ハイスクールD×D~古代の戦士~   作:ヤマト・ゼロ

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突如、キバの世界へと飛ばされた
ユウスケ達!

誰かの策略でキバと戦わされたが
何とか誤解を解くことが出来たが

キバの仲間を攫った犯人は何者なのか?
ユウスケを狙う者の正体とは?


第118話「運命の鎖を」

奈美先輩に説教を食らった俺達は

変身したままお互いの自己紹介を済ませ。

 

この世界について聞いていた。

 

「人を襲ってライフエナジーを吸い取る

化け物ファンガイアか…。それで渡さんは

そのファンガイアと人間のハーフで

人を襲うファンガイアと戦う仮面ライダー

の一人と」

 

ユウスケが説明された内容を確認すると、

渡は頷いた。

 

「はい、僕の他にも二人仲間のライダーが

いますが、今回の事件で調査に出ているので

戻ってきたら紹介しますよ。それにしても

そちらの世界では怪人にテロリストに

財団Xという謎の組織ですか。こちら以上に

大変ではないですか?」

 

ユウスケの世界の状況を聞き驚愕する渡。

 

「まあ、大変なのはそうだけど、

俺にも頼りになる仲間がいるからな。

それで相手の情報なんだけど、俺と似ていた

以外に何か情報はないのか?」

 

俺が訊くと渡は考えるそぶりをして

何かに気が付いた様子。

 

「あ、そういえば、奴は僕と戦っている間

ずっと無言だったんだ、今思えばおかしい

よね?」

 

「無言だった…。喋れない理由があった?

もしかして偽物だから、喋ったらバレる

可能性があったとか」

 

俺の言葉に奈美先輩が首を傾げる。

 

「それって、もしかして敵の狙いは渡君と

ユウスケを戦わせることだったって事?」

 

「そうです。俺の姿を真似ていた方法は

分かりませんが、俺の姿を利用して、

渡達を襲い。俺をこの世界に移動させ

弱体化、そこをキバに倒させるのが、

敵の狙いだと思います」

 

俺の推理を二人に説明したその時だった。

 

『ご明察。目的がバレたのなら、

こそこそする必要はもうないかな』

 

突如、男の声がその場に響く!

 

シュゥゥゥゥゥゥンッ!

 

そして、ユウスケの目の前に銀色のオーロラが

出現しユウスケ達を飲み込んだ!

 

 

―〇●〇―

 

 

銀色のオーロラを潜ると俺達はどこかの

砕石場へと連れてこられていた。

 

「ここはどこ?」

 

周りを見渡した奈美が呟く。

 

「採石場…ですか。

敵が次の一手に出たって事でしょうけど」

 

渡の言う通りだ、俺達をおびき寄せたって

事は罠の可能性が高いだろう!

 

俺達が周囲を警戒していたその時!

 

「そんなに警戒しなくても不意打ちなんて

しないさ」

 

男の声が周りに響く。

 

声の方へ視線を向けるとシアンの銃を

手に持った青年がこちらを見下ろしていた。

 

「お前はディエンド!」

 

「こいつってわたと出会った事件の時の怪盗!」

 

「覚えていてくれて嬉しいよ」

 

微笑みながら言うディエンド。

 

「俺達を同士討ちさせようとしたのはお前の

思惑だったのか!」

 

ユウスケが叫ぶと、ディエンドは肩を

すくめながら言う。

 

「君達の同士討ちは別に狙ったわけでは

ないさ僕の目的はこれさ」

 

ディエンドは懐から結晶を取り出した。

 

「あ、あれは…?」

 

「まさか、あれはタツロット!」

 

結晶をみた渡が名を叫ぶ!

