ハイスクールD×D~古代の戦士~   作:ヤマト・ゼロ

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ディオドラとの戦いを前に
テレビ局から取材が行われることに
だけど、どうやら行われるのは
取材だけじゃ無いようだ。

意外な人物との再会も


第77話「収録」

「テレビの取材かぁ~」

 

あの夜、リアス先輩のもとへ

グレイフィアさんから連絡が入った。

用件は「冥界のテレビ局からの出演オファー」

だった。しかもグレモリー眷属全員の出演オファー。

リアス先輩達を含む若手悪魔のレーティングゲーム

は冥界全土に放送された。もともと魔王の家族とし

て有名だったリアス先輩達は、あのゲームでさらに

冥界での知名度を上げたらしい。というか以前、

冥界で発売されている雑誌はどんなのがあるのか

調べていた時に「リアス・グレモリー姫特集!」

なんてものが記事として掲載されているのを

見たことあるな。リアス先輩が冥界で人気者

だということは夏休みの時に知ったが、

ゲームを経てさらに人気が出たという事か。

 

パシンッ!

 

急に誰かに背中を叩かれる。

後ろを見れば奈美先輩が立っていた。

 

「なーにしてるのよ。ユウスケ」

 

「いや、今度のテレビ取材について

考えていたんです」

 

「ふふ、心配しなくても

大丈夫よ冥界の事はリアスに

任せておけばいいのよ」

 

そういって、微笑む奈美先輩。

 

「ねえ、ユウスケ、アーシアの事、

そこまで背負わなくてもいいのよ?」

 

奈美先輩はやさしげな口調で続ける。

 

「貴方、ここ最近、アーシア以上に

ディオドラを意識しているわよ。

もちろん、皆も気にしていたけれど、

それでも貴方はそれ以上にアーシア

を心配しているように見えるわ。

アーシアを悪魔の道に引き込んだこと、

自分のせいだとまだ思ってる?」

 

…奈美先輩は凄いな。俺の事はお見通しか。

俺は顔をうつむかせうなずいた。

 

「…はい。でも、アーシアは今の生活に

満足していると答えてくれたんですが、

俺もそれでいいと思ってます。

…でも。それでも俺は」

 

ぎゅっ…。

 

奈美先輩は俺を優しく抱きしめてくれて、

俺に優しく言ってくれる。

 

「ユウスケや私はもちろんオカルト研究部の

皆とあの子を幸せにしましょう。でも、

貴方も幸せにならないとダメよ」

 

「…奈美先輩…」

 

奈美先輩の言葉に俺は男泣きしてしまう。

そうだよな。俺達でアーシアを幸せにしよう

皆笑顔で毎日過ごせば、それが幸せになるんだから。

 

「奈美先輩、俺、皆で楽しく暮らす

為にも頑張ります」

 

俺の決意に奈美先輩は微笑む。

 

「そのいきよ、ユウスケ!」

 

 

ー〇●〇ー

 

 

なんやかんやで収録日当日。

 

俺達眷属悪魔は専用の魔方陣で冥界へと飛ぶ。

この間行ったばかりで、こんなに早く

この地に戻ってくることになるなんてな。

到着したのは都市部にある大きなビルの地下。

転移用魔方陣のスペースが設けられた場所で、

到着するなり、待機していたスタッフの皆さんに

温かく迎え入れてもらった。

 

「お待ちしておりました。リアス・グレモリー様。

そして、眷属の皆さま。さあ、こちらへどうぞ」

 

プロデューサーに連れられて、

エレベーターに乗って上層階へ。

ビル内、人間界とあまり変わらないが

魔力で動く装置や小道具があったりなど

細かい差異があったりするがな。

 

すると、廊下の先から見知った人が

十人ぐらい引き連れて歩いてくる。

 

「サイラオーグ。貴方も来ていたのね」

 

やってきたのはバアル家の次期当主

サイラオーグさんだった。

貴族服を肩に大胆に羽織り、

ワイルドな様子は変わりないな。

素人目から見ても一切隙が見当たらないな。

常に臨戦態勢ということか?

