そこで出会った大吾と言う少年。
村に残されていた遺跡を
発掘したユウスケ達。
遺跡の奥で皆を待っていたのは。
巨大な巨人の石像であった。
発掘した遺跡にて巨人の石像を発見した俺達。
「この石像が光の巨人で間違いなさそうね」
「ここまで細かい細工って当時の技術的に
可能なんですかね?」
「石を切り出すのは可能かもしれないけれど
この大きさとなると不可能でしょうね。
継ぎ目も無いから一つの大きな
石を切り出したようだけど、
この石が何の石かは分からないけれど、
私もこんな石像初めて見たわ」
俺の疑問にロビン先生は答えてくれたが、
ロビン先生でもこの石像に関しては分からないとはな。
「なあ、皆!これを見てくれよ!」
「どうしたのイッセー?」
「この壁画なんですが」
イッセーに呼ばれて向かうと一枚の壁画を指差していた。
「これは!?この間倒した怪獣に似ているわね」
「ロビン先生内容を呼んでもらっていいですか?」
「『海獣レイキュバス』、火炎と冷気を吐く怪物
と書かれているわね。他にも報告書の
怪獣と似た壁画があるわね。
『超怪獣ゴルザ』、『超竜メルバ』、
『戦闘獣超コッヴ』、『奇獣ガンキュウ』
それがこの怪獣たちの名前ね」
「この怪獣たちが何処から
来たとか書いてないんですか?」
「書いてある内容から、空からつまり宇宙から
来たのかもしれないわ。
でも私も歴史には詳しいけれど
こんな怪獣が現れた歴史なんて存在しないわ
最近現れた怪獣を知っていなければ
この碑文は只の物語ととらえられるわね」
碑文を解読しながら、ロビン先生が教えてくれる。
「ならこいつらはどこから?
もしかして、別の世界から?」
俺は一つの可能性に思い至りそう呟く。
「別の世界ってどういう事かしら?」
「前に二回ほど、別の世界に行ったことが
あったんですよその時は戻ってこれましたが、
もしこの遺跡を作った人物が異世界から
この世界に来た可能性があるなら
歴史にない怪獣の存在にも納得がいきます」
「ユウスケの予想が当たっているなら
最近突如として現れた怪獣は異世界から
送られてきたっていうの?」
「分かりませんが、その可能性だけの話しですね」
まだかもしれないという話だからな。
そんな時俺達しかいないこの場に
男の声が響く。
「この世界はつながったのさ」
俺達が声のした方に視線を向けると、
黒いローブに身に包んだ男がそこに立っているが、
その顔はローブのフードで隠れていて見る事はできない。
「貴方何もの?つながったて言うのは?」
リアス先輩の質問にその男は構わず続ける。
「この世界は繋がった。
世界を隔てる壁に歪みが生じている。
そこのクウガが他の世界に何度も訪れた結果だ、
また他の世界から移動してくるものもあるだろう。
だが、私はこの世界の行く末を見届けるだけさ」
それだけ言うと彼は立ち去ろうとする。
「待ちなさい!貴方にはまだ聞きたいことが」
リアス先輩が立ち去ろうとする
男を呼び止めようとするが、
突如、地面が大きく揺れだす。
「地震か!?」
突然の揺れに驚く俺達だったが、
揺れも収まった後、先程の男の姿は何処にもなかった。
「ここに居てはまずいわ皆まずは外に出るわよ」
リアス先輩に皆が賛成し洞窟の外へ出た俺達。
―〇●〇―
「ユウスケ!」
外に出ると奈美先輩がこちらへやってきた所だった。
「奈美先輩大丈夫ですか?」
「それはこっちの台詞よ今の
揺れで洞窟が崩れたんじゃないかと。
それよりもあれを見て!」
奈美先輩が指さす方を見ると海に新たな島が出来ていた。
「え?あんな島ありましたっけ?」
「それが、突然空から降ってきたのよ」
「もしかして、これは隕石か?」
よく見ればそれは岩の塊だが、
宇宙から落ちてきたにしては被害が少なすぎる。
「いえ、あれは空中に突然
現れておそのまま落ちてきたのよ」
まさか異世界から送られてきたのか?