結晶をよく見れば、中に何かが

閉じ込められている様子だった。

 

「タツロットをどうするつもりだ!」

 

「彼はキバの鎧の封印を解くための鍵。

僕の求めるお宝さ。怪盗なのだから手に入れる

のは当然だろう!」

 

「ふざけるな!そんな理由で渡の仲間を

攫ったというのかよ!とっとと返しやがれ!」

 

怒りをあらわにするユウスケに

ディエンドは苦笑する。

 

「出来ないと言ったら?」

 

「力づくで取り返す!」

 

「ああ、行こうユウスケ!キバット!」

 

「おうよ!キバって行くぜ!ガブッ!」

 

「「変身!」」

 

ユウスケは『真紅のクウガ(マイティーフォーム)』と変身する。

 

「ふふふ、やる気だねえ、なら僕も

迎え撃つまでだよ」

 

『KAMENRIDE!』

 

ディエンドは青い銃にカードを装填し

銃身をこちらへ向ける!

 

「変身」

 

『DIEND!』

 

銃の引き金を引くと三色の残像が周囲を交差し

ディエンドに重なるとシアンと黒の仮面ライダー。

 

仮面ライダーディエンドに変身する!

 

「まあ、迎え撃つと言っても、僕が相手するわけじゃ

ないけどね君達の相手は彼らにお願いしよう」

 

ディエンドはそういい、7枚のカードを

銃に装填する!

 

『KAMENRIDE! IXA!BIRTH!METEOR!SPECTER!

 CROSS-Z!GEIZ!MAJADE!』

 

ディエンドが引き金を引くと、残像が現れ、

それが重なると7人の仮面ライダーが姿を現す。

 

聖職者が着る法衣の様な純白の仮面ライダー

 『仮面ライダーイクサ』

 

カプセルマシンの様なメカニカルな仮面ライダー

 『仮面ライダーバース』

 

青く燃える隕石のような見た目の仮面ライダー

 『仮面ライダーメテオ』

 

黒と青のパーカーを着る二本角の仮面ライダー

 『仮面ライダースペクター』

 

青いドラゴンを模した筋肉バカの仮面ライダー

 『仮面ライダークローズ』

 

赤い鎧、顔に『らいだー』と書かれた仮面ライダー

 『仮面ライダーゲイツ』

 

白とオレンジの鎧にユニコーンを模した仮面ライダー

『仮面ライダーマジェード』

 

全員が拳を構え俺達を囲む!

 

「奈美先輩!下がっててください!

ここは俺達が!」

 

「何を言ってるのユウスケ!私だって守られる

だけの女じゃないわ!一緒に戦うわ!」

 

奈美を心配し避難させようとしたユウスケだったが

それに対して奈美は自分も戦うと意気込む

 

「分かりました!じゃあ、あの女性のライダーを

お願いします!俺と渡で3体ずつ持ちます」

 

「任せて頂戴!行くわよわた!」

 

『あいよ~奈美、おいらに任せてよ!」

 

「なら僕はこの三体を相手するよ!」

 

キバはそう言いイクサ、バース、ゲイツ

と戦い始める!

 

「という事は、俺の相手はこの青い3体か」

 

俺の前にはメテオ、スペクター、クローズの

三体が俺を囲むように陣形を組んでいる!

 

「ユウスケ君、ディエンドの召喚したライダーは

簡単な攻撃しか出来ない!フォームチェンジも

使ってこないけど十分厄介だから気を付けて!」

 

なるほど、本来の力は引き出せないって事か!

ならうまくさばいて各個撃破するまでだ!

 

『ゴウ・レドルク!』

 

ダァン!

 

ユウスケは呪文で脚力を強化し、

メテオを蹴り飛ばす!

 

ドォオンッ!

 

強化した蹴りでメテオを吹き飛ばした

ユウスケだったが感じた感触に違和感を

覚えた。

 

「今の感触、吹き飛ばせたが、衝撃が

逃がされた?このライダー格闘家か?」

 

驚くユウスケにクローズとスペクターが

殴りかかる!

 

フッ!

 

ユウスケに殴りかかったクローズと

スペクターだったが、その拳は空振り、

ユウスケの姿はその場から消えていた!

 

「どこ見てやがる!」

 

ライダーの遥か頭上から青のクウガ(ドラゴンフォーム)

へと変身したユウスケが落下してくる!

 

『ガル・レドルク!』

 

呪文を唱えスクリューのように回転しながら

スペクターへ蹴りを放つ!

 

ガリッガリッガリッ! ドォンッ!

 

スペクターを撃破するユウスケ!

