あああああウインディちゃんが可愛いんじゃああああ 作:ガラクタ山のヌシ
突然だがウチのオヤジのダートレース好きはなかなかに年季が長く、そしてそれゆえか造詣も深い。
オヤジの書斎には今でも毎月買っているという月刊ダートが全巻そろっていたり、今でも懇意にしているダートウマ娘のサインや蹄鉄が飾ってあったりするくらいにはダートファンだ。
オレも昔からオヤジの許可をもらってはちょくちょくコレクションから借りて読んでいる。
ここまでハマるきっかけになったのは、オレの地元の歴史が関係していたりする。
ウチの地元は田舎だからかそれとも立地のせいか、あるいはその両方か…山に囲まれていて坂道も多かったことから、昔から割と仕事がウマ娘頼りなことが多かったようで、いざ便利なモノが入ってきた際、幸いなことにそこそこ栄えたらしい。オレの先祖をはじめとした当時の住民達はそれまでの感謝のしるしとして何かしたいと思ったらしく…なんと市にかけあってレース場の建設に携わることとなったらしい。
以来、ウマ娘はこの辺りだとことさらに親しまれていて、それに加えて地方ということもあり、それなりにレース好きも(地方だからダートがメインだが…)多いと言うわけだ…とまぁ、昔の話ばかりしても仕方ない。
大事なのはウチの可愛い可愛いウインディが今どうしてるかなわけで…。
「のだぁ〜…かわむき、むつかしいのだ〜…」
どういうわけかピーラー片手に我が家の台所に立っていた。
エプロン姿も超可愛い。
頭の三角巾も何気に似合っている。
隣ではお袋がニコニコと見守っている。
「アッハッハ!!最初っから上手くはいかないさね。もうちょっと優しく押し当てな〜?」
「のだ…」
何故ウインディがこんなことをしているのか。
それと言うのも、炬燵でぬくぬくとしていたウインディが何かを思い出したように「おてつだいしたいのだ〜♪」と言い出したのがきっかけだ。
既に三が日も終わって親戚たちは粗方帰っていたし、そこまで忙しいわけでも無い。
姉貴のお下がりの和装も着て、初詣も済んでまったりしていたところだったわけだが…。
「お客さんにそこまでしてもらわなくっても…」と、お袋も申し訳なさそうにしていたが…
「のだ〜!!しゅぎょーしたいのだ〜!!」
のひとことに、何やら合点が行った様子のお袋は何かを察した様子で
「おやおや、それじゃちょっとだけお手伝いしてもらおうかねぇ〜」
なんて、最初とは打って変わって嬉々として教え出した。
しかし、修行かぁ…。
「ウインディも、いろんな角度から学ぼうとしてるのかなぁ…」
「ブッ‥」
その言葉に、何故かお茶を吹き出すオヤジ。
……何なんだぁ?
◇
ふっふっふ〜。
クラスメイトにおしえてもらったトレーナーとナカヨシけーかくはじゅんちょーなのだ〜♪
えっと…メモメモ…ごりょーしんにあいさつのつぎは…。
むむ〜…おりょーりはにがてなのだぁ〜…。
遅くなって申し訳ない…。