その圧倒的な力にユウスケは苦戦を強いられる!
格上相手にどう立ち向かう!
俺の目の前に立ちふさがった男
ゴ・ジャコ・ギは心底嬉しそうに
俺に遊ぼうと言ってきた。
こいつ、バトルジャンキーか。
「おい、お前はオルガが王の種族だろ、
なら、人間との共存が一番なんじゃないのか?」
「ああ、俺達の種族の方針ならそうだな。
他の奴等は王の意志をついで、田舎に引っ込んで
スローライフをしてる奴等もいるけどよ。
全員が同じ意志ってわけじゃねえさ。
ザビネだってダグバの種族だが、
ガミオの派閥に入ってるだろ」
何だコイツ、今までのグロンギは
王の事をここまでなれなれしく
話してなかったぞ。
「ならお前は性格的にダグバの
派閥って所か?だけど、お前からは
王を敬う精神とかは感じられないけどな」
俺の言葉にジャコは苦笑する。
「ハッ、俺は今のゲゲルに興味はないか
らな昔にいた王の復活よりも単純に戦いを
求めているのさ!お前がゲゲルを進めた
からな。ようやく俺様の出番かと思ったら
審判の奴はまだゴと戦うのは早いと抜かし
やがった。もう一度メを当てようと考えて
いるようだがな。俺からしたら話にならんぜ
お前は強くなっているからな、今のお前でも
十分俺を楽しませてくれるだろうからな!」
ダッ!
ジャコがそう叫び走り出す!
走りながらも拳を構えている。
シュッ!シュッ!
ジャコの繰り出す拳は早く、何とか弾く
ことは出来たが、その拳は重く腕に
軽いしびれを感じた。
「ジャブの次はストレートだぜ!」
ブゥゥゥンッ!
ジャコの拳を弾くのに意識を取られたためか
ストレートは既に目の前に迫っていた!
ドゴンッ!
俺はすんでの所で、腕でガードできた。しかし
この拳、サイラオーグさんには及ばないが、
直撃を食らうのはマズいな。なら!
「こっちからも行かせてもらうぞ!」
「ああ、そうじゃないと面白くないからな、
来いよ!クウガァ!」
ゴンッ!
俺は奴の顔面に拳を叩きこむが…。
「なかなか、良い拳じゃねえか。
だが俺にはきかないな」
俺の拳をまともに受けたが奴に
傷らしきものは見えない。
純粋に奴の甲殻が硬すぎるのか!?
「ならこいつで!」
俺は必殺の構えを取り、効き足にオーラを
集め走り出す!
「さあ、来い!」
「おりゃああああああああッ!」
ドンッ!
ユウスケのマイティキックを交差した両腕で
ガードするジャコだったが、
「ぐ、ぐ、おっらぁ!」
ギッギッ、パァァンッ!
ジャコは交差した腕を開き、
ユウスケは上空へと吹き飛ばされる!
「まだだ!おりゃああああああああッ!」
ユウスケは即座に態勢を立て直し、
上空からジャコへオーラを纏った拳を振り下ろす!
ゴォンッ!
俺の拳は奴の胸に当たりクウガの紋様を
ジャコに与えるが…。
シュゥゥン。
奴の胸に浮かび上がった紋様は
消えて行ってしまった。
「さっきよりもいい拳だが、まだまだだな」
サイラオーグさんと言い、こいつと言い
この姿だって、十分強いと思っていたんだがな。
自信が無くなってくるぜ…。
だったらこいつならどうだ!
「超変身!」
俺は『
ドオォォン!
俺のパンチに対して奴は腕を顔の前で合わせガードした。
「テレフォンパンチだ、威力はあるが俺の
甲羅を割るほどじゃあなかったな」
う、嘘だろ!戦車の一撃でもヒビすら入らないだと!?
「こっちもギアを上げるぞ、付いて来いよ」
『ドラグナー・ナグル!』
奴が呪文を唱えると奴の体から青白いオーラが迸る!
シュッ!
気が付けば、目の前に奴の拳が迫ってきていた!
バッ!
ジャコの高速ジャブをユウスケはなんとかギリギリ
避けることが出来た。
「早いッ!身体強化の呪文か!?」
「ああ、そうだ、俺は炎や氷を出したりなんて派手
なことはしないさ。俺の呪文は速度とパワーを上げる
ただそれだけだ」
まだ力が上がるのかよ!?
ならこっちも速度を上げるだけだ!
「プロモーション!『騎士』行くぞ!」
「いいぜ!ラッシュの速さ比べと行こうか!」
「オラオラオラオラオラオラッ!」
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄ッ!」
ガンッ!ガンッ!ガンッ!ガンッ!ガンッ!
「ははぁ、いいなぁ!最高だよ!クウガ!