 

「次はお前だ!」

 

ユウスケは真紅のクウガ(マイティーフォーム)に変身し、

そうクローズに宣言する!

 

クローズはその宣言を受け、ベルトのハンドルを

ただ高速で回すと、クローズの背後に金色の炎を

纏った青いドラゴンが現れ、クローズは必殺の

構えを取る!

 

『LADY!GO!』

 

「必殺技か、迎え撃ってやるぜ!」

 

『ゴウ・バウレン!』

 

『DRAGONIC!FINISH!』

 

ドォォオオオオオオオンッ!

 

クローズの必殺キックをユウスケは

呪文で強化した拳で迎撃し、一瞬の均衡の後

そのままクローズを吹き飛ばし撃破する!

 

「所詮人形か、本物のライダーのキックが

こんな弱いわけないもんな」

 

そう呟くユウスケに今度はメテオが襲いかかる!

 

「ああ、お前も居たな」

 

ユウスケは冷静にメテオを捌く

 

『リミットブレイク』

 

メテオがベルトのスイッチを腕の装置に

装填し指をかざすと。

 

『オッケィ!』

 

メテオの右腕にエネルギーが収束していく!

 

「よしゃあ、ラッシュ勝負と行こうぜ!」

 

ガンッ!ガンッ!ガンッ!ガンッ!ガンッ!

ガンッ!ガンッ!ガンッ!ガンッ!ガンッ!

 

メテオとユウスケのラッシュ勝負だったが、

速度はユウスケに軍配が上がり徐々にメテオを

推してゆく!

 

「オリャアアアアアアッ!」

 

ドゴォンッ!

 

トドメの一撃をメテオに畳み込みユウスケは

ディエンドが召喚したライダーに勝利したのだった!

 

 

―〇●〇―

 

 

他の二人もライダーを撃破していた。

 

「いい加減諦めろディエンド!

ライダーをいくら召喚しても

無駄だ!渡の仲間を返しやがれ!」

 

「まさか、只の人間にライダーが

負けるとは予想外だったね」

 

「あまり私の事を舐めないでよね!」

 

驚くディエンドに奈美は怒りを露わにする!

 

「確かに君達は強いけどさ

なら、戦い方を変えればいいだけさ」

 

ディエンドは新たに六枚のカードを装填する!

 

『KAMENRIDE!G3!GARREN!IBUKI!

VULCAN!LIVE!VALEN!』

 

そして、ディエンドは新たに六人のライダーを

召喚する!

 

機械的な特殊装甲服の様な仮面ライダー

 『仮面ライダーG3』

 

ダイヤとクワガタを模した仮面ライダー

 『仮面ライダーギャレン』

 

ガンマンの様な3本角の鬼の仮面ライダー

 『仮面ライダー威吹鬼』

 

青い狼の装甲を纏った仮面ライダー

 『仮面ライダーバルカン』

 

白い蝙蝠の聖職者の様な仮面ライダー

 『仮面ライダーライブ』

 

ミルクチョコの板チョコを模した仮面ライダー

 『仮面ライダーヴァレン』

 

今度の六人は全員が銃を装備していた。

 

「君達は大丈夫でも後ろの彼女は生身でしょ?」

 

召喚したライダー達が一斉に銃をこちらへ向ける!

 

「二人共俺の後ろに!超変身!」

 

ユウスケは紫のクウガ(タイタンフォーム)へ変身し、

奈美達の前に立ち盾となる!

 

ダダダダダダダダァンッ!

 

「ユウスケ!」

 

「ユウスケ君!」

 

衝撃は凄いが、この姿なら耐えられない

程じゃない。

 

「俺は大丈夫です。でもこのままじゃ

守るだけで、攻撃する隙が無いです」

 

防御で精一杯のユウスケに渡が声を掛ける。

 

「任せてくれ僕が活路を開いて見せる!」

 

『よっしゃ、行くぜ渡!』

 

張り切る二人に奈美が声を掛ける。

 

「ちょっと!そこは僕じゃなくて

僕達でしょう!準備は良いわねわた!」

 

バチィッバチッ!