ピシィッ。
何かが割れる音が周りに響く。
「今の音はなんだ?」
「音、何も聞こえなかったけど?」
奈美先輩には聞こえなかったようだけど、
悪魔の聴力が確かに音はなっていた。
「ユウスケ!音はあの隕石からよ!」
リアス先輩に言われ、隕石の方を見ると、
隕石に変化が生じていた。
ピシィッ!ビキィッ!
ガラッガラッ!
隕石が割れ表面の岩が剥がれ落ち、
中の物が姿を現す。
「ガァアアアアアッ!
キュィィィィィッ!
ギャァァァァァッ!」
三体の怪獣の雄叫びが聞こえるがその姿は一体のみ。
「何だあれは!?」
イッセーが驚き叫ぶが俺も同じ気持ちだった。
隕石の中から現れた怪獣は資料で見た。
三体の怪獣が合体した姿をしていた。
その姿は上半身が『ゴルザ』、
背中には『メルバ』の翼が生え、
額には『メルバ』の顔が付いていた。
そして、下半身は『超コッヴ』となっている。
「あれは合体怪獣とでもいうのかしら。
このままでは被害が出るわ、
私の眷属達!ここであの怪獣を倒すわよ!」
『了解!』
皆が悪魔の羽を展開し、怪獣へと向かう。
空を飛べない、俺とイッセーだけが残される。
「クソ!よし俺達も走って向かうか!」
走り出そうとするイッセーを俺は止める。
「何だよユウスケ俺体も急がないと!」
「まあ、待て俺があそこまで連れてってやるから」
俺は腰に手を翳してベルトを出現させる。
「変身!」
『
「兄ちゃん達何者なんだ!?」
空を飛んだり、突然変身した
俺達に驚きを隠せない様子の大吾。
「何者か、俺はこの村を救いたい只の悪魔さ
奈美先輩、大吾の事お願いしますね」
「ええ、任せなさい。
さっさと終わらせて帰って来なさい。
帰ったらごちそうよ!!」
奈美先輩がこちらにサムズアップで答えてくれる。
「行くぞ、イッセー!!風よ!」
『Aero』
俺は風魔法を発動し、俺達は風を纏う。
ふわりと浮き上がり、俺達は怪獣の方へ向かうのだった。
―〇●〇―
その場に残された大吾はぽつりとつぶやく。
「なんで、あんな怪物に立ち向かえるんだよ…。
皆逃げてるのに何で助けてくれるんだよ」
「それはね彼らがお人よしだからよ。
特にユウスケはバカが付くほどの
お人好しよ。たとえ知らない相手のでも
自分を犠牲にして助けたりする男よ」
奈美は怪獣の方へと向きながらそう答える。
「さあ、私達も避難するわよ。
私達がいたら戦いの邪魔になるわ」
「うん!」
奈美は大吾の手を引いて村の方へ走り出す。
―〇●〇―
「ガァアアアアアッ!
キュィィィィィッ!
ギャァァァァァッ!」
雄叫びを上げる怪獣は港へと向かってきていた。
「止まりやがれ!」
ドォンッッ!
イッセーがドラゴンショットを怪獣に向けて放つ。
だが、その攻撃は少しも効いていなかった。
「イッセー、限界まで強化して、
私と朱乃に譲渡しなさい!」
「了解しました。」
「その間に、裕斗、ゼノヴィア、小猫は
近接攻撃で怪獣の注意を引きなさい
ユウスケは皆のフォローを」
『了解』
木場とゼノヴィア、がそれぞれ聖剣と聖魔剣を構え
怪獣に突撃し、小猫ちゃんもそれに続く。
「ガァアアアアアッ!
