結果としてクウガの参戦が決定!
こうご期待!
そして、今回の章からは遂にグロンギ族の
強者たる彼らが参戦!
第101話「手合せ」
そこはアマダムの中に眠る遺跡。
遺跡内の円卓には二人の男女が向かい合い座っていた。
「そういえば、クウガはもうここへは呼ばないのかい?」
グロンギ族を束ねる王が一人、ダクバが尋ねる。
「別に私が呼んでいたわけじゃない。
それに…今は会いたくない」
それに応えるはグロンギ族の女王オルガ
「あぁ、ガミオがここを抜け出したもんね
君としては合わせる顔が無いのかな?」
「そんなことではない!」
「でも、まさか君がゲゲルで彼に手を貸すとは
思わなかったよ。まあ、そのおかげで封印に
綻びが出来てガミオが出て行っちゃったんだけどね
いいな~僕も早く出て遊びたいのに」
ダグバはチャクラムを指で回しながらそう呟く。
「二度も同じ轍は踏まないさ。
ユウスケがゲゲルを勝ち抜き
王に挑む力を付けるまでは
お前は私が封じ続ける!」
オルガの瞳には確かな覚悟を感じた。
「ま、いいけどね。思っていたより
その時は早いかもしれないし、
まさか、覚醒したばかりとはいえ
シン級の呪文に勝つとは思ってな
かったしね」
「そう思えば、今回出たのがガミオで良かった
奴もユウスケの成長を待つだろうからな」
「確かにね、そういえばまだ信じてるの
今代のクウガである彼が君の恋人だった
初代クウガの生まれ変わりだって?」
「信じているわけではない。ただときたま
彼と重なる時があると思っただけだ」
「一途だね~、だから彼のピンチに
咄嗟に手を貸しちゃったのか」
「うるさい!それが理由ではない
あれは私も手を貸すべきではなかったと
おもっているさ」
「ふ~ん、何でもいいや。
まだ面白い物が見れそうだから
退屈はしないだろうしね
楽しみは後に取っておくさ」
ダグバはそういい天井を見つめるのだった。
―〇●〇―
「将来的にはグレモリー領に北欧魔術の学び舎を
設立したり、悪魔の女性からヴァルキリーを輩出
したりと新しい事業をしてみたいと思っております」
ロスヴァイセさんが自身で思い描いている
未来のビジョンを語り、
「天使の私が上級悪魔のお屋敷に
お邪魔できるなんて光栄の限りです!
これも主と…魔王様のおかげですね!」
イリナも楽しそうな様子だった。
修学旅行間近、俺達グレモリー眷属+イリナは
リアス先輩のご両親と共にグレモリー家の
ダイニングルームでお茶会をしていた。
リアス先輩の眷属が揃ったので、記念として
改めてリアス先輩のご両親に紹介することに
なったんだ。優雅に紅茶を楽しみながらの
世間話。これも上流階級にとって嗜みの一つ
なのかね。使用人の方々に囲まれての茶会は
経験なんてしたことないからな。
戸惑いが多い。
「ハハハ、ロスヴァイセさんは産業に関心を
お持ちの様で、グレモリーの当主としては
期待が膨らむばかりだ」
リアス先輩のお父さんが朗らかに笑われていた。
お茶を飲んでいたリアス先輩のお母さんが
カップを置くと話題を切り替える。
「そういえば、一誠さん達二年生の皆さんは
修学旅行間近でしたわね。日本の京都だったかしら?」
「は、はい。もうすぐ京都に行く予定です」
と、イッセーが答える。あいかわらず、
リアス先輩のお母さん相手に緊張してるな
まあ、礼儀に厳しい人だから気持ちはわかるけどな。
「去年、リアスがお土産で買ってくれた京野菜
のお漬物がとても美味しかったわね」
悪魔の貴族も漬物食べるんだな。いや、そういえば、
リアス先輩も家でよく漬物食べてたな。まあそれでも
以外だよな。目の前の気品溢れる女性と漬物がどうにも
似合わないな。
「俺…自分が旅行先で購入してきます」
「あら…そういうつもりで言ったのではなかったの
だけれど…。ごめんなさいね、気を遣わなくても
よろしいのよ?」
「気を遣ったわけではないですよ。お土産は
どちみち買ってくるつもりだったので、喜んで
貰える物がわかって良かったです」
イッセーの言葉を聞いてリアス先輩のお母さんが
口元を手で隠しながら頬を赤く染めていた。
そのあとも他愛もない会話を続け、眷属勢揃いの
記念お茶会は無事に終えていく。
お茶会を終え、俺達は転移用魔方陣で家に
帰ろうとしていた。けど、その前にグレモリー
のお城にサーゼクス様が戻られているというので、
帰り際に挨拶だけでもということになった。
「僕も一緒に行きます!」
ミリキャス様もお父さんに会いたいということで
俺達に同伴することに。サーゼクス様がお戻りに
なった時に使われている移住区の通路でサーゼクス様
と黒髪の客人らしき人物と鉢合わせする。
その客人はなんと貴族服を着たサイラオーグさんだった!