 

すぐ後ろに控えている金髪ポニーテール

の女性はサイラオーグさんの『女王』だ。

 

「リアスか。そっちもインタビュー収録か」

 

「ええ。サイラオーグはもう終わったの?」

 

「これからだ。おそらくリアス達とは

別のスタジオだろう。試合、見たぞ」

 

サイラオーグさんの一言にリアス先輩

は顔を多少しかめた。

 

「お互い、新人丸出し、

素人臭さが抜けないものだな」

 

サイラオーグさんは苦笑する。

彼はリアス先輩を励ましてくれたのかな?

 

その視線が俺達兄弟へと向けられる。

「どんなに強大な駒があっても

カタにはまれば負ける。相手は

一瞬の隙を狙って全力で来るわ

けだからな。とりわけ神器は

未知の部分が多い。何が起こり、

何を起こされるかわからない。

いや、それを言うなら君の所の

クウガも同じようなものか。

だが、ゲームは相性も大事だ。

お前らとソーナ・シトリーの

戦いは俺も改めて学ばせて

もらた。だが」

 

ポンポンっとサイラオーグさんが

俺とイッセーの肩を叩く。

 

「お前達とは理屈無しのパワー

勝負をしたいものだよ」

 

っ。

 

サイラオーグさんはそれだけ言って

去っていく。…軽く肩を叩かれたが、

ただそれだけのことなのに凄い

重みを感じた気がする。

 

若手ナンバーワンに期待されているのか?

だが、今の俺達じゃ二人で立ち向かって

やっと対等に戦えるかどうかだろう。

イッセーも俺と同じことを感じたのか

サイラオーグさんをじっと見つめている

いつか俺達もあの人と…。

 

サイラオーグさんとの挨拶後、一度、

楽屋に通され、そこに俺達は荷物を置いた。

アザゼル先生は他の番組に出演らしいので

ついては来ていない。

眷属ではないイリナは家でお留守番だ。

今回は俺達グレモリー眷属のみ。

 

その後、スタジオに案内され、中に通される。

まだ準備中で、局のスタッフ達が作業をしていた。

先に来ていたインタビュアーの女性が

リアス先輩に挨拶をする。

 

「お初にお目にかかります。

冥界第一放送の局アナをしているものです」

 

「こちらこそ、よろしくお願いします」

 

リアス先輩も笑顔で握手に応じた。

 

「早速ですが、打ち合わせを」

 

と、リアス先輩とスタッフ、局アナ

交えて番組の打ち合わせを始めた。

 

スタジオには観客用の椅子も大量に

用意されていた。

観客ありで放送されると思うと

なんだか緊張してきたな。

いくらリアス先輩がメインとはいえ、

俺達も本番はこのスタジオに

いるんだからな…。

 

「…ぼ、ぼ、ぼ、ぼぼぼぼ、僕、

帰りたいですぅぅぅぅ…!」

 

イッセーの背中でぷるぷる震えている

ギャスパー。引きこもりにテレビ出演

は酷だものな、よくここまでこれたよ。

我慢だぞギャスパー。

 

「眷属悪魔の皆さまにもいくつか

インタビューがいくと思いますが、

あまり緊張せずに」

 

スタッフの方が声をかけてくれる。

 

「えーと、木場祐斗さんと姫島朱乃さんは

いらっしゃいますか?」

 

「あ、僕です。僕が木場祐斗」

 

「私が姫島朱乃ですわ」

 

木場と朱乃さんが呼ばれ、

二人とも手を上げる。

 

「お二人には質問がそこそこいくと思います。

お二人とも、人気上昇中ですから」

 

「マジっすか!」

 

イッセーが驚きの声を上げると、

スタッフはうなずく。まあ、納得だよな。

 

「ええ、木場さんは女性ファンが、

姫島さんには男性ファンが増えて

きているのですよ」

 

イケメンと美女だからな。

そりゃ、人気が出てもおかしくない。

 

そういえば、この間のシトリー戦が冥界全土に

放送されて、木場と朱乃さんに人気がでたわけか。

 

「えっと、もう二方、兵藤祐介さんと

兵藤一誠さんは?」

 

「あ、俺です」

 

「俺が祐介の方です」

 

俺はそこまで活躍しなかったが、

人気があったのかね?

期待はしてしまうな。

 

しかし、スタッフさんは首をかしげる。

 

「…えっと、貴方達は…」

 

いや、誰かわからないのかよ!?

