ユウスケもグロンギに敗北してしまった!
曹操達は今夜二条城で実験を行おうとしている。
このまま向かってもユウスケはジャコに勝てはしない
ジャコに勝つためにユウスケはある決断をする。
英雄派の襲撃を受けた俺達は
襲撃のある夜までは修学旅行を
優先することになったが、
「すみません先生、俺だけ別行動しても
いいですか?」
俺の発言に皆は驚いているが、
先生は落ち着いた表情で俺を
まっすぐ見つめる。
「何か考えがあるのか?」
「はい、このまま夜まで待っても
また負けるだけです。だから
強くなるために出来ることをしたいんです!」
「夜までそんなに時間は無いぞ!
何が出来るっていうんだよ!
無茶な事する気じゃないだろな!」
俺の言葉にイッセーが驚き声をあげる。
「心配するな。無茶はしないさ
試してみたいことがあるんだ。
それで強くなれるかは賭けみたいな
ものかもしれないけど、やらない
よりはマシなはずだ!」
俺は真剣に皆に自分の想いをぶつけた。
「わかった。なら、ユウスケの単独行動は俺が
許可しよう」
「ありがとうございます」
そこへ、アーシアが俺のそばにやってくる。
「ユウスケさん、気を付けてくださいね」
「ああ、わかってるよ。アーシアもごめんな、
一緒に周ろうって言ってたのにこんな事に
なっちまって」
俺の言葉にアーシアは首を横にふる。
「いいんです。旅行ならいつでもできますから」
俺はアーシアの頭を撫でて言う。
「そしたら、今回の事件を解決して、今度は皆で来よう
行きたい所全部いこうぜ!」
「はい!」
俺はアーシアと新たな約束をすると、
そこでアザゼル先生が聞いてくる。
「それで、一体なにをしようって言うんだ?」
「それは……」
ー◯●◯ー
俺はイッセー達と別れてホテルの自室へと
戻ってきていた。
「さあ、始めようか」
俺はアークルを出現させ、床に座禅を組む。
そして、目をつむり霊石へと意識を集中する。
ゴポゴポ…。
水に沈む音が聞こえ、目を開くと
思惑通り、俺は遺跡の前へと
やってきていた。
前回でコツが掴めたようで安心する。
「やあ、来るとは思ってなかったよ」
中へ入るとダグバがこちらへ手を振り歓迎する。
「何のようだ、ここは貴様が気軽
に来ていい場所ではないぞ!」
そして、オルガが静かに怒りをあらわにする。
「今日はお願いがあってここへやってきた」
ユウスケはその場に膝をつき頭を下げる。
「お願いだ、俺に技を教えてくれ!」
「見損なったぞユウスケ、お前は敵に教えを請おうと
言うのか、恥を知れ」
土下座するユウスケにオルガは冷たく言い放つ。
「ここからさっさと出ていけ、お前のような
つまらん男にもう用はない。私はお前を過大
評価していたようだ。たった一度の敗北で
そこまで落ちぶれるとはな」
オルガの言葉にユウスケは動こうとせず
土下座の姿勢を続けていた。
「なにをしている見苦しいだけだ」
「強くなりたいんだ!」
「ゴであるジャコはたしかにお前にとっては格上だ、
だが、お前には仲間が居るだろう。今回のはゲゲル
ではないんだ、仲間と共に戦えばお前にも勝機は
あるはずだろう?」
「たしかに、ジャコと一人で戦う事に固執する
必要はないさ、でもな、いずれはガミオやダグバを
倒そうって言うのにジャコを一人で倒すことも
できない俺が倒せると思えるほど思い上がっては
いないさ!ここで力をつけていずれはダグバ!
あんたをも倒す!」
「へぇ~面白いね」
ユウスケの決意にダグバは嬉しそうに笑う。
「わからないな。まだ我ら王を敵と見定めていて
何故私達に頭を下げ教えを乞う?何のためにだ」
「お前達を超える為!」
「ふ、あはははははははは僕達の首を狙う戦士を
自分で育てろって言うのかい?面白いね君」
「馬鹿なのは変わりないか、良いだろう。お前がそ
こまで言うならば特別に特訓をつけてやろう」
二人はそういうと、座っていた円卓から立ち上がると、
ダグバが円卓に触れると、周りの景色がゆがみ
荒野へと姿を変え、見渡すと所々に墓標が建てられていた。
「ここは?」
「ここはグロンギ族の墓だ」
様子の変わった景色に驚くユウスケにオルガが説明する。
「墓ぁ、なんでそんな物がアークルの中に?」
「良くはわからんが、霊石の力だろう」
「教えると言ったが実際我々は人にものを
教えるというのは向いていない。だから、
適任者を呼ばせてもらう」
オルガが一つの墓石に触れると、墓石が光だし
人の姿へと変わっていく!
