ハイスクールD×D~古代の戦士~   作:ヤマト・ゼロ

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見知らぬ仮面ライダーに盗まれてしまった魔人の宝石。
取り返すべく追いかけたユウスケの前に
新たな仮面ライダーディケイドが立ちふさがる。
その圧倒的な力にユウスケは敗れてしまう!
ディケイドの目的とは!?
宝石の行方は?


第72話「仮面ライダー」

ディケイドに敗れた日の夜。

 

俺達はオカルト研究部の部室に集まっていた。

 

「すみません。リアス先輩、

俺があの怪盗を逃したせいで、

あの宝石を取り戻す事が

出来ませんでした」

 

俺の謝罪にリアス先輩は

頭を押さえながら呟く。

 

「別に気にしてないわ。

私達も全員召喚されたライダーを相手に

勝つことが出来なかったわ。

時間稼ぎされていたのでしょうね」

 

後で話を聞いたが、俺がディケイドと戦っていた時も

リアス先輩達はライダー達と戦っており、

俺が倒された後、召喚されたライダーは

突然消えてしまった様だ。

 

「とにかく、終わってしまった事よ

宝石の行方はこちらで調べておくから、

見つけ次第、奪還に向かうわ。

それよりも、今日これから来る

依頼人はちょっと特殊なのよ。

普通の依頼は私達個人に依頼が

来るけど、今日の依頼者は

オカルト研究部に依頼を出すと

言うの。それだけ大変な依頼と

だけ聞いているわ」

 

俺達全員への依頼?

一体どんな内容だ。

まあ、わかっているのは

ヤバい依頼だってことだけだ。

 

「そろそろ、依頼者がここに来る時間ね」

 

コンッ!コンッ!

 

部室の扉を叩く音がする。

来たか?

 

ガチャッ!

 

俺たちが注目する中、扉を開けて

入ってきた人物は驚くことに

奈美先輩だった。

 

「え!?奈美先輩が依頼者?」

 

「な、なに急に、私は今日のことを

改めて聞きに来ただけよ。

依頼者ってことはお客が来るの?

なら、出直すわよ

邪魔はしたくないしね」

 

「いや、別にいてもらっても構わないぞ」

 

突然部屋に男の声が響く。

 

「な!?」

 

いつの間にか部室の壁に一人の男が

寄りかかりこちらにカメラを向けていた。

 

「貴方が依頼人?誰にも気づかれず、

どうやってここに入ってきたのかしら?」

 

「なに気にするな。

只、俺が特別なだけだ」

 

説明になってないぞ

しかも、この男は!

 

「リアス先輩!こいつです!

俺を倒した仮面ライダーは!」

 

『なっ!?』

 

俺の言葉に皆が一斉に戦闘態勢に入る!

 

「よしとけ、お前達じゃ束になっても

俺には勝てないそれに今の俺は依頼者だ」

 

「依頼者だって?あの怪盗の仲間だろ

さっさと宝石を返しやがれ!」

 

「あいつは別に仲間じゃない

それに俺の依頼はあの宝石に関してだ」

 

「その話詳しく聞かせてもらおうかしら」

 

リアス先輩がソファーにて改めて

ディケイドの話を聞くことになった。

 

奴は朱乃さんの入れたお茶を飲みながら

図々しくくつろいでいた。

 

ライザーみたいな俺様系かと思ったが、

まだこっちの方がましな感じだな。

 

「それで?あの宝石に関する依頼って何かしら?」

 

「あの宝石には持ち主の願いを叶える力が

あると言われているのは知ってるな?」

 

「ええ、だからあの博物館で

展示しようとしていたのよ」

 

「だが、今あの宝石にその力はない

只の宝石になっている。

原因は宿っていた魔人が逃げた事だ」

 

『魔人が逃げた!?』

 

俺たちは驚きを隠せなかった。

そんな力を持った存在が逃げ出すなんて

危険でしかないからな。

 

「その魔人は過去に悪さして宝石に

封印された力の弱い妖怪だった。

だが、その妖怪には他者の願いを

叶える力があった。

最初は些細な願いしか叶える力しか

持ってなかったが、奴は多くの者の

願いを叶え続ける事で少しづつ力を

つけるようになった。

いずれ叶える願いが強欲な願いに

変わっていき、遂には願いを叶えた

者の魂すら吸収する様になり

宝石の封印を破って外に出てしまった」

 

なるほど、つまり依頼ってのは…。

 

「なら、依頼ってのは

その魔人の討伐かしら?」

 

リアス先輩の質問に彼は首を横に振った。

 

「いや、違う奴を倒すだけなら

俺一人でも十分だお前達に

やってもらいたいのは探し物だ」

 

探し物?

