あああああウインディちゃんが可愛いんじゃああああ   作:ガラクタ山のヌシ

93 / 153
まぁ、アオハルも基本URAシナリオだから来るにしてもそのへん変えるくらいなんでしょうけどもね。


育成シナリオもう一個くらい欲しい…欲しくない?

ここはいつものトレーナー室。

「う〜〜ん……」

オレは今朝方配布されたチラシを見て唸り声を上げる。

「トレーナー?どうしたのだ?」

それを不思議に思ったのだろう。ウインディが声をかけてきた。

「あぁ、ウインディなんでもないぞ〜?よ〜しよしよし」

ナ〜デナデナデ…。

「のだ〜♪」

しっかし先日といい、その前といい、たづなさんの反応からして、オレとウインディの距離感近いのかなぁ〜。

かと言って距離を置くのはなぁ〜。それなりの付き合いで分かったことだが、ウチのウインディは普段の態度に反してけっこうその辺デリケートだから却って傷つけてしまいかねない。

「とれーなー。さいきんつめたいのだぁ〜…」(涙ジワァ)

なんて、ウルウルした目で言われた日にはもう…オレ生きていけない(確信)。

「グスッ…」

いかん。想像しただけで涙が…。

やっぱり、可愛いウインディに辛く当たるなんて出来ないよなぁ。

「のだっ!?トレーナー、どこか痛いのだぁ〜?」

ウインディが心配してくれたのか、そう聞きながらかけ寄り、顔を近づけて来る。可愛い。

「痛いの痛いの飛んでけ〜♪なのだ〜♪」

そして、オレの頭に手を置き、小さい子にするような仕草でそれをする。やはり天使かこの子は。

「いや、うん。もう大丈夫だよ…ホントにウインディは優しいなぁ〜…」

「ふふ〜ん!!それほどでもあるのだ〜♪」

そうご機嫌に言うウインディ。可愛い。

ふと、手にしたチラシを再び見やる。

どうやら毎年行われる製菓メーカー主催のバレンタインデーに関連したイベントらしい。

はぁ〜…にしても、バレンタインかぁ〜…。

オレみたくクラスメイトみんなに配ってくれるような子からのチョコや姉や母からの家族チョコしかもらったことないヤツには縁遠い世界だよなぁ〜…。

「そうだ。ウインディはこれには出ないのか?」

そこには『夕春チョコレートコンテスト』とデカデカと書かれていた。

参加者は早い者勝ちで、大会以外にも様々な有名店が競うように出店を出すらしい。

理事長イチオシの…というか、どのイベントも基本そうだけど…理事長って本当にこういうイベント好きだよなぁ。

まぁ、単に趣味というよりは、それだけ生徒達に楽しんでほしい一心なんだろうけども。

「う〜ん…ウインディちゃんはべつにいいのだ〜」

へぇ、少し意外だ。

ウインディは今まで同じような発言をすることは多々あれど、耳がピコピコしてたり、単純にそわそわしてたりと興味があるようなそぶりを見せたもんだ。けど今回はそれも無い。

「そっか〜、それじゃバイキングとかは行くか?」

その言葉を聞いた途端に、ウインディのウマ耳がぴょこんと反応する。可愛い。

「のだっ!?いいのだ〜?」

「あぁ、後で調整するからな。こういうイベントの時くらい気にしないでクラスメイトちゃん達と食べ歩いてていいぞ〜?」

大丈夫大丈夫。今月下旬に開催されるレースに参加予定だけど徹夜覚悟で予定を調整すればいけるいける。

まあ、こう言うイベントは楽しんでナンボだ。

ウインディにとっても、そう言った学園の思い出は多いに越したことはないだろう。

だからこそ気をつけなければならない事も少なく無いのもまた事実だが。

そんなことを考えていると、ウインディが不意に立ち上がる。

「それじゃ〜トレーナー!!いってくるのだ〜!!」

「おう、ヒシアマゾンと約束してるんだっけ?」

「そうなのだ!!」

扉に手をかけたウインディが振り返り笑顔で頷く。可愛い。

「それじゃー、トレーナー!!またあとでなのだ〜!!」

そう言うと、ウインディは笑顔のまま駆け出して行ったのだった。

「誰かにぶつからないように……って、もう聞こえてないか」

……仕事しよう。

そう思って席を立ち、いつものパソコン席に腰掛けようとした時だった。

「よ〜う。ウインディいるかい?」

ひょっこり扉から入って来たのは先ほど話に上がっていたヒシアマゾンその人。

噂をすれば影がさすとは言うが、まさか入れ違いになるとはなぁ。

「お、いらっしゃい。ウインディならついさっき出ていったけど…」

「アイツめ、迎えに行くって言ったろうに……」

ヤレヤレと言った様子のヒシアマゾン。

「なんかすまん」

「あぁ、いや、別にアンタは悪く無いだろ?それで、聞かれたかい?」

「聞かれた?何を?」

オレが首を傾げたのを見て、ヒシアマゾンはため息をひとつ。

「ああいや、聞かれてないんならそれはそれでいいさ。で、アンタは甘いのは得意な方かい?」

甘いもの?何かの参考にでもするのか?

まぁ、聞かれて困るようなことでも無いし、別に教えても問題はないか。

「うん?まあ人並みには…」

「そうかい。よ〜くわかったよ。それじゃあね」

「おう。ウチのウインディをよろしくなぁ〜」

「はいはい。ごちそうさん」

そう言って、ヒシアマゾンは元来た廊下を戻っていったのだった。

にしてもごちそうさんって……別に何か奢った訳じゃ無いよな?

 

 

むむ〜!!

 

またコゲちゃったのだ〜……。

 

でも、ウインディちゃんがんばるのだ〜〜!!




ダートイベント…いつ来るのかなぁ…(遠い目)。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。