「ここは、私はいったい?」
光が収まると、中国風の衣装を着た男性が立っていた。
「久しいな、ハクビ、眠っていたところ悪いが
呼び出させてもらった」
オルガが呼びかけると、ハクビと呼ばれた男は
即座に膝をつき、オルガへ頭を下げる。
「お久しぶりです。オルガ様、死した私に
何か御用でしょうか?」
「ああ、そこにいる男を鍛えて欲しいんだ」
ハクビが俺を見定めるように見つめてくる。
「王よこの少年は何者ですか?只の人間でない
のは気配で分かるのですが?」
「こいつは二代目のクウガだ、今の我々は
彼のベルトにある霊石の中にいるのさ」
「なんと、彼が…、なら深くは聞きません
言われた通りに私の技を彼に授けましょう」
「なら僕も一人呼びだそうかな」
な、もう一人呼ぶのか!?
「何を驚いているんだい?今の君が技を
会得しただけで、ジャコを倒せるとでも?
だから彼には技以外を学ぶといい」
ダグバが墓石に触れ、光が墓石より
飛び出し、軍服の男が姿を現した。
「お呼びですか、ダグバ様」
「やあ、久しいねガドル、今回呼んだのは
彼を鍛えて欲しいからさ」
軍服の男はユウスケを見てため息を吐く。
「お言葉ですがダグバ様。俺は弟子を取らない
主義です。それにこいつは見たところメと同等
ぐらいの力量です俺が修行を付けたら、
死にますよこいつ?」
「そういえばそうだったね。なら、弟子にする必要
は無いよ。ただ彼をしごいてあげればいいだけさ、
ここでは精神が折れない限り彼が死ぬことは無い
からね、加減は必要ないよ」
ダグバの話からすると、此処が精神の世界だから
体がいくら傷ついても問題ないってことなのか?
「ならば、気にせずしごけるな、
おい、小僧!王の命令だありがたく思え」
ダグバとオルガの命で二人のグロンギが
ユウスケを鍛えることになった。
「私の名はゴ・ハクビ・ダ、まずは君が
何処まで出来るか私に見せて欲しい」
ハクビがそういうと、彼は白い虎の怪人態に
変身する。
「名乗れクウガ!」
「俺の名前は兵藤祐介!よろしくお願いします!」
俺は腰にベルトを出現させ、構えを取る!
「変身!」
ユウスケは『
ファイティングポーズをとる。
「来い!ユウスケ!」
「はぁあッ!」
ダッ!
ユウスケはハクビへ向かい駆け出し、
奴に向け拳を畳み込む!
ゴンッ!
ユウスケの拳はハクビに片手で受け止められてしまった。
「なるほど、パワーは申し分ないな。
だが、只殴るだけだ。確かにこれはいただけないな」
ハクビはそう言い、距離を取り拳を構える。
「口で説明するのは苦手なのでな。私の拳をその身で受け
技を体で感じなさい!」
ダッ!
ドオンッ!
ユウスケの懐に即座に詰めてきたハクビは
その胸に拳を叩きこむ!
「ぐふっ!」
ザザァッ!
衝撃で後ろに飛ばされる。
只のパンチの筈なのに衝撃が体を突き抜けるような
感覚があったぞ!
「ふむ、呪文なしの拳では流石に意識はなくならないか
ならこれならどうかな?」
『バウレン!』
ウォンレイが呪文を唱えるとオーラが拳に纏われる。
ドゴォォン!
ハクビの拳を食らいユウスケは吹き飛ばされる!
バゴォォオオン!
ユウスケは岩壁に叩きつけられる!
「今のは拳を強化する下級呪文だぞ、
それでこのざまか?」
嘘だろ、今のが下級?半端ない威力だったぞ!?
「ま、まだやれます!」
「いいだろう、ならさらに上げるぞ!」
『ゴウ・バウレン!』
ドンッ!
突然の衝撃!