 

 

「探してもらいたいものはこいつだ」

 

彼が懐から出した写真に写っていたのは…、

顔のついた雲の姿だった。

 

 

ー〇●〇ー

 

 

俺たちは次の日の夜、あの雲の目撃情報のあった、

隣町の自然公園へとやってきていた。

 

「奈美先輩、本当にここにあの煙が現れるんですか?

自然公園って言っても人の多い公園に

いるとはとても思えないんですが」

 

「あら、私の情報が信じられないの?」

 

俺の質問に奈美先輩は不機嫌になってしまう。

 

「いや、疑っているわけじゃないですけど

奴の話を聞いたらもう別の場所に移ったんじゃ」

 

俺達が探している煙の正体は

ディケイドが魔人を倒した際に

魔人から分離した力の一部らしい。

 

だが、一部といってもその力は絶大で

町一つ滅ぼす力を持っているらしい。

 

ディケイドが雲を探している理由は

力の一部がある限り魔人がまた復活する

奴はそれを阻止したい様だった。

 

だけど、この雲は大変臆病みたいで

ディケイドから逃げ続けているらしい

だから一度発見されたら同じところには

いないだろう。

 

まあ、それはリアス先輩も予想していう

様で今回は複数のチームで捜索を行っている。

俺は奈美先輩とチームで目撃情報のあった

場所を探している。

 

「ユウスケ、魔法で探すことはできないの?」

 

「いや、俺が使えるのは攻撃魔法だけですよ

索敵は他のメンバーが使い魔を使って行ってますよ。

俺達は奴の痕跡を探しましょう。

何かは見つけられるかもしれません」

 

「そうね、でも相手は雲でしょう?

痕跡事態残すのかしら?」

 

奈美先輩の疑問は理解できる。

でも…。

 

「物理的な痕跡はないかもしれないけれど、

魔力的な痕跡は必ず残っているはずです」

 

「そうねあなたに任せるわ

そういえば、相手は雲なのよね

気体なら雨が降ったらどうなるのかしら?」

 

たしかに、相手が気体なら

ものによっては溶けるのかな?

 

「出来ることは全部試してみましょう」

 

奈美先輩はそういうと『天候棒(クリマ・タクト)

を取り出し、変形させて天に向ける。

 

ポウッ!

 

「天候は曇り!クラウディ=テンポ!」

 

一瞬で雲が自然公園全体に広がる。

 

「さあ、やるわよ冷気泡(クールボール)!」

 

奈美先輩が雲に向けて冷気を放つと

横から飛び出してくる影があった!

 

「うわーい!ご飯だー」

 

その影は奈美先輩が飛ばした冷気を食べてしまう!

 

「今の冷気はお前が出したのか~

もっとおいらに頂戴よ!

腹が減って仕方ないんだ!」

 

そいつは俺達が探し回っていた魔人の分身だった。

 

「奈美先輩下がっててください!

こいつは危険です!」

 

「なんだぁ、お前は!

俺はそっちの女に話があるんだ!

邪魔するなぁ!」

 

雲の魔人は突如雷雲となり雷鳴を響かせる。

 

「本性表しやがったな!

ならお前はここで倒してやる!」

 

俺はベルトを出現させる。

 

「待ってユウスケ!」

 

俺の前に奈美先輩が割って入る!

 

「危ないですよ先輩!」

 

「ええ、それはわかってるわ

でもこの子ただおなかが減って

いらだっているだけだと思うの」

 

奈美先輩は冷気泡(クールボール)

いくつか生み出して魔人に与える。

 

「わーい、ご飯だご飯だ!

冷たくておいしいね」

 

魔人にご飯を与える奈美先輩は

すごくうれしそうだった。

 

「私の名前は大空奈美よ

貴方の名前はなんて言うの?」

 

「おいらに名前はないよ

そうだぁ、じゃあ奈美が

おいらに名前を付けてよ

奈美はおいらにおいしい

ものいっぱいくれるから

大好きだぞ!」

 

雲の魔人は奈美先輩に

なついたようだな。

 

でも聞いてた話と違う気が

こいつが町を滅ぼすてのか?