キュィィィィィッ!
ギャァァァァァッ!」
近づいてくる者達に警戒してか、
怪獣が雄叫びを上げ近づく三人に向けて光線を放つ。
その光線の密度に三人は近づく事が出来ないでいた。
だが、三人が引き付けてくれたおかげで、
イッセーの増加が上限へと達していた。
「部長!譲渡可能です!」
「やりなさい、イッセー!」
「おっしゃ!いくぜ!ブーステッド・ギア・ギフト!」
『Transfer!!』
音声と共に二人のオーラが膨れ上がる。
「天雷よ!鳴り響け!」
朱乃さんが天に指をかざし、雷を呼ぶ。
そして怪獣に標準を向ける。
カッ!
怪獣に向け天からの雷の柱が降り注いだ。
ドオオオオオオンッッ!
雷の攻撃が効いたのか怪獣は怯んでいる。
「これでトドメよ!」
ドウゥゥゥゥォォォオオオンッ!!
リアス先輩の手から怪獣に向けて魔力の塊を打ち出す。
凄まじい速度で打ち出された魔力が
怪獣に当たると思われたその時、
何かの影がその間に割り込んだ。
キュイィィィィィン!!
その影はリアス先輩が放った魔力を吸収してしまった。
「ギュイィィィィィッ!!」
「な!?この怪獣は」
巨大な目玉に手足が生えた姿の怪獣だった。
「こいつは、『奇獣ガンキュウ』?コイツいつの間に?」
「こいつは部長達とは相性が悪い僕達が何とかしよう」
「ああ、分かってる!」
「…了解」
何とかしようと木場達が『ガンキュウ』に向う。
その時、
ザッバァァァァァアアア!
「ギィィィィィイイイイイッ!」
突如海中から『海獣レイキュバス』が姿を現し、
木場達を襲う。
「な!?コイツはこの間の!」
木場達は『レイキュバス』との戦闘を余儀なくされた。
「こうなったら俺達であの合体怪獣と戦うぞイッセー!」
「おお!」
突如現れた三体の怪獣との戦闘が始まった。
「だけどユウスケあの怪獣達をどうやって倒すんだよ?」
「ようは組み合わせを変えればいいだけさ」
そう、組み合わせが悪いのは
吸収能力を持つ『ガンキュウ』と
遠距離攻撃のリアス先輩と朱乃さん。
高い防御力で近接攻撃の効果が薄い『レイキュバス』と
拳や剣を使って戦う木場、ゼノヴィア、小猫ちゃん。
ここを入れ替える事さえできれば話は簡単だ。
「簡単に言うけどさ!策はあるのかよユウスケ!」
「時間さえ稼げれば何とでもなるさ
イッセーこれはお前がカギだ
お前ひとりであの怪獣を押えられれば
他の皆を助けられる。できるか?」
「やれるさ、此処に来る前に
アザゼルからこいつを貰っているからな」
イッセーは懐から腕輪を取り出した。
「アザゼルが言うには前に
俺に渡した物の試作品だってさ、
たった三分しか使えないが、
ノーリスクで禁じ手化できるらしい」
そんなものがあったのかよ。
「まあ、アザゼルからしたらたった三分しか使えない。
不良品らしいが、三分あれば十分だろう!」
「任せたぞイッセー!」
「ああ、任せろユウスケ!」
「俺に力を貸せ!!ドライグ!!」
『
イッセーは禁じ手の姿『
『Boost!!』
「うおおおおおおッ!」
イッセーはただ一人合体怪獣へと向かっていく。
「さあ、俺は役目を果たすか」
ユウスケはそう呟き、
『レイキュバス』と戦っている木場達の元へ向かう。
―〇●〇―
ゼノヴィアside
「ギィィィィィイイイイイッ!!」
今までどんな魔獣もこの
聖剣で一刀に伏してきたというのに、
この怪獣は聖剣の攻撃を物ともしていない。
祐介やあの黒服の男が言う通り異世界の存在だからか?