「お邪魔している。元気そうだな、リアス、
赤龍帝、空我」
戦闘時ではない普通の状態でも覇気が全身から
にじみ出ているように感じる。紫色の双眸は
ギラギラした闘志に満ちていた。
「ええ、来ていたのなら一言言ってくれても
良かったのに。けれど、そちらも元気そうで
何よりだわ。と、あいさつが遅れました。
お兄様、ごきげんよう。こちらにお帰りに
なられているとうかがったものですから
挨拶だけでもと思いまして」
「気を遣わなくても良かったのだが、
すまないね。ありがとう」
サーゼクス様がミリキャス様を抱きかかえ
ながら俺達に微笑まれる。
ここへ戻られたのはサイラオーグさんが
関係してるのか?それなら今度行われる
ゲームについてだろうか?
そこで、リアス先輩がサーゼクス様に訊かれる。
「お兄様、サイラオーグがここに来ていたのは…?」
「うむ。バアル領の特産である果物などを
わざわざ持ってきてくれたのだよ。従兄弟
に気を遣わせてしまって悪いと思っていた
ところだ。今度是非共リアスをバアル家の
お屋敷に向かわせようと話していたのだよ」
と、サーゼクス様はおっしゃられる
「今度のゲームについていくつか話してね。
リアス、彼はフィールドを用いたルールは
ともかく、バトルに関しては複雑なルール
を一切除外してほしいとのことだ」
「―っ」
サーゼクス様の言葉を聞き、リアス先輩は
驚き、そして目元を厳しくした。
「サイラオーグ、それはつまり、こちらの
不確定要素も全て受け入れる、ということか
しら?」
リアス先輩の真剣な問いにサイラオーグさん
は不敵に笑む。
「ああ、そういう事だ。時間を止めるヴァンパイアも
多彩な姿を使い分ける空我も、女の服を弾き飛ばし、
心の内を読む赤龍帝の技も、俺は全部許容したい。
お前達の全力を受け止めずに大王家の次期当主を
名乗れるはずがないからな」
『―っ!』
サイラオーグの告白に俺達は息を呑んだ。
それがこの人の覚悟か…。俺達の全力を望んでいる。
サイラオーグさんの眼力高い視線がリアス先輩を捉え、
そしてイッセー、俺へと移る。
…全身が冷え込むほど、凄まじい威圧だ。
悪意はない。邪悪なものも一切感じない。
感じるのは純粋なまでの戦意だ。
この人はヴァーリや東城の様に戦いを好む
タイプでありながら、邪気をまるで感じさせ
ないものがあると思う。
「…怖いですぅ。ぼ、僕の力を前向きに
受け止める方がいるなんて…逆に怖い
ですよぉぉっ」
イッセーの後ろでガクガクしているギャスパー。
確かにな。こいつの強力な時間停止を
受け入れるなんてな。
でもまさか、イッセーの技すら許容するとはな
睨み合おう俺達を隣で見ていたサーゼクス様が
提案を口にされる。
「うむ、ちょうどいい。サイラオーグ、ユウスケ君と
イッセー君の二人と少し拳を交えたいと言っていたね?」
「ええ、確かに以前そう申し上げましたが…」
「軽くやってみたらいい。二人の拳、その身で
味わいたいのではないかな?」
……。
まさか、俺達がサイラオーグさんと戦うってのか、
驚いている俺達をよそにサーゼクス様は
リアス先輩に問われる
「リアスどうだろうか?」
リアス先輩はしばし考え込み、意を決したように答えた。
「…お兄様…いえ、魔王様がそうおっしゃるの
でしたら、断る理由がありませんわ。イッセー、
ユウスケ、やれるわね?」
2対1での戦いか、確かに今の俺達ではそれで
実力としては丁度いいだろう。だが、それでいいのか?