ここまでワクワクする戦いは久しぶりだぜ!」
お互いの拳がぶつかり合う!
『騎士』になってようやく同じ速度かよ!
これが、メより上の強者の力か!
「まだいけるよなぁ!クウガッ!」
「なぁめるなー!」
ドゴォンッ!
俺は今までのダメージを変換し、右拳に
集中させジャコの顔面に渾身の一撃を打ち込む!
ズサササッ!
「いい拳だ、少し…、効いたぜ」
ジャコがこちらを向くと口の端からわずかに血が
流れていた。
よし!少しだがダメージは入った。
戦えないことは無い。
「なら、上げてもよさそうだな」
『セカン・ナグル!』
ジャコが新たな呪文を唱えるとジャコから迸る
オーラが更に強まるのを感じる。
「まだ上がるのかよ」
「ああ、俺の呪文は車のギアの様に
強化を段階的に上げるものだ。今ので2速
お前はどこまでついてこれるかな!」
フッ!
突如、目の前のジャコの姿が消える!?
ドゴォンッ!
「グハッ!」
突然の衝撃に俺は吹き飛ばされる!
何が起きた!?気が付いたら胸に
重い衝撃が。
「おいおい、俺を目の前にして棒立ちは
マズいだろう?」
まさか、殴られたのか?目で追えなかった!?
殴られたところを見れば、胸にヒビが入っていた
段階的に強化される呪文がここまでとはな。
だが、今の一撃でいい感じに溜まったぜ。
俺は目を閉じて拳を構える。
「見えないから心眼に頼るってか!」
ダッ!
奴が走り出す音が聞こえた…。そこだ!
「おりゃああああああああッ!」
ドゴォンッ!
俺の拳とジャコの拳がぶつかり合う!
バァァアンッ!
俺達はお互いのパンチの衝撃で吹き飛ぶ!
だめだ、この姿では奴の速さに追いつけないか。
なら!
「こっちだって、速さなら負けてないさ!
超変身!」
俺は『
「プロモーション!『僧侶』!」
「ユウスケ君!」
そこへ木場が聖魔剣を二振りこちらへ飛ばしてくれる!
サンキュー木場!
俺はその剣を掴み加速する!
『ゴウ・ソルド!』
俺は呪文を唱え剣を強化する!
ガキィンッ!
すれ違いざまに奴の胸を十字に斬りつけるが、
その甲羅は固く剣でも切り裂くことは出来なかった!
「ほお、それが速度に特化した姿か、
流石にそれほどの速度は対応出来なかったぜ
ならこっちも更に加速するまでだ!」
『サーズ・ナグル』
奴が更なる呪文を唱える。オーラの質がさらに上がる。
これ以上奴の好きにさせるかよ!
「プロモーション!『騎士』」
群青の鎧に雷が走り、金色の装飾が入っていく!
『
俺は奴の目の前へ距離を詰める!
ザァンッ!ザンッ!ザンッ!ザンッ!ザンッ!ザァンッ!
ザンッ!ザッザッザッザッザンッ!ザッザッザッザァアンッ!
ユウスケは双剣にオーラを纏わせ、
16連撃を叩きこむが…。
「嘘だろ!?」
「これが最速か?」
渾身の連撃をジャコに全て躱されてしまった。
「まだだ!」
ダッ!
俺は即座に走り出し、ジャコの周りを駆けまわり
奴を奔放する!
今俺が出せる最高速度!この速度で斬りつければ奴だって
目で追えないはずだ!
奴は防御を固め!受けの態勢に入った。
どんなに堅い甲羅でも、関節部を狙えば
攻撃が通るはずだ!
ダッ!
俺は速度の乗った渾身の一撃を奴に与える!
ガキィンッ!
ユウスケの放った一撃をジャコはその強固な
甲羅の腕で防がれてしまう。
「ば、馬鹿な!?今のは確かに
関節を狙ったはずなのに!?」
「何か勘違いしてないか?俺はシャコだぜ
俺の一番の武器はパンチ力でも強固な甲殻
ではない。この視力だぜ」
まさか、あの速度で動く俺が見えてたってことか!?
生物の特性を武器にする奴は今までいなかった。
これが、ゴの強さ。俺よりも格上ってことかよ
奴の今の強化じゃあ、『戦車』では只の的になっちまう。
最速の『騎士』なら速さに対応できるが、こちらの
攻撃も躱されてしまう…。あと残った手は…。
「超変身!」
ユウスケは『
速度の強化は『騎士』の十八番じゃないぜ!
『ディオエムル・シュドルク!』
呪文を唱え、ユウスケは炎を纏いレイピアを構える。
「おお、ホルスの呪文か、いいねえ
まだ楽しめそうだ」
そして両者が駆け出す!