いや、さっきの姿を見れば

あながち間違ってないのか

 

俺はとりあえず、

魔人を見つけたことを

リアス先輩へと連絡することにした。

 

 

ー〇●〇ー

 

 

俺達がオカルト研究部に戻ると

すでにみんなが集まっていた。

 

「戻ったわね、ユウスケ

早速報告を聞かせて頂戴」

 

「はい、目撃情報があった

自然公園で雲の魔人を発見しました。

倒そうとしたんですけど…」

 

俺は後ろを振り返ると。

 

「ナミ~もっとご飯頂戴よ」

 

奈美先輩に懐いた魔人の姿があった。

 

「『わた』ご飯は後であげるから

いまはおとなしくしていて頂戴」

 

「わかったよ、ナミ~」

 

その姿を見てリアス先輩は

頭を悩ませる。

 

「もしかして、魔人を手なずけたの?」

 

「ええ、魔人を餌付けしたみたいで」

 

「これは、依頼者にどう報告するべきかしら

あの姿を見るといまさら倒すというのは

気が引けるわね」

 

「別に倒す必要はない。

俺は探してほしかっただけだからな」

 

突然男の声が聞こえる。

 

そちらへ視線を向けると、

ディケイドこと門矢士が

優雅にコーヒーをに飲んでいた。

 

「倒さなくていいって、

どういうことだ?

魔人を倒すのが

目的じゃないのか?」

 

「そうだ、魔人を倒すのが目的だが話

はそう簡単じゃない奴は他者から奪った魂を

無機物に与えることが出来るしかも、

奪った魂の分命があり倒しても

倒しても復活する厄介な奴だからな

この雲を見つけて解析すれば

奴を倒す方法がわかると

思ったからお前たちに依頼したのさ」

 

なるほど、って説明が少なすぎるだろ!

あのまま倒してたら振り出しに

戻るところだったじゃないか!

奈美先輩には感謝だな。

 

「危うく倒すところだったぞ

説明しとけよな!」

 

「俺は探してほしいって言っただろう

倒してくれとは一言も言ってないぞ」

 

ぐぬぬ、確かにそうだが

 

「早速調べてみよう」

 

門矢士がベルトを装着し

カードを掲げる

 

『KAMENRIDE!』

 

「変身!」

 

『DECADE!!』

 

彼はマゼンタの仮面ライダー

『仮面ライダーディケイド』へと変身する。

 

「解説ならこいつだな」

 

『KAMENRIDE!DRIVE!!』

 

ディケイドは真っ赤な車の

仮面ライダーである。

『仮面ライダードライブ』へと

変身する。

 

ディケイドは更にカードを装填する

 

『FORMRIDE!DRIVE!TECHNIC!!』

 

ディケイドは真っ赤なボディから

黄緑色のボディの

『タイプテクニック』へと姿を変える

 

ディケイドは『わた』を見つめ

解析を始めた。

 

見つめること数分

 

「なるほど」

 

「何かわかったのか?」

 

俺の質問に門矢士が

変身を解除し答える

 

「わからないことがわかった」

 

「なんだよそれ」

 

俺達は何のために探してたんだか。

 

「まあ、聞けこいつは解析すると

正体は只の雲だなぜ動けるのか

わからない恐らく魔人に

無理やり魂を定着させられた

結果だろう」

 

「じゃあ、わたは奪われた魂。

宝石の持ち主だったものか?」

 

「そうだろうな、後こいつを調べた

結果こいつからわずかだが特殊な

電磁波が出ている。

その電磁波を解析して、

町中をサーチしたところ

町の至る所から微かにだが

同じ電磁波が発見できた」

 

 

なら、わたみたいに魂を入れられた

存在が他にもいるのか?