 

「うん!いいよ奈美!」

 

奈美がわたへ声を掛けると、

わたはいつの間にか銃撃している

ライダー達の背後に移動しており

雷鳴を轟かせ黒雲へと変化していた!

 

「黒雲からクリマタクトへ、迸る雷!

ライダーさん達、そこは雷注意報よ

ハートの痺れにご注意ください」

 

わたとクリマタクトの両方が帯電する!

 

ドドォオンッ!

 

雷光槍(サンダーランス)=テンポ!」

 

わたからクリマタクトへ二発の

雷がG3とギャレンを貫き撃破する!

 

「凄い!僕達も負けてられないな!

行くよキバット!」

 

『おう!バッシャーマグナム!』

 

キバットが緑色の笛を吹くと緑色の銃を

呼び出し、射撃戦に特化したバッシャー

フォームへと変身する!

 

「一気に決める!」

 

『バッシャーバイト!』

 

キバがバッシャーマグナムの一部を

キバットに噛ませると、マグナムに

エネルギーを注入する!

 

すると、周囲が暗くなり、キバの脚元

に水が広がっていく!

 

キバがバッシャーマグナムを構えると、

マグナムのフィン部分が周りはじめ、

脚元の水が渦を巻きキバを包み込む!

 

「ハアアアアアアアッハァ!」

 

バッシャーマグナムの銃口に

大きな緑色の水弾が生み出される。

 

ドォンッ!

 

撃ちだされた水弾は不規則な動きで、

飛び回り、威吹鬼とバルカンを撃ち抜いた!

 

ピキッ!ピキッ!パリィンッ!

 

撃ち抜かれた二人はまるでガラスの様に

砕け散ってしまうのだった。

 

「二人も倒したんだ最後は俺だ!」

 

ダダダダァンッ!

 

「そんな弾が効くか!うおおおお!」

 

ユウスケはライブとヴァレンの

銃撃を受けながらも全身していく!

 

バチィッバチッ!

 

銃撃を受けながら進むユウスケの姿に

変化が生じてゆく!

 

銀色だった鎧が紫色に変化し、

鎧の淵の紫のラインが金色に変化し、

タイタンソードも金色の剣先が追加されていた。

 

タイタンフォームの強化形態

金の紫のクウガ(ライジング・タイタンフォーム)』だ!

 

「おりゃぁあぁあああああッ!」

 

ザァアアアンッ!

 

強化されたライジングタイタンソードで

ユウスケはライブとヴァレンを横なぎに

切り裂き、全てのライダーを撃破するのだった!

 

 

―〇●〇―

 

 

パチッパチッパチッ

 

「あれに勝利するとは恐れ入ったよ。

でも、僕だってまだ負けを認めるわけには

行かないかな」

 

ディエンドは三枚のカードを取り出した。

 

「次の手はこれさ」

 

『KAMENRIDE!GATACK!MACH!TYCOON!』

 

ディエンドは三体のライダーを新たに召喚する。

 

青いクワガタムシを模した仮面ライダー

『仮面ライダーガタック』

 

白いバイクを模した仮面ライダー

『仮面ライダーマッハ』

 

緑色の狸の忍者を模した仮面ライダー

『仮面ライダータイクーン』

 

「今度はなんだ!」

 

驚く俺達にディエンドは話を続ける。

 

「この三人は速度に自信のある三人だよ

彼らの攻撃を君達は捌けるかな?」

 

「クロックアップ!」

 

『クロックアップ』

 

ガタックがベルトの横を叩くと、

突然その姿が消えてしまう!

 

「居なくなった!?」

 

 

突然姿が消えたガタックを探して

周囲を見渡していたその時。

 

― 危 ―

 

突如俺の直感が危険信号を発していた!

 

ギャリィッ!

 

ユウスケは直感に従い剣で何かを防ぐと

先ほど消えたガタックの剣を防ぐのだった!

 

速い!こいつ、木場や金の群青のクウガ(ライジング・ナイトフォーム)

と同等の速度があるっていうのかよ!

 

この鈍重な姿じゃ、反応するのがやっとだぞ!

 

「ユウスケ君!」

 

突然襲われたユウスケに渡が声を掛ける。

 

「よそ見している場合かな?」

 

ズバァァァン!

