あああああウインディちゃんが可愛いんじゃああああ   作:ガラクタ山のヌシ

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なぜ次の話がわかったのか……。

我々研究班(一人)はその謎に迫るのだった。


コメ欄に予言者が現れたんですが…‥。

よく晴れた日の早朝。

トレセン学園の一室であるここ、オレの仕事場でもあるいつものトレーナー室は今朝方やって来た珍客によってただならぬ空気と化していた。

にこにこにこにこにこにこにこにこにこにこ。

その珍客とは我がトレセン学園が誇る理事長秘書たる駿川たづなその人だ。

「あ、あの〜……」

にこにこにこにこにこにこにこにこにこにこ。

なんだろう。ただならぬ雰囲気を醸し出しているが、彼女に怒られるようなことなんて身に覚えがないぞ。

笑顔は元々威嚇の意味があったという説があるようだが、今のこの状況では納得できる。

否、納得しかできない。

とりあえず、招いていないとは言え来客相手に粗相はできない。

コーヒーと茶菓子でも出そうかと立ち上がったその時だった。

「トレーナーさん」

「は、はい!?」

急に声をかけられ少しばかりビクッとなり、オレはそそくさと座り直す。

別にやましいところなんてないはずだが、知らず知らずのうちになにかしらやってしまったのだろうか。

「私は理事長と一緒に、これまで決して少なくない生徒達を迎え入れ、また送り出して来ました」

「は、はぁ…」

急に昔のことを語り出したが声色は真剣で、それは茶化すことを許さない重みと、理事長秘書という職務の責任を感じさせるには十分だった。

「もちろん、中には問題を起こす子も、授業をサボるような子もいました」

「良くも悪くも多感な時期ですしね」

「ええ、本当に」

しかし、う〜ん?話が見えないなぁ…。

「夢を叶えた子も、夢破れ学園を去っていった子もどちらも見て来ましたし、どちらもトレセン学園にとって二人といない大切な生徒達です」 

「立派に勤め上げて来られたんですね」

オレが世辞抜きにそういうと

「ありがとうございます」

と、朗らかに返される。

「別に、お二人の仲にどうこう言おうなんてつもりは無いです。本当にお互いがお互いを想い合い、節度を守って卒業まできちんと弁えた距離感を保っていただければ、その後お付き合いされようがご結婚されようが、それは当人達の問題ですから」

「え、え〜っと…オレ…いや、私は今現在特定の誰かとお付き合いの類はしてないんですが…」

そもそも担当ウマ娘を持ったことで色々と多忙でそんな余裕もないし。

オレがそう答えると、たづなさんはより真剣な表情で言って来る。

「シンコウウインディさんについて、何か言わなければならないことがあるのではないですか?」

「へ?ウインディですか?」

「えぇ、どうやら誰かさんとお付き合いされているそうですよ?」

顎に手を当て考えてみる。

う〜ん。提出する書類の類はなるはやで送ってるし、栄養管理にカロリーコントロールなんかも十全に出来てるはず。トレーニングだって今のところ順調だし、オレやクラスメイトちゃん達との間柄も別段不穏当なものでは無い…はずだ。

うん?お付き合い?

「ウチのウインディに恋人ができたって言うんですか!?」

驚きのあまり、大声をだしてしまう。

どこのどいつだこの野郎。相手は未成年だぞ恥を知れコラぁ!!

「シンコウウインディさんのご友人の話では、すでに懐妊もしているとか」

「はぇ?」

変な声が出たが、そんなことはどうでもいい。

「だ、誰なんです?その相手っていうのは?それにご懐妊?」

もう混乱が混乱を招いてさらなる混乱が…、いかん目が回る。

とにかく、それを聞いたオレは来客用の机に乗り出し質問を投げかける。

「ご存じなかったのですか?つい先日、トレーナーさんとの愛の結晶を授かったと…」

え?オレ?

