あああああウインディちゃんが可愛いんじゃああああ 作:ガラクタ山のヌシ
休みにかえった実家からトレセン学園に戻って、オレはトレーナー室で休みあけのウインディのトレーニングの予定を組んでいた。
もちろん、ウインディを勝たせたい…いや、一緒に勝ちたいから、と言うのもあるが…オレのやる気を最高潮からさらに上へと押し上げたのは、先日の集会での理事長の言葉だ。
「発表ッ!!本年度より、いくつかの重賞レースを昇格とするッ!!」
その言葉に場はざわつく。
それだけ、レースの昇格というのは滅多に無いことだからだ。
「期待ッ!!どのレースを昇格するのかは追って伝える!!後日掲示板に張り出すので、待機ッ!!」
いつもの如くバサっと扇子を広げてそう言うのはなかなか様になっている。
そうして後日張り出された紙に、いくつかのレース名がそれぞれ昇格の旨が記されていた。
その中には二月に開催されるダートレースである、フェブラリーステークスのことも。
ウインディも今年からシニア級だし、フェブラリーステークスが昇格対象なのはありがたい。
G1勝利という結果は誰でも欲しいし、まして昇格してすぐのレースで勝ったとなれば、未来永劫語られる初代王者だ。
であれば、トレーニングにもいっそう熱が入るというもの。
とはいえ、無理をさせない範囲で、と言うのが大前提だが。
さすがにレースを走る前に故障してしまいましたでは笑い話にもならないし。
そんなこんな、トレーナー室で業務に勤しんでいると…。
「バァ〜!!なのだぁ〜♪」
いつの間にか背後にウインディが。可愛い。
「おぉ、どうした〜ウインディ〜?」
実家から帰ってきてからと言うものの、ご機嫌な日が続いている。
なんなら休み時間の度にトレーナー室までやって来てる。可愛い。
かと言ってクラスメイトちゃんたちに聞いてみても意味深に微笑むばかりで、何が何やら…。
「ウインディちゃん、またトレーナーの家に行きたいのだ〜♪」
「うん?またオレの実家に行きたいのか〜?」
確かに、実家では割と歓迎されてたし、することもないだろうと、退屈しそうだと言うオレの懸念に反してけっこう充実してたみたいだし…なんならウチの子猫達やらお袋とも帰り際にかなり仲良くなってた感じがしたけども…。
「まぁ、行くにしても来年だなぁ〜」
長期休暇はなかなか取れないし、たまたま実家の近くのレース場で走った時に寄るくらいしか出来そうもない。
それでもウインディは嬉しそうに笑う。
「のだぁ♪たのしみなのだ〜♪」
「そっかぁ〜、それじゃ親父とお袋…それとウインディのご両親にいい報告をするためにも、トレーニング頑張らないとだなぁ〜」
「エヘー♪わかったのだ〜♪」
素直なウインディ。可愛い。
目指せ年度代表ウマ娘だな!!
いやまぁ、可愛さなら既に最早宇宙一なんだけども…。
◇
のだぁ〜♪
冬休みのあいだに、トレーナーとナカヨシになれたきがするのだ〜♪
けーかくどーりなのだ〜♪
ウインディちゃん…来て下さいお願いします。