「ゴフッ!あ、あれ?」
何が起きた?胸に衝撃を食らった?
なのに、何故目の前にハクビが立っているんだ?
「はぁ?」
下を向いた俺は思わずそんな声をだしてしまった。
胸を見ればそこにはハクビの腕が突き刺さっていた!
「ふむ、この呪文では死んでしまうな」
ズボッ!
ハクビが腕を引き抜くとユウスケの胸の傷は
みるみる内に塞がっていく!
「よし、塞がったな、ならお前には
この『ゴウ・バウレン』を習得してもらう!」
「習得ってどうすれば、良いんだ?」
「俺と組み手をしてもらう、俺はお前を殺す気で
行く、お前も全力で抵抗して、技を見て、食らい
死ぬ気で技を身につけろ!」
「そんな、無茶な!?」
驚く俺にハクビは話を続ける!
「無茶ではない時間のないお前が技を身に着けるのなら
普通の方法では習得は不可能だ!」
確かに時間がない今、技を身に着けるのは
容易じゃないか、
「分かりました、それでは、お願いします!」
俺は再び拳を構える!
「行くぞ!ユウスケ!」
『バウレン!』
ブォン!
ハクビの拳を紙一重で避ける。
まずは動きを見るんだ!
目に焼き付けろ!
「この速度を紙一重で避けるのか
おもしろい。なら、これならどうかな?」
『ガンズ・バウレン!』
ドドドドドドドドォン!
ハクビが呪文を唱えた瞬間、目にも止まらない
速度で拳を繰り出す!
俺はいきなりの連打に反応することが出来ず
まともに食らってしまった。
は、速い。全く見えなかった。
「今の技、もう一度打ってもらえませんか?
次は避けて見せるので」
ユウスケの言葉にハクビは嬉しそう言葉を返す。
「ほう、何か考えがあるのか?」
「ええ、速度には速度で対応しますよ
プロモーション騎士!」
「ならば、お前の策がどこまで通用するか
見せてもらおうか!」
『ガンズ・バウレン!』
ドドドドドドドドォン!
くっ!やはり速い!だが、見えないことは無い。
チッ!
高速ラッシュを何とか避けていたユウスケだったが、
最後の一発を避けることが出来ず、頬をかすめてしまう。
「くっ、一発貰っちまったか」
「見くびっていたな、まさか避けれるとは思ってなかった。
よし、今度は受け止めてみろ!」
「望むところだ!プロモーション戦車!」
ユウスケは即座に防御の構えを取る。
『バウレン!』
ドオオオオオオオオンッ!
ズサササッ!
「ほう、さっきは簡単に吹っ飛ばされてたのに
今度は耐えるか」
何とか耐えた俺だったが、受け止めた腕は衝撃で
しびれていた。
「戦車でも衝撃は受けきれないのか」
この空間の効果か、痺れた腕も即座に直ってきた。
「なら次は、見て受けた技を俺に打ってみろ」
「行くぞ!ハクビ!」
『バウレン!』
ドンッ!
ハクビは防御せず、ユウスケの拳をその胸に受ける!
「ふっ、さっきよりもいい拳じゃないか。
だが、まだ完全ではない更に続けるぞ!」
どうやら、ハクビの技には遠く及ばなかったようで、
そのあとも、技の応酬が続いていた。
「はあぁ、もう魔力が尽きたぞ!」
俺は床に座り込み一息ついた。
傷は即座に直っても、流石に魔力までは
即時回復とはいかないようだった。
「下級の呪文とはいえこれほど打ってれば、魔力も
切れるか、ならば魔力が回復するまで俺の修行は
中断だな」
「ならば次は俺の番だな!」
すると、軍服の男、ガドルが声を掛けてくる。
「それで、次は何をすればいいんだ?」
「何、難しいことは無い。
俺の攻撃からただ生き残ればいい」
ガドルがカブトムシの怪人態へと変身し、
ユウスケへ向け片手をかざす。
「俺の名はゴ・ガドル・バだ!
気をしっかり持てよ、気を抜けば一瞬であの世だぞ」
『ラドム!』
奴の手から火球が俺の足元へ発射される!
火球の速度はそこまでない。恐らく下級呪文か、
ドォオン!
即座に回避したユウスケだったが、火球は
着弾と共に爆発を起こした!
