ハイスクールD×D~古代の戦士~   作:ヤマト・ゼロ

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冥界のヒーローとなり
子供達の夢を守るユウスケ

そして今後の戦いに向け
ユウスケは強くなるため、
またアマダムでの修行へと
身を投げる!


第122話「下級生」

その日の夜。俺はアークルの中に訪れていた。

 

「打ってこい!ユウスケ!」

 

「はい!ハクビ師匠!」

 

『ゴウ・バウレン!』

 

ドゴォン!

 

ズサササッ!

 

ユウスケの拳をハクビは

勢いを殺すことが出来ず

後方へ飛ばされた!

 

「よい拳だな。これなら次のレベル

に移っても構わないだろう。構えろユウスケ!

前回と同様我が技をその身をもって習得しろ!」

 

 

「押忍!超変身!」

 

ユウスケが深紫のクウガ(ルークフォーム)に変身し、

防御の構えお取ると、ハクビは距離を取り、拳を構える!

 

『ラオウ・ディバウレン!』

 

ハクビが拳を振りぬくと、エネルギー体の白虎が

こちらへと突進してくる!

 

ガオオオオォォォォッ!

 

ドォオオオオオオンッ!

 

「ぐぅう、まだまだ!」

 

技を受けたユウスケは先ほどの白虎にやられ

鎧は爪痕が残りボロボロとなっていた。

 

がくっ。

 

ついには膝をついてしまう。

 

「流石に耐えるか、ガドル殿との

修行の成果と言えるかな」

 

まだ意識のあるユウスケを素直に褒めるハクビ。

 

「ありがとうございます。

それにしても今の技って何なんですか?」

 

「そうか、ユウスケは知らないのか、

先ほどの呪文はオウ系と呼ばれる呪文で、

グロンギの中でも才能がある者だけが、

習得できる呪文だ、人によっては一つの

呪文が成長する者、成長と共に上位の

呪文を習得する者だな」

 

そんな、特別な呪文があるのか。

 

「ユウスケのバオウもその一つだぞ」

 

そうか、バオウも特別な呪文か。

 

「次は戦いながら技を出していく、

ユウスケも試したいことがあると言いていたな。

出来ることは全部試していけ!」

 

「胸を借りますハクビ師匠!超変身!」

 

ユウスケは群青のクウガ(ナイトフォーム)に変身すると

同時に走り出す!

 

ダッ!

 

「超変身!」

 

ハクビの懐まで潜り込むと同時に

深紫のクウガ(ルークフォーム)に変身し

拳を振りかぶる!

 

それに対してハクビは冷静に対処する。

 

『レルド』

 

ハクビが手をかざすと小さな盾が現れるが、

 

「まだだ!プロモーション『戦車』!」

 

バチッバリッ

 

ユウスケは更に戦車に昇格し、全身に雷が走る

自身の鎧を金の力により強化させる!

 

バリィンッ!

 

ユウスケの拳により、盾は破棄され、

ハクビは吹き飛ばされる!

 

「ほう、強化もしていない拳で下級とはいえ

私の盾を砕くか、ここまで成長するとはな」

 

ハクビはユウスケの成長を喜んでいる様子だった。

 

「なら、お返しと行こう」

 

『ゴウ・レドルク!』

 

ドゴォォォオオンッ

 

ハクビの蹴りをもろに食らってしまうが、

強化された金の鎧には微かなへこみも

なかった。

 

「ほう、金の力とやらで、思ったより

強化されている様だな。これは楽しめそうだな」

 

「驚くのはこれからだぜ!超変身!」

 

ユウスケは再度群青のクウガ(ナイトフォーム)へと変身する!

 

「さらに、プロモーション『騎士』!」

 

騎士に昇格し金の力で強化をすると同時に

走り出す!

 

ダダッッ!

 

強化された速度により、

眼にもとまらぬ動きで、

ハクビを翻弄する!

 

「なるほど、確かにこの速度は眼では

追えないな。だが、対処する方法ならあるさ!」

 

『ディオ・レドルク』

 

ハクビは呪文で強化された足で

地面に向け震脚を放つ!

 

ドォォォォォオオオオオオオオンッ!

 

「な、なんだと!?」

 

あまりもの振動でユウスケは立っていることが

出来ずその場で立ち止まってしまう!

 

「今だ!」

 

『ゴウ・バウレン!』

 

ドゴォォオオオオオオンッ!

 

動きが止まり隙だらけのユウスケを

ハクビの拳が襲い岩壁へ叩きつけられる!

