アーシアの居場所を守るために
ユウスケは負けるわけにはいかない!
以前、東城に警告された意味を
ユウスケは知ることとなる
「そろそろ時間ね」
リアス先輩がそう言い、立ち上がる。
決戦日。俺達は深夜にオカルト研究部の
部室に集まっていた。
アーシアがシスター服、
ゼノヴィアは例の戦闘服。
他の俺達は駒王学園の夏服だ。
中央に集まり、転送の瞬間を待つ。
相手はディオドラ・アスタロト。
現ベルゼブブを出した御家の次期当主。
どんな力を使ったか知らないが、
絶大な魔力で単騎突入も出来る悪魔。
でも、『王』を取ればゲームは
終わるんだ!こちらにはパワー
なら負けない奴が何人もいるんだ
馬鹿正直に突っ込んでくるなら
返り討ちにするだけさ!
そんなことを考えていると俺の手を
アーシアが不安げに握ってくる。
俺は無言で微笑み、手を握り返す。
そして、魔方陣に光が走り、
転送の時を迎えようとしていた。
「…着いたのか?」
魔方陣のまばゆい輝きから視力が回復し、
目を開けてみると。
そこはだだっ広い場所だった。
等間隔にデカい柱が立って並んでいる。
下は…石造りになってるな。
周りを見渡せば、後方に巨大な神殿の入り口が!
これはあれだな、ギリシャのパルテノン神殿
みたいだな。あちらと違って壊れた個所も無く
出来あがったばかりの様相を見せていた。
空が相変わらず白いから雰囲気に合ってないがな。
さてと、ここが今回の陣地ってことか。
今回はどんなルールが適用されるかな?
まだわからないが、俺は出来ることをするだけだな。
おかしいな、いつまで待っても審判役からの
アナウンスが流れないなんて。
「…おかしいわね」
リアス先輩がそう言う。
他のメンバーも怪訝そうにしていた。
運営側でなにかトラブルか?
そんな風に首をかしげて思っていたら。
神殿と逆側に魔方陣が出現する。
まさか、ディオドラ?
この距離からスタートか!?
とにかく構える俺達!
だが、出現した魔方陣は
一つだけじゃなかった!
さらにパッパッと光りだして、
辺り一面、俺達を囲むように
出現していく!
「…アスタロトの紋様じゃない!」
木場が剣を構える。
朱乃さんも手に雷を走らせながら言う。
「…魔方陣全て共通性はありませんわ。ただ」
「全部、悪魔。しかも記憶が確かなら」
リアス先輩が紅いオーラをまといながら、
厳しい目線を辺りに配らせていた。
魔方陣から現れたのは大勢の悪魔たち!
全員、敵意、殺意を漂わせていやがる。
俺達を囲んで激しくにらんでくる!
「魔方陣から察するに『
の旧魔王派に傾倒した者達よ」
ッ!?
リアス先輩の言葉に俺達に衝撃が走る!
マジか!『
なんでテロリストが俺達若手悪魔の
レーティングゲームに乱入なんかするんだ!
しかも、よりによって俺達の試合に!
「忌々しき偽りの魔王の血縁者、
グレモリー。ここで散ってもらおう」
囲む悪魔の一人がリアス先輩に
挑発的な物言いをする!やっぱり、
旧魔王を支持する悪魔にとってみれば、
現魔王とそれに関与する者達が
目障りなのだろう。
「キャッ!」
カシャンッ!
悲鳴!そいて何かが落ちた音が!
この声はアーシア!
アーシアの方向へ振り向くと、
そこにアーシアの姿はない!
地面に緑の忍手裏剣が落ちていた!
「ユウスケさん!」
空からの声!上を見上げると、
そこにはアーシアを捕らえた
ディオドラの姿があった!
野郎ォォォォオオオオオオッッ!
「やあ、リアス・グレモリー。
そしてクウガ。アーシア・アルジェント
はいただくよ」
ふざけたことをさわやかに言いやがって!
「アーシアを放しやがれ!このクソ野郎!