 

「えっと、俺がクウガの兵藤祐介で」

 

「俺が兵藤一誠です。一応、赤龍帝で…」

 

俺達がおそるおそる言うと、

スタッフが手をポンとした。

 

「あっ!貴方達が!いやー、変身した姿が

印象的で素の兵藤さん達がわかりませんでした」

 

確かにあの試合は短期決戦だった上に

ほとんど、変身してたしな。

 

俺達の素の姿が印象薄くなるのは当然か。

 

「お二人には別のスタジオで収録も

あります。何せ、『乳龍帝』と『空我』として

有名になってますから」

 

「乳龍帝ぇぇぇぇぇっ!?」

 

「はぁ、空我かぁ」

 

イッセーの二つ名もある意味お似合いだが、

クウガを漢字にして『空我』か面白い二つ名だな。

 

スタッフは喜々として続ける。

 

「子供に凄く人気になっているんですよ。

一誠さんは子供達からは「おっぱいドラゴン」と

呼ばれているそうですよ。シトリー戦で

おっぱいおっぱい叫んでいたでしょう?

あれが冥界の全お茶の間に流れまして。

それを見た子供たちに大ヒットしているんです」

 

マジか!あの姿が全お茶の間に!?

悪夢だぜ…。なによりもそれが大ヒットとか

意味わからんだろ。冥界の子供の感性はわからんな。

いや、クレームが殺到するよりかはましか。

 

「では、兵藤さん達は別のスタジオへ。

ご案内します」

 

スタッフに専用の台本を渡された俺達は、

別のスタジオに移動した。

 

さて、俺達に何が待ち受けているのかね?

 

「ふぅー、ようやく終わった」

 

収録後、俺達は楽屋でぐったりしていた。

皆、緊張していたのは確かで楽屋に着くなり

壁にもたれたり、テーブルに突っ伏していた

りしていた。

 

番組は終始リアス先輩への質問だった。

シトリー戦はどうだったか?

これからどうするのか?

注目しているのか?その手の質問ばかりだった。

リアス先輩笑顔で淡々と答え、高貴な振る舞い

を忘れなかった。番組をお家の人も見るだろう

から、変なところは見せられない。

リアス先輩はグレモリー家の次期当主として

かっこいい姿をお客さんにも見せていた。

 

その後、木場に質問がいくと

会場は黄色い歓声が響いた。

女の子からの人気はやばかった。

朱乃さんのときも男性のファンが

「朱乃さま!」って叫んでいた。

 

そしてイッセーの時は子供達から

ちちりゅーてー!」「おっぱいドラゴン」

って声を掛けられていた。

俺も「くうがー!」「クウガ!」って声を

掛けられたけど声的に子供だけじゃ

無かった気がしたがな人気があるようだった。

俺達が変身した姿は着ぐるみみたいな

感覚で見られているのかもな。

 

まあ、別のスタジオで撮影したあれは

そういう意図があるんだろうな。

 

「ところでユウスケさん、

別のスタジオで何を取っていたのですか?」

 

アーシアが訊いてくる。

 

「内緒だよ。スタッフの人にも本放送

まではできるだけ身内にも教えないで

くれっていわれたからな」

 

「なら、放送を楽しみにしています」

 

アーシアも楽し気に期待してくれている

様子だった。さて帰ろうかと皆で席を

立とうとした時だった。楽屋のドアが

ノックされ、入ってくる者がいる

 

それは、髪を縦ロールにしている

女の子だった。たしかあの子は…。

 

「イッセー様はいらっしゃいますか?」

 

「レイヴェル・フェニックスか。

どうしてここに?」

 

そうだ、ライザーの妹、

レイヴェル・フェニックスか

 

イッセーと視線があったレイヴェルは

一瞬パァっと顔が輝いたように見えたが、

すぐに不機嫌な表情に変わる。

 

手に持っていたバスケットを

イッセーに突き出す。

 

「こ、これ!ケーキですわ!この局に

次兄の番組があるものですからついでです!」

 

素直じゃないねぇ、俺はニヤニヤしながら

二人の様子を見ている。

 

「これ、お前が作ったのか?」

 

「え、ええ!当然ですわ!

ケーキだけは自信がありますのよ!

