これからのウインディのことを考えるとワクワクしても来ていた。
ウチのウインディのメイクデビュー以来のウイニングライブも終了し、控え室に戻ったウインディにオレがまずしたことといえば…。
「ウッインディ〜〜〜!!」
「トッレーナ〜〜!!」
お互い笑顔で向かい合うと飛び込んで来るウインディ。可愛い。
「ウインディ〜ウインディ〜ウインディ〜〜!!」
「トレーナートレーナートレーナ〜〜!!」
「よ〜しよしよしよしよし……」
ナ〜〜〜〜デナデナデナデナデナデナデ…。
「ウインディ〜偉かったぞ〜!!強かったぞ〜!!かっこよかったぞ〜〜〜〜!!」
「エヘー♪トレーナー、ウインディちゃんをもっと撫でるのだ〜♪ホメるのだ〜♪かまうのだ〜♪」
当のウインディもライブ終わりということもありテンションが上がっている様子。
何よりウインディ自身もあの後、ライバル達に色々と宣戦布告を受けたらしい。
それに、いつものレース終わりのナデナデもライブのことも踏まえるとだいぶ短めになっちゃってたし……。
だからこれは必要なケアだからしょうがないよね!!
現に今のウインディは誰がいつどこからどう見ても分かるくらいにご機嫌だ。
「よしよしよ〜し」
「のだぁ〜〜♪」
ひとしきりウインディにかまい倒して控え室も片付け、スタッフや他トレーナーとも挨拶を終えて合宿所に戻るための電車に乗る。
「ウインディ」
「のだぁ?」
隣に座るウインディはこちらを見上げて首を傾げている。可愛い。
「次もウイニングライブ、センター取ろうなぁ」
「ふっふん!!とーぜんなのだ〜〜!!」
快活に笑い、無邪気にそう返すウインディ。
この子もいつか引退し、やがて生涯のパートナーを見つけるんだろうか。
疲れからか、不意に普段は考えないような、そんなことを考えてしまう。
まぁ、未来のことなど三女神様にも分からない。
なら、いや、だからこそ今は…。
「じゃ、そのためにもゆっくり休んでなぁ」
この子の、一番のファンで、トレーナーで、誇れる師になりたいと…心の底の底からそう強く思った。
◇
ウインディちゃんかったのだ〜♪
エヘヘー♪トレーナー、ごほーびわすれてないのだ〜?
おまつり、今からたのしみなのだぁ〜♪
ウインディちゃんの旦那…いったい誰がなるんですかねぇ…?