これはどういうことだ!ゲームで
決着を付けるんじゃなかったのか!」
俺の叫びに、ディオドラは初めて
醜悪な笑みを見せた。
「バカじゃないの?ゲームなんてしないさ。
君たちはここで彼ら『
エージェント達に殺されるんだよ。
いくら力のある君たちでもこの数の
上級悪魔と中級悪魔を相手にできや
しないだろう?ハハハハ、死んでくれ。
速やかに散ってくれ」
リアス先輩が宙に浮かぶディオドラを激しく睨む。
「あなた、『
最低だわ。しかもゲームまで汚すなんて万死に値する!
何よりも私の可愛いアーシアを奪い去ろうと
するなんて…ッ!」
リアス先輩のオーラがいっそう盛り上がる。
キレてる!あたりまえだ!
俺だってぶちギレ寸前だ!こいつは!
この野郎だけはっ!
「彼らと行動したほうが、僕の好きなことを
好きなだけできそうだと思ったものだからね。
ま、最後のあがきをしていてくれ。
僕はその間にアーシアと契る。
意味はわかるかな?クウガ、僕は
アーシアを自分のものにするよ。
追ってきたかったら、神殿の奥まで
来てごらん。素敵なものが見られるはずだよ」
ディオドラが嘲笑するなか、
ゼノヴィアがイッセーに叫ぶ。
「イッセー、アスカロンを!」
「おう!」
イッセーはすぐに反応し、籠手を出現させて、
先端から剣を取り出し、ゼノヴィアに手渡した。
「アーシアは私の友達だ!
お前の好きにはさせん!」
ゼノヴィアの瞳も怒りで燃え上がっていた。
素早く宙に浮かぶディオドラに斬りかかろう
とするが。ディオドラの放つ魔力の弾が
ゼノヴィアの体勢を崩してしまう。
剣はディオドラに届かなかったが、
刃から放たれた聖なるオーラの波動が
野郎に向かう!よし!当たれ!
そう思ったが、ディオドラは宙で
舞うように軽く避けやがった!
クソ!そう簡単には当たらないか!
体勢を崩されたのがマズかった!
「ユウスケさん!ゼノヴィアさん!イッ」
助けを請うアーシア!だが、「ぶぅぅん」
と空気が打ち震え、空間が歪んでいく。
ディオドラとアーシアの体がぶれていき、
次第に消えていった。
「アーシアァッァァァァァァァッ!」
俺は宙に消えたアーシアに
叫ぶが、返事はもちろん返ってこない!
…クソッ!クソがッ!何がアーシアを守るだッ!
また俺は!俺は!守れなかったのかッ!
「ユウスケくん!冷静に!
今は目の前の敵を薙ぎ払うのが先だ!
そのあと、アーシアさんを助けに行こう!」
くずれおちる俺に木場が激を入れてくれる。
…そうだ。何を諦めてるんだ、俺は!
簡単な事だろ!この場を切り抜けて
ディオドラを倒して、アーシアを
取り戻せばいいだけの話だろ!
ディオドラッ!お前だけは絶対に許さない!
俺達を囲う悪魔達。旧魔王の血族のもとに
いたってことか。その辺の内情は詳しく
分からないが、俺達を邪魔するなら倒すまでだ!
悪魔達の手元が怪しく光る!
魔力の弾を一斉に放つつもりか!
中級悪魔だけじゃなく、上級悪魔も
含まれているとディオドラは言っていた。
此奴らが放ってくる魔力の雨を防ぎきれるのか?
柱の陰に隠れてやり過ごしながら各個撃破を
狙うべきか?それとも無視して一気に神殿に入るか?
打開策を模索する俺だが、一触即発のなか、
「キャッ!」と悲鳴があがる。
朱乃さんの声だ!何事だ!?
そちらへ視線を向けるとローブ姿の
隻眼の老人が朱乃さんのスカートを
めくってパンツを覗いていた!
「うーん、良い尻じゃな。
何よりも若さゆえの張りがたまらんわい」
イッセーがジジイから朱乃さんを引き離す!
「このクソジジイ!どっから
出てきやがった!って、あんたは!」
このジジイには見覚えがあった!
確か、この爺さんは
「オーディンさま!どうしてここへ?」
リアス先輩が驚きながら訊いていた。
爺さんは顎の長い白髭をさすりながら言う。
「うむ。話すと長くなるがのぅ、簡単に言うと、
『
やっぱり、ゲーム自体がそうなっていたのか!
