あああああウインディちゃんが可愛いんじゃああああ 作:ガラクタ山のヌシ
もちろん筆者は毎日してるぞ!!
さて、ウインディのトレーニングもこれからが佳境と言ったところ。
クラシック級こそはウマ娘の伸び代の最も重要なファクターと言える。
本番のレースも近づいており、こう言う時期こそ更に内容を詰めたより本格的な内容のトレーニングをやりたいところだ。
「ふ〜む。こんなものかなぁ…」
オレは出来上がったトレーニング内容とにらめっこする。
ウインディのこれまでのトレーニング状況や、その結果のデータなどを鑑みるにこれくらいが妥当かなぁ…。
オレの思い上がりでなければ、ウインディは全幅の信頼を寄せてくれている様子だし責任重大だなぁ。
「しっかし、楽しいなぁ〜」
ウインディのためと思えば、こう言った仕事も苦ではなくなるのだから不思議だ。
教え子がこうやって少しずつ成長してくれるのはこの上なく嬉しいものなんだなぁ〜なんて、ガラにもなくしみじみ思う。
ドタドタドタドタドタドタ……。
「おっ、もうウインディがくる時間かあ…」
廊下から聞こえる足音が近づくたびに顔を上げる。
「トッレーナー!!ウインディちゃんが来たのだ〜♪」
そう言うウインディは、何やらフタ付きのお盆を手にしてトレーナー室に入って来た。
「ウインディ、どうした〜?」
「えっへん!!トレーナーにねぎらいの品を持ってきたのだ〜!!」
そう言うとウインディはコタツの上に手にしたお盆を乗せて、こちらを手招きしてくる。
それに従ってオレはコタツに入ることとした。
そろそろコレも片さないとなぁ…。
「それで、労いの品って一体なんなんだ?」
「ふっふっふ〜。じゃ〜んなのだ〜♪」
ウインディは不敵に笑うとしゃがみつつ勿体ぶるように蓋を開ける。可愛い。
「おぉ〜これは…」
それを見た途端、オレのテンションは鰻登りになった。
「なかなか買えない一日限定50個の苺大福じゃないか!!」
コレ好きなんだよなぁ〜。
もっちりとした麗しいピンクの皮にほろほろとした甘さ控えめの餡子と真っ赤に輝くイチゴの酸味が効いてしかも嫌味なく鼻に香りが抜ける。
他の和菓子も美味しいが、あそこの店はコレがブッチギリの一番人気なのだ。
「エヘ〜♪たまたま買えたからトレーナーと分けっこしたかったのだ〜」
「ウインディ…」
なんていい子だ…。
思わずジーンときてしまった。
「それと……」
「うん?」
ウインディがおもむろに今度は水筒を用意する。
「ジャーン!!お茶はウインディちゃんがいれてみたのだ〜♪」
そう言って、オレのコーヒー用マグカップに水筒から緑茶を注ぐ。
「はいなのだ♪」
「ありがとなぁ〜ウインディ〜」
そう言ってオレはウインディの頭をくしゃりと撫でる。
「エヘー♪いつもみたいによしよししてもいいのだ〜♪」
言って、ウインディは一緒にコタツに入ってくると、コツンと頭を差し出してくる。
「それじゃあ、よ〜しよしよしよしよしよしよしよし」
「のだ〜〜〜〜♪」
お言葉に甘えて、オレはウインディを撫でくりまわすこととした。
……そしてしばらくののち。
「それじゃあ、せっかく淹れてもらったお茶が冷める前に頂くな〜」
皿の上には苺大福が二個。
オレとウインディで仲良く一個ずつ分け合う形だろう。
「それじゃあ、ウインディちゃんも食べるのだ〜♪」
そう言ってニコニコしながら自分の苺大福にかぶりつくウインディ。可愛い。
「ここのな〜。オレのお気に入りなんだよ」
「のだ〜。ウインディちゃんも、クラスメイトが買ってくれたのを食べて好きになったのだ〜♪」
「そっかぁ〜」
いいなぁ〜。こうして誰かと好きなものを共有できるのって。
ましてそれがウチの可愛いウインディとだもんなぁ。ほっこりするよなぁ〜。
しないわけがないよなぁ〜。
こんな忙しない時期だが、いやこんな時期だからこそ休むべき時に休むのは本当に大事だ。
……オレが言えたことじゃないかも知れないが。
「トレーナー♪」
コタツでうつ伏せになりながら、こちらを見てそう言うウインディの表情はとてもリラックスしている。
「どうしたウインディ?」
「ウインディちゃんのスキとトレーナーのスキがいっしょでよかったのだ〜♪」
ウインディはエヘー♪と笑う。
「それと…これからもヨロシクって、それを伝えたかったのだ〜♪」
「お、それもクラスメイトちゃんに?」
「ソレはヒミツなのだ〜?」
そう言うウインディはイタズラっぽく、しかしほんの少し大人っぽかった。
気がする。
◇
のだ〜♪
教えられた通りやってみたのだ〜♪
みすてりあす?だったのだ?ミリョク的だったのだ〜?
なんでため息をつくのだ〜!?
やべぇ、話が全然すすんでねえ!!
いつものことだな!!