 

「ぐはぁっ!」

 

ユウスケはボロボロな体にムチを打って立ち上がる。

 

「まだ戦えるだろうな?」

 

「当然!超変身!」

 

今度は深碧のクウガ(ビショップフォーム)に変身するユウスケ。

 

「今度こそ、一発入れてやる!」

 

「ふ、やってみろ」

 

ユウスケの意気込みに不敵に笑うハクビ。

 

「プロモーション『僧侶』!」

 

金の力で強化し、更なる呪文を唱えた。

 

『ディオエムル・シュドルク!』

 

呪文を唱えると、クウガの体を炎が包み込み

まるで、鎧の様になっていた。

 

ダッ!

 

「只突っ込むだけなら、同じ結果に終わるぞ?」

 

「同じじゃないさ!」

 

ボウッ!

 

クウガの放つ焔が更に激しくなったかと思うと、

焔の分身が生み出されていく!

 

「ほう、燃える分身か、無視はできないか」

 

次々生み出される、分身は凄まじい熱量を持ち

ハクビといえど、無傷とはいかないだろう!

 

ダッ!

 

そして、分身に混ざり、ユウスケも突撃を行う!

 

『バウセン!』

 

呪文を唱えたハクビの拳から気の塊が放たれ

焔の分身がかき消されていく!

 

なっ、そんな呪文まで持ってるのかよ!?

 

だけど、今なら俺を見失ってるはずだ!

 

「くらえぇぇぇ!」

 

『バオウ・ザケルガァァア!』

 

BAOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOh!!!

 

「ふ、大きな隙も作っていないのに

最大術か?甘く見られたものだ」

 

ハクビは現れた、バオウを見て

不敵に笑う。

 

「ならば見せてやろう、我が極意!」

 

『ゴライオウ・ディバウレン!』

 

ガオオオオオオォォォォッ!

 

ハクビから放たれたのは、

5本の尻尾と漆黒の爪を持つ、巨大な白虎、

その体は薄い青紫色のオーラを発していた!

 

ズバァァァアアアアアアアア!

 

巨大な白虎により、ユウスケのバオウは

容易く破られてしまった。

 

「う、うそだろ!?バオウがこんなにあっさり?」

 

バオウを切り裂いた白虎は勢いもそのまま

焔の分身を薙ぎ払いながら、ユウスケへと

迫ってくる!

 

「只でやられるかぁ!」

 

身に纏っていた焔を拳に手中させ、

渾身の一撃で白虎を迎え撃つユウスケだったが、

 

ドゴォォオオオオオオンッ!

 

「ぐっ、くぁ」

 

白虎によって切り裂かれたユウスケは

再生しながら、ゆっくりと立ち上がっていく。

 

「はぁ、はぁ、はぁ」

 

「今日は此処までにしよう」

 

「お、オッス。それにしても

さっきの呪文がハクビ師匠の

最強呪文なんですか?」

 

ユウスケは先ほどの呪文で出来た

爪痕などを見ながらそう呟く。

 

「いや、まだ上の術はある。今回使った

物の中で、震脚に使用した術が上級だが、

本気は全然出してないさ」

 

あれで本気じゃない!?

俺は自分より格上の者と戦って勝ってきた

だからか、慢心してたのかもしれない…。

 

「その様子だと、私と自分を比べて

落ち込んでいるってところか。

まあ、私だってゴの中では上の方の

実力ではあったからな簡単には

やられてはやれないさ」

 

「それは分かってたはずなんですけど、

もう少しいい戦いが出来ると思ってた

ので、俺、もっと強くなります!」

 

そう言うユウスケにハクビは優しく語り掛ける。

 

「ああ、お前にはまだ伸びしろが十分ある

今後のゲゲルで戦う相手は一筋縄ではいかない

だろうが、俺達が付いているんだ、しっかり

勝てるように稽古はつけてやる」

 

「押忍!お願いします」

 

「いい返事だな。ところでユウスケ、

君の夢なんだい?」

 

「え、唐突ですね。夢ですか?

やっぱり、ゲゲルを勝ち抜いて

グロンギ族との共存です」

 

「そのために王となるか、

殆どの者は王になることを

夢見るが君からしたらそれすら

過程でしかないか。なら君が

目指す王とはなんだ?」

 

目指す王?やっぱり共存を目指すなら

 

「優しい、最優の王様です」

 

「フフフ、良いじゃないか。

君らしくて素晴らしいな」

 

ハクビはユウスケの答えに満足

したように笑っていた。

 

こうして修行の時間は過ぎていった。

 

 

ー〇●〇ー

 

 

翌日、俺は学校の一年生の教室前にいた。

来たのは小猫ちゃんとギャスパーのクラス。

 

今日、ここにフェニックス家のお嬢様

レイヴェルが転入してきた。部長よりも

生粋のお嬢様だという。一般人それも人間

が通う学校なんて初めてだろう。

 

この学び舎で生活できるのか?