「待ってください。リアス先輩、イッセー
ここは俺一人に任せてくれないか?」
相手は若手最強のサイラオーグさん。
俺一人の実力でどこまで通じるか試してみたいんだ!
「いいわ、ユウスケ貴方の実力を彼に
見せてあげなさい!」
俺とサイラオーグさんが視線を交わす中、
サーゼクス様がうなずかれる。
「では、私の前で若手ナンバーワンの拳と
クウガの拳、見せてくれ」
それを受けてサイラオーグさんは、
「これは良い機会をいただきました
存分にお見せしましょう、我が拳を…ッ!」
気迫溢れる笑みを浮かべていた。
グレモリーのお城の地下に駒王学園のグラウンド
がまるまる入りそうなほどい広いトレーニング
ルームがある。
俺達グレモリーの者とサイラオーグさんは
そこに場所を移していた。
ミリキャス様はグレイフィアさんに連れられて
他の場所で待機。
眼前でサイラオーグさんは貴族服を脱ぎ、
グレーのアンダーウェア姿になっている。
…アンダーウェアの上からでもわかる、
見事な肉体だ。鍛え上げられた筋肉、
まるで鎧の様だな。
「始めましょうか」
ユウスケが腰に手をかざし
ベルトを出現させる。
構えを取る間、
サイラオーグさんは特に何もしない。
タイマンでの際は変身するまでは
完全に隙になる、…余裕ってわけじゃ
ないな。単に俺の全力が見たいから、
余計な事をしたくないんだろう。
そのことはここにいる全員が理解していた。
皆が見ている前で無様な姿は見せられない。
勝てないまでもほえ面はかかせてやるさ!
「変身!」
ユウスケがベルトに拳を押し当てると
ベルトから赤い光が放たれ!
ユウスケの体を赤い鎧へと変貌してゆく!
『
バッ!
俺は攻撃の構えを取る。サイラオーグさんも流れる
ようなモーションで構えを取っていた。
…グラシャラボラス家のヤンキーとの試合ビデオ
を見たことがあるけど、サイラオーグさんは
脚も相当速い。神速の木場も脅威に感じていたほどだ、
恐らく、『
…こうやって出方を見ていても仕方ない。
とりあえず初手を繰り出すんだ!
ダッ!
俺は駆け出した!
右の拳を放つ構えで、走り出す!
そして一気に拳を っ!
…なんで避けない!?真っ正面から俺が
拳を放とうとしているなか、避ける
素振りすら見せないサイラオーグさん!
クソ!避けるまでもないって事か!
なら、俺の渾身の一撃、正面から食らいやがれ!
ゴンッ!
盛大な打突音を鳴り響かせて、俺の右ストレート
がサイラオーグさんの顔面に食い込んだ!
ッ!ほ、本当に避けなかったのか!
それどころか、完璧にクリーンヒットしたはず!
ぞく…。
攻撃を当てた瞬間、言い知れない不気味な
寒気を感じて、俺は素早く後方に下がった。
距離を取って改めて攻撃の態勢になる。
…サイラオーグさんは傷一つなかった。
ちょっとまてよ。今の一撃は渾身の力を
込めて放ったんだぞ…。いくら強化した一撃では
なくても、防御術式もなしで無傷なんて…。
サイラオーグさんは殴られた部分を指で
さすると笑みを見せる。
「いい拳だ。真っ直ぐで、強い想いが
込められた純粋な拳打。並みの悪魔なら
これで終わる。だが…」
フッ。
眼前のサイラオーグさんが消え。
「俺は別だ」
次に聞こえたのは俺の背後だった!
ドッ!ガァンッ!