 

「なら依頼は継続ね、

今度は残りの魂たちの回収ね

それでいいかしら?」

 

「ああ、騒ぎにもなる

全て捕まえれば魔術的な

観点で何かわかるだろう」

 

門矢士の話にリアス先輩もうなずく

 

「ええ、アザゼルあたりに

調べてもらえば何かは

わかるでしょうね」

 

そして、俺達は残りの魂の

大捜索が幕を開けたのだった。

 

 

ー〇●〇ー

 

 

俺達はこの数日魂の入った

物体探しに明け暮れた

朱乃さんや小猫ちゃん

等索敵にたけたメンバーが

頑張ってくれたが、

魂の捕獲数が一番高いのは

以外のも奈美先輩だった。

 

というよりもわたが近くの仲間の位置が

だいたいわかるらしく夜に町中を俺と

奈美先輩とで捜索し魂を集めていた。

 

「さてと、これで町中に散らばっていた

魂は全部集められたかしらね?」

 

俺達は今、奈美先輩やオカルト研究部と共に

レーティングゲームで使った駒王学園を模した

フィールドにやってきていた。

 

目の前には顔の付いた

花や木はては食べ物にまで

魂が宿り動き回っていた。

逃げられてはマズイと

この特殊なエリアに隔離している

状況だった。

 

「魂を全部集めたってな」

 

そこへやってきたのは

門矢士だった。

 

「ああ、大変だったけどな

わたのおかげでなんとかなったよ

それで、この後どうするんだ?」

 

「こいつらは魔人を倒すための鍵だ

倒しても蘇る魔人。

種は恐らくこの魂たちだろう」

 

「じゃあ、こいつらを全員倒すってのか!?

それはあまりにも横暴すぎるだろ!」

 

そんなこと俺はしたくなかった

たった数日とはいえ、わたとも

ようやく仲良くなれたというのに

それにわたが消えたら奈美先輩も

悲しむに違いないそれだけは

したくない!

 

「え~、おいら、やられちゃうのか」

 

「そんなことさせないわ!

わただって私たちの仲間だもの!」

 

「落ち着け、何も倒そうとは

考えてはいない、お前たちは

天使陣営ともつながりがあるだろう

こいつらは言わば迷える魂だ

本来なら成仏してないとおかしいんだ」

 

確かに、こいつらは無理やり

魂を奪われた人たちなんだもんな

そうすると、わたも成仏できずに

現世をさまよってる魂だもんな。

 

「奴が保有していた魂が減れば

それだけ奴は弱体化するだろう。

そうすれば再度封印することも

可能だろう」

 

「封印できるのか?

そんなことが」

 

俺の質問に門矢士はうなずく。

 

「出来る。今までは奴の力が

強すぎて封印は出来なかったが、

力が弱まればあの宝石に

もう一度封印することは

可能だ」

 

「いや、肝心の宝石がないじゃないか

あの怪盗が持って行っちまったよ」

 

「なるほど、それで僕がここへ

呼ばれたってわけかい?」

 

突然男の声が響く。

 

この声は!?

 

「怪盗やろう!?」

 

「やあ、クウガ、久しぶりだね」

 

そこにいたのは俺達から

宝石を奪ったディエンドだった。

 

「なんでこいつがここにいるんだよ!」

 

「何故か?それは宝石を持ってきたからさ」

 

ディエンドは懐から呪いの宝石を取り出し

こちらへ投げてくる。

 

「それは今、ただの宝石になっている

それはお宝とは言えないものだ。

なら、魔人を封印したものを

改めていただこうと思ってね」

 

「そういうことだ、

これで必要なものは揃った

後は教会の人員に頼んで

魂を成仏させてやれば

全てが終わる」

 

『マンマ、マンマ!

そうはいかないよ

ディケイド!』

 

突然、女性の声があたりに響く!

 

それは奈美先輩の近くにいる

わたから響いたものだった

 

「え~、みんななんでおいらのこと

みてるんだ~?」

 

俺たちの視線が集まる中

わたは普段通りの姿だった

だが、さっきのは間違いなく

敵意を感じた。

 

「ねえ、どうしちゃったの?わた」

 

「奈美先輩!下がってください!

そいつは危険です!」

 

俺が奈美先輩を離すと

わたに変化が訪れる。

 

「ねぇ~、どうしたたたたの

おぉいらぁ…、なにぃぃか…

 

ハ~ハッハハマンマ、マンマ!

待っていたぜこの時を!」

 

わたの顔がノイズの様に乱れたかと

思うとその顔が女性のものへと

変わり体も大きくなっていく。

 

「さあ、私の元へと帰っておいで

お前達!」

 

わたが魔人へと姿を変えると

周りにいた魂たちを吸収して

ドレスを着た巨大な丸々と

太った女性へと姿を変える!