ブゥゥゥンッ!
奴はボクサー、最初の攻撃は左のジャブなのは
何度も見た!わかっているならどんなに早くても!
スッ!
「避けることは出来る!」
俺は左手で握ったレイピアで奴の目を突く!
カァンッ!
「ハッ!そんな軟弱な突きが俺に効くか!」
レイピアの突きは奴の拳で容易に弾かれ、
肝心のレイピアも飛ばされてしまう!
「これで万策尽きた」
「そりゃあ、腰が入ってなかったからな!」
俺はジャコの言葉を遮り、右手の手のひらを
奴の腹部に押し当てる!
『ザケルガ!』
バリッバリッバリッ!
「ぐううううううッ!」
ズサササッ
ゼロ距離での雷を食らい、奴は吹き飛ぶ。
「左の突きはおとりで、本命は右の雷か
やるじゃねぇか!」
「悪いな俺のレイピアは魔力の補助と
威力を上げるためにあるんだ、無くても
別に魔法は撃てるぜ」
「はははははははっ」
俺の言葉に奴は突然笑い出した。
「いいぜ、いいねぇ、いいなぁ、おい!
俺をまだ楽しませてくれるのかよ!
俺も此処までとは思ってなかったぜ」
奴はファイティングポーズを取り話を続ける。
「お前は俺を滾らせた。
そのお礼に俺もこいつを見せてやるよ」
『フォルス・ナグル!』
奴のオーラが更に膨れ上がる。
まだ上がるのかよ。最悪まだ上がる可能性も
あるのか、なら俺もさらなる強化をするしかない!
「プロモーション!『僧侶』!』
ユウスケは『
レイピアにオーラを纏わせる。
「なら、俺の最強呪文食らってみるか!」
『バオウザケルガ!」
奴に向けたレイピアから雷の龍がジャコに向かい
放たれる!
BAOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOh!!!
「うお、こ、これは!」
バオウはジャコに食らいつきその
甲殻に牙を食い込ませる!
雷が霧散すると、ヒビだらけのジャコの姿が現れる。
「やったか」
ガラガラガラッ!
奴の甲殻が崩れ地面へと落ちていく。
「ふう、お前の最強呪文、なかなかの威力だったな」
甲殻が剥がれたジャコだったが奴は更にスマートな
姿へと変わっていた。
「悪いな。これが俺の真の姿だ、さっきまでのは
古い甲殻を纏っていたのさここからは
更に早くなるぜ」
まさか、古い甲殻で鎧を作って纏ってたって
わけかよ。今まで重りを背負ってあの速さだって
事かよ。なら俺もさらなる速さに至るまでだ!
「次はこれだ」
『シン・シュドルク』
俺はホルスの使っていた最強呪文を唱えるが、
「ぐうぅっ」
俺の体をオーラが包んだと思った瞬間、
俺は突然の脱力感に襲われ、膝をついてしまう。
「な、なんで?」
俺の様子を見てジャコはため息をつく。
「はあ、お前は何もわかってないな。
シン級の呪文はいわばその者の奥義だぜ、
そうやすやすと使えるわけないだろ。
倒した敵の呪文を使えるのは凄まじい才能
だけどな。お前はホルスの呪文を今まで何度
使った?片手で数える程度だろ。俺達グロンギは
自身の呪文を長い間使い技を研ぎ澄ませてきた。
お前には技術がない、只の力押しでしかないんだよ
お前ではその呪文を使えるほどの魔力もないし
体も耐えられない。だから魔力だけを消費して
呪文が消えたのさ」
この脱力感は魔力切れか…。
「はあ、まったく此処まで来て、
こんな決着かよ。なえるぜ」
ジャコは肩をすくめて俺の方へゆっくりと
歩み寄ってくる。
「今回は此処までだ、次までに強くなってろよ
クウガ、次は本気の殺し合いをしようぜ!」
奴はオーラを込めた拳をゆっくりと振り上げる!
俺はすぐに防御の構えを取る。
「おらぁぁぁぁぁああッ!」
ドゴォオオオオオオオンッ!
俺はその一撃を食らい殴り飛ばされてしまう
そして渡月橋の反対側の岸にめり込んだ!
そこで俺の意識は途切れるのだった。
ジャコに敗れたユウスケだったが、
ユウスケが戦っていた最中、
イッセー達もまた英雄と戦っていた。
だが、その戦いに新たに参戦する者が
いるのだった。
次回、第109話「人間」
是非見てくれよな
外伝でやってほしいコラボは?
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仮面ライダークウガ(五代雄介)
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仮面ライダーディケイド
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忍者戦隊、忍風戦隊、手裏剣戦隊揃い踏み
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その他(希望があれば感想へ)