 

ガタックに及ばずながらも

マッハとタイクーンの高速戦闘に

手を焼く、キバ!

 

「こうなったら、こっちも速度で

対応を!」

 

『いや、ここはドッガの力を

使うんだ渡!』

 

キバがガルルを呼び出そうと

青い笛に手をかけた瞬間、

キバットがこの場ではドッガが

有効だと進言する。

 

「ドッガを?分かったキバット!」

 

『ドッガハンマー!』

 

キバットが紫色の笛を吹くと紫色のハンマーを

呼び出し、防御力と怪力に特化したドッガ

フォームへと変身する!

 

『よっしゃあ、ドッガの力見せてやろうぜ!』

 

キバはドッガハンマーの柄の部分を

キバットに噛ませるとエネルギーを

注入する!

 

『ドッガバイト!』

 

キバが手をかざすと周囲は暗闇へと包まれ

背後に満月が現れる!

 

ドンッ!

 

キバがハンマーを地面につけ、ハンドルを引くと

拳部分が開き手のひらの瞳が怪しい輝きを放つ!

 

ピキィン!

 

すると、瞳ににらまれたマッハとタイクーンが

結晶の様に固まってしまう!

 

バチッバチッ!

 

ハンマーを掲げると、エネルギーで出来た

巨大な拳がハンマーの動きに合わせて

出現する!

 

ブォンッ!ブォンッ!

 

キバはハンマーを思いっきり振り回し、

二人のライダーに向けて振り下ろす!

 

ドォォオオオオオオオンッ!

 

激しい衝撃のあと残っていたのは

ガラスの様に砕けた破片だけであった。

 

キバの活躍を見てユウスケは驚愕していた。

ギャスパーの様な相手を止める能力を

持っているなんてな。こいつは俺も

無様な真似は出来ないな。

 

まずは今の俺がどうやって見えない速度で

攻撃してくる敵を倒すか考えるんだ!

 

ふと、以前東城と戦った時を思い出す!

 

「そうか!超変身!」

 

ユウスケは『緑のクウガ(ペガサスフォーム)』へと変身し意識を集中する!

 

集中しろ、全ての音を聞き取るんだ!

 

バチィッバチッ!

 

集中力を高めているユウスケの姿に

変化が生じる!

 

緑色の鎧の淵に金色のラインが走り、

手に持つペガサスボウも金色の銃身が

新たに生み出されていた。

 

ペガサスフォームの強化形態

金の緑のクウガ(ライジング・ペガサスフォーム)へと変身する!

 

「そこだ!」

 

ドォンッ!

 

微かな音で、ガタックの位置を見切り

ユウスケは見事に敵を撃ち抜いたのだった!

 

 

―〇●〇―

 

 

安心するのもつかの間ディエンドは

既に次の一手を切っていた。

 

『KAMENRIDE!KNGHT!KAIXA!ZERONOS!

ACCEL!BEAST!BARON!BRAVE!BLADES!』

 

ディエンドは新たに8体のライダーを召喚する!

その手には多種多様な武器を持っていた!

 

コウモリを模した騎士の甲冑の様な仮面ライダー

『仮面ライダーナイト』

 

黄色のラインでχを模した仮面ライダー

『仮面ライダーカイザ』

 

緑色の牛と電車を模した仮面ライダー

『仮面ライダーゼロノス』

 

赤いオフロードバイクを模した仮面ライダー

『仮面ライダーアクセル』

 

金色の獅子を模した魔法使いの仮面ライダー

『仮面ライダービースト』

 

バナナを模した甲冑を着た騎士の様な仮面ライダー

『仮面ライダーバロン』

 

鎧を纏った騎士のゲームキャラを模した仮面ライダー

『仮面ライダーブレイブ』

 

青い獅子の鎧を纏った剣士の仮面ライダー

『仮面ライダーブレイズ』

 

「これで最後だよ君達は彼らに勝てるかな?」

 

ダッ!

 

ライダー達が武器を持ち駆け出してくる!

 

「よし、今度も各個撃破で!」

 

「いや、先ほどとは動きが違う!」

 

『トリックベント』

 

バッ!