そ、それにケーキをご馳走すると

約束しましたし!」

 

「ありがとう。でもさ、お茶の

約束の時でも良かったのに」

 

「ぶ、無粋な事はしませんわ。

アスタロト家との一戦が控えて

いるのでしょう?お時間は取らせ

ませんわよ。ただ、ケーキだけでも

と思っただけです。あ、ありがたく

思ってくださいな!」

 

強引なのか、謙虚なのかわからんな。

 

レイヴェルは用事も終えたとばかりに

そそくさと帰ろうとするが。

 

「ちょっと待て!木場!」

 

イッセーはレイヴェルを引き留めて、

木場に小型のケーキ用ナイフを創ってもらう。

バスケットのケーキを少しだけ切って、

そのまま口に運ぶ。

 

「うまいよ、レイヴェル。ありがとう、

家でもゆっくり食べさせてもらうから。

ハハハ、ほら、次に会えるのはいつか

分からないし、感想と礼を今言おうかな

ってさ。お茶も今度ちゃんと別にするから。

俺でよければだけどな」

 

イッセーがそう言うと、レイヴェルは

目を潤ませ、顔を最大級に紅潮させていた。

 

「…イッセー様、今度の試合、応援してます!」

 

バッ!レイヴェル俺達に一礼したあと、

その場を早足に去っていく。

 

遺された俺達というと、

眉をしかめ、瞑目するリアス先輩。

そして、雰囲気の怖い朱乃さん

小猫ちゃんがイッセーを睨んでいた。

他のメンツはかかわってはいけないと

じっとしていた。

 

こうして取材も終わり、ディオドラ

との一戦が間近に迫っていた。

 

余談だが、後日テレビ局から別撮りした

俺達の映像が届いたが、中身を確認して

驚いた。まさか、ここまでの物になるとは…。

俺達はリアス先輩にどう切り出すか

悩むことになったのであった。

 

 

ー〇●〇ー

 

 

「ふぅう」

 

俺は家の地下一階にある大浴場の脱衣所で

湯上りにコーヒー牛乳を飲んでいた。

いやー、うまいな。やはり風呂上りは

牛乳が一番だな。

 

しかし、自宅の地下に大浴場かよ。

未だに信じられないよな夏休み中に

大改築された兵藤家。地上六階、

地下三階の大豪邸だしな。

地下二階にはプールもあるし。

女性陣も気が向いたら泳いでるようだし、

まじでどこのレジャー施設だよ。

まあ、両親も喜んでいるし、まあいいのかな。

 

で、地下一階にある大浴場には

入浴後の飲料として各種牛乳が

冷蔵ケースに入って完備済みだった。

 

リアス先輩曰く、

 

「日本の湯上りは各種牛乳よね」

 

だそうだ。リアス先輩の日本への

こだわりは時折凄まじい。

 

俺が大浴場を出ると向かいにある

大広間の明かりが点いていた。

地下一階は大浴場の横に大広間があり、

映画観賞会も出来るし、各種トレーニング

も出来た。

 

扉が開いているので覗いてみると

練習用の剣を振るうゼノヴィアがいた。

トレーニングウェア着込んで、

真剣に剣を振るっている。

そのゼノヴィアが俺の気配に

気づいたのか、こちらに顔を向けた。

 

「…ユウスケか」

 

「よう、覗くつもりはなかったんだけどな、

ここの明かりが点いてたから気になってな」

 

俺はそのまま入室した。

 

「練習か?」

 

「うん、ゲームも近いからね」

 

「でも日が落ちる前にも相当

練習してただろ?」

 

そう、ゼノヴィアはゲームの日が近づく

につれ、練習量を上げていた。

今日も日中オーバーワーク寸前と

思えるほど打ち込んでいた、

何かに取り憑かれたような表情で。

手合わせ中、木場もゼノヴィアの気迫に

気圧されている部分もあったが、

焦りすぎているためか、

隙を突かれてカウンター食らうのも多かった。

 

「私は木場より弱いからな」

 

ゼノヴィアは真っすぐな瞳で言った。

 

確かに、出会った当初はゼノヴィアの方が

木場よりも強かった。だが、聖魔剣を得て

から木場は才能を開花させて強くなった。

 

「記録映像でもデュランダルを私以上に

扱う木場の姿があった。単純に才能という

点では木場の方が上なのだろう」

 

