あああああウインディちゃんが可愛いんじゃああああ   作:ガラクタ山のヌシ

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出来たので投稿。
ウインディちゃん早よ育てたいんじゃああああああ!


さーて、いつまで続くかな?

ここは、トレセン学園のトレーナー達行きつけのバーである。

雰囲気もよく、寡黙で腕の良いマスターが出す酒はいずれも好評を博している。

無論値段もそれなりにするが。

そのカウンター席に、二つの人物が腰掛け話していた。オレと沖野先輩である。

「ですからウチの担当ウマ娘は可愛いんですよ。」

「…お前口を開く度それ言うなぁ。」

沖野先輩が若干呆れ気味に言うが

「1日に5回は言いたいですからね。」

とオレは返す。

「今何回目だ?」

「忘れました。」

しかし5回以上言っているのは覚えている。

「しっかし、はじめての担当ウマ娘との間にそれだけの絆が芽生える新人は今日日珍しいぞ?」

「そうですかね?」

「そうだぞ?ましてあの悪戯っ子に周囲への悪戯をほぼやめさせるってどんなからくり使ったんだ?」

「別に特別なことは何も。褒めて、撫でて、たまに叱ってまた褒める。これだけです。むしろこっちが毎日元気をもらってますよ。」

何も難しいことはないと思うが。

実際、あの子は一度心を開いた相手にはとことんまで甘える性分なのだろう。

悪戯も噛みつきもその一環と思えばむしろ微笑ましくすらある。

「うん。まあお前がそれでいいならいいんだけどさ。」

「この前なんて、ゲート練習で地面に穴を掘ろうとしてまして、いやぁ可愛かったなぁ。」

「いや、和んでないで止めろよそれは。」

「もちろん止めましたよ。他の子達も使う場所ですし。20分ほどナデナデしたら満足してくれましたとも。」

ただ、あの子は可愛いよりカッコいいとか凄いといった賞賛の方が好きらしく、声を大にして可愛いと言うと途端に拗ね出す。そういうところもまた可愛い。

「ウインディ・コーナーです。」

そうこう考えている内、頼んでいたカクテルが来た。

スノースタイルにしたカクテルグラスにブラックベリーのリキュールを注ぎ、ナツメグをふりかけて完成。

シンプルなカクテルだが、アルコール度数は40あるので、ナッツでもつまみながらチビチビ飲むのが基本だ。とオレは思う。

「それで、本題はなんだ?」

「ええ、実はですね…。」

「おう。」

「ウイニングライブの練習にウインディが来てくれないんです。」

「あぁ〜。」

先輩はなんだか納得したような顔をする。

 

時は三日ほど前に遡る。

 

「みんな〜、今日は頑張ろうね〜。」

「おーーー!」

彼女はスマートファルコン。 

ウマドルという歌えて走れて踊れる、謂わばウマ娘版アイドルといえるものを夢に掲げ、またダート界隈に於いても、彼女が出て来るまで芝と比べほぼマイナーであったダートの人気を押し上げた第一人者でもあり、逃げ切りシスターズという学園の広報も任される凄いウマ娘である。

そんな彼女が、ライブ練習を合同で行おうと提案したらしい。

「みんなでやればもっと楽しく出来るよね。」

とのことだ。

故にか、彼女の存在はウインディの反骨心をこれでもかと刺激してしまったらしく、練習中終始オレをガジガジしている始末。

 

このままでは練習にならんと、どうにか宥めようとしたが暖簾に腕押し、糠に釘。

ついには練習をボイコットしてしまったのだ。

 

「それでどうしたもんかと先輩に話を聞いてもらおうと思った次第です。」

「まあ、確かにな。」

「オレはウチのウインディは決して弱くもなければ、スマートファルコンに比べて素質で劣るわけでもないと思ってます。」

「たいそうな自信だな。」

「そりゃもう。自慢の担当ウマ娘ですから。」

「なら、後はもう決まってるじゃねえか。」

「何がですか?」

「ちゃんと話し合えってことだよ。」

 

その翌日、オレはウインディをトレーナー室に呼んだ。先輩の言ったように、話し合いたかったからだ。

「って訳でなウインディ、思ってることハッキリ言って欲しい。」

ウインディはムスッとしてパイプ椅子に反対に腰掛けている。

「……………。」

「……………。」

暫しの沈黙、そしてそれに耐えかねたのかウインディがポツリと呟いた。

「アイツ、ウインディちゃんよりキラキラしてたのだ。」

それを聞いてオレはなるほど。と思った。

確かに、練習中のウインディは正直言ってそれほど上手いとは言えなかった。しかしそれはまだ始めたばかりだからだ。

実績で言っても、こっちもこれから頑張ればいい。先輩にも言ったが、ウインディはスマートファルコンと比べても素質で決して劣ってはいない。

「うん。それで?」

出来る限り優しく聞く。

「それで、トレーナーが取られちゃうと思ったのだ…。」

「なるほど、オレがウインディから離れると思ったのか。」

ウインディは耳を垂らし小さく、力無く頷く。

要は可愛いヤキモチか。まったく、こないだオレが言ったことをもう忘れたのか?可愛いなぁ。

「なんだ。なら答えは簡単だ。」

「え?」

「一緒に彼女に勝てるくらい強くなろう。」

驚く彼女にオレは続ける。

「今度はオレが言わせて見せるよ。ウインディにオレがトレーナーで良かったってな。」

 

それ以来、ウインディは吹っ切れたようにライブのトレーニングに打ち込むようになった。

 

 

う〜う〜

 

なんなのだこれ……。

アイツがトレーナーでよかったなんて、そんな…そんなこと……。

 

ウガーーー!!モヤモヤするのだぁーーー!!




先輩後輩とかリアル時系列は気にせんでください。
でなきゃ、ゴルシとマックイーンとかおかしくなるし。
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