気になってしまって様子を見に来たんだが…。

 

「…あれ、二年生のケダモノ先輩…?」

 

「…やだ、見られるだけで謎の催眠術に

かかって好き放題にされちゃうって噂が…」

 

「それで学園のアイドルを皆手籠めにしたって

…怖い…」

 

そんな一年生の声が聞こえる。

 

こんなこと言われるのはこの学園でも

一人だけだよな。

 

「ようイッセー、お前も様子見か?」

 

「なんだユウスケもか、そりゃ心配だろ」

 

心なしか、泣いてないか?一年の話に

心がやられてんじゃないか!?

 

「あらイッセーとユウスケも様子見?」

 

声を掛けられ、振り返ればリアス先輩も来ていた。

 

「ぶ、部長もですか?」

 

「ええ、ちょっと気になって」

 

と、二人と共にクラスの中を見ると、

小猫ちゃんとギャスパーは教室の隅で会話を

している様子で、レイヴェルはっと…。

おお、金髪縦ロールの髪型発見!

 

「フェニックスさん、教科書はあるの?」

 

「フェニックスって、珍しい名字だね。

かっこいいわ!」

 

「ギャーくんに続いて外国の転入生が入って

くるなんてこのクラスで良かったわ!」

 

などと、女子に囲まれていた

 

そっか、転入してきたばかりだから、

クラスメイトに言い寄られても仕方ないか。

 

しかも、外国からの美少女だからな、

注目の的だろうな。

 

でも、高飛車なレイヴェルの事だから、

高圧的な物言いをするかと思っていたら、

 

どうやら、対応に困って四苦八苦している様だった。

 

「あ、あの…」とか「えーと…」などと返答に

困っている様子だった。

視線も泳いでいて何処に合わせていいのか

わからないようだった。

 

その視線が俺達の方に向かれる。

リアス先輩が来たことで、ファンの一年女子達が

騒いでいたのでそれでこちらが気になったのかもしれない。

 

途端に「失礼しますわ」と席を立ち、

俺達の方に近づいて来た。

 

レイヴェルはイッセーとリアス先輩の手を取ると、

そのままどこかへ連れ去ろうとする。

おれはそんな三人を追いかけていくと、

廊下を曲がったところで止まってくれたが、

 

「ど、どうした、レイヴェル?」

 

イッセーが訝し気に訊くと、レイヴェルは気恥ずかしそう

な表情で頬を染める。

 

「…て、転校が初めてですので…ど、どう皆さんと

接していいかわからなくて…。わ、私、悪魔ですし、

人間の方々との話題が見つからなくて…」

 

そうか悪魔、それも上級悪魔の箱入りのお嬢様が

人間界の平民が通う学校に転校してくれば話題も

見つかりづらいか。思えば当然だな。

 

「会話をしたくないわけではないのでしょう?」

 

リアス先輩がそう訊く。

 

「…も、もちろんですわ。わ、私だって、

成長しているんです!貴族以外の方と

お知り合いになって平民の生活から何かを

学ぶのも大切だと思っているんです!」

 

おおっ、立派だな。兄のライザーとは違うな。

 

しかし、接し方が分からないと来たか、

どうするか…。

 

皆で考えていると、イッセーがポンと

手を叩いた。

 

何か、思いついたようだな。

 

ちょっと待ってな、小猫ちゃんに」

 

イッセーが小猫ちゃんの名前を挙げて

教室に戻ろうとした時だった。

 

「…呼びましたか?」

 

すぐそばに小猫ちゃんが立っていた。

そしてギャスパーもいた。

どうやら、俺達を追ってきたのか。

 

すると、イッセーが小猫ちゃんに頼み込む。

 

「小猫ちゃん、お願いがあるんだ」

 

「…なんですか?」

 

「レイヴェルの話し相手…というか、

学校生活面でのフォローをしてあげて欲しいんだ。

同じ学年だし、同じクラスだろう?頼むよ」

 

なるほどね。小猫ちゃんは学園アイドルの一人だし、

クラスメイトともうまくやっているって、いのが言って

たしな。小猫ちゃんを介して会話を繋げれば、

レイヴェルもクラスメイトと打ち解けるって事か、

 

なら、俺も猪鹿蝶の三人にもフォローを

お願いしとくか、いのなら同じ女性だし、

今度一緒に買い物でも行ってくれるようにでも

お願いしとくか、レイヴェルにも勉強になる

だろうしな。

 

俺がそう考えていると、何故か不機嫌なオーラが

漂ってくる。そちらへ視線を向ければ、イッセーに

お願いされた小猫ちゃんが、眉を寄せ、三角口になっている。

うわぁ、雲行きが怪しくなってきたぞ、

 

小猫ちゃんは少し考えたのち、

 

「………。…先輩がそう言うなら、別にいいですけど…」

 

そう答えてくれる。マジで渋々って感じだな。

 

「てなわけで、レイヴェル。小猫ちゃんが

フォローをして」

 

「…ヘタレ焼き鳥姫」

 

イッセーの言葉を遮って、小猫ちゃんがぼそりとつぶやく。

 

………。

 

一瞬の静寂。レイヴェルのこめかみに青筋が浮かび上がる。

震える声で静かに言った!

