ハイスクールD×D~古代の戦士~   作:ヤマト・ゼロ

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暗躍する財団X

新たに現れた怪しい二人は何者か?

ウーノの思惑とは何なのか?

ユウスケ達の知らない所で
新たな闇が復活しようとしていた


第98話「獣の王」

祐介がホルス達と戦ったスタジアムに

大勢の人影があった。

 

「さあ、儀式を始めましょうか」

 

その人だかりの中心にいたのはライザーの元女王。

『ラ・ザビネ・バ』であった。彼女は不死鳥の涙

を腹に溜めた蜂を呼び出し自身の目の前にある

球状の歪んだ物体へと飲み込ませていく。

 

「ご復活ください。我らが王よ」

 

カッ!ピシッ!バリンッ!

 

球体が光り、全体にヒビが入ったかと思うと

それは割れ、中から誰かが飛び出し、着地する。

 

「お待ちしておりました。

我らが王、ン・ガミオ・ゼダよ」

 

復活したガミオへザビネは跪き声を掛ける。

 

「大分待たせたな。ザビネ

永い間、留守を任せて悪かったな」

 

「もったいないお言葉です。

これも我が務めです」

 

すると、ガミオはザビネの顎を掴み

傍へ寄せる。

 

「だが、貴様は我妻、女王だそれが

潜入の為とは言え別の男の元に下るのは

我慢できんがな」

 

ガミオはそういうとザビネの唇を奪う。

 

「ぷはっ、すみません。私が軽率でした」

 

ザビネは頬を赤らめガミオから顔を背ける

 

と、その瞬間だった。

 

ダッ!

 

「死ねぇ!」

 

突如、コウモリのグロンギがガミオへ

襲い掛かる!

 

「レイス!」

 

それに対してガミオは視線を向けもせず、

手のひらから下級呪文を放ち襲撃者を

消し炭にしてしまう。

 

「下らんな、弱体化した今なら俺を

倒せるとでも。なら、そう思う奴は

掛かってこい!俺は逃げも隠れもせん!」

 

ガミオの宣言にその場にいた者は誰も

動けずにいた彼の放つ威圧は弱体化した

と思わせないほどの覇気があった。

 

「不満のあるものはいないようだな。

ならば、俺について来い!まずは

力を取り戻す!そして、今代のクウガ

を我が手で直々に倒し我らの国を創ろうぞ!」

 

「「「「「おおおおおおおッ!」」」」」

 

グロンギ達は魔方陣を使いその場から消えて行った。

 

 

―〇●〇―

 

 

「あー、もうすぐ修学旅行だ」

 

「だらけすぎだぞイッセー、

楽しみなのはわかるけど、

もっとしゃんとしろよ」

 

オカルト研究部の部室で、だらけているイッセーに

俺は忠告する。

 

あの後、オーディン様は会談を無事に終えて、

本国へと帰っていった。どうやら、良い収穫を

得たようでホクホク顔だった。

ミョルニルもタラリアも返却した。

 

ヴァーリと東城はあの後、姿を現さなかった。

聞いた話ではフェンリルの一匹を奪ってどこかに

消えて行ったらしい。大分問題ではあるが、

ロキを捕らえた事でフェンリルの事柄が明らか

にされそうなので対抗策は新たに生まれるらしい。

 

先生は今日ここにいない。

 

役目を終えて帰還するバラキエルさんの見送り

に行くという。俺達も見送りをすると言ったんだが、

「俺だけで十分だ」と言われた。

 

「ユウスケさん、此処の所忙しかったですから、

次こそは旅行のお買い物に行かなくてはダメですね」

 

アーシアが修学旅行のしおりを見ながらそう言う。

 

「アーシア、修学旅行には流行の下着を着けていく

といいそうだ」

 

ゼノヴィアがそんなこと言う。

アーシアはそれを聞いて顔を真っ赤にしていた。

 

「ほ、本当ですか…?」

 

「うん、皆で入る風呂ではまず下着から見事に

着こなせてないと後で笑われるそうだぞ。

私もこれと言って可愛い下着を持っていないからな。

一緒に買いに行った方がいいかもしれない」

 

「しゅ、修学旅行って奥が深いですね!」

 

うーん、そんな情報何処で仕入れてきたんだよ

え、女の子にとっては下着の良し悪しもチェック

するのかよ。男ならそんなの気にせず風呂に突撃

だっていうのによ。女子高生って厳しい世界だな。

 

「白が一番よ!それこそ主とミカエル様が『良し!』

と唸って下さる下着本来の姿だと思うの!」

 

イリナがハイテンションに入っていくが、

 

「いや、私は勝負下着なるものをアーシアと

共に身につけるぞ」

 

「え!わ、私もですか?」

 

「ダメよダメよ!信仰の色は白~!