ゼノヴィアは少しだけ目を陰らせた。

おそらく、木場に嫉妬している部分

があるのだろう。

 

「でも、アザゼル先生との実験で

新しい力手に入れたって聞いたけど?」

 

そう、アザゼル先生がゼノヴィアのパワーアップ

プランを思いついたと言って色々実験を

していたようで先日それが完成したとアザゼル先生

が報告していた。

 

「ああ、もらったさ。だけど、私はまだコイツを

使えないんだ。アザゼルが言うには私の心次第

というがな」

 

ゼノヴィアは懐から剣の柄にも見える

アイテムを取り出す。あれが強化アイテムか。

 

「なら、ゼノヴィアならすぐに使える様になるさ

俺からすれば、お前も木場もすげぇ奴だからさ」

 

俺の言葉にゼノヴィアが笑う。

 

「ありがとう。でも、一番許せないのは…

前の試合で何もできずに敗退した自分自身

なんだ。だから、次は油断しないよう

鍛え直している」

 

…そのことか。

 

ゼノヴィアはシトリーとの一戦でカウンター型

の神器を持つ副会長の真羅先輩に敗北したんだ。

パワーではゼノヴィアの方が上だった。けど、

相性、タイミング、それらが悪かったせいか、

真羅先輩にやられてしまっている。

 

俺も記録映像で見て、テクニックタイプの

恐ろしさを改めて知ることとなった。今ま

でのように単純なパワー勝負だけで決まら

ないところにゲームの奥深さを思い知ったな。

 

「今回俺も何もできずに自爆しちまったしな

どんなにすごい力を持っていても。

倒す方法はいくらでもあるんだって

思い知ったよ。パワーで決めるのが

一番わかりやすいだろうけどな。

特にレーティングゲームはチーム戦

だ、一人が突出して強くあるよりも、

チームワークを強めて連携攻撃できる

ようにしていかないと上級悪魔には

通用しないだろうしな」

 

俺は床に座り込み、ため息をつく。

俺は強くなることを目標としていた

今回、ただ強くなるだけじゃ悪魔の中で

上には上がれないんだと実感した。

 

「ユウスケは魔王になりたいと思うか?」

 

「いや、なりたいとは思わんけどな

どうしたんだ急に?」

 

「イッセーが将来、部長の元から

独立するらしい。上を目指すためにな

ユウスケはどうなんだ?」

 

「独立かそれもいいかもな」

 

「アーシアはユウスケが独立するなら

付いていくと言っていた」

 

「そこまで、話していたのか

まあ、そうだなずっち一緒に

いるって約束したからな」

 

「その時はアーシアと共に

私も連れて行ってくれ」

 

 

予想外の事だった。

まさか、ゼノヴィアが

そんなこと言うとはな。

 

「お前はどうして俺についてきたいんだ?」

 

俺が訊くとゼノヴィアが満面の笑みで答える。

 

「ユウスケと一緒にいると飽きないからな」

 

なるほどね。

 

「OK、まあ、考えておくよ」

 

「うん、前向きに頼むぞ」

 

将来の事なんてまだわからないからな

でも、二人と一緒に稼業を立ち上げるのは

面白そうだな。

 

おれがそんなことを考えていると、

ふいにゼノヴィアが剣を振るうのを止めた。

 

「なんだか、ユウスケと話していたら

張りつめていたものが良い感じにほぐ

れた気がするよ」

 

ゼノヴィアが俺に近づき。

 

チュッ、と俺の頬にキスをした!

なっなななぁっ!突然のことに

驚いたぁ!急にほっぺにキスかよ!

 

「お礼だ。君のおかげで吹っ切れたからな

次は口の方がいいのかな。ふふふ、

じゃあ、今日はもう休むよ」

 

そういうとゼノヴィアは退室していく。

 

俺はキスされた頬を指することしか出来なかった。




ついに始まったディオドラとの一戦
だが大事なその戦いは不穏な空気の
元始まってしまった。

次回、第78話「乱入」

是非見てくれよな!

外伝でやってほしいコラボは?

  • 仮面ライダークウガ(五代雄介)
  • 仮面ライダーディケイド
  • 忍者戦隊、忍風戦隊、手裏剣戦隊揃い踏み
  • その他(希望があれば感想へ)
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