あああああウインディちゃんが可愛いんじゃああああ 作:ガラクタ山のヌシ
さて、オレとウインディは今トレセン学園内のトレーニングジムに来ている。
目的はもちろんウインディのトレーニングである。
前日予約でもなんとか利用許可が降りたため、オレは早速どれからやってもらおうか見繕っているところだ。
流石は天下のトレセン学園とでも言うべきか、数も種類もその辺のジムとは段違いである。もちろん、全てウマ娘用のチューンナップがなされているためオレには難しいなんてもんじゃないが。
有酸素運動に適したもので言えばドレッドミル、まぁ要するにランニングマシンだったりフィットネスバイク、それに背もたれのついたリカンベントバイクやクロストレーナーなんかが挙げられる。
無酸素運動で言えばウエイトリフティング、ベンチプレスなどが有名だろうか。その他にも腹筋ベンチや懸垂マシンなんかがいくらかある。
どれも一長一短であり、トレーニングの目的によって組み合わせも自由自在。
さらにウマ娘の調子や気分にも合わせるとなるとその選択肢はもはや無限にも思えるほどだ。
つまりはこう言った組み合わせなんかも、トレーナーのセンスや腕の見せどころといえる。
今日のウインディはご機嫌で調子も良さそうだし、体も出来上がりつつあるため、ちょっとキツめのトレーニングでも問題はなさそうだ。
あらかじめ考えておいた幾つかのプランのうち一番キツイものを選ぶ。
もちろん内容は今のウインディに無理がない範囲のものだ。
最初はもちろん準備運動だ。ケガを舐めてはいけない。十五分念入りにやってもらう。
「トレーナー、背中押して欲しいのだ〜」
「はいよー」グッグッ
「のだ〜♪」
次にランニングマシンで三十分ほど。
「トレーナー、もう少し速くっても大丈夫なのだ〜」
「いや、今回はこのくらいの速さで少し長めにやろうか」
「分かったのだ〜」
少し余裕がありそうだな。十分追加かな。
次は筋トレをたっぷり五十分。
レッグプレス(脚)→チェストプレス(胸部・腕)→シーテッドローイング(背中)と全体的に鍛える。
筋肉に偏りがあるのも怪我の元だからだ。
「ふふ〜んラクショーなのだ〜」
「じゃあもうちょっとゆーっくりやってみようか」
「はーいなのだ!!」
とまぁ、こんな感じでトレーニングをやってもらってみると、やはりと言うべきか前よりもしっかりと体が出来上がっている。
伸び代も当初予定していたよりもずっといい。
これは少し、メニューを見直す必要がありそうだ。
体が歓喜に震えるぜ!まぁ実際嬉しい悲鳴だ。トレーナー冥利に尽きるってもんだ。
「ウインディお疲れ」
整理運動を終えたウインディにオレは声をかける。
「へへーん。ちょっと疲れたけどウインディちゃんに不可能はないのだ〜」
疲労具合に関しては包み隠さず言うようにはしている。
無理をして一番困るのは本人だからだ。
しかし、ふむふむ。この前とは違ってこのくらいなら問題はないか。
こまめに水分補給もするよう言っていたため、足取りも良い。
オレはウマ耳をピクピクさせたり、尻尾をユラユラさせて話を待っているだろうウインディに聞く。
「ウインディ、この後なにか予定があったりするかな?」
「のだー?特にはないのだ」
「そうか。じゃあ学園の近くにおでんの屋台が来てるんだが一緒に行くか?とうもろこしもあるぞ」
そう言うと、とうもろこしという言葉に反応したのかウインディの耳がピクリと動く。可愛い。
「行くのだ〜!!」
トレーニング終わりとは思えないほどの屈託のない笑顔と元気な声でそう言うウインディ。可愛い。
「それじゃ、着替えて外出届を出したらすぐに行こうか。歩きで行ける距離だし」
その後、寒いからかウインディはやたらと引っ付いてきた。可愛い。
◇
エヘヘ〜トレーナーと夜のお散歩なのだ〜♪
おでん美味しいのだ〜
とうもろこしガジガジ〜
おでんはからしじゃなくて柚子胡椒でも美味しいですよね。