いや、何を弱気になっているんだ私は!
「効果が無いなら!何度でも試すまでだ!
甲殻類なら関節は弱いだろう!」
「その意気だゼノヴィア!だがここは俺に任せろ!」
声のした方に振り向けば、深碧の姿をしたユウスケが
こちらへ向かっていた。
「お前には停まってもらうぞ!時よ!」
『Stop!』
時魔法を発動させ、『レイキュバス』の動きを停める。
「これは、ギャスパーの時間停止!?」
ユウスケの魔法に驚くゼノヴィア達
そんな三人にユウスケが声を掛ける。
「今の内にリアス先輩たちのところへ、
お前達ならあの目玉の怪獣と相性はいいだろう」
ユウスケは『レイキュバス』に剣を構える。
「ああ、あちらの怪獣は私達に任せろ」
私達はその場をユウスケに任せて、
部長達の元へと向かう。
「部長!」
「祐斗!?どうやってこちらに?
でもちょうどいいわ手を貸しなさい貴方達!」
「部長、ここは私達に任せてほしい!
だからユウスケの元へ向かってくれ!」
私の叫びに部長は驚いた顔をしたが
こちらを見て直ぐに察したようだ。
「分かったわここは任せるわ。
行くわよ朱乃!」
「はい、部長!」
部長達が『レイキュバス』の方へと向かい飛んでいく。
「さあ、これで形勢逆転だ行くぞ二人とも!」
「ああ、騎士の力を見せてやろう」
「…私も頑張ります」
「はああああぁぁぁぁぁッ!」
私は剣を握り締め『ガンキュウ』へと飛び出す。
―〇●〇―
ユウスケside
各怪獣の組み合わせを変え戦いの流れは変わった。
三体の怪獣は既に疲弊しきっており、
倒せるのも時間の問題であった。
「よし!トドメだ!」
カッ!
イッセーの鎧が解除されてしまう。
マズイっ!
「風よ!」
『Aero!』
俺は落下するイッセーを風魔法で回収する。
「もう三分か助かったユウスケ」
「気を抜くなよイッセー!まだ倒してないんだからな」
俺達が改めて気を引き締めて怪獣達に向き直った。
その時、
カッ!
ピカァァァァァァァンッ!!
突如の閃光に俺達は目を開けられなかった。
「なんだ!?」
「なにがおこったの!?」
閃光がおさまり、眼を開けた俺達はその光景に
自分の頭を疑った。
「あれは、なんだ…?」
先ほどまで俺達が戦っていた怪獣に変化が起きていた。
合体怪獣の両腕に変化が生じておりそれぞれの腕が、
『ガンキュウ』と『レイキュバス』の頭部となっていた。
「また合体したというの!?」
驚く俺達に合体怪獣は
それぞれの怪獣の頭部を向けてくる。
「リアス先輩!攻撃が来ます!」
俺の警告にリアス先輩達は防御壁を展開するが、
ガシャアンッ!
合体怪獣の五つの口から発された光線を防ぐ事は出来ず、
その光線は俺の目の前までせまっていた。
「危ないユウスケ!!」
光線が当たると思った瞬間、
ゼノヴィアが俺を突き飛ばし、庇ってくれた。
ドガァァァァァァアアアアアンッ!!