 

「これは驚いたね。

まさか姿を隠していた

魔人が現れるなんて」

 

「言ってる場合かよ

魂全部吸収したぞ!

まずいだろこれ!」

 

驚く俺達に構わず魔人は次の行動に移る

 

「マンマ、マンマ!

出ておいで!わが子たち!

こいつらを倒してやりな!」

 

 

『は~い!ママ』

 

チェスの兵隊が突如

現れ俺達へ向かってくる。

 

「あの兵士たちは私たちに任せない

貴方達は魔人を倒してちょうだい!」

 

リアス先輩が眷属達と共に

チェス兵を受け持ってくれる。

 

「ハハ、まさか君とまた

共闘できるとはね嬉しいよ」

 

「俺は別に嬉しくないな

だが、力貸せ海東、ユウスケ!」

 

「ああ!」

 

「喜んで」

 

『『KAMENRIDE!』』

 

「「「変身!!!」」」

 

『DECADE!!』『DIEND!!』

 

俺は直接深碧のクウガ(ビショップフォーム)へと変身する

 

「行くぞ!」

 

『『ATTACKRIDE!』』

 

『BLAST!!』

 

「マジックフルバースト!」

 

二人の銃撃と俺の魔法を受けた魔人は

ひるむだけであまりダメージは無いようだった。

 

「マンマ、マンマ!そんな攻撃が

俺に効くかよ!」

 

魔人は自身から巨大な剣を生み出す。

 

「行くよナポレオン!」

 

「は~いママ!」

 

「異国!!」

 

魔人がナポレオンと呼ばれた剣を

振るうと巨大な斬撃がこちらへと

飛んでくる!

 

「させるか!超変身!」

 

俺は深紫のクウガ(ルークフォーム)へ変身し、

盾で斬撃を受け止める。

 

「ぐぅううッ!」

 

「ユウスケ!受けた攻撃を

そのまま斬撃に乗せて打ち返せ!」

 

何!?

 

「おらぁあああ!」

 

俺は言われた通りに

大剣にオーラを宿しそのまま

打ち返す!」

 

ドカァァァァアアアン!

 

「ぎゃああああああ!」

 

魔人の叫びが周囲に響く。

 

「すげぇ、これなら自信に

負荷をあまり与えず力を扱える。

そうか、白龍皇と原理は同じか

なんでこんな簡単なこと

思いつかなかったんだ!」

 

「よそ見するなユウスケ!」

 

俺が力の使いように

思いをはせていた瞬間

突如ディケイドから

呼びかけられる!

 

オ~ホッホッホホ

 

その時、女性の甲高い笑い声が聞こえる。

 

震御雷(フルゴラ)!!!」

 

そちらへ視線を向けると俺の眼前まで黒い雷が迫っている

間に合わない!

 

ドガァァァァアアアアアアアンッ!

 

「かはぁっ!」

 

「ユウスケ!」

 

遠くから奈美先輩の叫び声が聞こえる。

 

ダメージのせいでユウスケの姿は人間の姿へと戻っている。

 

「まずいよ士どうするんだい?」

 

「とりあえず、ユウスケを守るぞ!」

 

「よくやったよヘラ」

 

「はい!ママ」

 

魔人の脇には新たにわたのような生きる雲が

現れていた先ほどの雷撃はこいつが放ったのだろう。

 

「守ってみろよ!プロメテウス」

 

「は~いママ」

 

新たに太陽の魂を生み出す魔人は

その魂を頭に憑依させ髪の毛が燃え立つ。

 

「いくよナポレオン!

 

「は~いママ」

 

大剣をその髪にかざすと大剣は

炎を宿す魔剣へと姿を変える。

 

皇帝剣(コニャック)!」

 

「真っ二つに焼き切ってやる!」

 

破々刃(ハハバ)!!」

 

「海東!」

 

「わかっているさ!」

 

二人はユウスケを守る為に

それぞれの武器で剣を防ぐが、

完全に防ぎきれず吹き飛ばされてしまい

二人とも変身が解除されてしまう。

 

そこでユウスケの意識は回復する

だが、戦いのさなか生身で意識を

失うのは二人がいなければ

死んでいてもおかしくなかった。

 

「な、なにが?」

 

「ハ~ハッハマンマ、マンマ!