「今、運営側お各勢力の面々が協力態勢で迎え
撃っとる。ま、ディオドラ・アスタロトが
裏で旧魔王派の手を引いていたのまでは
判明しとる。先日の試合での急激な
パワー向上もオーフィスに『蛇』でも
もらい受けたのじゃろう。だがの、
このままじゃとお主らが危険じゃろ?
救援が必要だったわけじゃ。しかしの、
このゲームフィールドごと、強力な結界に
覆われてのぅ、そんじょそこらの力の
持ち主では突破も破壊も難しい。
特に破壊は厳しいのぅ。内部で結界を
張っているものを停止させんとどう
にもならんのじゃよ」
「じゃあ、爺さんはどうやって
入ってきたんだ?」
俺の質問に爺さんが答える。
「ミーミルの泉に片方の目を差し出した時、
わしはこの手の魔術、魔力、その他の術式
に関して詳しくなってのぅ。結界に関しても同様」
爺さんは左の隻眼の方を見せる。
そこには水晶らしきものが埋め込まれ、
眼の奥に輝く魔術文字を浮かび上がらせていた。
ぞくっ……。
その水晶の義眼に映し出された文字を見た時、
心身の奥底まで冷えて固まるかのように感じた。
なんて、危険な輝きだ…ッ!
「相手は北欧の主神だ!討ち取れば名が揚がるぞ!」
旧魔王派の連中は一斉に魔力の弾を撃ってくる!
この数はヤバい!
覚悟を決めて俺達が魔力の弾を迎え撃とうとした時、
オーディンの爺さんが杖を一度だけトンと地に突く。
ボボボボボボンッ!
こちらへ向かってきていた無数の魔力弾が宙で
弾けて消滅した!爺さんは「ホッホッホッ」と
ひげをさすりながら笑う。
流石は神様だな。軽く消し飛ばしちまった!
悪魔達も顔色を変えていた。
上級悪魔も多数いるのにこの余裕か!
「本来ならば、わしの力があれば結界も
打ち破れるはずなんじゃがここに入る
だけで精一杯とは…。はてさて、
相手はどれほどの使い手か。ま、
これをとりあえず渡すよう
アザゼルの小僧から言われてのぅ。
まったく年寄りを使いに出すとは
あの若造はどうしてくれるものか…」
この爺さん、小言が多いな…。
と、爺さんから渡されたのはグレモリー
眷属の人数分の小型通信機だった。
「ほれ、ここはこのジジイに任せて神殿の
ほうまで走れ。ジジイが戦場に立って
お主らを援護すると言っておるのじゃ。
めっけもんだと思え」
爺さんが杖をこちらに向けると、
俺達の体を薄くオーラが覆う。
「それが神殿までお主らを守ってくれる。
ほれほれ、走れ」
「でも、爺さん!一人で大丈夫なのかよ!」
イッセーが心配を口にするが、
爺さんは愉快そうに笑うだけだ。
「まだ十数年しか生きていない赤ん坊が、
わしを心配するなぞ」
爺さんの左手に槍らしきものが出現した。
「グングニル」
それを悪魔達の方へ一撃繰り出す!刹那。
ブゥゥゥウウウウウウンッ!
槍から極大のオーラ放出され、
空気を貫くような鋭い音が辺り一面に
響き渡った!
ッ!
俺は我が目を疑った。極太の一撃が作り出した
痕跡は遥か先まで一直線に伸び、深く地を抉っていた!
悪魔達はその一発に消し飛ばされて、
数十人ぐらいいなくなっていた!
なんて威力だよ!桁違いなんてものではない!