「ゼノヴィア!」
光線を受けたゼノヴィアは咄嗟に
デュランダルで防いだようだが、
勢いは殺せず遺跡のある海辺まで吹き飛ばされてしまった。
「ゼノヴィアはアーシアに任せて私達はあの怪獣の相手をするわよ!」
『了解!』
―〇●〇―
大吾side
突然現れた三体の怪物が合体して
お兄ちゃん達がピンチになっていた。
「お姉ちゃんが!」
ゼノヴィアが吹き飛ばされた様子を見て動揺する大吾。
ふと大吾は一つの事を思い出した。
「そうだ遺跡に行けば!」
大吾は奈美の手を振りほどき走り出す。
「大吾くん!何処へ行くの!」
「遺跡に行けば、お兄ちゃん達を助けられる!」
―〇●〇―
ゼノヴィアside
「大丈夫ですか!ゼノヴィアさん」
傍に来てくれたアーシアが神器を使い回復してくれる。
「ああ、大丈夫だ、アーシア助かったよ」
「私にはこれぐらいしかできませんから」
アーシアはそんなことを言うが
アーシアの存在には大分助けられている。
「そんなこと言うなアーシアにはよく助けられている」
そんな事を話していたその時、
「大吾!待ちなさい!」
奈美先輩の声が聞こえそちらの方へ視線を向けると、
大吾を追いかけて、洞窟へと入っていくところだった。
「アーシア、私は二人を追いかける
いまあそこに攻撃が行ったら
二人が生き埋めになってしまう!」
「分かりました!」
私は二人を追いかけて洞窟へと入っていく。
―〇●〇―
ユウスケside
俺達は怪獣の攻撃が村に向かわないように
気をつけて攻撃していたが、
こちらの攻撃はあまり効いていない様子だ。
「クソ!さらに強化されて強くなってるのか!」
攻めあぐねている俺達の元にゼノヴィアの回復していた
アーシアがやってくる。
「ユウスケさん、大吾君と奈美先輩が洞窟の中に
ゼノヴィアさんも二人を追いかけていきました!」
なっ!?どうしてそんな事に?
「何を呆けているのユウスケ!今は戦いに集中しなさい」
驚いていた俺にリアス先輩の叱責を受ける。
「すみませんリアス先輩。
ですがゼノヴィアが大吾と部長を追いかけて洞窟に!」
「何ですって!」
俺達の視線が一瞬怪獣から逸れた一瞬を突かれ、
合体怪獣の光線が発射される。
「マズイッ!」
俺達は防ぐ事が出来ず、その光線は村の海辺に着弾した。
しかもそこは遺跡があったあの海辺だった。
「ゼノヴィア、奈美先輩!大吾!」
―〇●〇―
ゼノヴィアside
大吾達を追いかけて私は
あの巨人像の前へとやってきていた。
「何をやってるんだ君は!」
「お、お姉ちゃん!傷は大丈夫なの」
大吾は驚愕しているがそんな所でない、
「こんな所に来て、今は怪獣が出てるんだ!
もしここが襲われたらひとたまりもないんだぞ」
「でも、話が本当なら祈りで巨人が出てくれる筈でしょ
僕、それでいてもたってもいられなくて」
「大丈夫だ、私達があの怪物を倒して見せる
だから安心して避難してくれ」
「ゴメンなさいお姉ちゃん。
でも、僕にも出来る事があるならって
思って…」
私は大吾を優しく抱きしめる。
「分かってるさ、大吾のその勇気は
私にも分かるだから私達を信じて、
その勇気を私にも分けてくれないか?」
「うん、ありがとうお姉ちゃん」
「ああ、さあ外に出よう」
その時、強い衝撃が私達を襲う。
「きゃああッ!」
「うわぁぁあ!」
今の振動で遺跡の各所に罅が入る。
カラッカラッカラッ!
私達の足元に石で出来たオブジェが転がってくる。
私は何故かそれを拾わなければと思った。
「こ、これは…」
ピシィッ!ビキィッ!ガラッガラッ!!