 

ナイトがカードを剣に装填し、発動した瞬間

ナイトが8人に分身した!

 

「来るぞ!派手に動かず、お互いの背を庇って

円陣を組むんだ!たとえ、三人でも落ち着いて

お互いをカバーすれば、戦える!数は多いが

半分は只の分身、ライダーだって只の人形だ!

消耗を押さえて戦えばいずれはこちらが有利に

なるはずだ!」

 

ユウスケの言葉にキバと奈美が即座に

背を合わせ武器を構える。

 

「この数が相手なら、超変身!」

 

ユウスケは『紫のクウガ(タイタンフォーム)』に

変身し、タイタンソードを構える。

 

カキンッ!カキンッ!

 

三人で連携し、ナイトの分身を撃破していく!

 

「おっと、君達の快進撃は此処までだよ」

 

『コッチーン!』

 

ディエンドがそういうとブレイブが剣のボタンを

三回押したかと思うと、地面へとその剣を突き立てた!

 

ガチガチッガッチーン!

 

「なに!?」

 

「あ、脚が!」

 

次の瞬間三人の脚が氷で地面へと縫い付けられる!

 

『カメレオ! ゴーッ! カカッカッ

カカッカメレオ!』

 

ビーストが指輪をベルトにはめ込むと

カメレオンを模した緑色のマントを召喚する。

 

「ハアァ!」

 

そして、カメレオンの舌が伸び

ユウスケを拘束する!

 

「ユウスケ!」

 

「ユウスケ君」

 

『ジャックと豆の木!

フムフム、習得一閃!』

 

今度はブレイズが剣にビリジアンの本を

翳し地面に突き立てる!

 

ニョキッニョキニョキ!

 

地面を突き破り、豆の蔓が飛び出してきて

キバを拘束する!

 

そこで、ゼロノスが武器を

ボウガンモードへ組み替える。

 

『FULLCHARGE!』

 

ゼロノスがエネルギーを蓄積したカードを

ゼロガッシャーに装填しユウスケ達に狙いを

定める!

 

続いてアクセルも武器にメモリを差し込む!

 

『エンジン!マキシマムドライブ!』

 

構えた剣が炎を纏う

 

「「ハァ!」」

 

二つのAの形をしたエネルギー攻撃が三人を襲う!

 

ドオオオオオオオオンッ!

 

「く、まさか防御を固めた僕達にこんな手を」

 

「はぁ、はぁ、クソ、奈美先輩大丈夫ですか?」

 

「ええ、私は大丈夫でもわたが」

 

身動きのできない状況で必殺技を食らい満身創痍

なキバとユウスケだった。奈美は間一髪のところで

わたが守りに入ることでどうにか無事で済んだ、

 

だが、

 

「うぅ、おいらが奈美を…守るよ」

 

「わた、ありがとう…」

 

涙を流しながらわたを抱きしめる奈美。

 

「大丈夫だよ奈美。おいらは死なないから

でも眠いから少しタクトの中で寝させてもらうよ」

 

わたはそう言いクリマタクトの中へと消えて行く。

 

「よくもやってくれたわね!反撃よ二人共!」

 

「ええ、やってやりましょう!奈美先輩!

相手の動きが変わりました、守るだけでは

勝てません。足を止めず動きながら連携して

戦いましょう!超変身!」

 

ユウスケは『青のクウガ(ドラゴンフォーム)』へと変身する!

 

「僕達も姿を変えよう」

 

『ガルルセイバー』

 

キバットが青色の笛を吹くと青色の剣を

呼び出し、走力に特化したガルル

フォームへと変身する!

 

カァン!カン!

 

ユウスケはドラゴンロッドで襲い来る

ライダー達を何とかしのぐ。

 

「ユウスケ!棒術の戦い方がなってないわよ」

 

敵の攻撃をドラゴンロッドで受け止める

ユウスケに対して奈美は怒りを露わにする。

 

「無茶言わないでください!

普段は主に剣か拳で戦っているんですから!」

 

「いいこと!大空棒術の戦い方を教えてあげるわ

まず攻撃は正面から受けないこと、流れる水の如く

敵の攻撃は受け流し、その勢いを利用して敵を

攻撃するの!」

 

奈美先輩はそう言いライダーの攻撃を捌き反撃していく!