サイラオーグさんの拳が俺に放たれる!
っ!いつの間に背後にッ!馬鹿な!両腕で
受けたのに、拳の一撃が驚くほどに重いッ!
腕をクロスして攻撃を受け止めた…。
だが、今の衝撃で腕の感覚が無い!
「プロモーション、ナイト!」
態勢を崩された俺は、即座に騎士へ昇格し
急いで距離を取る!
…速い!目で追えなかった!
姿が消えたぞ!ライジングナイトになった
ことである程度の速さなら目が慣れたと
思っていたが!
油断があったか?いや、それだけじゃない。
というか、腕がしびれて動かない、いや
指なら動く。まだいける!骨まではやられてない!
「プロモーション、ビショップ!ケアルラ!」
緑のオーラが両腕を包み、腕の痛みが引いていく!
サイラオーグさんが感心するように微笑んだ。
「ほう、吹っ飛びはしなかったか。まあ、
あいさつ代わりの打撃にすぎないものな」
これであいさつ代わりだと!?
俺の腕を壊せるほどの一撃で!
冗談じゃないぞ!
「俺の武器は三つだ。頑丈な体、動ける足、
体術。 いくぞッ!」
スッ!
また目の前から消えた!
横か!?
瞬時に横から現れた相手!俺は身を捻って
サイラオーグさんのボディブローを避けるが。
ブゥゥゥゥンッ!
風を殴り切る音!なんて拳圧だよ!
ミシッ…。
鈍い音と共に俺の脇腹に痛みが!
嘘だろ!かすめただけでダメージが!?
「クソ!」
俺は毒づきながらも、拳を打ち出す!
ゴッ!
サイラオーグさんはまた避けずに顔面で受ける!
目立ったダメージはなし!
ダッ!
カウンターが来ると感じて、俺は即座に駆け出し
後ろに飛び退いた。
ズァァァァアアッ!
サイラオーグさんの蹴りが空振りするが…。
空振りした蹴りの威力はこのトレーニングルーム
の中央から端まで大きな亀裂を生み出すほどだった!
もしあれが直撃してたら…。
冷たい物が背中を駆け抜けていく。
少しのやり取りだけで息が上がっていた。
今の少しの間の手合わせで分かった。
強い。とんでもなくな。本当にリアス先輩や
ディオドラ・アスタロトと同じ世代の悪魔なのかよ!?
サイラオーグさんはパワーを極限にまで高めているのか。
単純な破壊力を腕力に求めた男か、面白い。
おそらく、リアス先輩の何倍か、いや、十倍以上は
強いかもな。滅びの魔力を持って生まれなかった
大王家の悪魔。残されたのは体のみ。それを
ただひたすらに鍛えて次期当主となった。
半端な鍛え方じゃない。
「凄いですね」
俺は自然と口に出していた。
少しのやり取りだけでこの人に畏敬の念を
強く感じてしまったからだ。
「その強さになるまで、全部、鍛えたんですか?」
俺の問いにサイラオーグさんは言う。
「己の身体を信じてきただけだ」
やっぱり、凄い人だ。その一言だけで
俺では想像もできない体験をくぐり抜けて
きたと実感してしまう。
だからこそ、俺もどこまで戦えるか試したくなった。
俺だって、負けていられない!
…いい機会だ試したい事があるからな。
「超変身!」
俺は『
「ほう、『戦車』か」
俺の変身に怪訝な表情のサイラオーグさん。
パワーに特化した自分に同じパワーで対抗
するのが予想外だったのだろう。
おそらく俺のライジングも知っているはずだ、
変身するならどちらかになるだろうって
普通なら考えるよな。
サイラオーグさんの姿が瞬時に消える!
来る!
俺は足に力を入れて、踏ん張った!
「プロモーション、ビショップ!」
俺は僧侶に昇格し即座に呪文を唱える!
『ディオエムル・シュドルク!』
俺が呪文を唱えると、ユウスケの体が
炎に包まれる!
ホルスの使っていた身体強化呪文だ、
この呪文で速度とパワーを更に強化する!
ゴッ!
真っ正面に現れたサイラオーグさんが、
俺の腹部にブローを一発放ってきた。
ものすごい衝撃だっ!
