あああああウインディちゃんが可愛いんじゃああああ 作:ガラクタ山のヌシ
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それはいつものトレーニング後のことである。
「トレーナー!トレーニングたくさん頑張ったから、その分ウインディちゃんをたくさん構うのだー!」
なんて言ってくるウチの担当ウマ娘。可愛い。
「よしよし。それじゃあ何がしたい?」
うんうん。今の彼女はノリにノっている。つまりは伸び盛りの時期だ。ここで断ってわざわざそれを削ぐこともないだろう。
書類の作成は今日の記録をそのまま打ち込む以外は大方済んでいるので、他は後回しでいいか。それに息抜きというのも大切だ。
「エッへへー♪」
ウインディはオレの頭を掴むと
ガジガジして来た。
「どうしたー?そんな甘噛みなんかして?」
「へっへーん!困ったのだー?」
「そうだねー。困ったねー。」
「じゃあもっと構うのだ〜!」
うむ、露骨に甘えて来るウチの担当ウマ娘可愛い。
「よーしよしゃしゃしゃしゃ!!」
もう癒し、いや心の支えだなぁ。
トレーナー業はぶっちゃけ大変だ。
担当ウマ娘一人受け持つだけで、スケジュールがギッチギチだ。
まあ、これはオレ自身の手腕の未熟さもあるんだろうが。
そんなこんなでウインディと戯れていると
「こんにちは〜☆」
おっとオレ達に用かな?
そう思い振り返ると
「ひっさしぶりだねーウインディちゃん☆」
スマートファルコンが立っていた。
「がう?」
ウインディが彼女を視界に入れる。
「ガルルル!」
うん。わかりやすく威嚇してるなぁ。
出来るならすぐにでもやめさせたいが、でもウマ娘同士の関係性にあくまでもトレーナーのオレがとやかく言って良いものだろうか?
少なくともスマートファルコン側に敵意のようなものは感じない。
本当にたまたま見かけたから声をかけただけに見える。
「まあまあ、そんなに身構えないで欲しいなー。」
幸いと言うべきか、スマートファルコンは特に気にした風でも無い。
「わたしね。ウインディちゃんには期待してるんだー。一緒にダートを盛り上げてくれるって。あっ、もちろん誰でも良いってわけじゃ無いよ?」
朗らかな笑顔を浮かべながらそう言う。
本心、だとは思う。
そもそも彼女はすでに三年間を走り抜け、ドリームトロフィーリーグに駒を進めている猛者であり、更にはダート部門での年度代表ウマ娘も選出されている実力者。
声をかけられること自体、ダートウマ娘にしてみれば名誉なことだ。
故に、ここは一旦ウインディをなだめるべきか。
「ムー。」
そんなことを考えていると横から不満げな声が聞こえる。
「どうしたウインディ?」
「ガブーーーー!!!」
「痛ーー!?」
ウインディはいきなりオレの腕に噛みつくとフンと鼻を鳴らし、スマートファルコンを指差し叫ぶ。
「ウインディちゃんは、ぜったいぜったいぜーーったい、オマエを倒すのだーー!!」
と宣戦布告を一方的に告げ、オレを腕を掴むなり引きずってコースを後にした。
「ふふっ、楽しみだなぁ〜〜☆」
そんな言葉が聞こえた気がしたが、人間よりも力の強いウマ娘に引きずられていたため振り向く余裕も無かった。
◇
ぷんすかぷんすか
ふん!!負けないのだ負けないのだ!
ゼーッタイに勝ってやるのだ〜!!
負けず嫌いなウインディちゃんならこのくらいはしそう。(妄想)