天井の罅が広がり天井の一部が
私達に向けて落ちてくるのが見える。
「うわぁぁぁぁぁぁぁッッ!!」
何故か私は石のオブジェを天に向け叫ぶ。
そして、石が光を放ち、
私達は光に包まれる。
―〇●〇―
ユウスケside
怪物の攻撃で崩れる遺跡のあると思われる岸壁を見て
俺は呆然としてしまう。
「そ、そんな…三人が…」
皆が戦い中という事を忘れて、
遺跡の方を見つめていると、
一つの光が岸壁から現れるとそれは形を持っていき、
ついには巨大な人型となった。
それは銀、赤、紫の巨人の姿をしていた。
「あ、あれは光の巨人?」
巨人は手の上の何かを地上に降ろす。
「あれは、大吾君と奈美先輩です!」
アーシアの叫びで俺達も二人の無事を確認する。
「じゃあ、ゼノヴィアは?」
俺は光の巨人を見上げてあることに気付く。
「もしかして、ゼノヴィアか?」
「シュアッ!」
俺の問い掛けに巨人が肯定するように頷く。
「デュアッ!!」
光の巨人が合体怪獣に向けて突進していく。
「私達の可愛い眷属達現れた巨人と
連携してあの合体怪獣をやっつけるわよ!」
『了解』
「ガァアアアアアッ!
キュィィィィィッ!
ギャァァァァァッ!
ギィィィイイイッ!
ギュイィィィィッ!」
合体怪獣がこちらへ走り出す。
俺達も光の巨人と共に怪獣へと向かう。
合体怪獣が両腕の頭部を巨人へと向けるが、
「させないよ!」
「…させません」
木場が聖魔剣でレイキュバスを斬りつけ、
小猫ちゃん拳がガンキュウに直撃し、
両腕の攻撃を阻止する。
「ディアッ!」
その隙を突き、巨人の蹴りが怪獣の腹に突き刺さる。
その鋭い一撃に合体怪獣は怯んでいる。
木場と小猫ちゃんは両腕を抑えようとしていたが、
合体怪獣が暴れて二人を吹き飛ばす。
だが、光の巨人が合体怪獣の頭部に飛びつき、
両手でゴルザとメルバの頭部を抑えつける。
「デュアッ!」
ダァアンッ!
そして頭部にチョップを繰り出す。
「炎よ!!」
『Fire!!』
ドォォォォオオオオオオンッ!!
おれは怯んだ瞬間に合体怪獣の胴体に炎魔法を叩きこむ。
「雷よ!!」
ドォォォオンッ!
そして朱乃さんが巨人がチョップを食らわせた頭部に
追加とばかりに雷を落とす。
ブゥゥン!
「キャア!」
だが、怯んだのは一瞬で、怪獣の蹴りの
余波で朱乃さんは吹き飛ばされてしまう。
再度巨人が頭部を掴みかかろうとしたが、
ザッバァアアアン!
首を振り回して巨人を投げ飛ばし、海面に投げつけられてしまう。
「負けていられるかよ!」
イッセーが合体怪獣の腕に突撃し
オーラを纏った拳を叩きこむ。
「私だって!」
リアス先輩も負けじと反対の腕に
滅びのオーラを纏わせた拳を叩きこむ。
「シュアッ!」
そこへ巨人も参戦し頭部に拳を叩きこむ。
三人の攻撃にたまらず後ずさる怪獣だったが、
「ガァアアアアアッ!
キュィィィィィッ!
ギャァァァァァッ!
ギィィィイイイッ!
ギュイィィィィッ!」
それぞれの口で雄叫びを上げると、
突如ゴルザの口が光り輝く。
カッ!
ドォォォォオオオン!!
光線が周囲を焼く。
「させない!」
先輩達が障壁を張り町への直撃は防いでくれる。
バッ!
海獣が翼を広げ上空へと逃げる。
「逃がすか!」
俺達も上空へ追うが向こうの
速度はこちらの上を行くようだ。
「ハァ!」
突如巨人が顔の前で腕を交差すると
巨人の姿が変わり紫一色へと姿を変える。
「ドゥアッ!」
紫の巨人は上空へと飛び上がり、
合体怪獣を追いかける。
両者の飛行速度は凄まじく。
俺達は見ている事しかできなかった。
更にはお互いに光線を
ぶつけ合いその戦いは激しさを増す。
「なんだよありゃ…」
「は、速い」
俺もイッセーも目の前の状況に驚くしかなかった。
そんな空中戦の中、巨人の光弾が見事合体怪獣に当たり、
その衝撃で怪獣は墜落する。
ザッバァァァァァアアアンッッ!
