あああああウインディちゃんが可愛いんじゃああああ   作:ガラクタ山のヌシ

99 / 153
今回はトレーナーサイドのバレンタイン話って感じですな。


引かないぞ〜、例え同士デジたんだとしても引かないぞ〜!!

年に一度のお菓子の祭典

夕春チョコレートコンテスト

トレセン学園からの参加チームはエイシンフラッシュ、ミホノブルボンの二名で、助っ人はしっかり者のニシノフラワー、クラスメイト達に頼られる学級委員長ことサクラバクシンオー、そしてトーセンジョーダンだ。

エイシンフラッシュは確か父君がプロのパティシエであり、ミホノブルボンは機械のように精密な動きが菓子作りに生かされることだろう。

もちろん、他のチームも見どころいっぱいの豪勢な大会になるだろうことは想像に難くない。

「ふっふっふ…」

まぁ、それに当てられた訳ではないが、オレもたまには手作り菓子とやらを作ってみようと思った次第。

エプロンはいつもしているからいいとして、三角巾とか一体いつ以来だろうか。

いやまぁ、トレーナー寮の自室でやるなら好きな格好で良いだろうと自分でも思うが、なんとなくこの格好がしたくなったのだ。

「ウインディが喜んでくれればいいが…」

用意したのはマシュマロにチョコレート、そしてクラッカー。

最初はホットチョコレートくらいでいいかなぁなんて思っていたが、やっぱりもうちょいチャレンジしてみたい気持ちが沸々と湧き出てきたのだから仕方ない。

ちなみにウインディ自身にこのことは伝えていない。

オレにだって少しばかり驚かせたい気持ちはあるのだ。

まぁ今回のレシピははじめてだしいきなり上手くいくなんて都合のいいことは考えてない。

結構簡単そうだけど。

失敗したならば責任持って自分で食べるつもりだし。

なお、今頃ウインディはクラスメイトちゃん達とイベントを見て回っている頃だろう。

まぁそんなわけでたくさんあっても却って困るだろうし、そんなに量を作る訳でもないしな。

「え〜と…まずはチョコを砕いてスキレットに…ふむふむ」

そう言って、オレはスキレット…はないので小さめのフライパンを引っ張り出す。

まぁ、取手が取れるタイプのやつだし代用はできるだろう。

「しっかし砕くったってどの程度まで砕くんだ?」

粉々になるまでやるのか、ある程度手で割るくらいで良いのか。

細かいことが書いてないのは結構気になるもんで、慣れていないこっちからすれば未知の領域だ。

料理は自炊するんだが、菓子ともなると勝手が似てるようで所々違うからなぁ…。

とりあえず今回は、手で適当に砕いてスキレットに敷く。

間違ってたら知らん。

「えぇっと次は…オープンをあらかじめ200°Cに温めておく…」

ピッピッピっと。

で、温まるまでの間にマシュマロをチョコレートの上に並べておく。

この時ぎっしりになっても問題は無し。と。

レシピとにらめっこしながら、何度も何度も確認する。

「で〜、このクラッカーは…あぁ、つけて食べるのか」

ふむふむ。勉強になるなぁ。

ピンポーン♪

「うん?」

インターホンの音を聞き、玄関に向かう。

「はいはい〜?」

この時間に来客の予定はなかったはずだが…。

「トレーナー、ウインディちゃんがきたのだ〜♪」

おぉ、ちょうどいいタイミングだなぁ。

結構早く切り上げてきたのか?

「ウインディ〜、ちょっと待っててなぁ〜すぐ開けるからなぁ〜」

「エヘー♪ちゃんとまってるのだ〜♪」

玄関を開けるとすぐさま入ってくるウインディ。可愛い。

「のだ?甘い匂いがするのだ〜」

「あぁ、ちょうどお菓子作っててな。出来たらウインディを呼ぶつもりだったんだけど…」

当のウインディが思ったより早くきたもんで、まだ肝心のお菓子は試作すら出来てない。

ビックリさせたかったんだが、まあ過ぎたことを気にしても仕方ない。

「それじゃ〜、ウインディちゃんもお手伝いするのだ〜♪」

「おぉ、助かるけどいいのか?」

「ウインディちゃんがやりたいのだ〜♪」

いい子だなぁ〜……。トレーナー感激。

「それじゃ、ここにマシュマロを乗っけてくれるか?」

「任せるのだ〜♪」

ウインディはそういうやひょいひょいとマシュマロを乗っける。可愛い。

「それじゃ、後はオーブンにこれを入れて十分くらい待とうか」

「のだ〜♪それじゃ、そのあいだトランプでもするのだ〜」

十分じゃババ抜きも終わらないとは思うが、まぁウインディがやりたいなら別にいいか。

待ち時間でトランプを取り出して、ウインディと遊ぶことに。

そんなこんなで完成したのはスキレットスモア。

とろけるチョコとマシュマロをクラッカーにつけていただくらしい。

「それじゃ、食べようか?」

「エヘー♪おいしそうなのだ〜♪」

オレが試しにクラッカーにつけて食べてみると、ウインディもそれに傚う。

「う〜んあまいのだぁ〜」

幸せそうに食べるウインディ。可愛い。

既製品もいいが、こういうのは自分で作って食べてもいいもんだ。

「美味しいのはきっとウインディが手伝ってくれたからだなぁ〜」

しかし、コレはまた作るにしても本当にたまにだな。うん。おもに糖分とかカロリー的な意味で。

「エヘー♪まっかせるのだぁ〜」

その後、案の定と言うべきか体重の増量に悩まされたウインディだったが、あまり日を置かずに体重が戻ったのはさすがウマ娘と思った。

こりゃホワイトデーはもっと凝ったもんでも良さそうだなぁ〜。

 

 

おいしかったのだ〜♪

 

のだ?そんなに食べてだいじょぶ?なのだ?

 

ふっふん。ウインディちゃん昔っからあんまり太んないのだ〜♪

 

のだ?みんな?目がこわいのだ〜〜!?

 




百話目どうしよっかなぁ……。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。