「ぐぅ、まさか爆弾だったのかよ」
驚くユウスケにガドルは笑いながら話しかける。
「くくく、今のは所詮下級の呪文だぞ
この程度で驚いているんじゃこの先は持たないぞ!」
クソ、確かにそうだな。だけどもう食らわないぜ!
『ラドム!』『ラドム!』『ラドム!』
ガドルは火球を何発も放ってきたが、ユウスケは余裕を
持って回避していった。
「流石にこれは避けていくか。
ならこれはどうかな?」
『ロンド・ラドム!』
ドヒュンッ!
奴の手から燃え盛るムチが現れこちらへ
襲い掛かってくる!
速いが避けられないほどではない!
クイッ
「なっ!?」
避けたと思ったムチが蛇の様な動きで
俺の腕に絡みついてきた!
ドォンッ!
ムチに触れた腕が突然爆発した!?
「ぐ、くぅッ」
う、腕が吹き飛んだ!?
さっき胸を貫かれた時は痛みが一瞬だったが、
今度は焼かれたためか、直りが遅く痛みも
その分長く続いた。
「もう、終いか?」
痛みに悶えるユウスケにガドルはゆっくりと
近づき声を掛ける。
「ま、まだだ、まだ終わりじゃない!」
「ふん、その気概は認めてやろう。
時にユウスケ、お前は何のために強くなりたい?」
「何のためにって俺はジャコに勝つために…」
「違うな。目を見ればわかるが、お前は只力を
求める愚者じゃない。力を得て何かをなそうとする
強者の目だ。もう一度問おう。お前は何のために
強くなる?」
「俺が強さを求める理由…」
ガドルの言葉にユウスケは考え込む。
「今すぐ答えは出ないか、それでもかまわんよ。
だが、いずれは答え聞かせてもらうぞ」
「ああ、わかった。答えは考えておくさ」
ユウスケの言葉に満足したのか、
ガドルは再び距離を取り訓練を再開する。
『ラドム!』『ラドム!』『ラドム!』
攻撃を再開したガドルは先ほどと同様に
火球を連射してくる。この流れなら
『ロンド・ラドム!』
やはり、火球で逃げ場を潰して、
ムチで仕留めに来る戦法か!
「何度もやられるかよ!
プロモーション騎士!」
ドヒュンッ!
燃え盛るムチをユウスケは速度を生かして回避する。
「ほう、これに対応するか、面白い」
ユウスケの対応能力に感心する。
「ならば中級の呪文でも問題なさそうだな」
『テオ・ラドム!』
今度の呪文で発生した火球は先ほどよりも大きい、
そして見かけと違い下級呪文よりも速度が速い!?
ドゴォォオオオオオオンッ!
「クソが、こんな範囲攻撃、いくら速くても爆破範囲
からよけきれないぞ!」
今の爆破で一度死亡したユウスケは再生を待ちながら
そうぼやく。
「ならどうする?」
「避けることが出来ないなら、耐えるだけだ、
超変身!」
ユウスケは防御に特化した『
へと変身する!
「本当に耐えられるか試してやろう!」
『テオ・ラドム!』
ドゴォォオオオオオオンッ!
「た、耐えたぞ!」
爆炎が晴れると、ユウスケは防御の姿勢のまま
立っていた。
「ははははははっ、良いだろう
まだ上の呪文も試すとしよう!」
『ギガノ・ラドム!』
新たな呪文で生み出されたは先ほどの火球ほどの速度は
出ていなかったが、上だと言ったんだ侮れないな
ドゴォォオオオオオオンッ!!
やはりと言うべきか、先ほどの火球よりも
威力が上がっていた。鎧の各所が溶解している
ほどだった。
「これも耐えるか!まだまだ行くぞ!」
『オルガ・ラドム!』
ガドルのかざした手から螺旋状の爆炎のビーム
が放たれる!
ドオォォォンッ!
気が付けば俺の腹に大きな穴が開けられていた!?
回転を加えて、貫通力を上げていたのか、
「中級でも、この呪文では死んでしまうか、
テオ、ギガノ級の呪文は耐えれるのか、
ならば、上級呪文も試してみよう!」
なっ!?上級呪文だって。
『ディガン・テオラドム!』
先ほどまで一発ずつ放っていた火球を
同時に五発同時に放ってくる!
逃げ場はない!?
ドドドドゴォォオオオオオオンッ!