その衝撃は背中まで貫くような一撃だった!
…ぐふっ。
全身を激痛が駆け巡った!
脚にまで衝撃が来て、震えるが、
身体強化を行っていたおかげで
何とか立っていられた。
まさか俺があれだけ苦戦した炎の鎧を
こんな簡単に打ち砕くなんてな…。
だが、まだ俺の心は折れちゃねぇ!
俺はサイラオーグさんが拳を引く瞬間を
狙って、サイラオーグさんの顔面に
右ストレートを鋭く打ち込むッ!
ガンッ!
巨大な岩に拳を打ち込んだような
感触ではあったが、小さく打ち砕く
ような確かな感覚を感じていた。
ブッ!
サイラオーグさんの鼻から血が噴き出た。
ようやく、サイラオーグさんにダメージを
与えられたぜ!
ガクッ。
俺は先ほどの一撃で膝をつきそうになり
態勢を整える。腹部への一撃でどれくらい
ダメージを食らった?
骨にヒビは入ったかもな、まあ折れたかも
しれないな。息をするだけで鋭い痛みが
してしょうがない。
けど俺はあの一撃に耐えたぜ…。
ホルスの呪文での強化なら耐えられるとは
思っていたが、まさか、炎を気にせず
真っ直ぐ殴ってくるなんてなどんな体を
してるんだかな…。
サイラオーグさんに血を流させた。
ライジングじゃなくても十分通用する
戦える!この人と!
それが分かっただけでもまだ戦いの闘志
は燃やせるぜ!
こちらへのダメージの方が大きい。
強化呪文を使っている時に回復魔法は
使えない。決して届かない相手じゃないが、
勝つのは難しいだろう。けどな負けるにしたって
腕の一本は折るぐらいはしないとな。
サイラオーグさんは鼻の血を指で拭う。
心底うれしそうに笑った。
「…『戦車』の力に炎の鎧か面白い。
俺はお前と戦いは楽しいぞ。いい拳を
放ってくれるからな。鼻血を流したのは
久しぶりだ。何よりもお前は俺と同じ
タイプだ、相対した喜びは大きい。
その拳、鍛えこんでいるのだろう?
一発食らえばわかるぞ。遠慮はするな。
俺を全力で殴り倒しに来い。
そのためにこの場に立っているのだろう?」
サイラオーグさんが浮かべる男気溢れる
笑みに俺は引き込まれていた。
俺の強さを認めてくれているのか。
ならその思いに応えたいな!
俺は拳を突き出し、構えた!
先ほどのダメージはもう回復した。
さっきは腕の一本でもと思っていたが、
そんな弱気でどうするか。
ここで彼を倒す気で行くぞ!
「来い!兵藤祐介!俺を打倒する
ことだけを考えろッ!空我の力を
俺に見せてみろッッ!」
「ええ、見せてあげますよ!
俺の力をラウザルク!」
ドオォォンッ!
ユウスケが呪文を叫ぶと室内だというのに
彼の頭上から雷が降り直撃を受ける!
雷の力でユウスケの体は一時的に
大幅に強化される!
ダッ
俺は拳を握り走り出す!
サイラオーグさんもそれに対し、
俺の胸に向かい拳を叩きこむ!
この一撃、避けはしないぜ。
ドオンッ!
重い一撃だ鍛錬を積んだ堅い拳だ、
一瞬意識が飛びそうになるが、俺は
歯を食いしばってなんとか繋ぎとめる
これでいい、ルークの姿では受けた
ダメージを攻撃に変換する能力が
あるんだぜ!
「これで…フルチャージだ!」
「面白い、来い!」
ドゴンッ!
俺の拳をサイラオーグさんは腕を交差し
受け止める!
ズサササッ。
衝撃は殺せずに後ろへ飛ばされる
「ふ。ふはははははははっ!」
サイラオーグさんが豪快に笑う。
とても愉快そうだった。
「なるほど、まだ強くなれるのか。
覚えておこう。空我、此処までにしようか」
と、サイラオーグさんは提案してきた。
「俺はまだ戦えますよ!」
確かに先ほどのダメージが足に
来てるが、まだ立っている!