「なーに、ジジイもたまには運動しないと
体が鈍るんでな。さーて、テロリストの悪魔ども。
全力でかかってくるんじゃな。この老いぼれは
想像を絶するほど強いぞい」
この強さでまだ全力じゃないのか、
流石神様だな。
悪魔達はいっそう緊張の色を濃くしていた。
先ほどのように名が揚がるとばかりに
安易に攻めてこようとする輩はいなくなっていたんだ。
「すみません!ここをお願いします!」
リアス先輩はオーディンの
爺さんに一礼すると俺達に言う。
「神殿まで走るわよ!」
俺達もリアス先輩の言葉に応じて、
神殿の方へ走り出したのだった。
その間にも後方では爺さんと悪魔達の
戦いが再開されていた。
神殿の入り口に入るなり、俺達は耳に爺さんから
譲り受けた通信機器を取り付けた。すると聞き覚
えのある声が聞こえてくる。
『無事か?こちらアザゼルだ。オーディンの
爺さんから渡されたみたいだな』
先生か。
『言いたいこともあるだろうが、まずは聞いてくれ。
このレーティングゲームは「
悪魔だらけだ。だが、これは事前にこちらも予想
していたことだ。現在、各勢力が協力して旧魔王派
の連中を撃退している』
じゃあ、観戦していた方も襲撃されてヤバい状況
ってことか。てか、予想してたってどうやって?
『最近、現魔王に関与する者達が不審死するのが
多発していた。裏で動いていたのは「
旧魔王派。グラシャラボラス家の次期当主が
不慮の事故死をしたのも実際は旧魔王派の
連中が手にかけてたってわけだ』
…あのヤンキー悪魔の関係者が『
にやられてたのか。やっぱり、現魔王の
血筋だから、狙われたのか。
『首謀者として挙がっているのは旧ベルゼブブ
ときゅうアスモデウスの子孫だ。俺が倒した
カテレア・レヴィアタンといい、旧魔王派の
連中が抱く現魔王政府への憎悪は大きい。
このゲームにテロを仕掛けることで世界転覆
の前哨戦として、現魔王の関係者を血祭りに
あげるつもりだったんだろう。ちょうど、
現魔王や各勢力の幹部クラスも来ている。
襲撃するのにこれほど好都合なものもない。
先日のアスタロト対大公アガレスの一戦からも
今回の件を予見できる疑惑は生じていたんだよ』
つまり、俺達の試合は最初から旧魔王派に
狙われていた。敵のターゲットは現魔王と
現魔王の血縁者。リアス先輩。そして、
観戦しに来ていた各勢力のボス。
オーディンの爺さんもターゲットの
一人だったのだろう。
「では、あのディオドラの魔力が
以前よりも上がったのは?」
と、リアス先輩が訊く。
『オーフィスの力を借りたんだろう。
ディオドラがそれをゲームで使ったことは
奴らも計算外だったろうな。それゆえ、
グラシャラボラス家の一件と併せて、
今回のゲームで何かが起こるかもしれない
と予見ができたんだ。しかし、奴らは
作戦を途中で覆さなかった』
あの野郎、敵のボスの力で
チートして今までの試合に
勝っていたのか!気に入らねぇな!
『あっちにしてみればこちらを始末できれば
どちらでもいいんだろうが。俺達としても
またとない機会だ。今後の世界に悪影響を
出しそうな旧魔王派を潰すにはちょうどいい。
現魔王、天界のセラフ達、オーディンのジジイ、
ギリシャの神、帝釈天とこの仏どもも出張って
テロリスト共を一網打尽にする寸法だ。
事前にテロの可能性を各勢力のボスに
極秘裏に示唆して、この作戦に参加するか
どうか聞いたんだがな。どいつもこいつも
応じやがった。どこの勢力も勝ち気だよ。
いま全員、旧魔王の悪魔相手に暴れてるぜ』
何処のお偉いさんも抵抗の姿勢だったのか。
「…このゲームはご破算ってわけね」
『悪かったな、リアス。戦争なんてそう
起こらないと言っておいて、こんなことに
なっちまっている。今回、お前達を危険な
目に遭わせた。いちおう、ゲームが開始
する寸前までは事を進めておきたかったんだ。
奴らもそこで仕掛けてくるだろうと踏んでい
たからな。案の定、その通りになったが、
お前達を危ないところに転送したのは確かだ。
この作戦もサーゼクスを説得して、俺が立案
した。どうしても旧魔王派の連中をいぶり
出したかったからな』
「もし、俺達が死んでいたらどうするんですか?」
俺が訊くと先生は真剣な声音で言った。
『俺もそれ相応の責任を取るつもりだった。
俺の首で済むならそうした』
先生は自分の死も覚悟してたのか。
そこまでの覚悟で今回奴らを引き寄せたのか…。
そうだ、それよりも重要なことが!
