あああああウインディちゃんが可愛いんじゃああああ 作:ガラクタ山のヌシ
6巻が今から楽しみです。
美味しいコーヒーを淹れるというのは案外難しいもんだ。
同じ豆、同じお湯の温度でも、淹れ方や挽き加減が違えば香りや味に違いがけっこう出る。
だから面白くもあるんだが。
まぁ、オレのささやかな趣味だ。別にプロのバリスタほど詳しくもないしな。
そりゃあエスプレッソマシーンとかのコーヒーを自動で淹れてくれる機械なんかもあるにはあるが、オレはあくまで自分で淹れたい人だ。掃除とか大変そうだし。
専用の口が細いヤカンに湯を沸かす間、ミルで用意しておいた豆を挽き、フィルターをセットしたドリッパーをコーヒーサーバーの上に乗せてそこに入れる。
沸いた湯を少し淹れて豆を膨らませ、蒸らした後にさらに湯をゆっくりと注ぐが、この時出来るだけお湯を細くするのがポイント。こうする事でより豆は空気を含むためコーヒーに湯が馴染みやすくなる。
注ぎ終わったあとは、コーヒーを入れる魔法瓶の水筒を二本用意する。
と言うのも、オレがコーヒーをいつも飲んでいるのを見ていたからか、ウインディが「飲んでみたいのだ〜♪」と言っていたからだ。可愛い。
そんなこんなでトレーニングを終えた後の時間、書類仕事の間にコーヒーブレイクを楽しむのが日課だが、今日は少し違った。
コタツに入るウインディに、水筒からコーヒーをカップに注いでソーサーに乗せて机伝いに渡す。
こぼすと危ないからな。
「ほいよ、ウインディ」
「おぉ〜、あったかいのだ〜」
「魔法瓶に入れて来たからな」
そう言ってオレは使用した魔法瓶を見せる。
「クッキーもあるからな〜」
某有名百貨店で買ったとっておきのちょっといいヤツだが、まぁウインディならいいか。
目をキラキラさせて、早速クッキーを食べるウインディ。可愛い。
「ん〜、おいしいのだ〜♪」
良かった。お気に召したようだ。
そしてカップを手にしてコーヒーを飲むが……。
「にがいのだぁ〜…」
どうやらこちらはそうではなかったようだ。
出来るだけ苦味を抑えたブレンドにしたんだが、それでもウインディには苦かったらしい。
「そっかー、じゃあミルクと砂糖入れようか?」
「たのんだのだ〜」
そう言ってウインディはカップを差し出してくる。念のため持って来ておいて良かった。
砂糖を一本、ミルクをひとつ入れて改めてウインディに勧めると、今度は気に入ったのかクッキーと交互に口に運んでいる。可愛い。
手にしたクッキーをサクサクサクサクと、リスのように頬を膨らませながら食べる姿は何とも愛らしい。
それに気づいたのか、ウインディはクッキーを飲み込むと
「トレーナーもたべるのだ〜?」
と言って、新たに手にしたクッキーをこちらに向ける。
「あ〜んなのだ〜♪」
おお三女神様、こんなに可愛らしく愛らしい天使に出逢わせてくれてありがとうございます。
オレはウインディに言われるがまま口を開け、クッキーを頬張る。
「美味しいのだ〜?」
そう可愛く聞いてくるウインディに対して、オレが言うべきとこは一つ。
「世界一美味いよ」
という、この世の真実であった。
◇
エッヘン!
ウインディちゃんコーヒーのめるのだ〜
オトナなのだ〜♪
因みに筆者は、漫画は昔から単行本派です。