こんなものかい仮面ライダーってのは

特に最初に倒れたお前は特に弱いね

本当にライダーかい?正義の味方なんだろう

弱くても務まるんだねマンマ、マンマ!」

 

奴は俺を見てあざ笑っていた。

 

確かに俺は弱いさだが

それがなんだ!

 

「確かにこいつは弱い、

だが、仮面ライダーが務まるかは

力で決まるもんじゃない。

一番大事なのは心だ!

どんな強大な敵だろうと

折れずに立ち向かう心こそ

俺達仮面ライダーに必要なものだ!

その点こいつは確かに心の強さを

持っている!こいつは

間違いなく仮面ライダーさ!」

 

門矢士は俺をまっすぐ見てそう言う。

 

「それにお前は勘違いをしている

俺達は正義の為に戦ってるんじゃない!

俺達は人間の自由のために戦うんだ!」

 

「俺に説教かい何様のつもりだい!

お前は一体何なんだい!」

 

「通りすがりの仮面ライダーだ、

覚えておけ!」

 

『『KAMENRIDE!』』

 

「「「変身!!!」」」

 

『DECADE!!』『DIEND!!』

 

変身した三人の仮面ライダーを

見て一歩後ずさる魔人。

 

ブゥウウウンッ!

 

突如、ディケイドのホルダーが

ひとりでに開くと中から複数の

カードが飛び出してくる。

 

「なるほど、面白い

海東!クウガを出せ」

 

「ふむ、いいだろう

君の策を見せてもらおうか」

 

『KAMENRIDE!KUUGA!!』

 

ディエンドが仮面ライダークウガを召喚する。

 

「何をするつもりだディケイド」

 

「すぐにわかるさ」

 

ディケイドは一枚のカードを取り出す。

 

『ATTACKRIDE!ILLUSION』

 

ディケイドがカードを使用すると

七人に分身する。

 

[[[[[次はこれだ]]]]]

 

[[[KAMENRIDE!KUUGA!!]]]

 

[[KAMENRIDE!PROTOKUUGA!!]]

 

一人を残して全員がクウガへと変身する。

 

「そんなこともできるのかよ」

 

困惑する俺を横目に六人が更に

カードを取り出す。

 

「面白いのはここからさ」

 

『FORMRIDE!KUUGA DORAGON!!』

 

『FORMRIDE!KUUGA PEGASUS!!』

 

『FORMRIDE!KUUGA TITAN!!』

 

『FORMRIDE!PROTOKUUGA KNIGHT!!』

 

『FORMRIDE!PROTOKUUGA BISHOP!!』

 

『FORMRIDE!PROTOKUUGA ROOK!!』

 

ディケイドが変身することで、

全ての姿のクウガがここに揃う

 

「ふん、人数が増えたからって

何だってんだい!まとめて倒してやるよ!」

 

天上の火(ヘブンリーファイアー)

 

頭の太陽の魂を掴むとそのままこちらへと

投げ飛ばしてくる!

 

その攻撃はタイタンとルークの二人が防ぐ。

 

「猪口才な!ヘラ!」

 

「は~いママ!」

 

またもや雷を放とうとしていたが、

 

『FINALATTACKRIDE!』

 

『DIEND!!』『KUUGA!!』『PROTOKUUGA!!』

 

ディエンド、ペガサス、ビショップの

三人の必殺技に撃ち抜かれ倒される。

 

「ぎゃああああ!」

 

「ヘラっ!おのれお前達!

っ!ぐぅぅう!」

 

先ほどの斬撃を繰り出そうとした

魔人だが、いつの間にか後ろに回っていた

ドラゴンとナイトが攻撃し

魔人を吹き飛ばす!

 

その先にはタイタンとルークが待ち構える。

 

「なめんじゃないよ!」

 

とっさに大剣を振り上げる魔人!

 

『FINALATTACKRIDE!』

 

『KUUGA!!』『PROTOKUUGA!!』

 

タイタンとルークの必殺技が

振り下ろされるナポレオンに

直撃し、

 

バキィッ!パリィィンッ!

 

ナポレオンが砕け散る!