 

俺だって負けるかよ!

 

ユウスケは奈美に言われた通り動き敵と戦う!

 

対するキバは獣の様に荒々しい戦い方で

襲い来るライダーを次々と切り伏せる!

 

ガルルセイバーの狼の顔を敵へかざすと、

 

ワォンオォォォォオオオン!

 

咆哮による衝撃波でブレイブとブレイズ

の動きが止まる!

 

『今だ渡、ガルルバイト!』

 

キバはガルルセイバーの剣先を

キバットに噛ませ、エネルギーを注入する!

 

キバがガルルセイバーを眼前に構えると

周囲が暗闇へと変わり、キバの背後に

満月が輝く!

 

そして、キバはガルルセイバーをくわえ走りだす!

 

バッ!

 

上空へと飛び上がり、満月を背に剣を振りかぶる!

 

即座に剣にて防ごうとしたブレイブとブレイズ

だったが、それよりも早く二人を切り裂く!

 

ザァァァアアアアアンッ!

 

切り捨てられた二人は狼の紋様が現れ

ガラスの様に砕け散った!

 

「渡はもう2体倒したのか、

こっちも負けてられないな!」

 

『ならば、私も棒術での戦い方を

教えてやろう』

 

ふと声のする方へ視線を向ければ、

精神体のオルガが傍に立っていた!

 

「な、オルガ!?なんでお前が」

 

『そんなこと気にしている場合か?

ほれ、奴等が来るぞ』

 

「ちょっとユウスケ、誰と話してるの?」

 

なんて説明するか、

 

俺がそう考えている時、頭に新たな呪文が

浮かび上がってくる!

 

これが、オルガが言う棒術の戦い方か、

 

「教えてくれるっていうなら、

ありがたく使わせてもらうぜ!」

 

『エルド!』

 

ユウスケは斬りかかってきたカイザを

呪文で強化されたドラゴンロッドで

吹き飛ばす!

 

「よしこれなら、落ちた攻撃力も

十分カバーできる!」

 

「ちょっとユウスケ何よ今の攻撃!

私の教えた戦い方と違うじゃない!」

 

『ふふふ、小娘がうるさいわね。

それは、私の戦い方の方がユウスケ

には似合っているって事でしょ』

 

怒る奈美先輩にオルガは嘲笑っている。

 

「む、なんか誰かに馬鹿にされた

気がするわ」

 

鋭い!これは女の勘か?

恐ろしいな。

 

「すみません奈美先輩新たに棒術を

使った呪文を覚えたようで、でも

奈美先輩の教えは忘れませんから

基本は大空棒術で戦って、こちらから

攻める時は呪文を使いますから、ね」

 

「なら良いけど、元の世界に戻ったら

ちゃんと稽古つけるからね!」

 

奈美先輩の意識が俺に向いていた

一瞬をついて、バロンが奈美先輩へ

バナナを模した槍で攻撃する!

 

「しまッ!」

 

「させるかぁ!」

 

『ゴウ・エルド!』

 

ドォン!

 

先ほどより更に強化した呪文による

攻撃でユウスケはバロンを撃破する!

 

「ありがとうユウスケ」

 

「いいえ、油断せず行きましょう!」

 

『シックス!カメレオン!セイバーストライク!』

 

俺達が気を引き締めたその時、

ビーストが手に持つサーベルに指輪を嵌め

必殺技を放つ!

 

現れた魔方陣から6匹のカメレオンが襲い来る!

 

「相手が数なら、これでどうだ!」

 

『ガンズ・エルド!』

 

ドンッドンッドンッドンッドンッドンッドォンッ!

 

ユウスケは襲ってきたカメレオンを全て弾き

そして、ビーストを撃破する!

 

『Exceed Charge』

 

ドン!

 

突如響いた電子音に振り返ると、

金色の銃弾が奈美先輩を襲う!

 

奈美先輩は即座にクリマタクトで防ぐが、

その弾丸は普通ではなく、当たった瞬間に

奈美先輩を拘束する!

