あああああウインディちゃんが可愛いんじゃああああ   作:ガラクタ山のヌシ

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頼む!!次!!次来てくれウインディちゃん!!


オレ、ウインディちゃんが実装されたらウインディちゃん愛好サークルをつくるんだ……(死亡フラグ)。

「雨かぁ…」

オレは憂鬱な気分になりながら仕事の手を止め、ふと窓の外を見る。

この時期の雨は冷たいからなぁ…。

予報では曇りのはずが…。

うっかり傘をトレーナー寮に忘れて来たのが今更ながら悔やまれる。

「せめて折り畳みくらい常備しとくべきだったかなぁ…」

そんなことを呟いていると

「とれぇなぁ〜〜…」

そう言ってトレーナー室にやってきたのはご存知ウチのウインディことシンコウウインディ。

しかし、オレはその姿を見てギョッとした。

と言うのも、やって来たウインディはめっちゃ泥んこだったからだ。

「ウインディ〜!?いったいなにがあったんだ〜!?」

オレはウインディが心配になって立ち上がり、駆け寄る。

「うぅ〜…ツイてないのだぁ〜…」

「一体なにがあったんだ?」

オレは気になり質問する。

ウインディはダートウマ娘だ。

だから泥んこになることそれ自体は珍しく無い。

が、今はトレーニング後では無い。

むしろこれからトレーニングをしようと言う頃合いだ。

「水たまりで遊んでたらころんじゃったのだぁ〜…」

なるほど〜。

ぴっちぴっちちゃっぷちゃっぷらんらんらんと遊んでたらこけちゃったのか。

「あぁ〜、それはホントについてないなぁ」

オレは納得すると、取り敢えずトレーニング用のタオルを持って来てウインディの髪の毛やウマ耳、それとしっぽをふくことに。

それ以外の場所はウインディ自身にふいてもらった。

「ふぅ…よかった。ひとまずはこれで大丈夫だろ。とりあえずシャワー浴びて来てな〜」

「のだ〜…でもトレーニング…」

自分の不注意を悔いているのか、そのままトレーニングをはじめようとするウインディ。

「ウインディが体調を崩すことの方が問題だよ。ちゃんと汚れを落とすのと、ゆっくり温まってな。トレーニングはその分ちゃんと調整するから」

気落ちするウインディにオレはできるだけ優しく声をかける。

「トレーナー…」

「どした?ウインディ?」

「シャワー室の前で待っててもらえるのだ?」

「いや、それは…」

テンションがマックスに近い時、そして気落ちしている時のウインディは本当に甘えたがりになる。

まぁ、そんなところも可愛いんだが。

「お願いなのだぁ〜…」ウルウル

「わかった!!なんとかしよう!!」

ちなみにシャワー室は教室棟の方にあり、そのため生徒の往来も多い。

オレは着替えを持ったウインディに手を引かれつつ、そこに向かう。

「ぜったいに待ってるのだ!ぜったいなのだ!」

必死にそう言うウインディ。

「うん。大丈夫大丈夫。いなくなったりしないからなぁ〜」ナデナデ

「エヘ、よかったのだ〜♪」

欲しかった答えがもらえたからか、ウインディは安心した様子でシャワー室に入って行った。

「う〜ん。どうしたもんか…」

外にある更衣室前とは違い、ここは室内の廊下なため備え付けのベンチの類はない。

取り敢えず、覗き目的と思われないようにシャワー室の扉に背中を向けて窓の外を向いて、今日のトレーニングの調整を行う。

ヘンな噂には極力気をつけないとな。

「今日は負けないからね〜!!」

「それはこっちのセリフよ〜!!」

みんな、トレーニングを始める時間だからか、聞こえて来るセリフからも気合の入った子が多いのが分かる。

いいことだ。

「それでトレーナーが〜…」

「えぇ〜?いいなぁ〜」

中にはそんな甘酸っぱい言葉も聞こえて来る。

「今度トレーナーさんをお父様とお母様に紹介しますの」

「まぁまぁ、ではわたくしもあちらへご挨拶に…」

聞こえな〜い。

聞こえな〜い。

知り合いの担当らしきウマ娘(約二名)から不穏な言葉が聞こえてきたけど聞こえな〜い。

え?言葉が矛盾してるって?知らんな。

オレは取り敢えず携帯で簡単にトレーニング内容の変更をおこなったり、ライバル達の現状などのデータと睨めっこしていたため、時間を潰すのはそれほど苦にはならなかった。

やがてウインディが扉を開けて出て来る。

もちろんうっかりで誤解を招かないために開いた瞬間は見ていない。

「お待たせなのだ〜」

扉の閉まる音と、ウインディの声が聞こえた瞬間、オレは振り返る。

まぁ後者は単純に他の子と間違えないためだが。

「いやいや、災難だったな。ゆっくりできたか?」

「のだぁ〜♪あったまったのだ♪」

「それはよかったよ」

オレはそのままウインディと一緒に廊下を歩く。

「トレーナー」

「うん?どうしたウインディ?」

ウインディに話しかけられ、オレは足を止める。

「お風呂上がりのアイスが食べたいのだ〜♪」

「そっかそっか〜。じゃあ一個だけな〜?」

「りょーかいなのだ〜♪」

「それと、その服は面倒くさがらずにちゃんと洗濯に出すんだぞ〜?」

泥んこまみれでクサい服を着て困るのはウインディ自身だしな。

それに雑菌の繁殖的な意味でもほっとくのはよろしくない。

「だいじょーぶなのだ!ちゃんとだしとくのだ〜!!」

「おぉ、なら安心だな。」

こうやって元気いっぱいに言っている時は本当のことを言っている時だ。

すっかり元気になったようで何より。

「トレーナー♪」

「うん?どうしたんだ〜ウインディ?」

「エヘ〜♪トレーニングが終わったら、いっしょにてるてる坊主つくるのだ〜?」

「おぉ〜。それはいいアイデアだなぁ〜」

「おっきいのつくるのと、ちっちゃいのをい〜っぱいつくるの、どっちがいいのだ〜?」

「そうだなぁ…それじゃあ…」

まったく。

今からトレーニング後が楽しみだ。

 

 

ふっふ〜ん♪

 

けっこーな力作ができたのだ〜♪

 

コレなら明日はゼッタイ晴れるのだ〜♪

 

エヘー♪




そう言えば、ゲームコーナーで競走馬のぬいぐるみがちょこちょこ見られるようになりましたねぇ。

見た限りシンコウウインディはいませんけど……。
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