「アザゼル先生、アーシアがディオドラに
連れ去られたんだ!」
『っ。そうか。アーシアは俺達に任せておけ。
そこは戦場になる。どんどん旧魔王派の
連中が魔方陣で転送されてきているからな。
その神殿には隠し地下室が設けられている。
かなり頑丈な造りだ。戦闘が静まるまで
そこに隠れていてくれ。あとは俺達が
テロリストを始末する。このフィールドは
「
結界に覆われているために、入るのはなんと
かできるが、出るのは不可能に近いんだよ。
神滅具「
神器のなかでも抜きん出ているためか、
術に長けたオーディンのクソジジイでも
破壊できない代物だ』
「先生も戦場に来ているんですか?」
『ああ、同じフィールドにいる。かなり
広大なフィールドだから、離れてはいるが』
「アーシアは俺達が救います」
俺は真っすぐに言った。
『お前、今がどういう状況かわかっているのか?』
先生の声は怒気が含まれている。けど、
俺は諦めることは出来ない!
「状況なら分かってます!でも、アーシアは俺の
仲間です!家族です!俺の手で助けたいんだ!
俺はもう二度とアーシアを失いたくない!」
そうだ!こうしてる間にもアーシアに危険が
迫っているかもしれないんだ!そう考えるだけで
腸が煮えくり返る思いだ!
リアス先輩が不敵な笑みで言う。
「アザゼル先生、悪いけれど、私達はこのまま
神殿に入ってアーシアを救うわ。ゲームはダメ
になったけれど、ディオドラとは決着をつけな
くちゃ納得出来ない。私の眷属を奪うという事
がどれほど愚かな事か、教え込まないといけな
いのよ!」
そこへ朱乃さんが続ける。
「アザゼル先生、私達、三大勢力で不審な行為
を行う者に実力行使をする権限があるのでしょう?
いまがそれを使う時では?ディオドラは現悪魔
勢力に反政府的な行動を取っていますわよ?」
朱乃さんの話に先生は嘆息していた。
『…ったく、頑固なガキどもだ…。ま、いい。
今回は限定条件なんて一切ない。だからこそ、
お前達のパワーを抑えるものなんて何もない。
存分に暴れてこい!特にユウスケ!
クウガの力を裏切り小僧のディオドラに見せ
つけてこい!それとイッセー!赤龍帝の力で
ユウスケをサポートしてやれ!」
先生、ありがとうございます!
「了解!」「オッス!」
俺とイッセーは気合の入った一声で答えた!
『最後にこれだけは聞いていけ。大事なことだ。
奴らはこちらに予見されている可能性も視野に
入れておきながら事を起こした。つまり多少敵
に勘付かれても問題のない作戦でもあるという
ことだ』
「相手が隠し球をもってテロを仕掛けてきていると?」
『ああ、それが何かはまだわからないがこの
フィールドが危険なことは変わりはない。
ゲームは停止しているため、リタイア転送は
無い。危なくなっても助ける手段はないから
肝に銘じておけ。十分に気を付けてくれ』
なるほど、相手には確実に勝てるという
自信があったから、今回のテロが予想さ
れていても強引に仕掛けてきたのか。
その自信が何なのかは知らないが、
俺達がするべきことは簡単だ!
ディオドラを倒して、アーシアを救って、
神殿の地下に逃げ込む!リタイアの転送
がなくても、やられる前にやればいいだけさ!
「小猫、アーシアは?」
リアス先輩が小猫ちゃんにサーチする様に
促した。小猫ちゃんは猫耳を頭部にぴょこり
と出すと、神殿の奥を指で示す。
「…あちらからアーシア先輩と
ディオドラ・アスタロトの気配を感じます」
よし!アーシア、待っていてくれ!
すぐに行くからな!
俺達全員は無言でうなずき合うと神殿の
奥へ向かって走り出したのだった!
攫われてしまったアーシア
救うべく神殿を進むユウスケ達!
友を救うため新たな力を開放するゼノヴィア!
待ってろアーシア!
必ず助けて見せる!
次回、第79話「古代の光」
是非見てくれよな!
外伝でやってほしいコラボは?
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仮面ライダークウガ(五代雄介)
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仮面ライダーディケイド
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忍者戦隊、忍風戦隊、手裏剣戦隊揃い踏み
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その他(希望があれば感想へ)