 

「ナポレオン!」

 

「今助けるよ!ママ」

 

すぐさま駆け寄るプロメテウスだが

そこにかけよる二つの影

 

『FINALATTACKRIDE!』

 

『KUUGA!!』『PROTOKUUGA!!』

 

背後からナイトの斬撃とドラゴンの攻撃を

食らうプロメテウス

 

「ぎゃああああ!」

 

「ああ、よくも私の子供たちを

許さないよお前達!」

 

雄たけびを上げる魔人!

 

 

「トドメだ行くぞユウスケ」

 

「ああ!」

 

『FINALFORMRIDE!PUROTOKUUGA!!』

 

「ちょっとくすぐったいぞ」

 

「え?」

 

グッ!

 

突然、ディケイドに背中を刺されると

ユウスケの姿が変わっていき、

一台のバイク『トライチェイサー』へと

その姿を変える。

 

「バ、バイクになった!?」

 

それを見たディエンドもカードを取り出す。

 

『FINALFORMRIDE!KUUGA!!』

 

「痛みは一瞬だ!」

 

ディエンドが召喚したクウガを

撃ち抜くとクウガは巨大なクワガタ

『ゴウラム』へと姿を変える。

 

ディケイドがトライチェイサーにまたがると

二人がカードを装填する。

 

『FINALATTACKRIDE!』

 

『KUUGA!!』『PROTOKUUGA!!』

 

ディケイドがバイクで魔人に突進すると

ゴウラムがバイクを包むように変形し

合体する。二人のクウガが合体した姿

『トライゴウラム』だ!

 

「そんなもの!押し返してやる!」

 

魔人もこちらに突進してくるが

トライゴウラムの角が輝き

更に速度も加速する!

 

「はぁぁああああああッ!」

 

「おりゃああああああッ!」

 

ドォオオンッ!

 

キキッィィィイイイイイ!

 

バイクをドリフトして止めるディケイド。

 

バイクを降りると召喚されたクウガは消え

ユウスケも元のクウガの姿になる。

 

「そ、そんな、この俺が!

俺の魂たちがぁ!」

 

どうやらリアス先輩達の方も

全ての魂を倒し終わったようで

魔人もかなり弱っているようだった

 

「こうなったらぁ!」

 

魔人は奈美先輩の方を向き、

魂だけとなった状態で

飛び出していく!

 

マズイ、間に合うか!

 

「お前の魂を寄越せぇ

ライフオアッ!」

 

俺は走り出すがそれも先に

魔人が奈美先輩へその手を伸ばしたその時

奴のから一つの光が飛び出して、

魔人の前に立ちふさがる!

 

「ナミに手を出す奴は!

おいらが許さないぞ!」

 

バチィッバチィッバチ!

 

「わた!」

 

「このぉ、俺様の魂の分際で!」

 

「いまだ、ユウスケ!」

 

わたの叫びに俺は答えるように

脚にオーラを纏い空へと飛ぶ!

 

 

「おりゃああああああっ!」

 

 

俺の放った蹴りは魔人に直撃する!

 

ドカァァァァアアアン!

 

魔人は今度こそ消滅したようだ。

 

「大丈夫ですか?奈美先輩」

 

俺は奈美先輩に駆け寄ると

奈美先輩は涙を流して

クリマタクトを握っていた。

 

「ええ、わたが最後助けてくれたから

私は無事よ。でも、でもせっかく

仲良くなれたのに…」

 

奈美先輩は黙って涙を流している。

 

魔人を倒した今、奴の一部だった

わただって倒してしまった。

 

そのとき、

 

「泣かないでよ奈美~

泣いてる顔なんて似合わないよ」

 

突然わたの声が聞こえる。

 

「わた!どこにいるの?」

 

俺達は周囲を探すが

わたの姿は見つけることは

出来ない、だが確かに

声は聞こえた。

 

「おいらはここだよ奈美~」

 

わたの声は奈美先輩の

手の中から聞こえてきた。

 

そちらへ視線を向けると。

クリマタクトにわたの

顔が現れる。

 

「貴方どうして、

クリマタクトに?」

 

俺も奈美先輩もわけがわからなかった

クリマタクトは人工とはいえ神器だぞ!?

 

「最後のユウスケの攻撃で飛ばされて

この神器?にぶつかったときに

もっと奈美と一緒にいたいと

思ったんだそしたらこうなってたんだ」

 

これは神器がわたの思いに

応えてくれたというのだろうか?

