あああああウインディちゃんが可愛いんじゃああああ   作:ガラクタ山のヌシ

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なんやかんや、書き始めて一ヶ月。
読んでくださった皆さんに感謝です。


誰かウインディちゃんの子分になる方法を教えて下さい。

ウチのウインディとそれなりに仲の良いウマ娘はクラスメイトちゃん達の他に、オレの思いつく限り二人ほどいる。

一人はオレとウインディが出会った時もそしてそれ以降もウインディがちょくちょく注意をされていたヒシアマゾン。そしてもう一人が

「ビコー!鬼ごっこするのだー!」

「おおー!ウインディ先輩!一緒に困ってる人を助けてくれるのか?」

「ちーがーうーのーだー!」

今ウインディと絡んでいるビコーことビコーペガサスだ。

ウインディのトレーニング中たまたま通りがかった公園で彼女を見かけ、ちょうどトレーニングもキリが良かったのでいったん休憩にしようと言ったら嬉々としてウインディがビコーペガサスを遊びに誘ったはいいがそのまま彼女のペースに巻き込まれてしまった。と言うのが今回のことの顛末だ。

彼女はテレビに出てくる正義の味方キャロットマン(おそらくウマ娘)に強い憧れを持っており、そのためトレーニングの合間に人助けやレースに向けて必殺技の考案をしているほどだ。

というか、ウマソルジャーV(ファイブ)と言うトレセン学園で子供向けに作られた戦隊特撮でリーダーもやっていることから、そのヒーロー好きは筋金入りなのだろう。

因みに他の四人はサクラバクシンオー、ハルウララ(共にピンク)セイウンスカイ(ブルー)、サイレンススズカ(グリーン)で、ヒシアマゾンは司令役をやっている。

なお、悪の科学者役は案の定と言うべきかアグネスタキオンである。因みに彼女も結構ノリノリだった。

そして、その強い正義感と裏表の無い人柄ゆえに意外と顔も広い。同じ短距離ウマ娘のサクラバクシンオーやヒシアケボノ、天才少女と名高いマヤノトップガンと一緒にいる所もよく見るし、そしてヒシアマゾンともちょくちょく交友があるようだ。

小柄な体格ながら、芝短距離にて活躍を期待されるホープでもある。

ウインディはどうやら彼女と仲良くなりたいようだが、どうにも素直になれないらしい。

彼女と別れ、トレーニングを終えてトレーナー室の机にぐでーっと寄り掛かって落ち込んでいるのがその良い証拠だろう。

「ウインディ、友達になりたいならそういえばいいんじゃない?」

「違うのだー!アイツがウインディちゃんの友達にどーーーしてもなりたいって言うならしてやってもいいってだけなのだー!!」 

ガバッと起き上がってそう言ったウインディの頬は膨らんでいた。可愛い。

「そっかー」

と言いながらオレはウインディにスタスタと歩み寄る。

まあウチのウインディはちょっとばかり不器用で素直じゃないところがあるからなぁ。

向こうも向こうで慣れっこだろうけど。

「ウインディ」

座っているソファーの後ろからそう呼びかけるとウインディはこちらを向く

「よ〜しよしよしよしよしよしよしよしよし」

「のだ〜♪」

ご機嫌取りにうりうりしたら、いつものウインディに戻ったようだ。可愛い。

うーむ、慣れればこの通り素直ないい子なんだがなぁ。

「ウインディ、ご飯食べに行くか?」

ちょうど良い時間だし、気分転換も兼ねてたまには外食も悪くは無いだろう。

外出届を出せば、すぐにでも出かけられるはずだ。

「わーい、トレーナーとごはんなのだー♪」

うん、ウインディも乗り気だしそうするか。

ちなみに鯉料理はしばらくはいいらしい。

まぁ、たらふく食べてたしなぁ。

そんなことを思いつつ支度を済ませようと席を立った時

コンコン、ガチャ

ノックと共にトレーナー室の扉が開く。

「すまない。次の並走トレーニングの件だが…」

そう言って入ってきたのはオグリキャップ。

オグリキャップ!?

確かに彼女との並走トレーニングは滅多にできないため、可能ならば連絡を入れて欲しいとは伝えたがまさか本人が直接やってくるとは。

なんと言うことだ。まさかメシの話題をして、今まさに出かけようと言うときに彼女に出くわすとは。彼女の健啖ぶりはそれこそ有名なのに。

「む?ウインディ、なにやら上機嫌だな」

そしてウインディの方に目を向ける。

「エヘヘ〜、実はコレからトレーナーとごはんに行くのだ〜♪」

「む…そうか、邪魔だったか?」

え、あ、うん、はい。とは流石に言えず、どうしたものかとオレは思案する。

するとご機嫌なウインディは

「フッフーン、なんならオグリも一緒に来るのだ〜?」

なんてことを言い出す。

ちょっとウインディちゃん?

「良いのか?」

何故だかオグリキャップの方も乗り気である。

いやちょっと……

そう言おうと思った矢先

「トレーナー、良いのだ〜?」キラキラ

「任せんしゃい(即答)」

そう言ってしまったが後悔は無かった。

仮にミストレセン学園という催しがあれば全ての賞を総ナメしてもおかしく無い笑顔である。

いや、出来なければそれは審査員の目がふし穴か、カネで買収されたかのどちらかだろう。

そうに違いない。

二人に外出届を書いてもらう間、オレは車を回す。

「途中、ちょっと銀行寄るな〜」

お金下ろさなきゃ。流石に三人前(内一名は大食漢)では手持ちが不安だしなぁ。

「はーいなのだ〜」

「うん、わかった」

二人とも素直である。

そうしてたどり着いた銀行の入り口に向かうと、ウィーンと自動ドアが開く、いや、それ自体は不思議ではないが……

「…………」

「…………」

ドンヨリとした雰囲気でどこか遠い目をした沖野先輩が出て来た。そして目が合った。

「あの…先輩…」

オレが言葉に詰まると

「皆まで言うな…」

そう言ってオレの肩を叩く。

「オレ達、何か悪いことしましたかねぇ?」

「さぁなぁ」

そう言う先輩と見上げる空は憎たらしいほどに青かった。

 

 

ムグムグ

 

焼き肉おいしいのだ〜♪

 

おばちゃーん、とうもろこし追加なのだ〜♪




トレーナーくんは少し混乱しております。
皆さんはご自身の推しを胸を張って堂々と推して下さい。
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