 

「い、いま、なんとおっしゃいましたか…?」

 

「…ヘタレ」

 

間髪入れず返す小猫ちゃん!

 

「あ、あ、あなたね!フェニックス家の息女たる

私にそのような物言いだなんて…!」

 

「…そんな物言いだから、いざという時にヘタレるん

じゃないの?もっと決心を持って人間界に来たと思った

のに…。イッセー先輩達の手を煩わせるなんて…世間

知らずの焼き鳥姫」

 

プチン!

 

何かがキレる音がレイヴェルから聞こえてくる!

 

不気味なオーラを漂わせるレイヴェル!

ロールの髪がうようよとざわめきだしていた!

 

小猫ちゃんも負けじと睨み返す!

 

「むむむむむ!わ、私は、イッセー様の手を

煩わせるようなことなんて…!こ、この猫又は…!」

 

「…焼き鳥」

 

な、何やら、二人の背後で猫と火の鳥が激しく

睨み合っているようなイメージが見えてしまう!

 

「あぅぅぅぅぅぅっ…こ、怖いですっ!」

 

ギャスパーも女子二人の迫力に恐れを抱いたのか、

イッセーの背後に隠れた!いやこれは俺達だって

怖いぞ!

 

「ちょ、ちょっと、二人共!なんでいきなり睨み

合ってるんだよ!仲良くしろって!同じクラス

なんだから!」

 

二人の間に立ち、制止しようとするイッセーだが…。

 

猫と鳥のバトルに恐々している様子。

 

手助けしたいのはやまやまだが、

これ以上言激するのは危険だ!

 

「ほらほら、小猫ちゃんもレイヴェルも落ち着いて。

俺は別になんとも思ってないから。じゃんじゃん

相談してくれていいよ」

 

いや、それはマズイ!?

 

「「どっちの味方ですか!?」」

 

二人同時に訊かれてしまう。

 

そりゃ、そうなるよな。

 

「…やさしいわよね、イッセーは」

 

リアス先輩がぼそりとつぶやいていた。

 

「あっ」

 

そこへ別の一年女子達が通りかかり、持っていた

プリントの束をバサッと廊下にぶちまけてしまった!

あぁ、よそ見して落としたんだな。

 

俺達も拾おうとしたんだが、レイヴェルがいち早く

手を伸ばしてプリントを拾い出した。

 

「大丈夫ですか?確か同じ教室の方でしたわね?

お名前は…まだ訊いてませんけれど」

 

「あ、ありがとうございます…。覚えていて

くれたんですね、フェニックスさん。

私、室田といいます」

 

「レイヴェルでいいですわ。室田さん」」

 

ふふ、やさしいじゃないか、れい。

あの場で自然と手が伸ばせたのは

なんだかんだでこの子の心根がやさしい証拠

だ、転校してすぐにクラスメイトの顔を

覚えるなんて凄いな。

 

続いて小猫ちゃんとギャスパーもプリントを

拾い出す。

 

プリントを拾い合うレイヴェルと小猫ちゃん

の目が合った。

 

「「ふんつ!」」

 

プイッ!と顔をそらす。

 

何とも前途多難だなぁ…。

 

あとで、ギャスパーに訊いた話だが、

レイヴェルはプリントを拾った

ところからクラスメイトと打ち解け

始めたようだ。

 

小猫ちゃんもイッセーのお願い通り

面倒を見ているって話だし。

 

レイヴェルの学園生活は良いスタート

が切れたという事だろう。




アマダムの中での修行にて自分と
師匠の力の差に驚愕するユウスケだった!

日常である学園生活にレイヴェルが仲間入り、
学園祭の為の準備が始まっていく!

次回、第123話「準備」

是非見てくれよな!

外伝でやってほしいコラボは?

  • 仮面ライダークウガ(五代雄介)
  • 仮面ライダーディケイド
  • 忍者戦隊、忍風戦隊、手裏剣戦隊揃い踏み
  • その他(希望があれば感想へ)
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