ドォンッッ!
巨人は地上に華麗に着地する。
「もう、怪獣も弱っているはずよ。
ここで畳みかけるわよ!
イッセー!いつでも譲渡
できるように待機していなさい!」
「はい、部長!」
「ハァ!」
巨人が再び頭の前で手を交差すると
今度は赤一色へと変化する。
「シュア!」
巨人が殴りかかり怪獣の頭部にその拳を叩きこむ。
その威力は先ほどよりも強力な物となっているようだった。
先程よりも力が強くなっているのか、
今度は怪獣の頭を完全に抑え込み
海面に頭部を叩きつける。
「そこだ!」
木場が聖魔剣を両手にそれぞれ握り、
『レイキュバス』の頭部を斬りつける。
「凍れ!」
『blizad!』
俺は木場が斬りつけた腕に更に氷魔法を放つ。
「…やられて!」
小猫ちゃんが『ガンキュウ』の頭部に
渾身の一撃を叩きこんだ。
「先ほどのお礼です!」
ガンキュウの頭部に更に雷をぶつける。
ドオオオオオオンッッ!
小猫ちゃんの一撃が効いていたのか、
もうガンキュウの吸収能力は発動していなかった。
俺達の攻撃で既に奴の両腕はズタズタだった。
「ここでトドメよ!
イッセー!私とユウスケに譲渡なさい!」
俺とリアス先輩は共に魔力を高める。
「はい!ブーステッド・ギア・ギフト!」
『Transfer!!』
イッセーに譲渡され俺の魔力が膨れ上がる。
俺達が怪獣に照準を合わせていると、
巨人が最初の姿に戻り構えをとっていた。
胸の前に腕を突き出し交差し、
腕を開いていくと胸のクリスタルに光が集まっていく、
「燃えろ!!」
『Firge』
「滅びなさい!」
俺達が魔力を放つと、
巨人も腕をL字に構え、
「デェアアアア!」
巨人の腕から光線が放たれる。
ドォォオオオオオオォォォォォォォンッッ!
三人の強力な攻撃に怪獣は耐えることは出来ず爆散する。
「デュアッッ!」
合体怪獣が倒れた事を確認すると巨人は俺達に向き直り
俺達に向け頷くと空へと飛んで行ってしまった。
その時胸から光が一つ海岸の方へと向かって行った。
恐らくそれがゼノヴィアだったのだろう。
「彼は何者だったのかしら?」
リアス先輩がふと呟く。
「恐らく、異世界で地球を救っていた勇者だったんでしょう」
「そうね、助けられたは、また会えるといいわね」
―〇●〇―
遺跡のあった岸壁に1人の人影があった。
「まさか、ウルトラマンティガが遥か過去にこの世界に
来ていたとはな。思いもしなかった。
それに、コイツの出番は無かったな」
黒ローブの男は懐から
ベルトのような物を取り出していた。
「まあ、まだ試作段階だ、テストの相手には
あまり向かないか次の機会にするとしようか」
男はその場を後にし、
銀色のオーロラの中へと消えていった。
―〇●〇―
怪獣との戦闘も終わり俺達が
この村に滞在するのも最終日となった。
「せっかく来たのにこんな
ことになってしまって残念だよ」
厳さんが帰り間際に残念そうにつぶやく、
「仕方ないですよあんな怪獣
が出て結構被害出ちゃいましたし」
そう、怪獣の被害は出てしまっていた。
最初の地震と攻撃の余波での津波による被害が出ていた。
「皆には復興作業まで
手伝ってもらってもうしわけないね」
バシィィッ!