 

「どうやら、そいつは魔人とは切り離されて

新たな存在に生まれ変わったようだな」

 

そこへ、門矢士がやってくる。

 

「じゃあ、わたがいても魔人は復活しないのか?」

 

「それは問題ないだろう、奴はこの通り

この宝石の中に封印されたよ」

 

海東がやってきて呪いの宝石を見せつける。

先ほどの戦闘時に封印してたとは流石怪盗

手癖が悪いな。

 

「じゃあ、僕はお暇させてもらうよ

僕の目的は達成したからね」

 

「そうかよ」

 

「おや、取り返そうとはしないんだね

あれだけ返せと言っていたのに」

 

「それはこの世界には不要なものだわ

別の世界の貴方が持って行った

方が私たちの為になるわ

博物館側には私から言っておくわ」

 

そこへリアス先輩がやってきてそう告げる。

 

「気づいていたのかい僕たちが

別の世界から来た人間だと」

 

「流石は上級悪魔様だな」

 

最近は別世界との繋がりは多かった

だからリアス先輩もわかったんだろう。

 

カシャッ!

 

突然士が首から下げた

カメラで俺と奈美先輩を撮影する。

 

「突然なんだよ」

 

「俺も役目が終わったからな

これで次の世界に旅立たせて

もらう。これはこの世界での

記念だな」

 

この世界だけの思い出か

それはなんだかいいものだな。

 

「そうか、また会えるかな」

 

俺の質問に士は答える

 

「それはわからないが、

旅はまだ続くからな

どこかで出会うかもしれないな」

 

「そうか、じゃあさよならは言わないよ

今回はありがとうなまた会おうぜ」

 

ユウスケはサムズアップで士を見送る

 

士は先ほどとった写真を見ながら

ユウスケ達に背を向けて手を振り去っていく

その手の写真にはブレてうまく撮れていないが

ユウスケ、奈美、わたの三人の笑顔が

写っていた。

 

士と海東は銀色のオーロラに

入っていき消えていった。

 

「凄い人たちだったわね」

 

奈美先輩のつぶやきに俺もうなずく。

 

「ええ、最初はむかつくやつだと

思いましたけど実力は本物で

本当にすごい奴ですよ」

 

俺はディケイドに出会ったことで

一段と強くなったと実感する。

 

彼はどこかで出会うかもと言っていたが

本来は別の世界の人間、世界を旅するなら

もう一度会うことは無理なはずだが

なぜだろう彼とはまた会えると

そう感じるんだ。

 

「次あったときは奴に勝てる程に

強くなってやりますよ」

 

俺の中で新たな目標ができた瞬間だった。

 

 

ー〇●〇ー

 

 

とある研究所の一室。

 

ピピッ!

 

着信音に気が付き

一人の男がモニターに

視線を移す。

 

「ディケイドが遂にこの世界に

やってきたか。クウガの能力も高まり

4フォームは揃った。それに

彼らのおかげで次のステージへの

成長も目前だろう。

そろそろ、奴らがこの世界に介入するはずだ

その時は私も出るしかないだろう

こいつの実践試験も行いたいからな」

 

メモリーの視線の先には

以前設計していた

ドライバーがケーブルに

繋がれており、

近くにはカードキーが

置かれていた。




学園は二学期も始まり、

体育祭も迫っている。

ユウスケ達に新たな仲間も出来てた。

だがユウスケはそれどころではなかった

アーシアに求婚者が現れた。

上級悪魔のディオドラ・アスタロト

何もかもが自身より格上だろうと

関係ない!

アーシアを商品扱いする男なんかに負けるかよ!

「家のアーシアを泣かすんじゃねえぇぇぇぇぇ!」

ユウスケの新たな力!

暴走する獣!

この戦いの行方とは!?

「ずっと、ユウスケさんのそばに
いてもいいですか?」

雷の力に覚醒したライジングの力

見せてやる!

第六章「体育館裏のホーリー」

ぜひ見てくれよな!

外伝でやってほしいコラボは?

  • 仮面ライダークウガ(五代雄介)
  • 仮面ライダーディケイド
  • 忍者戦隊、忍風戦隊、手裏剣戦隊揃い踏み
  • その他(希望があれば感想へ)
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