爆炎が晴れれば、爆散したユウスケの体が
集まってきて、再生していく。
「な、俺のか、体は大丈夫なのか!?」
「ここまでやって生きているとは
驚きだな?」
驚愕しているユウスケにガドルは
続けて呪文を唱える。
『ディオガ・テオラドム!』
ドォォォォォッォオオオオオンッ!
上空から10mを超える爆炎弾が着弾し、
強烈な爆風と爆炎がユウスケを襲い!
荒野を更地へと変え、大炎上している。
シュウゥゥゥ。
火炎弾の着弾地に光が集まっていき、
生身のユウスケが現れる。
「はあ、はあ、い、今のが上級!?
か、勝てるわけがない、これが本気だって
言うのかよ!?」
怖ろしいまでの威力に体の震えが止まらないユウスケ。
「恐ろしいか?それで、この呪文に対抗する
術はお前は持っているのか?」
「ないさ…、ないが、生き残ったぜ」
俺の言葉にガドルは嬉しそうに高笑いする。
「はっはっはははは、良いだろう!恐怖するのは
可笑しいことではない。恐怖心は戦いの中で良い
レーダーとなる、死を経験しとけば、自分がどの
程度の攻撃で死んでしまうか把握できるからな。
あれほどの死を体験して、まだ目は死んでいない
いい戦士の目だ!」
「死の経験か、確かにここでしかできない体験か…
ありがとう。俺はまだまだ強くなれるんだな?」
「馬鹿を言うな。強さの限界なんてものは
諦めない限りはこないさ!」
「さて、十分魔力も回復したな。次は
あっちの番だな」
そこで、ガドルはハクビと交替し試練は続いていく。
―〇●〇―
「さて、出来ることは全て行った
行ってこいユウスケ!」
修行も終わり円卓の間へ戻ってくると、
オルガが声を掛けてきた。
「せっかく手を貸したんだ。死なないでよね
面白い見世物が無くなるのは残念だからね」
おちゃらけた雰囲気のダグバがそういう。
「お前は俺の技を身に着けた。
もう、お前は俺の弟子だ、しっかりジャコに勝ってこい!」
「ふざけた戦いをしてみろ、勝ったとしても。
俺がお前を殺してやるからな!」
ハクビとガドルに背中を叩かれ送り出される。
「お世話になりました!必ずジャコを倒すので
ここで見ててください!ハクビ師匠!ガドル師匠!」
「俺は弟子を取らぬといったろ!だが、
一人の戦士としてお前の勝利を見届けるとしよう」
ユウスケの言葉にガドルは顔を背けそういう。
「ありがとうございます!」
ユウスケはそれだけ言い残して体が光となり
この場を去るのだった。
「勝てると思いますか彼は」
ハクビがガドルに訪ねる。
「出来ることは全てやった。だが、勝つことは
叶わぬだろうな。それほどまでにメとゴの差は
あるのだ。身体強化の呪文だけとは言え奴も
ゴの戦士だ、それはユウスケも良く分かっている
だろう。せめて死ななければ次がある。
そのために、生き抜くために全てを行った」
「優しいのですねガドル殿は。弟子を取らぬと
言ってた割には彼を認めているのですね」
ハクビの言葉にガドルは顔を背け話を続ける。
「俺はただ、奴を一人の戦士として認めているだけだ!」
「ふふ、そうですね。あれは良き戦士です
だから、彼に合わせて格闘体だけで戦ったのですか?
貴方なら他の姿でも彼を殺すことは出来るでしょうに」
「別にこの姿で十分と判断したまでだ。
下らん話はこれで終いだ。さあ、王達と共に
円卓の間で我らの弟子の戦いを見届けるとしよう」
ガドルはそれだけ言い残すと
円卓の椅子の一つに座り込む。
「ふふふ、そうですね。見届けましょう
我らの弟子の戦いを」
ガドルの言葉に笑うハクビもまた、
円卓の席に座るのだった。
ジャコに勝つために修行を行ったユウスケだが、
短い時間での修練で奴に通用するのだろうか?
そして時間は夜、皆が集まり、
英雄派との闘いに向けて策を練る!
次回、第111話「作戦会議」
是非見てくれよな。
外伝でやってほしいコラボは?
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仮面ライダークウガ(五代雄介)
-
仮面ライダーディケイド
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忍者戦隊、忍風戦隊、手裏剣戦隊揃い踏み
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その他(希望があれば感想へ)