あああああウインディちゃんが可愛いんじゃああああ   作:ガラクタ山のヌシ

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かがみもちって小さいのに高いやつ、アレなんなんですかね?
いい米使ってんのかなぁ?


おいおいおい、ジュニア級だけで70話くらい引っ張るヤツがいるんだって?ハッハッハッ…わたしです。

ここはトレセン学園にあるトレーナー室。

「はぁ…」

今日はトレーナーの仕事納めの日だ。

まぁチーム持ちの先輩なんかはそれこそ正月早々に仕事があったり、中には担当ウマ娘の帰省に着いてったり、中にはいきなり家族に紹介されたり、また中には外堀埋められたりといろいろあるらしいが。

しかし、オレの気分は一向に晴れない。

別に仕事納めと言いつつ鬼のように怒涛の仕事がやって来ている。とかそういうのでは無い。

それは…。

「あぁ〜…ウインディがいないとしずかだなぁ…」

そう。ウチの可愛い可愛い可愛い可愛い(大切なことなので四回言いました)担当ウマ娘。ウインディことシンコウウインディが、今同級生ちゃん達とお泊まり会の真っ最中だからだ。

いやまぁ、友達関係は大事だ。相手によっては一生の宝にもなり得るのも分かる。

実際オレにもそう言う友人はいるし。

それにウインディはその純朴さゆえか、同級生ちゃん達にとってある種の癒しらしく、たまにほっぺたをぷにぷにされたりお菓子をもらったりしていた。

まぁその分オレがカロリー計算頑張ってるけど。それは別に対してなんかあるってわけじゃ無い。純粋に好意からのことだし。本人達に悪気がないのも分かってるしな。

一応仕事は一通り終わったし、先日の有マ記念のデータチェックやその整理もすでに終わっている。

もちろん何度も繰り返し見て、より研究しなければならないが、気落ちしている今見ても出来るような発見は無いようにも思う。

「息抜きに散歩でもするかあ…」

トレセン学園の中庭は本当に広い。

だから散歩するだけでも色々な景色が楽しめる。

場所によっては自販機とベンチもあるから、結構そこらで休憩しているトレーナーも見かける。

冷たい空気に触れることで、頭も少しすっきりするだろうし。

「よっこいしょ」

オレは椅子から立ち上がり、外は冷えるので上着を着るのとウインディからもらったマフラーを首に巻く。

もう最近はこればかり使っているなぁ。

扉を開けて廊下に出ると、なにやらヒソヒソ話す声が聞こえて来る。

「おぉ〜、ちゃんと使って貰えてるね〜」

「よかったじゃん」

「一生懸命作ったんだもんね〜」

「エヘー♪よかったのだ〜」

何やら可愛らしいウチの担当ウマ娘の声も聞こえてきた気がする。

幻聴か?ウインディにしばらく会えないからって、オレが勝手に聞いている幻聴なのか?

「のだ〜♪外に出たら後ろからとびついておどろかすのだ〜♪」

あぁ〜、計画の内容をすぐに漏らしちゃうの可愛い。

これは本物ですわ(確信)。

「っていうかたぶん話し声でバレ…モガモガ」

「そうだねぇ〜きっと驚くよ〜」

「へへーん。ウインディちゃんはテンサイなのだ〜♪」

そうだね〜。天才的に可愛いね〜。

オレは止めたくなる足を不自然では無い程度に緩め、時おり窓の外を見るようなそぶりを見せつつウインディ…いや、なぞの話し声に耳を向ける。

そして玄関にて靴を履き、いざ外に出ようと思ったその時だった。

「だ〜れなのだっ!?」

後ろから手で目を隠されなぞの元気いっぱいな声に話しかけられる。

おどろいたなぁ〜。いやぁおどろいた。

「う〜ん、ウインディは今いないはずだしなぁ〜」

いやぁ〜誰だろうなぁ〜。

わっかんないなぁ〜。

オレが悩むそぶりを見せたのが愉快だったのか声の主はなにやらご機嫌な様子だ。

「せーかいは〜」

視界が開けたと思ったら、目の前にウインディがガオガオ〜のポーズを取ってニヤリと笑っていた。

「えぇ〜!!ウインディ〜!?」

「のだ〜♪イタズラドッキリ大成功なのだ〜」

そっか〜。ドッキリかぁ〜。

可愛いなぁ〜。

「すみませんウインディちゃんのトレーナーさん」

「ウインディちゃんてば、トレーナーさんがちゃんとマフラー使ってくれてるか心配だったみたいで〜」

しばらくするとそう言いながらクラスメイトちゃんたちも姿を現す。

「わーわー!!それは言わないやくそくなのだ〜!!」

顔を真っ赤にしてアワアワし出すウインディ。可愛い。

「そっか〜、ちゃんと使ってるぞ〜」

「みてたからしってるのだ〜…」

ちょっとふてくされぎみのウインディ。可愛い。

「ありがとなぁ〜よ〜しよしよしよしよしよしよし」

「エヘー♪まぁいいのだ〜」

あっさりご機嫌である。可愛い。

「ねぇ…あれで付き合って無いって…」ヒソヒソ

「なぁ〜、ちょっとアヤシイなぁ…」ヒソヒソ

クラスメイトちゃん達が何やら話しているがよく聞こえないし、多分関係ないだろう。

「それじゃあいっしょに散歩でもするか?」

「行くのだ〜!!」

元気いっぱいに即答するウインディ。可愛い。

「クラスメイトちゃん達も年の瀬にありがとうな」

「いいっていいって」

「私たちも自分のトレーナーさんに似たようなことしようとしてますし〜」

「お気になさらずー」

そうかー。

「じゃあウインディ。手を繋ごっか?」

「モチロンなのだ〜♪」

そうして散歩をはじめたが、ウインディは終始ご機嫌だった。可愛い。

 

 

おっさんぽ♪おっさんぽ♪

 

たのしいのだ〜♪

 

ちょっとだけくっついちゃうのだ〜♪

 

エヘー♪




前回ウインディちゃんパート書かなかったのは、まぁそういうことです。
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