あああああウインディちゃんが可愛いんじゃああああ   作:ガラクタ山のヌシ

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まぁ、時期的にはフェブラリーステークスあたりに合わせる感じでまだかかるんすかねぇ。


またウインディ新ガチャにいなかったよorz

模擬レースを圧勝し、波に乗るオレとウインディだが当然そんな活躍をすればマークされるようになるのは必然。

相手の策に負けないような戦術、トレーニングの練り直しやクラシック級に上がってからの参加レースの調整などをしているところに、アグネスタキオンが何やら封筒を持ってトレーナー室までやって来た。

「やぁやぁ、シンコウウインディのトレーナーくん。お邪魔させてもらうよ」

「君も飽きずによく来るなぁ」

「まぁね」と答える彼女をとりあえずソファに案内する。

「コーヒーと紅茶どっちが良い?」

「では、紅茶で」

ちょっといいお茶っ葉を茶漉し入りのポットに入れ電気ケトルのお湯をポットとティーカップに注ぎ三分待つよう言いつつ砂時計と一緒に机の上に置く。

「しかし、急にどうしたんだ?」

「まぁまぁ、その話は紅茶が入ってからでもいいじゃないか」

そう言い、適当な雑談を交わす。

というか、ほぼ彼女の研究への熱意やら何やらがほとんどで、その間こちらが出来たのはもっぱら話を聞きつつ時たま合いの手を入れるくらいだった。

砂時計の砂が落ち切った頃を見計らって、温めていたカップに紅茶を注ぎ差し出すと砂糖をこれでもかと入れるアグネスタキオンに少し引いた。が、顔はしかめないようにしたつもりだ。

優雅に砂糖(大量)入り紅茶を飲み満足そうに微笑むと、ソーサーごとカップを机に置いて先程の封筒を差し出しながらタキオンは言う。

「菊花賞を見に来たまえ。G1で走ると言うその意味を肌で感じさせると良い」

自身のクラシック三冠、その最後の大舞台をウインディに見届けさせようと言うのだ。

「こないだウインディは一目見てわかるほど未熟とか言ってたような気がするが?」

少し言葉に険がこもるが、当のタキオンはどこ吹く風で

「未熟は未熟さ。だからどう育つのか楽しみなんだよ」

それに、と続ける。

「芝とダートの違いこそあれ、G1レースは生で見ておくに越したことはないと思うがね?」

その言葉に一理あるのは確かだ。

ジュニア級の時にはG1どころか重賞そのものに縁が無いのがダートウマ娘の現状だ。

そのためにじっくり育成出来るという利点もあるにはあるのだが。いかんせん重賞に場慣れ出来ないのは些か問題か。

「しかし、どうしてそこまでウチのウインディに肩入れするんだ?これまで特に面識も無かったんだろう?」

「?肩入れ?別にしているつもりはないがね。」

素でそう言っているのだろう。キョトンとした顔をされた後

「まぁ、元々彼女は色々と目立つところがあったからねぇ。主にイタズラとか」

少々茶化すように、勿体ぶるように言う。

もうタキオンはこういう奴だと割り切った方がいい気がしてきた。

というか、そうでもしないとずっと振り回されっぱなしな予感がしたオレは出来る限り無心になろうと努める。

「それで?」

「まあ、それでこちらに飛び火しない限りは特に気にも止めていなかったんだが、そんな彼女に突然トレーナーがつき、あまつさえほぼ代名詞になりかけていたイタズラもしなくなったというじゃないか。後者以外という限定でだが、まるで昔の自分を見ているようでね。これで気にするなという方が無理だろう?」

それを肩入れしてるって言うんじゃないか?というのは野暮か。

それとタキオンの実験はともすればウインディのイタズラより悪質だろうと思ったのは内緒だ。

「昔はダートにも三冠と呼べるものがあったそうだが、三つのうち二つがG1クラスでなかったこと、そして当時あまり盛り上がらなかったことを理由に無くなってしまったそうでね」

「確かに、その話はたびたび聞くな」

一つはG3ユニコーンステークス、一つはG1ジャパンダートダービー、そして最後の一つがG2スーパーダートダービー(後のスーパーチャンピオンシップ)だ。

ちなみに三つ目のスーパーダートダービーは当時のダートの不人気が祟って大会規模を縮小したのち廃止になったとか。

そんなわけで、芝でいうクラシック三冠やトリプルティアラといったものが現在のダートでは特に定められてはいない。

盛り上がりに欠けると言われる所以の一因はそこにあるのだろう。

三冠ウマ娘、トリプルティアラウマ娘と聞けば誰もがすごいと称賛する。

実際すごいし、それを達成できるのはほんのひと握り、いやひとつまみいるかどうかか。

それが無いのは客観的に見て、影が薄く見られても仕方ないだろう。

盛り上がらないから廃止にせざるを得ない。

レースを廃止にするから人が集まらない。

人が集まらないから、盛り上がりもしない。

まぁ、典型的なデフレスパイラルだな。

卵が先か鶏が先かという話になってしまうが、根本はそこだろう。

維持費や大会運営費用だってバカにはならない。

採算が取れないなら廃止になるのもやむなし。というのはあまりに大人の事情が透けて見え過ぎるが仕方ない面もあったのは確かか。

そう言った意味でも、やはりスマートファルコンの実績は偉大だと再認識させられる。

ダートがマイナー扱いされ、やがて芝を諦めたウマ娘達が最後の頼みの綱としてやっていたという認識だったダートレースを、再び一大コンテンツとして復活させたのだから。

「まぁ、来るかどうかは任せるさ、最前列の一等席だ。売ればそれなりにもなるだろうさ」

「いや、売らないよありがとう」

「そうか、なぁにお礼なら研究の協力で結構だよ」

そう軽口を叩いた後、アグネスタキオンはスッと立ち上がりトレーナー室を後にした。

「えーっと、菊花賞の日の予定は……」

十月二十四日、空欄。それが意味するところは

「京都でウインディが好きそうなもんってあったっけなぁ……」

圧倒的な努力と才気の爆発を目撃するということだった。

 

 

お〜コレすごいのだ〜♪

 

コレぜったい勝負服につけるのだ〜

 

このガブガブ〜♪

 




ウマ箱 特典のウマ本も面白いネッ!
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