しかし、サイラオーグさんは
首を横に振る。
「いい覇気を放ってくれる。だろうな。
俺もまだまだ戦える。だが、これ以上
やると、俺の歯止めが利かなくなる。
最後の一撃まで味わってしまう。
赤龍帝も申し訳ないが、歯止めが利かなく
なりそうだからな今日は止めておこう
それではあまりにももったいない。
お前のルークはまだ上があるのだろう?」
確かにライジングになっていないのは
ルークだけだからな。
サイラオーグさんは貴族服を拾い、
俺に歩み寄って、肩に手を置いた。
「ならばそれを得てからだ。最高の
状態で殴り合う。それこそが、俺の
求める空我や赤龍帝との戦闘だ。俺達の
勝負は、後日のレーティングゲームで決
めるべきだ。上役の方々と大衆の前で
拳を交わしてこそ、俺達の評価が決まる。
俺にもお前達にも梅があるのだから、
そこで再び見えよう。リアス、リアスの
眷属達、次に出会うのは夢に繋げるため
の舞台でだ。来い。俺は全力でお前達を
打ち倒す」
サイラオーグさんはそれだけ言い残し、
サーゼクス様に挨拶した後、この場を
去っていった。
戦いの緊張感がすっかり解けて、
俺は変身を解除する。
サーゼクス様が俺に近づき、訊いてきた。
「どうだったかな?彼の一撃は?」
「…似てました。俺やイッセーの拳に
そっくりで驚きましたよ」
サーゼクス様は頷き微笑まれる。
「うむ、君達と同じだよ。足りないものを
補おうと必死で練り上げられたものだ。
それゆえに力強い。全てがストレートな攻撃。
それは悪魔にないものだ」
自分の得意な事をとことん突き詰めた強さか。
「ちなみに彼は両手両足に負荷のかかる
封印を施して先ほど戦っていた」
マジかよ、でも俺がまだ強くなっても
あの人は俺達の前にいるって事か、
目標は高い程燃えるってもんだ!
サーゼクス様は話を続ける。
「彼はもうプロの『王』と比べてもなんら
遜色ない。『
防止し、悪魔側に勝利をもたらしている。
しかし、ユウスケ君。大したものだよ。
あのサイラオーグと拳を交えてなおも
戦闘意識を失わないとは。彼と相対した者
の中には軽い手合わせでも戦意を喪失した
者が出たほどだ。自慢の魔力が通じず、
肉体のみで圧倒されれば、高い魔力こそが
ステータスの悪魔では心が折れてしまう。
上級。位が高い家の者ほどプライドが高く、
一度折れたら再起が難しい」
「俺は…自分より格上の存在と戦ってきました。
仲間の力を借りて今までの敵は倒してきましたが
肝心のレーティングゲームでは全然結果を残せて
いません」
ディオドラ戦は正式なゲームではなくなったし、
ライザー戦は参加できていなかった。
シトリー戦ではイッセーのサポートだけで
活躍はしていない。
「だから次こそは」
バアル家とのゲーム、俺は今度こそ
勝利に貢献して見せる!
俺は悔しさをバネに決意を新たにした。
―〇●〇―
グレモリーのお城の通路をサイラオーグは一人
歩いていたが、
「すみません、サイラオーグ様でしょうか?」
「ああ、そうだが君は」
サイラオーグを呼び止めたのは白いスーツに
身を包んだ。高校生ぐらいの女性だった。
「お呼び止めしてごめんなさい。貴方に
お渡ししたいものがあって少しお時間
よろしいですか?」
「ああ、構わない」
「ありがとうございます」
女性はそういうと後ろ手に謎の機械を
握り不敵な笑みを浮かべていた。
若手最強のサイラオーグと戦ったユウスケ。
力の差は明白だが、超えるなら高い壁の方
が燃えるってもんだ!
そして、遂に始まる修学旅行!
京都の町を巡り、その瞳は何を見る?
次回、第102話「修学旅行」
是非見てくれよな
外伝でやってほしいコラボは?
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仮面ライダークウガ(五代雄介)
-
仮面ライダーディケイド
-
忍者戦隊、忍風戦隊、手裏剣戦隊揃い踏み
-
その他(希望があれば感想へ)