一瞬頭が真っ白になりかけたが、あらぬ誤解をされたと言う事実に気が付き我に帰る。

「いやいやいやいやいやいやいや!!してないしてない!!してないです!!オレ、そんな自分の教え子に手を出すようなクソ野郎じゃないですよ!?」

「しかし、現にお出かけから帰ってきてから嬉しそうにそう言っていたと…」

お出かけ?確かにシューズを買いに行きはしたが……。

 

 

 

…………………あっ。

 

 

 

「身に覚えがおありですね?」

その反応に、オレが観念したと思ったのか、たづなさんの目つきが鋭くなる。

「いや!!いやいやいや!!違います!!そう言う意味じゃないんです!!」

そう言って、オレは棚に飾ってあったぬいぐるみを持って、たづなさんに見せる。

「それは?」

「これ!!これですよ、これのことですよ!!」

その言葉にたづなさんは怪訝な表情を浮かべるが、なんとか訳を話す。

主に、二人で協力して取ったからそれが努力の結晶だね〜と言うあたりを強調して。

なんならウインディ本人に確認を取ってもいいと言ったあたりからたづなさんからのただならぬ雰囲気は和らいでいた。

「はぁ…そう言うことでしたか。しかしなんと言うか…紛らわし過ぎませんか?」

「すみません…、けど分かっていただけたなら何よりですよ」

いやぁ〜、まさかそんな誤解が広まりそうになっていたとは。

なんとか噂レベルになるより前にたづなさんに報告があったようで、それが幸いしたようだ。

話を聞いたクラスメイトちゃん達がオレとウインディの間柄をある程度分かってくれていたのも大きかったんだろう。よかったぁ。

「ちなみに、噂が本当だったらどうするつもりだったんです?」

ふと気になったことを恐る恐る聞いてみる。

「そうですねぇ、その時は……行方不明になられるトレーナーさんがひとり増えていたかと」

なにそれこわい。

「ふふっ、まあ冗談です」

聞こえない。全っっ然冗談に聞こえない。

前々から薄々分かっちゃいたけど、この人だけは怒らせちゃアカン。

普段温厚な人ほど、怒らせると怖いって本当なんだなぁ…。

よく単純に怒っているイメージがないからそのギャップからそう見えるっていうし、オレ自身それだけかと思ったけども、少なくともこの人はマジでおっかない。

「紛らわしい真似をしてすみませんでした」

「いえ、何もないならよかったです」

そう言ってニコリと微笑む姿はいつものよく見るたづなさんその人だった。

「さてと、それではそろそろお暇させていただきます…」

たづなさんがそう言って席を立ったその時

バタァン!!

「トレーナー!!おっはよーはのだ〜!!」

渦中のウマ娘、ウチの可愛いウインディが入って来た。

「トレーナートレーナー!!ウインディちゃん頑張って早く起きたのだ〜♪ほめるのだ〜♪」

「おぉ〜さすがウインディだなぁ〜、よしよしよ〜し、エラいぞ〜、カッコいいぞ〜」

頭を撫でるとウインディは相変わらずしっぽをブンブン振ってリラックスした様子だ。可愛い。

こんないい子にひどいことなんてできる訳ないよなぁ?

「エヘヘ〜♪のだ?」

しばらくの間、いつものように撫でられていたウインディがたづなさんの存在に気づいたようだ。

「たづなさんもおはよーなのだ〜♪」

そう声をかけるウインディ。

「アレで何も無い?最近の子はあれくらいのスキンシップが普通?それともここからは時間の問題なんでしょうか?」

何やらぶつぶつ言っている。ちょっと怖い。

しかし、ウマ娘であるウインディの耳はその声を拾っていたようで。

「のだ?時間の問題なのだ〜?」

そう言うと撫でられていたウインディは時計をみやる。

「のだっ!?早くしないとおくれちゃうのだ〜!!たづなさんありがとなのだ〜♪」

ウインディはそう言うと、来た時のようにドアを勢いよく開け、教室等の方にダッシュで向かうのだった。

「……それでは失礼しますね?」

「あっはい…」

たづなさんはそのままトレーナー室を後にしたのだった。

うむ。ウインディのおかげでいらぬ嫌疑が晴れたようだ。

良かった良かった。

 

 

のだ〜。

 

朝トレーナーに会いにいったらたづなさんに問題を出されたのだ〜。

 

なんか、じかんのもんだい?だったのだ〜。

 




なぜだ!!何故ラ○ゥのhgがどこにもないのだ!!
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