ベルメールさんが俺の背中を叩く。
「申し訳ないなら叩かないでくださいよベルメールさん」
「さて奈美も体には気をつけなさいよたまには
帰ってこないとお父さんが寂しがるからさ」
「なにを言うんだノジコは」
「また、長期の休みの時に帰ってくるわ」
「またみんなで来なさい」
「ありがとうございます。
またここには来ますよ」
「ええ、此処は貴方のもう一つの実家だと思いなさい」
「何言ってるのお母さんは!」
「ははは、なに照れてるんだい!」
「ではありがとうございました。また来ます!」
俺達は三人に別れを告げて村を後にする。
「お兄ちゃーん、お姉ちゃーん!」
村を出ようとしたその時俺達を呼ぶ声が聞こえた。
「おお、大吾見送りに来てくれたのか」
「兄ちゃん達には世話になったからね
今回の事で、母さんと一緒に街の復興手伝うんだ。
お姉ちゃん達に勇気もらって、考えたんだ。
お母さんとあまり会えないなら
俺から会う時間増やそうって」
「そうだな、それに今回の事件で光の巨人
にあやかった町おこしするんだってな」
大分たくましいよな。
「うん、俺は近くで見てたからね
だいぶ力になれると思うよ」
「ああ、頑張れよ次来たときは楽しみにしているよ」
「頑張るよ!じゃあね、お兄ちゃん達!バイバーイ!」
「子供は元気だな」
「ああ、だが子供は良いものだな
なあ、ユウスケ私が初日の夜に言ったことを
覚えているか?」
「目標や夢が無いって話か?」
ゼノヴィアはこちらを
真っ直ぐ真剣な表情で見つめてくる。
「ああ、一つ決まった。
それはな、子供を作りたいんだ!」
「おお、良い目標だな。
ほな、まずはお相手を探さなきゃな」
「ふむ、なら改めて言おう。
ユウスケ私と子供を作らないか」
『えええええええッッ!』
周りのみんなが驚きで声をあげる。
「君は伝説の存在の一人だその子供なら
最強になれるはずだ私の子には強くあってほしいからな」
その条件ならイッセーも当てはまるよな。
「そういうことかよ…、あのなゼノヴィア、
俺達はまだ学生だ子供とかはとりあえず、
卒業してから考えた方がいいと
俺は思うんだ」
「そうだな、勉学と育児は両立させるものでは無いしな
その点は私は構わない。なんなら
育児は私がおこなうからな」
「ちょっとゼノヴィア、こっちに来てくれるかしら」
「奈美先輩か、分かった」
何やら部長がゼノヴィアを連れて行ってしまう。
数分話し合ったあと二人が戻ってくる。
「ユウスケ」
「はい部長」
「今、貴方達は同棲してるのよね?」
突然奈美先輩がそんな事を聞いてくる。
「はい、そうですね
オカルト研究部でシェアハウスって所でしょうか」
「やはり、そうね」
何か考え込んでいた奈美先輩が
意を決した勢いで話し出す。
「ユウスケ!私も貴方の家に一緒に住むわよ!
これは決定事項よ!」
はっ?
「えええええええッッ!」
俺の夏休みは驚くことに奈美先輩との
同棲でスタートを切るのであった。
夏休みそれは学生にとって
数回しかない大事なイベント。
残りの休みを返上しやってきたは冥界に!
新たな力を、更なる高みを目指して、
いざ合宿!
新たなイベントに向け俺達は
強くなるんだ、
自身の夢の為、
若者の戦いが幕を開ける。
「…私はヘルキャットになるんです。
負けません!」
高い力と装甲を!プロモーション!ルーク!
一人の戦車が力を解放する。
第五章「冥界合宿のヘルキャット」
是非見てくれよな。
外伝でやってほしいコラボは?
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仮面ライダークウガ(五代雄介)
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仮面ライダーディケイド
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忍者戦隊、忍風戦隊、手裏剣戦隊揃い踏み
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その他(希望があれば感想へ)