あああああウインディちゃんが可愛いんじゃああああ   作:ガラクタ山のヌシ

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みんなは引く?引かない?


一回限りの新春課金ガチャ…。う〜ん。ごった煮だろうなぁ…。

ここはトレセン学園のトレーナー室。

今日も今日とて、オレは仕事をしていたのだが……。

「トレーナー!トレーナー!トレーナー!トレーナー!!」

後ろからジャージ姿のウインディがオレのことを呼びながら笑顔で椅子をガタガタと揺らしてくる。可愛い。でも落ち着こうか。

「うん?どうしたウインディ?」

どうやら今のウインディは構ってちゃんモードのようだ。

オレは仕事の手を止めてウインディの方を振り返る。

「エヘー♪ちょっと見てほしいものがあるのだ〜」

そう言うとウインディはオレの手をグイグイと引っ張って来る。可愛い。

「おぉ〜それは楽しみだなぁ」

そのままトレーナー室を出て廊下を通り、途中で靴に履き替えてグラウンドの一角に辿り着くオレとウインディ。

「ちゃんと見てるのだ〜♪」

そう言うとウインディはムーンウォークを披露してくる。

「おぉ…」

うんうん。前にこっそり見た時よりも随分上達してるなぁ。

その後十分くらいその動きを見せてくれるウインディの表情は笑顔ながらもとても真剣なもので、彼女の頑張りの程が伺えた。

披露を終えたウインディは駆け寄ってきて頭を差し出す。褒めてほしいようだ。可愛い。

「頑張ったんだなぁ〜よしよしよしよし」

なでこなでこ。

「ビックリしたのだ〜?」

ウインディはワクワクとしたような表情でそう聞いてくる。

「もちろんしたよ。ウインディはムーンウォークも得意なんだなぁ〜スゴいなぁ〜。よ〜しよしよし」

「エヘー♪実はししょーのおかげなのだ〜」

ほぼほぼ確定でツインターボのことだろうなぁ。

「そう言えば師匠って前にも言ってたねぇ」

「のだ〜♪後でしょーかいするのだ〜」

いやぁ〜。楽しみだなぁ。

嬉しそうにウマ耳をピコピコと動かすウインディ。可愛い。

「うん?」

その時、視界の端に何やら人影が映った気がして、周囲を見回すがとくに誰が居たわけでもなかった。気のせいかなぁ?

「トレーナー」

「うん?」

声をかけられてウインディに視線を戻す。

「エヘー♪」

ウインディはもっと撫でろと言わんばかりに頭を突き出して来る。

「どうしたウインディ?今日はいつになくなでられたがりやさんだなぁ」

「上手くできたのがうれしくって、こうしたくなったのだ〜…メーワクなのだ?」

そう言うと、ウインディは不安げにウマ耳を垂れる。

感極まってナデナデを要求してくるとか可愛すぎるんだが。

本当に気分の浮き沈みが激しい子だなぁ…。 

だからこそきちんと力を合わせていかないとなぁ…。

「大丈夫だぞ〜。別に全然、まったく迷惑じゃないぞ〜」

オレはウインディを安心させるため、努めて優しく声をかける。

「よかったのだぁ…」

ホッと安堵の声を上げるウインディ。可愛い。

「よしよしよしよしよ〜しよし。ウインディはスゴいなぁ、強いなぁ、カッコいいなぁ〜」

そう言うとウインディはピクリと反応したかと思えば満面の笑顔を浮かべ

「うはは〜!!もっとホメるのだ〜!!」

と、すっかりいつもの調子だ。可愛い。

未熟者は未熟者なりに、担当ウマ娘を支えていかなくてはならない。

「これからも先輩方には世話になるなぁ…」

ホントに頭が上がらないなぁ。

オレは甘えてくるウインディを撫で回しながら常々思うことを再認識したのだった。

 

 

広い広いトレセン学園のグラウンドの端っこのほう。

ここは一部木陰にもなっていて、一部のウマ娘たちにはお昼寝スポットとしても有名な場所である。

そんな場所からウインディたちが去った後のこと……。

ガサッ。

近くの茂みから四人のウマ娘が顔を覗かせる。

「あっぶな!!こっち見た?こっち見た?」

一人はナイスネイチャ。とある調べでは、嫁にしたいウマ娘No. 1だとか。

「へー。アレがウインディのトレーナーかー。優しそうな人だなー」

続いて顔を出したのはツインターボ。シンコウウインディにムーンウォークを伝授したウマ娘で、シンコウウインディからは『ししょー』と呼ばれて慕われ、また尊敬されている。

「やっぱりこっそり見るのは良くなかったんじゃ…」

おずおずと顔を出すのはマチカネタンホイザ。よく転んで鼻血を出している。

「ですが、ターボさんはこういう時に言って聞くタイプじゃありませんし。どうせなら一緒に着いて行って飛び出しそうになったら抑えるのも十分にアリだったかと」

最後にイクノディクタス。

体重管理は今日も完璧だ。

何故この四人がここにいるのか。

それは今日シンコウウインディが披露する場を整えた張本人達だからだ。

わざわざここをよく利用するウマ娘たちに、ほんの少しの間だけ開けてくれないか交渉までして。

それで更にここに陣取ったのは、要するに教え子(?)が少し心配で見にきたというだけだが。

「まぁカンペキだったな!ターボが教えることはもう無いぞ!!」

「あれだけ短期間でものにしたんだもんねぇ」

「大した弟子ですよまったく」

「教えていたのはターボさんでは?」

「あの…心配なのは分かりますけどトレーニング…」

そして、南坂トレーナーは、今日も困り顔である。

 

 

 

トレーナーの前だとついつい気がゆるんじゃうのだ〜。

 

でも…。

 

それでもいいのだ〜♪

 

エヘー♪




安心沢、出る前は環境になるかもって噂だったのに、いざ実装されると評価サイトのコメントがどれも割と辛辣ですねぇ……。
金スキルは強いみたいですけど…。
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