もしくは十字の紋章入りの!」

 

教会トリオは下着の色でもめていた。

仲いいね君達。

 

でも、このやかましい姿を見ると日常に戻って

きたって感じがするな。

 

この日常は大事にしたいと思っている。

だけど、俺を狙う敵も増えてきた。

グロンギ族もこの間戦った相手は

大分強かった、オルガの助けがなければ

勝てなかっただろうな…。

 

あの強さでメだろう…。恐らく次に出てくるのは

ゴの戦士の筈だ、さらに強くならないとだな。

財団Xもあのウーノとかいう男もヤバイ仮面ライダー

の力を持っているからな。奴の動向は気になるな。

 

これは、修行あるのみだな、

今度、先生に相談して、修行相手に

イッセーと木場を呼んで色々試してみよう。

 

「もう、終わりだわ!」

 

悲鳴をあげる女性の声。それは部屋の中央から

聞こえてきた。見れば銀髪の女性、

ロスヴァイセさんが号泣していた。

 

「うぅぅぅぅぅっ!酷い!オーディン様ったら、

酷い!オーディン様ったら、酷い!私を置いて

いくなんて!」

 

そう、オーディン様に普通に置いていかれた

らしい。恐らく、オーディン様も今頃は

ロスヴァイセさんがいないことは気が付いて

いるはずなんだが…。

特に何も言ってこないってことはやっぱり…。

 

「リストラ!これ、リストラよね!私、

あんなにオーディン様の為にがんばった

のに日本に置いていかれるなんて!どうせ、

私は仕事がデキない女よ!処女よ!彼氏い

ない歴=年齢ですよ!」

 

もう、やけっぱちになってるよ。

 

「もう、泣かないでロスヴァイセ。この

学園で働けるようにしておいたから」

 

リアス先輩がロスヴァイセさんの

肩に手を置く。

 

「…グスン。ほ、本当に?」

 

「ええ。希望通り、女性教諭ってことで

いいのよね?女子生徒ではなくて?」

 

「もちろんです…。私、これでも飛び級で

祖国の学び舎を卒業しているもの。歳は

若いけれど、教員として教えられます」

 

ええ!?俺らと歳は変わらないと思うが、

生徒じゃなくて、先生として学園に来るなんて、

 

「けど、私、この国でやっていけるのかしら…?

かといって国に戻っても『どのツラ下げてオーデ

ィン様の後から帰還したのか?』って怒られるで

しょうし、あげくの果てに左遷されそうだし…っ!

うぅ…せっかく安定した生活が送れそうな職に

就けたのに!

 

相当落ち込んでいるな。確かに護衛対象のオーディン様

がたった一人で先に帰ったら何してるんだってなるよな。

 

「うふふ、そこでこのプラン」

 

リアス先輩が近づき、何やら書類を取り出して見せた。

 

「いま冥界に来ると、こんな特典や

あんな特典が付くのよ?」

 

書類に目を通したロスヴァイセさん

が驚愕の表情になっていた。

 

「ウソ!保険金がこんなに…。こっちのは掛け

捨てじゃない!」

 

「そうなの。さらにそんなサービスもこのような

システムもお得だとは思わない?」

 

「凄いです!あ、悪魔ってこんなに貰えるんですか…っ!

基本賃金が違うわ!ヴァルハラと比べても好条件ばかりです!」

 

戦乙女を買収している!?まさに悪魔のささやきだな…。

悪魔は欲を持った者への交渉を生業にしているからな。

上級悪魔たるリアス先輩の巧みな話術だ!本能的に

その才能が身についているんだな。これが悪魔!

 

「ちなみに私の所に来るとこういうものを得られるわ」

 

「…グ、グレモリーといえば、魔王輩出の名門で、

グレモリー領の特産品は好評で売り上げもとても

良いと聞いてます」

 

「そうよ。そのお仕事に将来手を出してもいいし、

グレモリーはより良い人材を募集しているのよ」

 

勧誘を続けるリアス先輩がポケットから紅い駒を

取り出した!ってことは!?

 

「そんなわけで、冥界で仕事するためにも私の

眷属にならない?あなたのその魔術、『戦車』

として得ることで動ける魔術砲台要員になれる

と思うの。ただ駒の消費がひとつで済めばいい

のだけれど」

 

皆、リアス先輩の申し出に驚いていた。

リアス先輩の最後の駒!『戦車』の駒を

魔術に長けたヴァルキリーを眷属に

迎え入れるっていうのか!

