あああああウインディちゃんが可愛いんじゃああああ 作:ガラクタ山のヌシ
「ふ〜む…」
オレは今、薄暗い中で、腕を組み考え込んでいた。
それと言うのも…。
「まさか、合宿帰りで油断してたところにさっそく落とし穴とは…」
いやぁ、我ながらウインディの行動パターンを読み切れていなかったなぁ。
なんて、反省するのは後だ。
コンコン、と壁面を叩く。
「……よし」
このままでは仕事に差し障りも出てしまうので、とりあえず穴を登ることとする。
「よっ…と」
壁面に手で触れ、次いで足も引っ掛ける。
幸い、周囲の土はある程度硬さがあるのと、落とし穴の広さ自体さして大きいわけでもなかったので、登ること自体はそれほど大変でも無い。
まぁ、オレ自身の慣れっていうのも多少はあるのかも知れないが…。
「にしても…少し意外だなぁ」
最近のウインディの落とし穴はもう少しバリエーションというか、登るのも骨が折れる仕様のものが多い。
まぁ、凝ったものほどウインディが出られなくなって一度助けに入るワンクッションが入るんだが…そう言うところも本当に可愛い。
そう言った意味で、こんな初歩的な落とし穴を掘ること自体逆に新鮮と言うか…。
「ウインディ?何か悩み事でもあるのか〜?」
今日の分のトレーニングを終えて、トレーナー室のソファーで寝そべるウインディに声をかける。
「のだっ!?わかるのだ〜?」
びっくりしたような、それでいて少し嬉しそうな顔でこっちを見るウインディ。可愛い。
「まぁ、オレとウインディの付き合いだしなぁ〜」
その言葉を聞いたウインディはソファーから顔を上げると、胸元に抱えたクッションを抱きしめながら何やら神妙な面持ちで話し出す。
「のだぁ〜…実は…」
時は遡り、数時間前のこと。
□
「はぁ〜…どうすればトレーナーさんをオトせるのかなぁ?」
「いやいや、流石に厳しんじゃない?」
「そうかなぁ?」
「いやでも、気持ちはわかるけどさ〜?」
なんてことをウインディのクラスメイトであるウマ娘が数名の友人たちと相談しあっていた。
「ふふ〜ん!!そんなのカンタンなのだ〜!!」
「え、ウインディちゃん!?」
「どうすればいいのが分かるの!?」
「ふっふん!!気になるのだ〜?」
ウインディはフンスッとひとつ鼻を鳴らすと
「落とし穴を掘ればいいのだ〜〜!!」
と、誇らしげに胸を張り堂々と言う。
すると、悩ましげにしていたクラスメイトが
「…そだね。ウインディちゃんはそのままでいてね〜?」
と、ウインディをナデナデしつつ、優しい笑顔でそう言われた。
□
「う〜ん…何が違うのだぁ〜…?」
なるほど、そう言うことか…。
「ウインディ」
「のだ?」
これはオレの勝手な憶測ではあるがウインディの記憶にあるセリフからして恐らく、そう言うことだろう…。
「多分、オトすっていうのは…」
◇
のだ〜♪
トレーナーからプロレスのチケットもらってきたのだ〜♪
のだ?なんでまたナデナデしてくるのだ〜?
ちょっと短くなっちゃったです…。