 

「な、なにこれ!」

 

「奈美先輩!」

 

突如拘束された、奈美先輩だったが、

俺は銃弾の撃たれた方へ視線を向ければ、

カイザが剣を構えていた。

 

マズイ、アイツに技を出させてはダメだ!

俺は何故かそう思い走り出す!

 

「させるかぁ!」

 

『ザオウ・ギルエルド!』

 

カイザが金色の閃光となってこちらへ

迫ってくる!それに対してユウスケは

ドラゴンロッドの先端にサメの様な

エネルギー体を出現させ突撃する!

 

2つのエネルギーが衝突し、僅かに

だが、カイザが押してくる!

 

マズイ、このままじゃ!

 

押される状況に焦りを覚えるユウスケに

声を掛ける者がいた。

 

『心をしっかり持てユウスケ、

お前の後ろには守りたいものが

いるのだろう?なら、負けるな!

叫べ自分の心を!』

 

オルガにそう言われユウスケは

後ろを振り返る。不安そうな

奈美先輩の顔が見える。

 

「やらせるか!奈美先輩はやらせねえ!

俺が絶対にまもってやるぅぅぅぅう!」

 

バチィッバチッ!

 

ドラゴンロッドへの力を籠めると、

ユウスケの体に雷が走り、青色の鎧の淵に

金色のラインが走り、手に持つドラゴンロッド

も金色の装飾が新たに生み出されていた。

 

「おおおおおおおおおおおおぉぉぉぉッ!」

 

ユウスケの雄たけびで呪文の力が上がり

カイザを撃破する!

 

「はあ、はあ、大丈夫ですか!

奈美先輩!」

 

「ええ、大丈夫よ」

 

よかった、今度は守れた。

 

ホッとするユウスケだったが

ふと戦いの最中だったことを

思い出す。

 

「いや、まだライダーは残ってる」

 

気を取り直したその時だった、

 

『FINALATTACKRIDE! DI!DI!

DI!DIEND!』

 

召喚されたライダー達がカードに戻って

青緑色の光のカードたちがディエンドライバー

の銃口から渦を巻くように伸びていた。

 

「ではさよならだ」

 

ドォォオオオオオオオンッ!

 

ディエンドがトリガーを引いた瞬間!

銃口から巨大なエネルギー波が襲い掛かる。

 

そして、土煙が消えたあとは

何も残っていなかった!

 

「おやおや、流石に跡形もないか」

 

「なわけないだろ!」

 

ディエンドが声のした方へ向けば

上空へと飛んだユウスケが奈美を抱え

真紅のクウガとなりライダーキックの

構えを取っていた!

 

「させるか!」

 

バァンッ!

 

ディエンドが銃口を向けてユウスケを

撃ち抜こうとしたが、バッシャーマグナムを

構えたキバがそれを阻止する!

 

「おりゃぁああああああっ!」

 

ドォォオオオオオオオンッ!

 

ユウスケの渾身のキックがディエンドに

炸裂し、変身解除まで追い詰める。

 

「さあ、追いつめたぞ!

タツロットを返すんだ!

 

「モウ、ココマデカ」

 

突然片言になったかと思うと

海東の首筋から虫の様なものが

飛び立っていく!

 

バキュン!

 

その虫を海東が銃で撃ちぬく。

 

「ありがとう君達。

おかげで助かったよ」

 

「どういうことだよ!?」

 

「操られていたって事さ」

 

「「なんだって!」」

 

驚愕する俺達を海東は笑いながら眺める。

どうやらこの事件はまだ解決という

わけにはいかないようだった。




襲い掛かってきたディエンド!
召喚能力を使ってユウスケ達を
奔放する!

オルガの助力もあり何とか
ディエンドを倒すことが出来たが
どうやら何者かに操られていたようだった

この事件の黒幕とはだれなのか?

次回、第119話「解き放て!」

是非見てくれよな

外伝でやってほしいコラボは?

  • 仮面ライダークウガ(五代雄介)
  • 仮面ライダーディケイド
  • 忍者戦隊、忍風戦隊、手裏剣戦隊揃い踏み
  • その他(希望があれば感想へ)
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