あああああウインディちゃんが可愛いんじゃああああ 作:ガラクタ山のヌシ
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たくさん見て頂けて感謝すると同時に驚いております。
ありがとうございます。
ウチのウインディは、月に数回(主に暇すぎる時)にイタズラをしたい衝動に駆られるらしい。
なんでも、最初は構ってちゃん作戦だったのが次第にどハマりしてしまい、クセになってしまったと言う。
だからオレはウインディにその衝動に駆られたらオレにのみイタズラをするよう言い、他の人やウマ娘にそれをしようとすれば、心を鬼にして怒ったものだ。
とは言え最初はほぼ毎日、徐々に三〜四日に一度、そして週二、三回と回数を減らし今の月に数回と言うのに落ち着いたのだから、これでもかなり丸くなったというか、減った方だ。
他所様に迷惑をかけるわけにはいかないからね。べっ、別にあのかまってちゃん攻撃がクセになってる訳じゃないんだからねっ!(謎のツンデレ)
ちなみにであるが、何故いきなりこんな事を言っているのかと言うと。
「エッサ、ホイサ、ふっふーん。ここはトレーナーの通り道、絶対に引っかかるのだー♪」
目の前で何やら楽しそうに落とし穴を掘っているウチの可愛い担当ウマ娘を目撃したからだ。
なお、現在は近くの茂みに隠れて見守っている。
まぁ見たところ引っかかったところで何か怪我をするでも無し、ハシゴや脚立を持ち込んでいない時点で自力で出られるくらいの深さにしかならないだろう。仮に出られなくなったとしたら、さりげなくかつ即座に助けに行けるように見守る意味もあるのだ。
そもそも、この時のウインディの目的はイタズラにはめることそのものであり、落とし穴の深さやらはこの際関係ないため、結果的に安全性は増しているので、オレとしても気兼ねなく可愛いイタズラを見守っていられると言うのもある。
なお、この道をいつも朝一番に通るのはウインディも言っていた通りオレである。
というか、そのことを教えたのオレだし。
と言うか、ウインディはイタズラ癖が発揮する時はあからさまにソワソワするし、ハッキリ言ってわかりやすい。そこもまた可愛いのだが。
もうじき催される駿大祭の準備期間に、コレを放っておけば要らぬ被害が生まれるかもしれないしヘンな話、こういうイタズラはオレとウインディにとってある種のコミュニケーションにもなっている。
「おい、どうした?」
「!?」
後ろから声をかけられる。
一瞬ビクッとなったが、できる限り音を立てないよう振り返ると、そこには沖野先輩が立っていた。
「お前、今側から見たら完全に不審者だったぞ?」
そう言い、オレが何を見ていたのか気になったのだろう。身をかがめながら道の方を見る。
「………いつものか」
そう言うと先輩はため息をついて
「ほどほどにしろよ〜」
と言い、特に何を言うでも無くグラウンドの方に向かって行った。
本当に何があるのか気になっていただけらしい。
イタズラを完全に辞めさせないというオレの方針には特に何か言ってくる訳でもなかった。
そもそもの話、沖野先輩もゴールドシップという特急の暴走列車をチームメンバーに加えている(というか、チームスピカ最古参らしい)ので分かる苦労なのかも知れない。
改めてウインディの方を見遣ると、何やらバケツで水を落とし穴に入れていた。
なるほど、プールのようにしたいらしい。
でも、それだと土に水を吸われるんじゃ無いかなぁ。なんて呑気に思いつつウインディを見守る。
満足げに頷くウインディが、葉っぱを敷き詰めて落とし穴を隠す。
土の色が全然違うが、そんなことを気にするほどウインディは小さい器では無い。
ニシシと笑うウインディを横目に、オレはトレーナー寮の方へ向かう。
荷物を取りに戻るためでは無い。
さり気無く落とし穴にハマるためである。
大丈夫だ。着替えは持ってきている。
可愛いウインディの笑顔を見るためならばこのくらい安いものだ。
水を土が吸収し切る前に、オレはダッシュで来た道を戻り、支度をする。茂みに隠れたのであろうウインディが今か今かとワクワクしている道を通るために。
◇
フッフーン。カンペキなのだ〜♪
ウインディちゃんは天才なのだ♪
まだかなまだかな〜 ソワソワ
ネタはあるのにサブタイが思いつかない……orz