 

でも、魔術要員は元々欲しかった所だ。

魔力に長けたウィザードタイプがリアス先輩と

朱乃さんしかいなかったしな。俺も『深碧のクウガ(ビショップフォーム)

になれば、ウィザードタイプと言えなくはないが、

どちらかというと前に出て戦うから純粋な

ウィザードタイプは二人だけだった。

 

それが『戦車』となれば、魔術のフルバーストが

撃てる移動砲台か!技術も高いし、利益はデカい!

 

「…どこか運命を感じます。私の勝手な空想

ですけど、それでも冥界の病院で貴方達に

出会った時から、こうなるのが決まっていたのかも

しれませんね」

 

ロスヴァイセさんは紅い『悪魔の駒(イーヴィル・ピース)』を受け取った。

その瞬間、眩い紅い閃光が室内を覆い

ロスヴァイセさんの背中に悪魔の翼が生えていた。

 

『戦車』の駒一つで済んだ。戦乙女だから、

一つで足りないかもと思っていたが、

何か、北欧と『悪魔の駒(イーヴィル・ピース)』の相性の問題

でもあるのかね?

 

「所有する主の成長に反応して、未使用の『悪魔の駒(イーヴィル・ピース)

が変質するって発表がされたからね。これらの制作に

携わった魔王アジュカ・ベルゼブブ様は術式プログラム

等にわざと隠し要素を入れるということで有名だから」

 

と木場が横で説明してくれた。

 

なるほどね、じゃあ、まだ知られていない能力が

あるって事か、面白いな。おれを良しとしている

冥界も凄いけどな。イレギュラーは大歓迎なのか

そういや、ゲームも定石と違う戦い方の方が

見ている方も盛り上がっている様だしな。

悪魔ってそういう種族なのかもな魔王である

サーゼクス様もいたずら好きだしな。

転生悪魔もバリエーションに富んでて、

可能性が大きい方がいいのかもな。

それなら、グレモリー眷属はばっちりだな。

 

銀髪の元ヴァルキリー

ロスヴァイセさんが俺達に一礼する。

 

「皆さん、悪魔に転生しました。

元ヴァルキリーのロスヴァイセです。何やら、

冥界の年金や健康保険が祖国のよりもとても

魅力的で、グレモリーさんの財政面も含め、

将来の安心度も高いので、悪魔になってみました。

どうぞ、これからもよろしくお願い致します」

 

気に入ったのそこかよ。あれか?社会人って

大変なんだなぁ…。若干、洗脳されたかのような

表情になってますけど…。

 

「というわけで、皆、私リアス・グレモリーの

最後の『戦車』は彼女、ロスヴァイセとなりました」

 

リアス先輩が笑顔で改めて紹介する。

 

…さすが悪魔。欲望の扱いは最強か!

 

「ま、いいんじゃないか。私も

破れかぶれだったしな」

 

と、ゼノヴィアが平然と茶を飲みながら言う。

既視感あったのはこいつの前例があったからか。

 

『よろしくお願いします!』

 

皆もロスヴァイセさんを快く迎え入れていた。

忌避する理由もないしな。

 

「うふふふふ。オーディン様?次にお会いしましたら、

絶対にゆるしませんからね?」

 

不気味な笑みを浮かべるロスヴァイセさん。

こ、怖い!これって、若干病んでないか…?

迫力のオーラを纏ってるし、オーディン様

もヤバい人に恨まれたな。

 

これで眷属が埋まったからな。新しいフォーメーション

も考えないといけないな。

 

「じゃあ、ロスヴァイセ。学園の案内は

ロビン先生にお願いしているから」

 

リアス先輩がそういうと、部室の扉が開き

ロビン先生が入ってくる。

 

「初めまして、私はロビンよ。貴方がロスヴァイセね。

これからは同じ教師としてよろしく」

 

「こちらこそお願いします」

 

ロビン先生が手を差し出すと、

ロスヴァイセさんも握手する。

 

「早速、本校舎の方を案内するわね。教師になるなら、

生徒会長のソーナさんへの挨拶も済ませないといけ

ないわね。それでは、リアスさん。彼女をお借りし

ていくわね」

 

「ええ、お願いね」

 

そう言い残し。ロスヴァイセさんと共に

出ていくロビン先生。

 

その首元には今まで無かった。燕の様な痣があったが、

それはこの時誰も気がつかなかったのであった。

 

「ふふふふ」




悪神ロキとの戦いも終わった矢先
アザゼル先生の発明でまた大事件が発生!

発明品を未来から来た犯罪者が
狙っているようだ!

それを追って、30世紀からあの
ミレニアムヒーローがやってくる!

NEXT、第99話「JIKU」

是非見てくれよな

外伝でやってほしいコラボは?

  • 仮面ライダークウガ(五代雄介)
  • 仮面ライダーディケイド
  • 忍者戦隊、忍風戦隊、手裏剣戦隊揃い踏み
  • その他(希望があれば感想へ)
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