あああああウインディちゃんが可愛いんじゃああああ   作:ガラクタ山のヌシ

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これはウインディちゃん実装も近いかもですねぇ。

………ホントはよ。


タマモクロスついに来ましたねぇ……。

 

鍋料理というのは日本の冬に欠かせないもののひとつだろう。

その名の通り鍋の中に肉や白菜、きのこにネギに豆腐にと、さまざまな具材を入れるために栄養がいっぺんにとれ、またアレンジも好みや気分で自由自在。

シンプルな水炊きから、カレー鍋、ちゃんこ鍋、海鮮鍋や胡麻豆乳鍋、石狩鍋にみぞれ鍋とレパートリーも豊富だ。

そして、食べ終わった後の洗い物も少なくて済むと言う色々な意味でお手軽料理である。

と、まぁ何でこんなことを言っているのかと問われれば答えは簡単で、今晩ウインディと鍋パーティーをするからだ。

近所の商店街で食材を買うため歩いて回る。

「さて、何にするかねぇ」

「とうもろこしはほしいのだ!!」

「そうだな〜。じゃあ八百屋には寄ろうなぁ〜」ナデナデ

もちろん鍋には欠かせない白菜やきのこ、にんじんなんかも買いたいし。

そんなことを考えつつ、八百屋の方へ歩く。すると……。

「らっしゃいらっしゃ〜い!!ビックリするくらい美味しいにんじんはいかが〜!?もちろん他の野菜もとっても美味しいよっ!!」

何とも元気な呼び込みの声が響いていた。

その声の主が理由なのか、八百屋はいつも以上に盛況だ。

バイトの子でも雇ったのか?

ウインディとはぐれないよう気をつけつつ、目的の八百屋に着くと、そこにはトレセン学園のジャージ姿のウマ娘がいた。

「彼女は確か…」

「いやぁ〜ウララちゃん助かるよ!!」

「いいのいいの!!だってこのお店のにんじんほんとに美味しいもん!!」

ニコニコ笑顔でそう言うウララちゃんと呼ばれたウマ娘。

愛嬌のある笑顔だ。そりゃあ商店街の人気者にもなろうというもんだろう。

しかし妙だな?ジャージ姿ということは恐らく現在トレーニングの最中のはず。

いやまぁ、彼女が人が苦手で慣らすために彼女のトレーナーがバイトをさせているというなら分かるが、あの人懐こさは彼女に元々備わっているものに見える。

そうこうしているうちにあれよあれよと野菜が文字通り飛ぶように売れている。

考えるのは後にしないと、すぐに売り切れてしまう!!

「ウインディ、白菜とったか!?」

「のだ〜、とうもろこしもあるのだ〜」

「よーしえらいぞー」ヨシヨシ

こっちはにんじんにきのこ類、水菜を確保してある。

あとはついでにサラダ用のトマトやレタス、色々と使える大根やきゃべつを少々。

なんとかお会計を済ませてお客さんが一通り散った後、もう一人のウマ娘がやって来る。

「ちょっとウララさん?トレーニングはどうしたの?」

「あ、キングちゃん!!」

どうやら仲がいい子らしい。

「ごめんね!!にんじんはもう売り切れだよ〜!!」

「あぁ〜!間に合わなかった〜!!」

……結構ノリがいい子のようだ。

「じゃなくて!!あなたトレーニングはどうしたの!?貴女のトレーナーさんも心配してたわよ!?」

「え?…あぁ!!」

あぁ、やっぱりトレーニングじゃ無かったのか。

八百屋のおじさんは謝意と共に、どっさりと野菜をあげていた。

まぁ、そのくらいの仕事はしてたしなぁ。

やがて視線に気づいたのか、キングちゃんと呼ばれたウマ娘がこちらに向かって来る。

「あら?アナタもトレーナーのようね」

胸元のトレーナーバッジに気づいたようで、声をかけて来た。

「うん。たまたま買い物にね。オレは岡本。で、こちらはシンコウウインディ。ウチの担当ウマ娘だ」

「ふっふ〜ん」

何故かドヤ顔のウインディ。可愛い。

「そう。私はキングヘイロー。そこの彼女はハルウララさんよ」

「ずいぶんと仲がいいようだね」

「ええそうね。同室だし話す機会も多いから自然とね」

キングヘイローは聞いたことがある。

しかし、ハルウララか…興味深いなぁ。

その後二、三世間話をして結局その二人とは別れた。

彼女たちは彼女たちでこの後予定があるようだったし。

「じゃ、行こっかウインディ」

「のだ〜」

戦利品を手に、俺たちはトレセン学園へと戻る。

そしてトレーナー寮へ…。

買った野菜を切り、温めておいた鍋のスープの中に入れる。

なお、今回はとうもろこしの美味しさを十全に味わうため、味噌バター鍋にする。ちなみに〆はラーメンだ。

出来上がった時にほわほわと湧き上がる煙に甘いとうもろこしと味噌の濃厚な香りが合わさりそれだけで腹が減って来る。

コタツの上に鍋敷きを置いて、今か今かとソワソワしているウインディの目の前に置く。

「ヤケドしないように蓋を開けるときはちょっと離れるんだぞ〜」

「わかったのだ〜」

いい返事だ。可愛い。

箸を手に持ち、

「いただきま〜すなのだ〜!!」

「おう、召し上がれ」

ウインディはお玉で取り皿にとうもろこしをどっさりとよそう。

他の野菜も乗せると、ちょっとゲッという顔をしたが戻さなかったのでヨシ。

オレも取り皿に適当に具材をよそい、冷ましながら食べる。

こたつで食べる鍋は本当に格別だ。

「はふはふ…」

「鍋は逃げないからゆっくり食べてな〜」

「のだ〜」

しかし、ウインディはこの鍋が気に入ったのか、割とすぐに平らげた。

「ふぅ〜満腹なのだぁ〜」

オヤツにミカンを向いて食べているウインディ。可愛い。

ご満悦なのか尻尾もゆらゆらとご機嫌に揺れている。

「トレーナーもみかん食べるのだ〜?」

おもむろにそう言って来るウインディ。

「ああ、じゃあ一個もらおうかな」

ほいっと片手を出すが…。

「あ〜んなのだ♪」

とニコニコ笑顔でみかんを一粒差し出して来るウインディ。可愛い。

「ありがとう」

そう言ってウインディをひとなでしたあと、オレはそのみかんをいただいたのだった。

甘いぜ。

 

 

おなかいっぱいなのだ〜

 

のだ?最近たべてばっかり?

 

たべることはタイセツだからいいのだ〜♪




味噌バター鍋は実際美味いです。
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